長男神話
先日「台湾おもしろニュース」でお伝えした
妻が夫を「強姦罪」で訴えたニュースをお覚えでしょうか?
忘れてしまった方の為に簡単に説明しますと
すでに6人ものお子さんを妻との間にもうけた旦那様でありましたが
その全部が女の子。
奥さんとの間に男の子は望めないと考えた旦那様は会社の秘書に
200万元を支払い、卵子とお腹をお借りして男の子を産みました。
いきさつを全く知らなかった奥さんは怒りまくり
「強姦罪」で旦那様と秘書さんを訴えたのだけれど
「やってない」からと、訴えを取り下げられた。
と言う物です。
ひゃ〜。子供6人かい?!
その上まだ生んだのかい?! と、
毎年出生率が低下更新される日本の皆さんはお思いになるかもしれないが
いくら台湾でも、6人兄弟は多いぞう。
良くて二人ですね。
最近は一人と言う所も多いです。
女の子でもね。
三人いると、お!!と言う感じです。
それでもこうやってがんばっちゃう人がいるというのは
まだまだ台湾には「跡取息子神話」が健在だからだろうねえ。
最近いとこが子供を産んだのだが、
8ヶ月になっても奥さんは
性別はわからないと言っていた。
って言うか、あったときに8ヶ月だったと言う事で、
その後も彼女は、「ちょうど隠れてわからない」を言いとおし、
結局生まれてくるまでわからんかったのだ。
こっちは早いからねえ。
私なんか太郎も次郎も4ヶ月で「男だよ」
って言われてたのに、
そんなもんかい?と思っていたけど、
彼女も跡取の嫁(彼女は次男の嫁なのだが…(;^_^A
)
生まれてきたのは女の子だったのだが、
素直にそう言うのは
はばかれたのかもしれない。
個人的には、まあ、嫁にいきゃあ、姓は継いでくれないけれど、
面倒見がいいのは、娘の方だと思うけどなあ。
話はそれるけど台湾は基本的に夫婦別姓。
結婚の時に同姓にするか
別性にするか選べるけれど、
奥さんは旦那の姓に替わっても、
旦那の姓+自分の姓+名前と言う感じで元の姓はちゃんと残るのである。
子供は後を取る方の姓だから殆ど父親の姓。
表札は「王」なのに奥さんは「李」さとか「黄」さんなどと言うのは
当たり前の事。
日本の感覚からすると変だよね。
話は戻るけど
うちだって、パパより義姉のほうがよっぽど両親の事を心配して
色々世話を焼いている。
息子と言えば、すっかり嫁さんに毒牙を抜かれて、
親の面倒なんて そこそこだもの(笑)
婆も近所の友達捕まえては
「全く息子なんてあてにならないわよぉ。嫁さんによって変わっちまうんだから」
なんて言っているが、
そう言う事は隠れて言え!
私の前で堂々と言うか?!
こう言う風に書くと、
「なあんだ♪たくみってばなんだかんだ言っても結構仲の良い
嫁姑やってるんじゃん。じゃなかったら本人の前でそんな事言わないって(^^)」
なんて思われそうだが、
婆はこれを台湾語で言ってるんだよねえ…。
それって、微妙でしょ…。
それはともかく、やっぱり名前の跡取は大切なようで、
なにもニュースにならなくても、
私の周りには結構長男話はごろごろしているのだ。
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この間も、パパが明日は夕食はいらないと言うので、
なんでと聞いたら
理由は社長さんのところのご長男が「満月」なので、
そのお広めパーティに出席するからだそうだ。
「満月」とは生後一ヶ月の事。
こちらでは生後一ヶ月目にお披露目パーティをする事がある。
(古い習慣なので、しない人も多くなってきたけど、
「満月」には欠かせないおこわだけを配る人とかもいる。
おこわに鶏の足に、赤く染めた卵か)
そこまでは別に普通なのだが
問題はそのご長男が第六子ということだ。
そう、上5人はみんな女の子。
社長とは言えオーナーじゃないし…これからお金かかるね〜なんて
余計な心配をしながら、
「良かったねぇ。男の子が授かれて」
と口ではそう言ってみる。
私が良かったねと言う割に、まるで
「チビまるこちゃんが何か悪さを考えているような」
目をしていたので
パパが笑いながら「なに?」と聞いてくる。
「いやさ、せっかく授かった後取り息子だからさ、
「ろくなもん」に育てばいいなぁ、と思って♪」
と言ったらパパも笑っていた。
実はこっちの友達の中にも4人目でやっと男の子を授かった
と言う家庭が2つあるのだが、
どちらの家庭もなかなかユニークなのだ。
その一。
リンちゃん(兄弟の2番目)も40過ぎてるもの。
ご長男も私達より年上なんだけど、
その大事な長男、独身で、定職なし。
「今度こそ上手く行く」と言って新しい商売を始めるのに、
嫁に行った姉ちゃん達のところにまでお金を無心しに来る
困ったやつ。
だが、そう思うのはどうやら私だけのようで、
日頃はつつましく旦那の給料をせっせと貯金している
このリンちゃん、
弟には甘いのだ。
恐るべしは親の刷り込み教育。
息子に言う以上に娘達に
「大事だ、かわいい、面倒見てやれ」と教えてきたために、
まるで息子のようにお世話を焼くんだよね。
かえって、 私達はどうなのよ?!
とひねくれないのかとも思うのだが
そうはならないらしい。
すばらしい。
その教育方法、しっかり伝授させてもらって、
今日からたろじろに
「母はかわいい、大事だ。面倒みてやれ」
とすりこまなければ行けない。
リンちゃんたら私達には愚痴も言ったりするけれど、
やっぱりご長男はかわいいらしい。
「今度こそうまく行くかもしれないし
…そうしたらとうちゃんかあちゃんも安心できるし」
と言っては、
やっぱり毎回投資してしまうのである。
そのあたりも私だったら100歩譲って貸したとしても
しっかりきっかり1円単位まで帳簿につけて
成功した暁には倍返しだぞ!!などと思うのだが、
どうやら
「姉ちゃんありがとぉ」
の一言で帳簿は真っ白になるらしい。
いいなあ。 私もこんな姉ちゃん、欲しかった。
ご長男、無事事業が成功する事を祈る!
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その2
一番のお友達ポンちゃんも実は4人兄弟の2番目だ。
腹はとがってるし、良く動くし、「これは絶対男の子だ!!」
と期待された第二子だったが、
ポンちゃんにもおちんちんは
付いていなかった。
ちゅうことでおちんちん付きの赤ちゃんが出てくるまで
ポンちゃん両親もがんばったのである。
今年22歳のこのお兄ちゃん。
最近兵役から帰ってきたところだ。
今彼は話し掛けた事もない「ビンロウ姉さん」と結婚したいと言って 親御さんを困らせている。
「ビンロウ姉さん」とは台湾名物(?)のビンロウなる木の実を
道端に作った
ガラス張りのブースで販売しているお姉さんの事であるが、
このビンロウ、ご存知の方もいらっしゃると思うが
チョットした覚醒作用があって、噛むとわくわくするらしい。
ついでに噛み始めに噛んで実の汁を絞り出し、
ぺっ!と捨て残った
かすをガムのように噛むのだが、
この絞り汁が、一緒にくっ付いている
漢方のせいで真っ赤。
始めてみる方はかなりビビることだろう。
販売商品もそんな怪しげな物なのに、
このお姉さん達
客引きのためにかなりセクシーな格好をしているのだ。
普通に 「パンツ見えそう」
「おっぱい見えそう」 でも十分ドキドキなのに
過激な子になると、そのまま見せている人もいる!
(とテレビで報道している。実際見かけたのはせいぜいスケスケ下着止まり。
まあそれでもその商売根性すごいと思うけど。)
そんなんだから、商売が純粋にビンロウ作り&販売だとしても、
彼女達の社会的立場は決して高くない。
気立てがどうかは知らないが、親としてはそう言うお嬢さんとは
結婚して欲しくないのだが…
息子に強くも言えずご両親はお茶を濁しているのである。
次女であるポンちゃんは 「そんなのが家に入ったら実家には帰らない!」 と息巻いている。
はい?
いつもは冷静沈着、バカやってる私達夫婦を鼻でフンッと笑い
数えきれないほどのナントカ試験に合格している
バリバリキャリアウーマンのポンはどこぞへ??
だって、家に入るも入らないも二人はまだ
知り合ってもいないんだよ。
でもそんな突込みが入れられないほどに、
ポンちゃんは 真剣なのだ。
ああ、君もまた長男神話に洗脳されている一人なのね。
声をかけたこともないビンロウ姉ちゃんと結婚したいご長男よりも
あなたが婿とってうちを継いだ方がよっぽどご両親は
安心するのではないかと思うのだけれど
そんな事は言わない方が良いのかもしれない。
…長男侮辱罪で訴えられるかもしれん。
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上に世話役(姉ちゃん達)が沢山いて、
親に望まれて望まれて生まれた ご長男君達は、
どうも蝶よ花よと育てられ過ぎのような。
今日のパーティの主役も上に5人も姉ちゃんがいちゃ、
「家庭版大奥」みたいだよなあ。
徳川も8代目には「暴れん坊将軍」なんてなかなか骨太なのが
生まれてるぞ。
(って、テレビの中だけか?!)
君達もナヨナヨ将軍にならないように、
しっかりしつけてもらってね!
追伸。
こんな風に書くと台湾はまだまだ子沢山なんだなあ…
国の将来は安泰だろうなあなぞと思われるかもしれないが、
いやいや、そんな事はごじゃ〜ません。
2003年の台湾の出生率は女性一人あたり1.24人。
なんと日本の 2003年の出生率1.29人をしたまわる勢いなのでございます。
こっちは結婚しても、子供生んでも皆働くからね〜。
(いつかも書いたでしょ。24時間ベビーシッターの話)
男であれ、女であれ跡取りを一人生んだら、
あとは皆自分の人生を
ひたすら突っ走るんでしょうねえ。
ちゅうか、結婚に夢も希望も描いていないご婦人の数も
年々増えているような…
台湾は日本よりずっと女性のキャリアが発揮できる国です。
最近出来た世界一高いと言うビル台北101の持ち主
中華開発金融控股公司の董事長
(意味的には取締役。簡単に社長と訳しますね)も
陳敏薫と言う、じょ・せ・い♪
それも34歳と言ううら若き、お顔も行けちゃってる
お姉さまなのだ。
まあ、この方の場合お父上のオチカラもどうの…と言われてはおりますが
父の期待に添えてしまう辺りで、
私はやっぱりすごい人なのではないかと思っている。
ま、この方も独身。
自分の力でがんばっちゃう事に快感を覚えた女というのは
なかなか結婚まで気が回らないようでありまして。
そんな中、台湾の出生率を支えているのが
外籍新娘と言われる海外から来たお嫁さん
(と言っても中国とか、貧しい国から
はっきり言って買われて来たお嫁さんたちね)
達なのだが、
これまた問題あるんだわ。
こう言う人の旦那さんたちって、はっきり言って体に障害があったり
年取ってたり、
あんまりお出来が良くなかったりするもんで
その遺伝子の関係から「遅緩児」と呼ばれる、
まあ、発達に問題のある子供がおおいんですわ。
台湾も日本と同様、いやそれ以上に、将来には不安があるのですよ。
(こっちの爺婆も元気ですからねぇ)
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