イラクと日本と台湾と
我が家では、たとえ太郎が見ているアニメが途中でも
食事の支度が整えば
アニメは中止、ニュースに切り替えて食事をします。
まあ、太郎はまだ3歳。
ついでに言うとテレビと言うものにほとんど興味を示さない子供なので、
アニメは私が食事を作っている時の暇つぶし、
だから、途中で切りかえられてもそんなに文句も言わないのですが、
大きくなるに連れポケモンだウルトラマンだと騒ぎ出して
全部見せてくれと騒ぎ出すだろうとは思っているのですが(笑)
一つは大人がニュースを見たいがため、
もう一つはアニメなぞ見せたらただでさえ遅い食事進行がもっと遅くなるので、
やっぱり食事中はニュースです。
もう3週間も前のことになりますが、
こちらのトップはイラクでの外国人人質のニュースでした。
流れる映像はつかまった日本人3人に大きなナイフと銃をつき付けられているところ。
見るとは無しに見ていた太郎が言いました。
「パパ、この人たちは何をしているの?」
パパは戦争と言うもの、双方の理由、宗教のことなどについて話します。
そして敵方の人間だからと理由で、一般人を人質にした事。
噛み砕いているとはいえ、宗教の話の辺りは私でも難しく、
果たして太郎に理解できるか?という感じでしたが、
難しい話は難しいまま話しても良いんじゃないか、と考えている私達です。
それが凶と出るか吉と出るかはわかりません。
でも、そうすることによって将来大人になった彼らが
難しい話を「難しい。解んない」とはじめから避けて通ることが無いように
と言う願いからと言うところでしょうか。
話はそれるけれど、太郎は今、パパが昔ハマっていた
「RED ALERT」と言うパソコンのゲームに夢中です。
戦車や、飛行機や、兵隊を建物と一緒に作って、敵をやっつけるそのまま戦争ゲーム。
勝った時の達成感がたまらないらしく、
3回に2回は負けているにもかかわらず、
時間を見つけてはパソコンの前に座りたがります。
その、ゲームのことを持ち出してパパは言いました。
「あれと同じ事を、この人たちは本当にしてるんだ」
そしてパパはもっていたナイフ(肉食べてました(;^_^A)を
太郎の手に当てて聞きました。
「知らないおじさんが、こうやって、太郎に殺すぞっていったらどうする?」
と聞きます。
「こわい」
「うん、そうだね、だからこう言うことはやっちゃ行けないんだ。
ゲームはゲームだ。本当にこう言うことはやっちゃ行けないんだ」
パパのその長い話を、映像の衝撃のせいか、太郎は真面目に聞いていました。
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日本では、イラクの日本人三人が捕らえられている様子を昨日まで
(つまり無事解放されるまで)放送してなかったそうですね。
姉に聞いた話によると、視聴者の心情を考えて、
さし控えていましたと言うコメントが入っていたとか。
確かに始めてあの映像を見た時、心が痛みました。
見かけも体臭も違う男たちに刃物を突きつけられるその映像は、
この人たちは今、どんなに怖かろうと思った。
でも、グロテスクなものじゃない。
車ごと焼かれて、死体を引きずり出して、車で引きずって…というような、ね。
こっちでは、このニュースが入った時から何度と無くこの映像は流れていました。
結構なんでもストレートに流すこっちのニュースに日頃閉口することはあるけれど、
それでも上記の車で死体を引きずりまわす映像までは流れていなかった。
私が言いたいのは、このこれは正直必要な映像なのではない?と言うこと。
太郎、今、3歳7ヶ月です。
確かにショッキングな映像かも知れないけれど
3歳の子供でさえちゃんと理解できる映像。
そして、人質になった彼らには申し訳ないけれど
パパと太郎は真面目に人の命について語り合うことが出来ました。
これって、この人質がもう解放されて安全なところにいますって
言う状態だったら、
太郎はこんなに真面目に聞いただろうか?
それはまた違うと思う。
だって親の緊張度が違うから。
映画のワンシーンを見るように、 怖いね〜で終わってしまったような気がするんです。
なにも考えずに危ないところに行ったあいつらがバカ。
そんな意見もあるようで。
それも一理と言えそうですが、
こう言う人たちに
「面白そう。行ってみたいじゃん」と思わせてくれるのは、
今回のような、日本の体制のせいじゃないの?
そんな風に思えてし方がないたろじろママなのでありました。
怖いものを怖いうちに見せなきゃ意味が無い。
心霊写真見たら、怖いけど面白い、てな感じ?
本当の幽霊見たら怖くて度肝を抜かれるでしょう(笑)
私的にはそれと同じ感覚なんですけれど。
それに耳から入った情報って、やっぱり信じがたい。
同じリアルタイムの放送でも、耳からだけの情報ってなんとなく他人事。
それは神戸の大震災の時に痛感しました。
あの頃、ロンドンにいて何も知らなかった私は
ホストファミリーや
友達から散々大丈夫?と聞かれたけれど
テレビの映像を見るまでずっと
「大丈夫大丈夫、日本て地震が多いのよ」なんて、
とんでもないことを言っていたのですから。
目で見て始めて現実味がある。信じられる。
うわさと一緒で、耳からだけの情報って
バーチャル的に創造膨らませて遊べるんだよね。
バーチャルじゃ何でもありの日本人。
この映像を見て貧血起こす奴いるかね。
視聴者の心情なんて考えてないで、日本の将来考えなさい。
もっと早いうちにこの映像流して
もっと「怖い!」って気持ち育てなきゃ。
そう言うことをちゃんとしないから、「怖いものみたい♪」って言う人たちが
沢山増えて、
日本のお偉いさん達に迷惑かけるんでしょ?
今回の事件で一番不快に感じたのはそう言うえらい人たちの態度でした。
私にはどう見ても
「勝手にバカなことやって、尻拭いはこっちにさせて…」
と言う態度をあからさまにさせているようですごく嫌だった。
戻ってきた人間を一喝するも良し、怒りをあらわにして追跡するも良し。
でもその途中段階で、そんなだらけた顔テレビに出して、
誰が緊張するんですか。
お偉いさん達、「困っちゃうんだよね」なんて顔してるひまがあったら、
他にすることあるんじゃないの?
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