育児
今回は台湾と日本の育児の違いとも思える出来事を一つ紹介します(^^)
去年の旧正月、パパ方のおばあちゃんのお葬式で台南を訪れた
時の事です。
「え〜、もしかしてたくみ?あの弟さんの彼女の??」
と、素っ頓狂な声をあげて久しぶりに会った私を迎えてくれるのは
お義姉さんの以前の同僚さんたち。
台湾に来たばかりの頃、私は台南に住んでいました。
そしてその頃台南で勤めていた義姉に誘われては、
勤め先の銀行に 顔を出したり、
会社のイベントに参加させてもらったりしていたのです。
こっちはお国柄かな〜。
就業時間に会社にお友達を訪ねても全然平気です。
昼間にたろじろを連れて、結構大きな会社に勤める友達のところに
遊びに行っても、誰々??と言う感じで友達以外にも人が集まってきて
話をします。
もちろん忙しい人はそのままデスクに張り付いてますけどね。
男の人でも
「これ食うか?」
なんてたろじろにチョコを
差し出してくれたりして。
田舎の方がその傾向はもっと強いと思いますが
都会でも結構平気です(*^^*)
私が以前勤めていたところでは、
同僚の女の子の誕生日に
彼氏がケーキを持って現れ、
デスクの上でみんなでお祝い!
なんてこともあって、少なからず私はびっくりしました。
その、台南の銀行の人達と遊びに行ったのはもう5年も前の事なのに、
みんな結構覚えててくれるんですね。
サービス業だからなのか(笑)
まともに中国語も話せないのに、
平気でバーベキューにまざってくる 女の子(あの頃は、ね^^)が、
印象深かったのか??
みんなにこっちにおいでよと誘われ、
素直に入って
コーヒーなぞを頂きながら世間話に花が咲くのでございます。
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みんなと話をしながらも太郎から目が離せない私。
まだ乳児の次郎を抱いたまま、喜んで走り回る太郎を追いかけます。
やさしくしてくれる大人たちにいい気になって
何でもかき回す太郎に
私はついに大声を出します。
「いいかげんにしなさい!」
まさかこんな公共の場で起こられるとは思っていなかったのか、
見る見る顔を赤くして涙ぐむ太郎。
泣きゃあいいと思うなよ!
そう言う思いを込めて太郎をにらみつけると…
「だめよ〜、ママ。怒ったりして。子供だって話せばちゃんとわかるんだから」
と神の声が…、
いやいや違うぞ。元同僚の一人、林さんでした。
お子さんはもうすぐ中学生になるという先輩ママさん。
「こんな小さな子供をしかっちゃ駄目。自信を無くすだけよ」
…はい。
「私はね、どんな理由があろうと子供を叩く親は許せないの」
…返す言葉が見つかりません。
「子供は絶対親のそばがいいという考えには賛成できないわ」
…え? あ、もしかして遠まわしに嫌味??
「子育てでストレスのたまってるママのそばにいるより、
子供が子供らしく生活できる幼稚園に入れたほうがずっといいって事あるもの」
…確かに虐待されるよりは。
でも、ストレスのないママなんて、いないんじゃないの?
「洗濯や買い物なんて、親の用事につき合わせるなんてもってのほか。
子供には子供にふさわしいことをさせなきゃ!
積み木だってお絵かきだって、子供の成長に欠かせない大切なプロセスなのだから。」
…ガーン。ガーン。ガーン。
ママが肉切りゃ、太郎は大根、
ママがほうきを持てば、太郎は雑巾だ!
…楽しくやっていると思っていたのはママだけだったのだろうか??
そのお言葉の数々、私は奈落に突き落とされたようであります。
「まあね。人それぞれ育児の仕方は違うからねー。
あなたのところから見たら、うちは虐待家庭だわ。あっはっは!」
隣にいた義姉は元気に笑うのですが…。
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「えー、そんなことないじゃん。下の子なんか郁ちゃんにべったりじゃん」
にこにこしていう林さん。
それからの太郎はあいているパソコンを与えられ子供用のオンラインゲームなぞして
まあまあおとなしくしていてくれたので、
そろそろ行こうかーと銀行を出たのは、結局小一時間もたってからのことでした。
その間林さんはずっと私に、幼児教育の大切さを説くと説明してくれ、
私はここで英語の販売教材が出されないのが不思議なくらい@
(ま、これがいいのよ!と教材名を裏に書いたご本人の名詞は
いただいたのですけれど(;^_^A)
帰りの車の中で義姉が言います。
「気にしなくていいよ。あの人、しゃべりたがりだから」
…そうは言われてもねー。
「でも、ちょっと反省かな。週末遊びまくっちゃうとさ、
月曜日に家事が一気に押し寄せちゃって、太郎の遊びは掃除に洗濯。
情操教育(?)といったらディズニービデオ見るくらいだもの(笑)」
「いいんじゃないの?太郎雑巾がけ好きじゃん」
と義姉は言って、
「いいこと教えてあげる」
といたずらっぽく笑います。
「彼女の子供は“整天”預けられてたんだよ」
…整天?
「24時間。子供産んで仕事に出るようになってから、子供預けるじゃん。
月曜から金曜まで24時間預かってもらって、土日だけ家につれて帰るの」
…そんなのって、あり?
「で、そんなんじゃ懐かないからさ。
土日は疲れるーって言ってて、
どうしようもなくなると土日も預けて、
自分たちが預け先に遊びに行って子供に会ってたの」
…それじゃあ、おまえは何物だ?!パトロンか??
「普通はさ、幼稚園に入れるようになると、
そこに預けて延長保育してもらうのよ。
そっちのほうが全然安いからね」
…それが普通でしょう。
「子供が懐かなくてどうしようもないからって、
そのまま預かり先から幼稚園通ってたの。」
…育児放棄してませんか?
「で、小学校に入ってから、子供が預け先の人に諭されて、
とりあえず家に帰って寝るようにはなったんだけど」
…誰が親ですか?
「やっぱり預け先がいいって言うんで、
学校終わってからまた預かってもらうんだって。
ご飯食べて、お風呂入って、家には帰って寝るだけ。」
…帰って寝るだけって、なんか忙しいサラリーマンみたい。
「学校の後塾行って時間つぶしててもらえれば、 安上がりでいいのにってこぼしてるわ」
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台湾は共働きが当たり前。
託児所ももちろんたくさんあるし、ひまを持て余してるおばちゃん、
おばあちゃんが
「子供預かります」と言う張り紙を出しているのもよく見かけます。
そして24時間預かるところもあるとは聞いていたけれど、
目の当たりにして本当にびっくりしました。
それもこちらでは特別な事情があるわけでもなく、
ただ「共働き」で24時間預けちゃうのか〜。
子供より仕事?
子供より自分の人生ってところかな〜。
でも、子供に対する期待って言うのはすごく大きい気がして…
老後への投資!と言う感じがしないでもない、
と言ったら失礼かなぁヽ(^_^;))((^。^;)ノ
そう言えば、うちの近所に中国から嫁いできたお嫁さんがいるんですけど、
旦那様が仕事で中国に行くからと、
生後3週間の子供を24時間預かりばあちゃんに預け、
一緒についていきました。
何でまた…?
「旦那を一人にして置くのは心配だから!」
…って、何が心配なんですか!
すかさず「浮気が!」(笑)
「じゃあ、赤ちゃんも連れていったらいいのに」と言ったら、
「向こうは赤ちゃんが住むような環境じゃないもん。
大丈夫♪ 二週間したら向こうの準備整えて迎えにくるから」
うーむ。あなたにとっては“たったの二週間“だけど、
生後3週間の赤ちゃんからすればほぼ自分の生きてきた時間と同じ時間だぞ!
なんだかな〜。
だんな様に準備をお願いして、
後から子供と二人で行くと言う風にはできないのかい?
と思うのは …日本人の感覚なのかな。
育児は各家庭によって違うもの。
地域とか、国とかで育児方法をくくってしまうのはよくない
と思っているたくみなのですが、
それでもやっぱり
国が違うと育児も違うなあ、と、それはそれはびっくりした経験でした。
それにしても。
おい、林さん!
怒鳴ろうとも叩こうとも、 私しゃ24時間、
ご飯食わして、フロ入れて、お馬パカパカして、
抱っこして、チューして、
子供との時間を共有しているのだ!!
24時間お預かりで土日の引き取りも間々ならなかったあなたに、
そんなえらそうな口を聞かれるのは、
…やっぱり納得いかないよ。
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