スペードのススメ<ビッド編U>

・ 戦略ビッド編

これまで私は自分のカードにおけるビッドの考え方を言ってきました。

これは、1トリック、つまり場に出る4枚のカードの争いのみを念頭に置いたビッドの数え方で、いわば戦術ビッドです。いかにしてトリックを取るか、ということですね。

しかし、スペードは500点になるまで争う、何ディールにもわたる長丁場ですから、戦術だけでは戦えません。

スペードがカードゲームである以上、自分と相手とに公平なカード配分であるとは限りませんから、ずっと戦術的には正しいビッドをしてきたけれど、結局負けた、ということにもなり兼ねないのです。

そこで重要になるのが戦略的ビッドです。

戦略的ビッドとはどういうものかというと、自分のカードを踏まえた上で、他の3人のビッド、スコアなどを考慮に入れてビッドすることです。

例をあげてみましょう。

スコアが480‐100で、勝っているとします。

バッグの心配はまず無いでしょう。相手が追いつくには、二人ともがDNをする必要がありますから、これもまずありえません。ならばこちらは二人で20点を取ればよいわけです。そして、相手はセットを狙うより他にありません。

パートナーのビッドは1だったとしましょう。

自分の手を見ると、3ビッドできそうだと思ったとします。

ここで3ビッドするのが戦術的ビッド、1ビッドするのが戦略的ビッドなのです。

では、どういう場合に戦略的ビッドをする必要があるのでしょうか?

私は、

 1. 最終(と思われる)ディール
 2. 合計ビッドが高くなりすぎそうなとき
 3. 合計ビッドが低くなりすぎそうなとき
 4. N(DN)されたとき
 5. N(DN)されそうなとき
 6. 終盤で、逆転もしくは点差をつめたいとき

の、6つの場合に戦略ビッドが必要だと思います。
 

これらを次の項でひとつずつ具体的に見ていきましょう。
 

 <ビッド編V>へ