鬼イントラはかく語りき

ここは、私の師匠の「なか」さんのコーナーです。

なかさんのエッセイやスキーの話などを載せていきます。

※文章にはまったく手を加えていません。

LINE UP

エッセイその1・・・ちょっと良い話

エッセイその2・・・末弟子

エッセイその3・・・用具の進化

エッセイその4・・・鬼イントラ撃沈、新米イントラの告白

エッセイその5・・・上達と検定

エッセイその6・・・エッセイその4の後日談

エッセイその7・・・グーかパーか

エッセイその8・・・イントラって?

エッセイその9・・・一級合格への道、鬼検定員なかはここを見る!!前編

えっせいその10・・・一級合格への道、鬼検定員なかはここを見る!!後編

エッセイその11・・・きっかけ

エッセイその12・・・・号外!バッジテスト1級 ここに注意!

エッセイその13・・・・ちょっといい話 そのA頑張ったね親父!

エッセイその14・・・・バッジテストサ ポーター チームドーベルマン検定レポ3月3日

エッセイその15・・・・バッジテストサ ポーター チームドーベルマン検定レポ3月3日後編

 


エッセイその1・・・ちょっと良い話
2月10日土曜日白峰、天気は晴れ。

午前中中級のレッスンを終えた僕は、午後のレッスンの受付をしながらタバコを吹かしていた。

12時50分..そろそろ締め切ろうかなと思っていたころ、一人の女性が走ってきた。

レッスンをお願いしたいんですが...40代後半のお金持ちのマダムというような感じの人だ。

はい、いいですよ。申し込み用紙に記入してください。レベルはどれくらいですか?

なんとか滑れるんですが...

わかりました。楽しく滑りましょう!!

彼女にゼッケンを渡し、集合時間を告げてその場は別れた。

1時、彼女のレッスンである。準備体操を済まし、いざリフトへ...いざリフトへ...いざリフトへ....が全く滑れない。斜面が怖いという....

あのーーー 滑れるのではないのですか?

ごめんなさい。緩い斜面をまっすぐなら なんとか....

彼女は申し訳なさそうに僕に謝った。

一瞬、おいおい自己申告は正しくしろよな!と思ったが、気を取り直してじゃあ怖くなくなるように頑張りましょう!!と平地でのレッスン。

とにかく斜面が怖いのだという。

僕はとにかく気持ちだけは負けるなという事と、スキーは年齢じゃない、きっとうまくなるという事をレッスン中繰り返し伝え,彼女を励ました。

時折ジョークを入れながら(全く笑えない寒いギャグなのだが)

一時間が過ぎる頃、ようやく自分の意思で曲がったり止まったりできるようになった。

ほら!!できるじゃないですか!!うまくなった!!がんばって!!

僕のアドバイスが応援に変わってきた。ようやくリフトに乗ることができた。

少しホッとしたのか、彼女はゴーグルをはずし、僕になぜスキーをしたいと思ったかを話してくれた。

彼女は大阪生まれで富山県に住んでいる男性と結婚して北陸に嫁いできた。

しかし暖かいところで育った彼女は再三ご主人のスキーの誘いを断ってきたそうだ。

寒いところにわざわざお金を払ってまで行くなんて馬鹿馬鹿しい...と

彼女には1人の息子がいる。小学5年生だ。今日も上級ゲレンデでご主人と滑っているという。

彼女は実は今年は初滑り。去年は4回白峰に来たという。

スキーをしようと思ったのは去年の冬、息子から誘われたからだそうだ。

子供がなかなかできなくてようやく第1子の誕生。目に入れても痛くないそうだ。

おかあさん!!一緒に滑ろうよ。  

その一言で彼女はスキーをしようと決心したのだそうだ。

しかし去年の4回はただゲレンデにいただけでほとんど滑っていなかったそうだ。

今年こそ一緒に滑るぞと一大決心をして、午前中ご主人に教えてもらっていたそうだが、まったく歯が立たなくて彼女は恥を捨ててスクールの門を叩いたという。

恥を捨ててなんてとんでもない。最初はみんな初心者なんだから...

でも良く来てくれましたね。僕はうれしくなりました。

残りの一時間は曲がる、止まるの反復練習。大分様になってきた。

こういう話を聞いた僕のレッスンはむしろ指導というより、応援団みたく,彼女にエールを送っていたのがほとんどだった。がんばれ がんばれ....と

午後3時レッスン終了。彼女はゴーグルの跡をつけた顔で僕にこう聞いた。

息子と一緒に滑れるかしら?....と

僕は自信を持ってこう答えた。

ほとんど実現しかかってます....と

そのとき彼女が、あっ○○君だ!!ダイヤモンドゲレンデをかなりのスピードで降りている長男の姿があった。

一般の生徒からやさしい母親の顔に戻った瞬間がとてもいい顔をしていた。

来年の今ごろ長男の後を追ってボーゲンで一生懸命追っかけている

彼女の姿にお目にかかれる日を楽しみにしていようと思った僕です。

           ーーなかーー

 

エッセイその2・・・末弟子
僕には仲間がたくさんいる。

スキーチーム、他のチーム、会社の仲間、友達...とスキーを通じていろいろな人と仲良くなり、一緒に滑るようになった。

ぼくはつくづくいい環境にいるなと思う。

今年はそれに付け加えて遠方の仲間が一人増えた。

彼の名前は’れ んちち’そう!!このホームページの主である。

知り合ったいきさつについては、先般特集編にて紹介されているので省略しますが、どういうわけかスキーを教えることになった。

皆さんはどうしてだと思うでしょうか?それには僕なりの理由があったのです。

それはというと  

広島のカキが食べたかったのです.................(手を加えています@れんちち)

スキー教えたら毎年送ってくるだろうな!とほのかな期待をよせて.......

っていうのは嘘です。

数年前僕は2級の受験を目標にがんばっていました。

その頃は今のスキーチームにも所属していないし、まして師匠なんていなかった。

だから手当たり次第スキーの雑誌、ビデオを買いあさり、日夜イメージトレーニングをしていました。

当然検定は不合格!!マイナス2点。悔しいわ!悲しいわでスキーなんかやめちゃる!!と何度も思いました。

ゲレンデでレッスンをしているグループなどを見かけると、うらやましくてしょうがなかった。

そのグループなどを追っかけて、こっそり話を聞いていたものです。

今思えばその人たちには迷惑だったでしょうね。

そうこうしているうちに2級、1級と合格していき、とうとうインストラクターの試験を受けるようになりました。

そこからが本当の 苦労の始まり!!

基礎もろくにやらずにイントラの門を叩いたもんだから、完璧に叩きのめされました。

その頃ちょうど師匠と呼べる人ができ、仲間もでき始めたので、この頃からスキーがより楽しくなったのを覚えています。

僕も、2級レベルのときに今のような環境があったらどんなに素晴らしかっただろうと..

いまよりもっと上達していたかもしれない....

今年のれんちちさんは当時の僕とタブって見えたのです。

確実に言える事は、この頃から徹底的に基礎をやっておくのとおかないのとでは、将来雲泥の差がでます。

だから彼に声を掛けました。

彼のスキーはまだまだ荒削りなものの、スキーの上に上手に乗っています。

なぜ上手に乗れるかというと、基礎を徹底的にやったからです。

当然2級も合格!!好結果が出たわけです。

いまだから言えるけ ど....

出張編で最初の滑りを見た時”””これなら大丈夫”””と思ったのです。

しかし合否ぎりぎりのライン。

ほんとの事を言えば調子に乗るに違いない。(きっとそんな性格だ彼は、よし谷底に落としたれ)とあえて高い次元の滑りを要求したわけです。(ごめんね!!)

結果は見ての通り!!高校のスキー部2名よりも高い点数で合格(詳しくは受験編を見てね)

スキーは年齢ではありません。やる気です。

僕は彼にそう教えられたような気がします。

れんちちさんは僕のことを師匠と呼んでますが、僕は彼のことを弟子だとは一度も思ってません。

遠方にいるちょっと年上のスキー仲間だと思ってます。

出張編に出ているミスターX氏も仲間です。

弟子を取るほど立派ではないしイントラとして、まだまだ精進しなければなりません。

確かに今現在資格の上では僕のほうが上かもしれませんが、先のことはわかりません。

ですので僕も彼らに負けないようお互い切磋琢磨していこうと思います。

ほんとよき仲間に恵まれて僕は幸せだと思います。

最後にひとつの例をご紹介します。

A君とB君がいました。

A君は1級、B君は2級です。

彼らは同時に2級受験をしてB君が先に合格しました。

B君はよほど嬉しかったのでしょう。

友達、彼女にスキーを教え...順風満帆なシーズンを過ごしていました。

対してA君はというとよほど悔しかったのかスクールに通ったり、ナイターに行ったりして徹底的に練習したそうです。

まさにこの間の誰かさんのように.....

ちょうどシーズンの終わる頃A君とB君は同じスキー場で1級の検定を受けました。

A君はトップ合格。B君はビリでした。

”うさぎとかめ”ではないが同じシーズンで歴然と差が出るケースもあります。

AとBは友達で、もちろん実話です。

れんちちさんはAかBかどちらのタイプと聞かれれば、迷わず僕はAと答えるでしょう。

  おしまい  れんちちさんヨイショしといたよ  

  なか

 

エッセイその3・・・用具の進化
最近の電気製品の進化には目を見張るものがある。

特にパソコンと携帯電話は日進月歩だ。

現に僕も携帯電話を2台持ってるし、パソコンも(会社のだが)持っている。

インターネットやメールができ、携帯電話はiモードで情報を簡単に得ることができる。

ほんと便利な時代になったもんだ。

ここ最近のスキーの用具にも同じ事が言える。

そう板の進化である。

カービングスキーと名づけられたマテリアルは、確か5年くらい前にニューコンセプトスキーとかグラマラススキーなどと、各社色々なネーミングでこの世に送り出されてきた。

当時上級者はこの板を受け入れた人がほとんどいなかった。

なぜなら、この板はサイドカーブが非常にきつく、角付けのみで簡単にターンができるということで”邪道だ”と言う人が多かった。

しかし蓋を開けてみれば、そういうことを言ってた人のほとんどがカービングスキーを使用している。

ワールドカップなど、世界で活躍するトップ選手しか味わえなかった切れるターンが、我々一般スキーヤーにも体験できるからである。

”CARVING”とは”彫る”と言う意味である。

正直初めてカービングを履いたとき

”すんげぇーーー、曲がる曲がる楽しいぃぃぃぃ”

と感動したものだ。

過去のスキーで初級者がパラレルターンを体得するには、相当の時間と練習が必要であったが、カービングを使用したら3日でできたという例もあるらしい。

素晴らしいマテリアルだ!!

僕もすでにカービングスキーは3代目になる。

ケスレーのAEROSPEED9.0から始まり、現在はノルディカのZ−XTである。

”来年もきっと何か買うんだろうなぁ”と考えながらお財布と我が家の大蔵省の顔色をうかがっている今日この頃。

バッジテストではカービングを履いたほうが有利か不利かと聞かれれば、当然有利と答える。

特に1級の種目では、5種目中3種目がカービング要素の滑りが求められている。

ノーマルスキーでもカービングはできないこともないのだろうが、道のりは険しいものであろう!!

だからカービングスキーを体験して欲しい。

たまにスキー場で試乗会やレンタルもしているので....

道具の性能を引き出すことによって自分の技術向上に繋がるというのが僕の考え。

この話は2月18日にチームの講習会の講師をしながら感じたことだ。

出張編に登場している””ミスターX氏””も、今年カービングを手に入れて1級の受験をしている。

さて結果は次回検定とはに続く.....というのは冗談で夕方頃X氏より電話があった。

”おかげさまで合格しました。ありがとうございました”

おしまい  

 なか

 

エッセイその4・・・・鬼イントラ撃沈...新米イントラの告白
エッセイAでもお話したように僕には仲間がたくさんいる。

30歳を回って減るどころか逆に増えている。

こんなにうれしい事はない。

しかし今年は思いっきりへこんでしまう出来事が起こった。

2月の初旬僕は一人の女の子とスキーをすることになった。

掲示板でもカキコした通称”””接待スキー”””である。

彼女は取引先の子で仕事の話のついでにスキーのことを色々話していた。

彼女は私もやってみたいなと言う。

数年前に一度滑ったとき楽しかったようだ。

何度か行きたいと思っていたけれど、タイミングの合う仲間がいなかった。

そんなところに僕の登場。

””いいよ,教えてあげるから今度一緒に滑ろう!””と約束した。

さぞかしうれしかったようで、早く上手くなりたいなという彼女の決心に感動し、応援しようと思った。

しかし彼女は初心者。道具の選び方もわからない。

僕は12月のある日会社を早退していろいろなスポーツショップを彼女と一緒に回った。

完璧なマテリアルを僕が選んだ。

あとは滑りに行くだけである。

彼女も早く滑りたいと満面の笑顔で僕に言った。

ここまではよかった。ここまでは.......

僕と彼女の間になかなか超えられないハードルがある。

それは休みが合わないことだ。

彼女の仕事は販売業、僕は某メーカーの営業マン。

休みが合う訳がない。

結局1月は一度も一緒に滑れなかった。

僕はスケジュールを調整してなんとか2月の初旬に都合がついた。

彼女は1月に2回ほど連れてってくれる人がいたそうでそこで雪上の感覚をつかんだと言う。

(ほんとかいな?)とにかく雪上に立ったということだ。なんとかなるだろう。

そして当日彼女とスキー場へ、今回はスペシャルゲストをお招きしている。

僕の師匠だ。

師匠はSAJ指導員でスキー学校に所属しながらイントラの卵を育成している大先生である。

遠くからわざわざ来てくれたのだから最高の環境で...と思ったからだ。

レッスンの始まり..彼女は後傾、内倒、ローテーションで滑っている。

師匠と僕はできるだけやさしく基礎を忠実に教えた。

午後にはプルークボーゲン、夕方には基礎パラレルまでできてしまった。

運動神経がいいようだ。

僕はうれしかった。

もちろん彼女も楽しんでいたように見えた..........

がそのあと僕の自信がぐらつくことになるなんて....

数日後僕は彼女に電話を入れた。

”今度はいつ滑るの?” 

”””はい、木曜日に会社の人たちに連れてってもらうんです”””

”じゃあこの間やったことを反復してね”

”””はい○○君と滑りますからその時に見てもらいます”””

とここまでは普通の会話だったのだが.....

”このままいったら来年はバッジテスト受けれるね。頑張って2級取ろうね。”

”””私は3級から始めます”””

”うん、だけども仲間と行くだけでなくて一人でも滑りに行かないとね。”

”””だって一人だとつまんないもん”””

ここで僕のスキー上達へのマニュアルを押し付けてしまった。

今思えば後悔している。

”僕だって、チームの女の子だって練習するときは一人で行くよ。

ましてこの間教えたことは反復をしないと確実に元に戻る!!

バッジ取りたいんじゃないの?たしなむ程度ならこのまま回数稼げはなんとかなると思うけど、上達にはつながらないことの方が多いよ!!”

彼女は沈黙のあと

”””私...門下生やめます。”””

また僕は余計な一言を...エッセイAでお話したように僕は弟子とか師匠という関係は持たない。

あくまでスキーの仲間なんだと...彼女にもそれは伝えたつもりなんだが....こう言ってしまった。

”門下生って??いつ僕はあなたを弟子にしたっけ?僕はあなたのことを仲間だと思っている。勘違いしないで...スキーは個人スポーツなのだから個人の努力なしでは上達はないんだよ”......と........

そのあとは会話にならなかった...

というより彼女はぼくの話に耳を傾けようとしなかった。

相槌もないし、どうして欲しいかも言わなくなった。

その時僕は受話器のむこうで彼女が何を考えているのか全くわからなかった。

後日だが彼女と話す機会があった。

...と言うより理由が知りたかったので僕から電話をした。

彼女はこう僕に話してくれた。

”””私は確かにスキーが上手くなりたいと思った。だからなかさんにも教えてもらった。実際上手くなったと思うし、バッジも欲しいなと思うようになった。でもひとりで行ってまで反復しようとは思わない。逆にそういうことをしない私になかさんや師匠はスキーを教えてくれる。だから悪いと思った。先生の言うことを聞かない生徒なんて教えてもらう資格などないと....””” 

やはり僕の言い方が間違っていたのだろうか....

と思っていたところにとどめの一言が....

”””なかさんと滑っているより1月に連れてってくれた人と滑っていたほうがより楽しかった。あの時は斜面を一度もコケずに滑れたとか、リフトに一人で乗れたとかで発見がいっぱいあった。でもなかさんは................”””

彼女は話すのをやめてしまった。

言っていることがよくわかった。

本来楽しいはずのスキーが指導というものを入れたがために楽しくなくなっていたのだ。

僕は単に自分の指導に酔っていただけなのだ。

そういえばここ数年チームの人と滑るだけで、当然レッスンじみたことが多くなる。

僕の周りは資格取得に燃えている人ばかりだ。

みんな結果を出している。

それが僕らのスキーになってしまっている。

レジャースキーというのはここ何年も経験していない。

僕は彼女に技術面だけばかり押し付けて本来スキーの持つ楽しさなどを何一つ教えられなかったのだろう。

自分の未熟な部分が情けなく思えた。

人にはそれぞれ考え方がある。

スキーの楽しみ方も人それぞれだ。

個人スポーツである以上どういう楽しみ方をするのかを決めるのも個人の考え方一つである。

それに口出しをしてしまったのだ。

指導員失格である。

これから暖かくなってくる。

最後の1ヶ月は違う観点でレジャースキーでもやってみようかな?............

しかしレジャースキーがどんなものかわからなくなってしまっている。

誰か教えてください...........

・・・なか・・・                 

このエッセイを読んだ方のご意見を聞かせていただきたいと思います。

これからもスキー業界に携わる者としてより勉強をしたいと思っています。

どんなことでもかまいません。よろしくおねがいいたします。

・ 

注・ご意見を掲示板にお気軽にカキコしてね。なかさんに直接メールされてもかまいません。れんちち。

          

 

エッセイその5・・・上達と検定
スキーに興味を持った方なら一度は耳にしたことのあるバッジテスト

1級、2級ってのがある。

これは全日本スキー連盟が個人の技術の基準を客観的に評価するものである。

正式には基礎スキー技能テストという。

各都道府県で開催されており、受験人数は天文学的数字になるだろう。

バッジテストの名門、八方や浦佐になると、1級だけで一日100人を越えるケースも多々あるようだ。

なぜスキーヤーはバッジテストを受けるのだろう?

僕も経験者なので、当時の僕の気持ちをお伝えすることにしよう。

確か27歳の頃、自称上級者の僕は(コブも急斜面も滑らない上級者....というより滑れないと言ったほうが正しい)パラレルができていた。

...と思う。

小回りもできていた。

...と思う。

”僕って上手いなぁ!!でもコブは滑れないんだよなぁ!”

滑っている人を見ると全て指導員に見えていた。

ある日スキー雑誌で、バッジテストの記事が載っていたので読んでみた。

”へーーーーーーっ!こんなものがあるんだ!なになに1級は上級者の証????1級取ると指導者の道が開ける???すんげぇーーっ!”

と思ってしまった。

じゃあ自分は一体何級ぐらいなんだろう?疑問だらけだった。

でも受験したかった。

なぜなら自分は上手いと思っていたし、1級はともかく2級は楽勝だと思ったからだ。

とりあえず何も知らないでは話にならないので、検定のビデオや本を買いあさり独学でひたすら勉強した。

それから1ヵ月後の2月中旬だったと思う。

2級を受験したのである。

結果は不合格!!

”なぜ???”

”僕よりも下手なやつが合格している”

検定員の先生に聞いたところ外向傾不足、外足苛重不足、いろいろ言われた。

(詳しくはれんちちさんの特集を見てね。詳しく書いてあるから。)

その時僕は気づいた。

基礎をしっかりせねばいかんぞ....と。

それからというものスクールに入ったり、ゲレンデで上手いグループなどを見つけて話をこっそり聞いていたものだ。

毎週れんちちさんのように練習、練習、また練習....と練習の虫になっていた。

そしてリベンジ!!

見事合格!!

バッジと合格証をもらった時は嬉しくてたまらなかった。

その時の主任検定員の人が

””外足に上手に乗れてるね。頑張って1級を目指してね。””

とアドバイスをしてくれた。

そう!いつの間にかバッジが欲しいあまり、反復練習を繰り返しているうちに上手くなっていったのである。

翌年は1級を一発で合格した。

僕の場合はバッジテストによってスキーが上達したのだと思う。

別に1級を持ってなくてもスキーが上手い人は世の中にいっぱいいる。

しかしバッジテストを利用することによって上達していく人が、大勢いるのも事実だと思う。

スキーは楽しいスポーツである。

だけども上達すればするほどもっと楽しいと思う。

このエッセイを読んだ方はどう思われたでしょうか?

面白そうだなと思ったらぜひチャレンジしてみよう!!

受験基準は....

バッジテストは5級から1級まであって5級から3級は小学生以上、2級から1級は中学生以上であれば誰でも受験できる。

じゃあどの級を受験すればいいのか?

ってことになるのだが、僕なりの判断で言うと

プルークで滑れるなら5級を...

プルークボーゲンでターンができるなら4級を...

なんとなくパラレルターンができるなら3級を...

小回りができるなら2級を...

カービングターンができるなら1級を受験してみては?

このホームページを読んで一人でも多くの方がバッジテストに興味を持ち、チャレンジしてくれるのを願っています。

     なか     

 

エッセイその6・・・エッセイその4の後日談
エッセイCの後日談がある。

頭の整理がついたのでご報告することにしよう。

例の彼女から電話があった。

謝りたいとのこと。

彼女曰く2月の中旬会社の同僚とスキーに行ったそうだ。

その同僚とは僕も何回か一緒にスキーに行ったことがあり、できれば2級を取りたいという中級者である。

何度か教えたものの、どうも人に教わるのが好きではないようで、帰る頃はうまくなっているのだが、後日一緒に滑ると元に戻ってしまっているイントラ泣かせの人である。

彼女は僕と師匠の滑りが脳裏に焼きついている。

当然彼の滑りを見たときこう思ったそうだ。

”””うそ、、、基礎をやらないとああなるの?えっ何でこんなところでコケるの?あれってなかさんの言ってた内倒じゃあ.....”””

どうやら自分はああなりたくないと思ったらしい。

もちろんその彼より彼女のほうがレベルは下なのだろうが......

彼も彼女にいろいろアドバイスをしたそうなのだが、聞く気になれなかったらしい。

”””なかさん!もう一回教えてもらえませんか”””

”えっ”

”””私は何もわかってないくせに、えらそうなことを言っていた。私も頑張れば彼よりは上手くなれる。基礎がもう少しできるようになれれば一人でも練習できる!!”””

僕はビックリした反面すごく嬉しかった。

彼女の中で何かが目覚めたのだろう。

これからもスキーを頑張るそうだ。

”じゃあ、スケジュールが合ったらまた行こうか?”

”””ナイターでも何でもいいからお願いします”””

”わかった、また連絡するね”

と電話を切ったのだった。

今回の件で、エッセイCでもお話した通り、僕はいろいろ勉強させられた。

今の僕の心境としては、もちろん基礎は厳しく練習していきたい。

しかし楽しいスキーもやることにした。

僕にとっての楽しいスキー....

それはノーストックで手を雪面につけながら滑るスキーだ。

前からやってみたいと思っていたが、技術の向上ばかりに気を取られていたので実際にはできなかった。

ちょっとコツがいるので週末練習したいと思っている。

来シーズン、機会があってれんちちさんが来ることがあれば、伝授したいと思っている。

やっぱ楽しくなくっちゃね!!

”お手々すりすりハンズフリー!!!”

なか

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