1990年3月11日 メキシコ・シティから日帰りで行ってきました。 メキシコ・シティからは1時間ほどで来れます。首都から1時間のところにこれだけ著名な古代遺跡(それも世界遺産)があるなんて凄いですよね。
紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市遺跡で、当時のアメリカ大陸では最大規模を誇ります。テオティワカンとは、「神々の都市」という意味で、これは12世紀頃にこの地にやってきて、廃墟となっていた都市を発見した、アステカ人が命名したそうです。アステカ人はテオティワカンを後々まで崇拝の対象としました。
テオティワカンの最大のシンボル、太陽のピラミッドは高さ65 m、底辺222 m×225 mとこの遺跡で一番大きなものです。
ただ写真の通り、最初は坂がきつのですが、頂上に近づくとなだらかになるので、比較的安全に登ることができるため、登頂が許されています。
沢山の人が頂上に登っているのが写真でも分かると思います。
これは後述する月のピラミッドから見た太陽のピラミッドです。
頂上まで登れる世界最大のピラミッドです。
尚、2016年現在でも太陽のピラミッドは頂上まで登れるようです。
太陽のピラミッドの上からみた下の様子です。
ちょっと別の角度からの写真です。
月のピラミッドは高さ47 m、底辺140 m×150 mと太陽のピラミッドよりずっと小さいのですが、その位置が示すように重要性はこちらの方が高かったようです。
写真で分かりにくいかもしれませんが、月のピラミッドは頂上までは登れず、3段目までのようでした。
太陽のピラミッドの頂上から見た月のピラミッドです。
この時は3段目までですが、過去には頂上まで登れた時期もあったようです。Web上に写真が載ってました。
しかし2016年現在は遺跡保護のため1段目までしか登れないようです。
位置的には入り口に近いので、先にこちらを訪れる観光客が多いでしょう。我々も最初に訪れました。
手前が基壇でその奥が神殿と思われるでしょうが、実は奥の4段の建造物も前庭といわれる神殿とは別のものです。
その先に山のように見えるのが神殿です。
この神殿には他と違い無数のレリーフがありますが、よく見ると2種類で構成されています。
一つはケツァルコアトル(羽毛のはえた蛇)ですね。
もう一つは雨神トラロックのの帽子をかぶるシパクトリ(ワニ)という説が有力なようです。
ケツァルコアトル神殿の周りには城壁があり、そこに登って神殿前の広場をバックに撮った写真です。
遠くに太陽のピラミッドや月のピラミッドも見えます。
遺跡の中央を貫く大通りです。月のピラミッドからの眺めです。
当時(1990年)は3段目まで登れたので、なかなかいい眺めです。
大通りと言ってますが、実際は水路だったようです。
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