アウランガーバード2018/04/22 殆どの観光客、特に海外からの観光客にとって、アウランガーバードはエローラ石窟やアジャンター石窟への観光拠点に過ぎません。市内に小タージ・マハルことビービー・カ・マクバラーがありますが、もしエローラ石窟などが無かったらわざわざあの程度の史跡を見るために海外から観光客が来ることは殆どないでしょう。 とりたてて市内の見どころもないのですが、インドの良さは普通の町並みが、それだけで楽しいということもあるので実は侮れません。ちょっと時間があったので、インドらしさを求めて少し出かけてみました。今回のツアーはスケジュールがきつきつなので基本的に纏まった自由時間というものはありませんしたが、ぽっかり空いた時間をうまく使いました。 ジュナ・バザール3月22日(木)、この日はアジャンター石窟群のみの観光でした。アジャンターはアウランガーバードから遠いので、行き帰りに時間がかかるため他の予定を入れにくいからです。 事実朝8時半にホテルを出てアジャンターを観光して、ホテルに帰ってきた時は既に16時45分になってました。従ってこの日はもう観光スケジュールはありません。 しかし夕食は19時半。3時間近くあります。ここでふとヴァラナシの時のようにどこか街の喧騒が見られる所に行けないか考えました。手持ちの地球の歩き方には一応ちょっとアウランガーバード市内の記述があります。地図を見て「旧市街のバサール juna bazaar(ジュナ・バザール)」というものを見つけました。特にこのバザールの説明などは書いてなかったのですが、何か面白そうだなと直感しました。 しかし地図を見た感じでは、少なくとも歩いて行ける距離ではありません。どうやって行こうか。添乗員さんやガイドのシャルマンに相談してもいいのですが、もしかしたら単独行動を反対される恐れもあります。その時思いついたのが「よし!オートリクシャーだ!」です。 オートリクシャーならどこでも流しているし、恐らく「ジュナ・バザール」と言えばすぐわかるでしょう。ホテルへの帰りも、宿泊ホテルは古いですが大きな老舗のホテルなので、オートリクシャーの運ちゃんなら分かる人くらいいるでしょう。またこの旅行ではヴァラナシでサイクル・リクシャーは乗りましたが、インドの最も一般的な庶民の乗り物オートリクシャーに乗る機会はありませんでした。それに乗れる好機でもあります。 思い立ったら即行動。手荷物を持ってすぐホテルを出ました。ホテルを出たところに丁度オートリクシャーが止まっていました。早速交渉です。「ジュナ・バザール」と言ったらすぐに通じました。いくらかと聞くと「向こうで1時間待って、ホテルまでの往復で500ルピー(約800円)」と言います。つまりジュナ・バザールでの1時間観光つきオートリクシャー・チャーターということです。それでもオートリクシャーで、この程度の距離で500ルピーは法外だと感じましたが、ルピーは十分余っていたし、交渉している時間の方が惜しいし、ホテルまでの帰着も約束されていて安心感があると思ったので、殆ど悩まず交渉成立です。 やったー。オートリクシャー乗ったぞ!
通路は人とバイクとオートリクシャーなどが無秩序に行きかってました。
ビービー・カ・マクバラーこちらは翌日の3月23日(金)ですが、エローラ石窟の見学を終えて、アウランガーバード市街に戻ってきて、市内にある小タージ・マハルこと、ビービー・カ・マクバラーの見学です。これはムガル帝国の第6代皇帝アウラングゼーブの妃、ディルラース・バーヌー・ベーグムの廟墓です。17世紀後半に息子のアーザム・シャーにより、タージ・マハルをモデルに建築されました。 これが入り口の正門です。
お!綺麗なお姉さんたちだ。
ムスリムの祭り?バスで移動中、ムスリムが沢山集まっているのを見かました。何かのお祭りでしょうか。
街のスーパーマーケット最後に時間が少々あったので、お土産を買うため街の普通のスーパーマーケットに来ました。
インドのバイクここで少しバイクの話も。バイク乗りとしては、ずっとバイクも気にして写真を撮ってました。 当初「HERO HONDA」のロゴのバイクが多かったのでHONDAがすごいなと思ったのですが、後で調べてこれはインドの自転車メーカーと本田の合弁会社だったんですね。しかし現在は合弁が解消されているとか。 因みに排気量は殆どが125cc程度の日本でいうと原付二種くらいの小さめのバイクです。
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