グランドキャニオン
1989年12月19日朝、ベガスをたってグランドキャニオン観光の拠点であるフラッグスタッフに夕方到着しました。この日は一日移動で終了。翌20日朝一番でレンタカーを借りて、グランドキャニオンに向いました。
グランドキャニオンではユースで一泊して、ほぼ2日かけて観光しました。サウスリムのほぼすべてのビュー・ポイントに回ったり、セスナ遊覧、ブライト・エンジェル・トレイルをトレッキングしたりもしました。
そして21日の午後レンタカーでそのままモニュメント・バレーに向うべくここを去りました。
尚、写真については、グランドキャニオンの場合、撮影場所の特定に苦労しました。ご覧のように写真に時分表示させていますが、旅日記もそれほどちゃんと書いていた訳ではないので、似たような岩ばかりの風景では簡単には特定できません。苦労した特定作業を書いたので、こちらをご参照頂ければと思います。
2016/3/17
トレイルビュー見晴台
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まず観光拠点であるグランドキャニオン・ビレッジから西に向かいます。ウェストリムと呼ばれますが、西端にあるハーミッツ・レストへ行くシャトルバスが運行されているルートなのでハーミッツ・レスト・ルートとも呼ばれます。
ただし冬期はシャトルバスは運休なので、私が行った12月は走っていませんでした。しかしシャトルバスが走っている時期はこのルートに一般車は入れないのですが、逆にこの時期は自分の車でいけるので返って便利でした。
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トレイルビュー見晴台はその名の通り、所謂ビュー・ポイントではなく、後述するブライト・エンジェル・トレイルが一望できる場所ということですが、当初はマリコパ・ポイントと勘違いして、写真を撮っていました。 |
マリコパ・ポイント
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こちらが本当のマリコパ・ポイントと思われます。
マリコパインディアン(Maricopa Indians)にちなんで命名されました。 |
パウエル・ポイント
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1869年にコロラド川探検を指揮したジョン・ウェズリー・パウエルにちなんで命名されたビュー・ポイントです。これは1920年に立てられた記念碑です。 |
ホピ・ポイント
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ウェストリムの中では、グランドキャニオンを広範囲に見渡すことのできるポイントで、ホピインディアン(Hopi
Indians)にちなんで命名されました。
後述するように夕日を見るのにも適しているので、人気のビュー・ポイントです。 |
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ポイントには基本的にこんな柵があります。ないところもあります。
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モハーベ・ポイント
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グランドキャニオンの南部のコロラド川周辺に居住していたモハーベインディアン(Mohave
Indians)に敬意を表して命名されました。
こんな感じでウェストリムの殆どのビュー・ポイントからはコロラド川は、全く見えないか、見えてもちらっとしか見えません。
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ハーミッツ・レスト
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ハーミッツ・レストを日本語に訳すと「隠修士の休憩所」。実際にルイス・ブーシエ(Louis Boucher フランス系 カナダ人)が1890年代に隠修士のごとくこの地に住んでいたことに由来しているようです。
写真は1914年建築家のメアリー・エリザベス・ジェーン・コルター(Mary
Elizabeth Jane Colter)により建てられた石を積み重ねたオブジェです。
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ハーミッツ・レストはビュー・ポイントとしては今一らしいのですが、それなりの景色が見れました。
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ピマ・ポイント
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ピマインディアン(Pima Indians)にちなんで命名されています。
東から順にウェストリムのビュー・ポイントを見ていったのですが、ここだけは飛ばして、ハーミッツ・レストに行った後の復路で寄りました。 |
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あまりコロラド川が見れないウェストリムにあって、このポイントはこれでも一番見える方です。 |
マーサ・ポイント
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よく絵葉書でも見るポイントですが、写真はこのポイント自体を撮ったものです。
Matherという綴りが「マザー」と読み間違えそうですが、グランドキャニョン国立公園設立に貢献したステファン・マーサ(Stephen
Tyng Mather)にちなんで命名されました。 |
セスナ遊覧
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やはりグランドキャニオンに来たらこれに乗らないといけません。
ただセスナだとそれ程低空飛行はしないので、それを望むならヘリコプターの方がいいようです。 |
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前述のように、いくつかのビュー・ポイントからコロラド川を少しだけ臨むことはできますが、やはりセスナで渓谷奥まで入って見るのが一番です。 |
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コロラド川の支流も渓谷を削っているのが分かります。 |
ホピ・ポイントでの日の入り
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夕日を見るにはいいポイントだということでまたやってきました。
夕日もいいですが、この光と影のコントラストが素晴らしい最もグランドキャニオンらしい一枚が撮れました。 |
ブライト・エンジェル・トレイル
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コロラド川までのトレイルです。
ミール・ツアーの一行に追い越されました。 |
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最初下って、帰りが登りのこのトレイルは、あまり下ると後が辛いので、ここ3マイル・レストハウスでやめにしました。 |
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嫁さんも何かとてつもない所にいるように見えますが、そんなことはないです。 |
グランド・ビュー・ポイント
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この日はもうこの後モニュメント・バレーに向かうので、東に抜けるためイーストリムのポイントを西から順に進みます。
このポイントはサウスリムで最も標高の高いポイントで、標高約2250mあります。その名のとおり絶景を見渡せます。 |
モーラン・ポイント
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アメリカ芸術界でも最も影響力のある風景画家であるトーマス・モーラン(Thomas
Moran)にちなんでつけらました。 |
トゥシャン遺跡
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先住インディアンのプエブロ・インディアン住居の遺跡です。 |
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トゥシャン遺跡は「Tusayan」と綴るので、時折「ツサヤン」とローマ字読みするサイトを見かけますが、インディアンの言葉ではそのように発音していたのかもしれません。
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リパン・ポイント
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サウスリムでも最も左右に広い景色を見ることができる人気の高いポイントです。
Lipanと綴るので「ライパン」とも読むようです。 |
デザート・ビュー・ポイント
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後述するウォッチ・タワーからの眺めです。ここがイーストリムの東の端で、つまりグランドキャニオンの観光拠点としても一番東端ということになります。 |
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やはりウォッチ・タワーから見たサンフランシスコ連峰です。 |
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デザート・ビュー・ポイントのシンボルでもあるウォッチ・タワーです。 |
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