すっと昔から一人当たりの国民所得が世界第1位である。やはり戦争をしないということが、
いかに大切なのかがよくわかる。世界最初の永世中立国となってもう数百年が経つ。
しかし永世中立国というのは、決して戦争と無縁の国ということではない。
スイスの鉄道に乗ると、その車窓からの眺めの悪さに驚く。線路脇にずっと植林されていて、
その木がじゃまして、ちっとも景色が見えないのである。この観光国にしてどうしたことかと
尋ねてみると、上空からの攻撃に備えた保護のためだと言う。なるほど列車も多くが緑色だ。
いわゆる保護色である。
永世中立というのは、ただ戦争を放棄すればいいだけではない。相当の覚悟と努力が必要なのである。
安保でのほほんとしている日本は反省せねばなるまい。
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