論理 MS-DOS ドライブ削除時の注意

2002/02/16
 たとえば以下のような構成があったとしましょう。

 前にも説明したようにWindows9xのFDISKではNTFSパーティションは作成できないので、Windows9xだけを使っている場合にこのような構成になることはないと思いますが、NT系OSとのマルチブートの場合このような構成になるのは全く普通なことでしょう。上記のドライブレターはWindows9xやWindows9xのFDISKからみえるものです。

 実はFDISKでこの第2論理ドライブたるDドライブを削除すると、何と第1論理ドライブであるNTFS領域を削除してしまいます。FDISKのバグだとは思うのですが、Microsoftは既知の問題であるにも関わらず、直す気が無いようです。

 具体的には次のような動きになります。

 まず論理ドライブを表示すると以下のように第2論理ドライブしかFDISKからは見えません。ここでこの領域の削除をしてみます。

[論理MS-DOSドライブの削除]

  削除の直後の表示は一見削除できたように見えます。

[論理MS-DOSドライブの削除結果]

 しかし次の表示では、あれ? 残っているぞということになります。

[残っている削除したはずの論理MS-DOSドライブ]

 この時点で既に第1論理ドライブは削除されてしまっています。削除されたのが第1論理ドライブだったので、第2論理ドライブたるDドライブは残ってしまっている訳です。

 この後このドライブはいくら削除しても消えません。一旦FDISKを終了してもう一度起動してこの領域を削除するとこの領域も本当に消えます。しかし意図しなかった2つの領域の削除が行われてしまう訳です。

 尚、削除されてしまうのはNTFS領域に限りません。FDISKの知らない領域(論理非MS-DOSドライブ)はすべてそうなります。ただし削除されるのは論理MS-DOSドライブの前にある場合だけです。

 基本的にファイルシステム混在の場合は、なるべくそれらのファイルシステムをすべて知っているツールを使いましょう。