Kawasaki Z1000MK.U 修理と塗装2014/08/14 最初の修理 やはり旧車ということで、トラブル続発で修理は何度のとなく、実施することになります。 そして最初の修理はいきなり納車の日だったのは、「購入と納車直後のトラブル」で詳しく書いたので省略しますが纏めると以下です。 [最初の修理をしたバイク屋ステップウィン]
オイル漏れ 購入した当初から激しいオイル漏れがありましたが、具体的にどこなのか分かりませんでした。しかし走行中に車体の前の方に湯気みないな煙みたいなものが上がることがあったので、エンジンの前の方であることは分かっていました。どうもどこからかオイルが吹き出て、エキパイにあたって蒸発?するのでしょうか。下記の写真でも分かる通り、エキパイにオイルがかかって、こびりついています。このあたりがひどいようです。 この症状をM.C.S.Plazに告げたところ、タコメータケーブルの取り出し口だろうとのことでした。機能の性格上、いろいろなバイクでオイル漏れを起こしやすい場所のようですが、特にMK.Uでは持病とも言える程よくあるオイル漏れ箇所のようです。蒲田にZ系の旧車を取り扱うK.WORKSというショップがあったので、そこに相談しました。すると他にも何箇所かオイル漏れがあるようで、5,6万円はかかるとのことでした。また部品の取り寄せ状況によるが、3週間は預かる必要があるとのことでした。 まあ3週間もかかるということで、今すぐに動かなくなるという不具合ではないため冬(オフシーズン)になったらドック入りさせることとし、それまではオイルを時々足しながら騙し騙し走っていようと思いました。一応ドック入りさせたら、なるべく早く仕上げてほしいので、必要部品の取り寄せは予めお願いしました。 またオイル漏れ以外にも、フロントブレーキホースの取り回しが悪いので、ハンドルをめいっぱい切るとクランプ部分にホースが噛んでしまい、そのためホースに傷ができてしまっているとのことでした。傷はまだ大きなものではありませんがこのままだとハンドルを右にめいっぱい切る度にまた噛んでしまうので、ホースの取り回しの変更もお願いしました。 そして寒さも深まった1月20日(日)にK.WORKSに持って行き、ドック入りです。
しかしK.WORKSに預けてから思いもよらぬことが起こりました。最初は大したことではなく、K.WORKSが蒲田の店舗を引き渡さないといけないということで移転するため、一旦相模原に移りました。これは預ける前に聞いていた話です。再び蒲田周辺(羽田あたり)に出店するので、またそこに持ってくるということでした。ただそのあたりのゴタゴタのせいで修理完了が遅れていました。 そこへ追い討ちをかけるように、何とK.WORKSと連絡が取れなくなってしまったのです。聞いてあった相模原の移転先も元の蒲田店舗も電話がかからなくなってしまったのです。この番号は使われておりませんとなってしまいます。 これには参りました。もしかしたらトンズラされたのかもしれません。相模原の移転先は電話番号しか聞いてなかったので、探しにも行けません。非常に焦りましたが、とりあえず手がかりは元の蒲田の店舗しかないので、だめもとで行ってみました。3月12日(火)のことです。そうしたら店舗自体はなくなっていましたが、何台かのバイクが無造作に置いてあって片付け中のようで、まだ人がいる気配がありました。中に入ってみると店長がいるではないですか。ホッ。 事情を聞くと、いきなり電話も回線を解約されたとのことでした。そこで私のバイクの修理状況を誰かに携帯電話で確認してくれました。それによるともうほぼ完成で今日夕方にでも届けられるということなので、届けてもらうことにしました。 そしてその日の夕方、やっとバイクが帰ってきました。外装が付いていないのは実は訳があります。それは後ほど。 因みにK.WORKSはやはり無くなったのですが、店名をGarage70に変えて大田区に再出店しました。 塗装 価格の安さからこのバイクを選びましたが、最初から色は絶対純正紺か黒がいいと思っていたので、早晩リペイントはするつもりでいました。いくつか塗装業者を調べましたが、訪問も可能で他店と比べて費用も手頃なAngel+aというショップにしました。費用はしめて税込み66,000円です。ただやはりここも3週間くらいはかかるとの話でした。 実は前述のオイル漏れのドック入りと時期を合わせることで、いくら冬のオフシーズンとは言え、バイクのない時期を少しでも減らす工夫をしていました。オイル漏れ修理の方は、サイドカバーやテールカウルは勿論ガソリンタンクも基本的に必要ないためこれが可能でした。 1月20日(日)にバイクをK.WORKSにドック入りさせてから電車で帰宅し、今度は車でK.WORKSへ行き、タンク、及び外装を外して持って帰りました。 まずガソリンタンクはその日のうちにガソリンを抜いて、キャップも外して、できるだけガスを完全に抜くようにしました。 サイドカバーはエンブレムを取りますが、スピードナットで付いているので、これを破壊して外します。テールカウルはネジ止めのリフレクターを外します。ガソリンタンクはキャップの他、やはりエンブレムを外しますが、こちらはネジ止めです。 完全に準備を整えた上で、1月23日(水)にAngel+aに車で持って行きました。個人でやっている小さな店舗(というか仕事場)ですが、所在が分かっているので問題ないでしょう。 そして3週間と言ってましたが、結局一ヶ月以上たった3月1日に完成品が郵送で届きました。 仕上がりは非常に綺麗で満足しました。因みにラインは純正だとシールが貼ってありますが、ここはラインも塗装で行います。逆に段差がないのでこちらの方が綺麗です。 尚、サイドカバーのエンブレムはスピードナットで付いていたため、外す際破壊しています。これは126円でラフ&ロードで購入しました。 電気系統故障 オイル漏れを治した後は調子よく動いていました。4月、5月とバイク乗りにとって快適な季節ですが、しっかり乗ることができました。しかし既に4月には早速次ぎの問題が発生していました。ヘッドライトがつかなくなっていたのです。ヘッドライトは旧車なのでON/OFFできますが、当然安全のためいつも点灯して走っていました。しかし昼間しか走ってなかったので、すぐには気がつきませんでした。たまたま車の後ろについた時に反射してこないのでおかしいと気がつきました。きちんと調べてみるとハイビームだと付くのですが、ロービームでは点灯しません。 ただ夜走るつもりはなかったので、すぐに困るという訳ではないので、放っておきました。そんなことをしているうちに次に左ウィンカーが点かなくなりました。これは流石にすぐに気がつきますし、へたすると、お巡りさんにもバレて捕まる可能性もあります。これは長いこと放ってはおけないと思っていました。 ついにエンジン故障、そして長いドック入り そんな折、6月はやはり梅雨ということで雨天の日も当然ありましたが、23日(日)は非常に天気がよく奥多摩へツーリングへ行きました。快調に奥多摩道路も走って帰ってきたのですが、自宅につく直前で急に調子が悪くなってしまいました。エンジンがまともに吹け上がらないのです。音や感触からすると1発ほど動いてないようにも聞こえます。 エンジン不調ではさすがに放っておけないので、その日のうちにGarage70に持って行ってエンジンと電気系の相談をしました。まず電気系統を見てもらったのですが、配線がむちゃくちゃなのでヘッドライトの方は治せなかったという言うのです。とりあえずウィンカーだけは治してくれたのですが、ヘッドライトの方はこの配線ではとても手に負えないとのことで、さじを投げられてしまいました。電気系統に詳しいショップにお願いしてくれとのことなのです。エンジンについては原因は分からないが、点火プラグ交換は効果があるかもと言われました。とりあえず何とか乗って帰りました。 翌週30日(日)、購入時にバイク屋から点火プラグをもらっていたので、それに交換してみました。交換直後はそれなりに走ったので効果があったかと思ったのですが、3km程走ったらやはり同じ症状になってしまいました。諦めてまたGarage70に持って行きました。ところがGarage70では引き受けられないというのです。治す自信がないようなのです。恐らくオイル漏れの際にエンジンを開けて、中身を知っているからでしょうか、治せないから受けれないと一点張りです。Z系旧車の専門店のくせに全くひどい話です。仕方なくまた何とか乗って帰りました。 どうしようか途方にくれたのですが、ネットでバイク屋を探したところ、口コミの内容が良かった環8工房というところを見つけました。翌週7月6日(土)に電話をしてみました。ところが夏は旧車は受け付けないと言うのです。夏は言わばバイク屋にとってはオンシーズン。皆があまり乗らないから真夏は修理に持ち込まれるバイクが多く、バイク屋は大忙しとなる訳ですが、その場合手間のかかる旧車は断っているということなのです。 仕方ないので、あまり腕に期待はできませんがまたステップウィンに頼みました。とりあえず引き受けてくれるというので、この日持って行きました。 しかしこれはやはり失敗でした。忙しかったからかよく分かりませんが2ヶ月以上手付かずのままで、着手してからも本当に手こずっていたようで遅々として進まず、結局4ヶ月も経って、エンジンについてはお手上げということで返却となったのです。一応ヘッドライトは治してくれましたが、エンジンの方は完全には治せなかったので費用はヘッドライトの分だけでいいということになりました。以下がその内訳です。
Z系旧車専門店でもさじを投げるくらいひどい内容ですから、一介の街のバイク屋では仕方ないことですが、それならもっと早く判断してほしかったです。11月2日(土)に受け取りに行き、工賃を支払いました。とりあえず走ることは走るので、取り急ぎその日のうちにETCをZX-14Rに付け替えるべく、NAPS世田谷へ行き、まずはZ1000MK.UからETCを外しました。 とにかく動くまでにはしてくれたので、エンジンに関する工賃も払おうと思ったのですが、結局すぐにエンジンもだめになったので、やはり支払いも申し訳ないけどやめました。 Z1000MK.Uのトップへもどる 私の愛車トップページへもどる ホームページへもどる |