NSR250R マグテックホイール2017/5/6 SEとSPの違いはSPが前後ホイールにマグネシウム合金製のマグテックホイールを採用していることで、スタンダードやSEのアルミホイール製に比べてホイール総重量が1.5kg軽くなる反面、価格が定価で7万円もアップします。 私のNSRはSEとして購入し、恐らく基本的にはSEなのだと思いますが、何とホイールがマグテックホイールだったのです。過去のオーナーが交換していたものと思われます。 MC21の場合、SEとSPの違いはこのホイールの違いしかありません(MC28の場合はフロントフォークのアジャスターカートリッジも違うらしい)。つまりこのNSRは実質SPグレードだったということになります。 その違いを一番端的に示すのがスポーク部にあしらわれたMAGTEKロゴです。 MC18で初めてSPグレードが登場し、マグネシウムホイールが採用されました。この時は塗装を金色とすることで差別化を図っていたので、金色であることで遠くから見てもマグネシウム製であることが分かった訳です。これはMC21の初期版SPでも同じでした。 しかしMC21の92年式から、車体色とのバランスを重んじ、ロスマンズカラーでは白に、トリコロールカラーではSEと同じように赤に塗装され、塗装色では区別が付かなくなりました。(もっともロスマンズカラーはそれ自体SPにしかないカラーリングだったので分かりますが) 従ってこのMAGTEKロゴだけが、マグテックホイールである否かを見分ける唯一の方法かと言うと実は他にも違いがあります。それはやはりスポークにあしらわれたHONDAのロゴです。このロゴも実はアルミホイールにはないのです。 更に下の写真では若干分かりにくいからもしれませんが、ホイールのリムの外側に数ミリの出っ張りがノーマルのアルミホイールにはあります。しかし上の写真を見ていただくと分かる通り、マグホイールにはこの出っ張りがありません。この違いを解説しているWebサイトや書籍は見たことがありません。そのためロゴと違って何らかの機能的な違いがあるのかと思うのですが、それは分かりませんでした。 |