D&Dリプレイ(もうかなり昔)
「預言の守護者たち」
登場人物PC ナック(ハーフリング)
リュミエール(エルフ)
グレイ(クレリック)
ベイロード(ファイター)←シナリオ2から
確かレベルは5lvくらいだった気が…
シナリオ1 「盗まれた光の書」
<エルファイア王都ロンバード>
月のない夜、ダークエルフの娘ソーニャが王宮に忍びこみ、王国の秘宝を盗む。
その次の日の夕方、宿屋シルバードラゴン・インに宿泊していたナック(ハーフリング)リュミエール(エルフ)グレイ(クレリック)のPC三人組、警備兵に逮捕される。
連れていかれた詰所には宮廷魔術師ラウム・フィドルがいる。ラウム、誤認逮捕であったことを詫び、PCに王国の秘宝である預言書「リーンの書」の奪還を依頼する。
リーンの書とは、新大陸のこれから起こり得ることを(開いたページに書いてある近未来まで)書いてある書物。しかし誰も次のページをめくることはできない。
ラウムはこれを上手に用いて、国王スターム三世を補佐し、エルファイアを導いてきた。
最後のページには、こう書いてあったらしい。ラウムは暗誦する。
「月の無き闇夜 王国の礎を 金の瞳持つ森の乙女が盗む
かくの如き危難を 銀竜の背に住処ある
風と林を誰より好む弓使い 癒しの女神に仕えし者 里に住み騒ぎを巻き起こす者
そして後より加わりし 黒き鎧の異国より戻りたる武人が 王国を救う
彼らは向かわん 白き森の中にある漆黒の塔へ 戻りしときは その手中に王国の礎あり」
ラウム、シルバードラゴン・インに宿泊していたPCが預言の言う守護者に違いないと断定し、騎士の紋章を与え、成功すればそれに値する領地を授けると約束する。
王国の西に広がる「白森」に向け、出発するPC。
<白森の入り口の町 バウロス>
到着すると、エルフの夫婦が白森の救援を訴えている。
一人は男性のエルフ、メイソン・ウッドシールド。もう一人はその妻エヴリーズ。
白森の一部で突如闇の古代遺跡がよみがえり、木々がねじくれ、ダークエルフや他の怪物が呼び寄せられているらしい。
これはリーンの書が示す漆黒の塔に違いないと思い、力を貸すPC。メイソンの案内のもと白森の中に入る。
<白森〜黒樺の遺跡>
地名の元となった白樺の林は、邪悪な力により黒くねじくれている。ラウムの使い魔であるハヤブサがPCの頭上を見守る(この段階ではPCは誰も知らなかった)。
PC、ゴブリンのパトロール隊を粉砕。しかしナックとグレイは人間を包みこむ巨大食肉植物の罠にはまり、消化液まみれになる。
リュミエール、茂みを剣でなぎ払ったら、その震動で上から巨大クモが降って来る。
散々な目にあいつつも、ようやく漆黒の塔にたどり着く。
そこは、巨大の穴の中に建てられた塔で、高さは穴の深さと同じ位である。つまり、PCは屋上から1階に向かって降りていくことになる。
最初塔の中に入るのを避け、穴と塔の隙間を降りようとするが、そこはうねうねと触手植物が伸びてきて、ナックが絡み採られそうになるので断念。
<漆黒の塔>
屋上:ブリンク・ドッグ(テレポート犬)。リュミエール以外で手なづけ、ポチと名づける。エヴリーズ、ものすごく犬をいやがる。
3F:寝ているオーガー。胸にかけているのは下におりる扉のカギ。ナックが起こさずに盗もうとするが、失敗。結局戦闘の結果降伏させ、力ずくで奪う。
この時リュミエール、宝物でフレイミングソード+1も奪取。「紅蓮剣」と名づける。
2F:何もないように見えたが、地中から壁を突き破って巨大ミミズが侵入。これを倒す。
1F:謎の書かれた石板と、バケツと、鉄の箱。そしてカギのかかった下におりる扉。
「箱の中身を覗き見て 秘密の言葉を知りたくば この謎といて ひたすがよい
音を聞いたら引き出せば このなぞなぞのわけがある
風が吹くたび震えるくせに すごく重たい荷にもなる 押しても後は残らぬが これが無くては死に絶える」
答えは「水」。グレイ、泣く泣く聖水を犠牲にして、水の入れたバケツに箱を浸し、カギを取り出す。
地下にあるリーンの書が安置されている洞窟への道が開ける。降りていくPC。
<同行者の裏切り>
ねじくれ曲がった木々の奥に祭壇があり、リーンの書が中空に浮いている。
メイソン、リーンの書に近づいたがバリアに弾き飛ばされる。PCにとってくるよう依頼。
ナック、リーンの書を全く問題なく取る。そこにはこう書かれていた。
「森の乙女は これを開けることあたわず やむなしと 従者が導き古代の塔へ この礎を安置する
長蟲を屠り 謎を解き 木の骨どもを退治して 本は戻らん 彼らのもとへ
しかし 潜みし乙女 これを奪う」
そのとき、メイソンがスリープをかけ、戦闘の中核であったリュミエールが眠る。
メイソンが正体をあらわす。実はダークエルフのソーニャが男装していた。
その妻エヴリーズも正体をあらわす。実はソーニャの恋人、ジーン(マジックユーザー)が女装していた。
彼らはリーンの書を盗んだはいいが、開けることができなかったので、外敵に取られぬようジーンが知っていた古代遺跡にこの本を安置した。
その瞬間預言が発動し、PC以外には近づけなくなってしまった。そこで森の町バウロスに潜み、PCが来るのを待っていたのだ。
なぜソーニャはこの本を盗もうとしたのか? それはリーンの書の裏表紙にこの文句が書かれているからだ。
「勇者たち 王国の礎を持ち 光の軍勢と共に 闇の森人の里を焼き払う 後に残りたる者は無し 闇の眷族死に絶えん」
つまり、最終的にはダークエルフは絶滅するということ。ソーニャはダークエルフ族を守るためリーンの書を盗み出した。
そしてこの預言書に書き加えることのできる唯一の筆記具「灰色梟の羽筆」を手に入れ、預言の結末を変更しようとしているのだ。
もちろん、人間が滅びるような預言を書き加えることによって。
<ポチの死>
戦闘力のあるリュミエールが眠り、預言にも「奪われる」と書いてあったので、グレイは渋々リーンの書をソーニャに渡す。
渡した瞬間、グレイはジーンにホールドパーソンの不意打ちをかけるが、ジーンはセービングスローでこれをしのぐ。
激怒するソーニャ。「これだから人間は信頼できぬ」とわめき、ジーンと二人でテレポーテーションリングを用い、一気に屋上へ。
PCが取り残された洞窟内では、ねじくれた木々がウッドゴーレムに変身。しかしPCはこれを撃退し、二人を追いかける。
PCが屋上に上がると、ワイバーンに乗っているソーニャと、ブリンク・ドッグ(ポチ)にローブを噛まれて難儀しているジーンを見る。
ソーニャ、やっとのことで裏切った飼犬を殺す。激怒する犬好きのグレイ。
<セランへ急げ!>
ジーン、ソーニャの騎乗したワイバーンを空中に上げ、自分は屋上に残りPCの足止めを行う。
「大丈夫、すぐに追いつきますよ。私のような社会のはみ出し者を育ててくれて、感謝しています…」とジーンがソーニャに呼びかける。
しかし、PCの前にジーン玉砕。
リュミエール、ファイアボールを食らってHP1まで低下しながらも、とどめの一撃を与える。
上空にいたソーニャ、怒り狂ってワイバーンでPCを襲撃しようとしたが、上空にいたラウムの使い魔のハヤブサがかく乱したので、これを断念。
ハヤブサはソーニャから奪ったリーンの書の切れ端を嘴にくわえてPCのもとに降り立つ。
そこにはこう書かれていた。
「王国の礎 盗みし娘 海辺の双子の街へ行く かの地は猛き竜の襲来を受け 廃都となる
煉獄の軍勢より秘宝守りたるは 一度写本を手にした者のみ」
「海辺の双子の街」とは、エルファイア一の双子の港湾都市セラン(商業都市)とリュークス(軍事都市)に違いないと断定するラウム(の魂が宿ったハヤブサ)。
ちなみにセランの大図書館には、リーンの書に書き加えることのできる「灰色梟の羽筆」がある。これはヤバイ!
急いでPCはセランに向かうのだった。
シナリオ1<盗まれた光の書> END