『クトゥルフと帝國』 キャンペーン覚書

 

4話 「お台場大捜査線〜蛇教団を追え〜」

 

【プロット】

 

1921年秋 朝日刑事の下に赴任する新人刑事 西寺光「桜田門のプリンス」

2人は浅草在住で先日変死した警視庁総務課員、三井義孝の捜査を命じられる。

同時に桧前探偵事務所は失踪人捜索の依頼を受ける。

会社社長、星野幸次郎の行方知れずになっている娘、清子の捜索依頼。

 

※西寺は実は女性。西園寺公望の側室の娘の娘、つまり孫に当たる。

 維新の際に隠し子を設けた。西寺栄の娘にあたる。男性と偽り警官職に。

 

<桧前による捜査>

 星野清子は帝國女子大学に在学。キャンパス現地調査をしたところ、香港からの英語教師であるキャロル・ヤンに精神支配されていた。

 キャロルは大正友愛教会の入信者であり、支配血清を用いて相手を魅了する。

 ゼミに勧誘され、同様に洗脳された被害者多数あり。

<朝日による捜査>

 三井義孝は警視庁内の情報をリークしていた。リーク先は「大正友愛教会」

 これにより、大正友愛教会は摘発を事前に逃れることができ、秘密裏に活動できた。

 しかし国家転覆の協力を拒否したところ、ヘビ人間に頚動脈への毒で殺された(ここまで西寺の謎の影響力により捜査資料入手)。

 

どちらの事件もヘビの絡まるバッジがヒント。大正友愛教会は中華太平天国の流れを汲む秘密結社である。

さらに幹部クラスはヘビ人間で構成されている。彼らは中国を混乱に陥れ、イグの王国を作ろうとしたスリーパーであった。

しかし欧米により鎮圧。日本に逃れることに。

 

(捜査過程上、桧前と西寺の確執。縄張り争いによる反目。これをとりなす朝日)

 

女装したことによりキャロル・ヤンのゼミに誘われる桧前。女装した西寺といっしょに虎口に入り、帝國女子大構内で戦闘。

キャロルはヘビ人間化。桧前と朝日によるキャロル射殺。

その渦中で支配血清の原液を飲まされ、人事不省となる西寺。

洗脳女子生徒と共にトラックに乗り、大正友愛教会のアジトにかどわかされる。

 

大政治家西園寺公望の登場。西寺光(西寺光子)の境遇を説明。孫の救出を依頼。

ヴィクトル(シベリアオオカミ)の追跡により、品川沖第3台場にセクトがあることが判明。

支配血清の成分分析。クトゥルフ神話知識上昇。

装備を整えて乗り込む桧前と朝日。

 

(大正友愛教会は、乙女の血を100人分集めることにより、イグの神を復活させようとしている。西寺でちょうど娘が100人集まった)

 

セクトに侵入、ヘビ人間の呪術師と戦闘員との戦闘。2人の活躍により、犠牲は2名に留まる。

無事に西寺光子、星野清子、他96名の洗脳女子を救出。桧前は西園寺公の特別なコネを作ることに成功。

しかしイグ神の信徒によるセクト組織は、日本中のいたるところに名を変えて潜伏しているらしい。

そして朝日と西寺の間には微妙な愛情関係が・・・?

 

【人物】 

 

私立探偵 桧前 春佳(ひのくま・はるよし)

探索者その1

浅草に探偵事務所を構える。右手に「ハスターの印」を刻み込まれ、クトゥルフ神話に絡む事件だとそこがジクジク痛む。

以後、超常現象が彼の元に続々と起こるようになる。

帝國女子大生、星野清子の捜索依頼を受け、キャンパスに女装して潜入捜査を行う。

 

浅草署刑事 朝日 時音(あさひ・じおん)

探索者その2

浅草署の切れ者刑事。武術堪能で車を運転できる。署長からはある程度のフリーハンド捜査権限が与えられている。

実家は京都のとある神宮職。新人刑事西寺とコンビを組み、大正友愛教会の陰謀を暴く。

今回は戦闘で大活躍を見せる。

 

新人刑事 西寺 光(にしでら・ひかる) 

本名西寺光子(にしでら・みつこ)。大政治家西園寺公の側室の娘の娘。つまり孫に当たる。

本人の希望で警官を職業に選ぶ。西園寺公の計らいで男装して浅草署に勤務、朝日刑事の直属の部下に。

正義感が強く、直情的かつ几帳面な性格。私立探偵にあまりいい印象は持っていない。

また、あまり祖父の名を出して、威光をかさにかけることは好まない。

今回は敵組織に拉致されて品川第3台場の秘密セクトで捕虜になるも、朝日・桧前コンビにより無事救出される。

 

帝國女子大学語学教師 キャロル=ヤン

香港より英語科教師として帝國女子大に赴任。キャンパスの女子生徒より「ヤン様」と慕われ、特定層のファンを作る。

人間の姿は東洋と西洋の入り混じったエキゾチックな顔立ち、怜悧な瞳を帯びた美女。

しかし実は秘密結社大正友愛教会のセクト員であり、ヘビ人間である。

自分のゼミに入り心酔した女子生徒に支配血清を混入した飲料物を振舞い、洗脳させ、教団に連れ去る役目をおっていた。

キャンパスにおいて正体を見せ、桧前と朝日により射殺。

 

警視庁総務課員 三井 義孝(みつい・よしたか)

朝日・西寺刑事が死の真相を追っていたキャリア組の中央官僚。

キャロル=ヤンに篭絡され警視庁内部の情報を大正友愛教会にリークする。

そのため同秘密結社は摘発を逃れ続け、地下に潜伏することができた。

更なる協力を教団より強制されたが、拒否したため、頚動脈への毒で殺された。

 

帝國女子大生徒 星野 清子(ほしの・きよこ)

桧前が捜索依頼を受けた、帝國女子大内で失踪した女子生徒。

キャロル=ヤンに心酔し、洗脳されて第一の忠実な手下になっていた。

品川第3台場で救出される。

 

電気会社社長 星野 幸次郎(ほしの・こうじろう)

星野清子の父。桧前探偵事務所に一人娘清子の捜索を依頼する。

彼が社長を務める「星野電気産業」は蒲田にある小じんまりとした機械整備会社である。

 

公爵 西園寺 公望(さいおんじ・きんもち)

西寺光の祖父。明治から大正にかけ、日本政治をリードした大政治家。元老として大正天皇を輔弼した。

1921年現在は政界を引退しているが、未だに隠然たる影響力を誇る。

リベラルな思想を持ち、男女同権論者。帝國女子大学創設にも関わる。

孫娘光子の警官職へのチャレンジも積極的に応援した。

 

浅草署鑑識係長 陣内 三郎(じんない・さぶろう)

朝日刑事と知り合いの鑑識係。薬品、特に毒物の成分分析に長ける。

今回の事件では支配血清の効力を推論する。

性格的に若干サディスティック的傾向がある。

 

警視庁総務課長 鈴木 貴(すずき・たかし)

毒殺された三井義孝の直属の上司。中央官僚を鼻にかけ、朝日刑事の捜査を門前払いする。

しかし西寺刑事の素性を知ると態度を豹変させ、全面協力して三井の個人資料を提出する。

 

桧前探偵事務所助手 アンナ=アンダーソン

元は革命から避難してきたロシア皇女アナスタシア=ロマノバ。

現在は一市民として自由を謳歌している。

今回の事件では桧前をサポートし、情報収集活動で一定の成果を見せる。

 

シベリアオオカミ ビクトル

アンナの飼い狼。

今回の事件では大正友愛教会のトラックを追跡し、セクト地点を突き止める。

また戦闘にも参加。ヘビ人間戦闘員を1匹かみ殺す。

 

権蔵(ごんぞう)

桧前探偵事務所の雑用兼世話係 江戸時代を経験している江戸っ子

桧前を子供の頃より面倒見ている

 

※(セッション時と大学名が食い違う件について)

 そのものズバリだといろいろマズイため、大学名は架空の「帝國女子大」に改称した。ご了承のほどを。