海賊船バンシー号

 

 

 

 

キャラクターコンバート&タイタンの歴史(4 --Seas of Blood--

 

 さあ、いよいよ夏本番ですが、FFリプレイブログ『Livre dont vous etes le heros(君が英雄になれる本)』も新シリーズがスタートです。

 今回から夏らしく海洋冒険モノとまいりましょう。『海賊船バンシー号(Seas of Blood)』がスタートゥ!!ヽ(*´∀`)

 さて今回はどんな冒険かっていうと、こんな感じ。

 

 君は海賊船バンシー号の船長です。恐れ知らずの荒くれ男どもを率いて、内海の岸辺を荒らしまわり、黄金や奴隷を狩り集めています。そんな君の強力なライバルが、殺しやアブダルだ。君もアブダルも、恐るべき海賊船長として、沿岸の都市国家に悪名を轟かせている。だが、どちらの方が優れた海賊なのか?前々からそんな疑問を抱いていた君たち2人は、獲物獲得競争をして、決着をつけることにしました!

 

 奴隷も戦利品で金貨に換金できるって(( ;゚д゚))アワワワワ

 えーっと、要するに、好き放題やれと。正義とか愛とか夢とか希望とか、そんなガキくさい言葉と関係なく、金貨分捕って、捕虜売り飛ばして、ライバルよりもイジ汚く稼いで悪名を高めなさい。それが今回の目標ぉー!(ええー?)

 いいでしょう!割り切りました!!

 アンセリカを失っていささかハートブレイクのブリッツ君、ここまで心がヤサグレたぁーっ!!

 さてそんなブリッツ@極悪モード全開ですが、前回『恐怖の神殿』を終えての能力値は以下の通り。このまま逝っ・・・じゃない、行っちまいましょう。

 

 【原技術点11 原体力点20 原運点13

 

 ハウスルールで達成点3点溜まっています。これは5点で原技術点+1なので、まだまだ溜めておくことにしましょう。

 あと、ちょっとレギュレーション変更。もう1つのハウスルールの金貨1/10持ち越しなんですが・・・うーんコレねぇ、あまり作用しているとは言い難いので、今回から廃止します。獲得アイテムを換金計算するのメンドクサくなってきたもんで。

 これからはルール通り初期所持金からスタートにします。今回の初期所持金は金貨20ですのでヨロシクー(^v^)v

 

 さて、今回の特殊ルールなのですが、今回の戦闘は2種類あるのだ。

 主人公のブリッツ(つまり「君」)だけが戦う「一騎打ち」と、船(あるいは集団)同士が戦う「大規模戦闘」です。

 まずはブリッツ君の手下である海賊船バンシー号の能力値を決めなきゃならない。1d6+6で原襲撃点、2d6+6で原戦力点が決まります。

 それではーさっそくー・・・はあっ!・・・(コロコロ)・・・こうなりました!!

 

 【原襲撃点11 原戦力点15

 

 一騎打ちはいつものFF戦闘の通り。大規模戦闘の場合は、敵の襲撃点+2d6と、こっちの襲撃点+2d6の振り合いとなり、負けた方が戦力点が-2され、戦力点が0になったら敗北です。海の藻屑です。あるいはさらし首です。

 技術点が襲撃点、体力点が戦力点に入れ替わったものと考えればいいかな。だけどこっちは運だめしは使えないけどね。

 

 それから「海賊船バンシー号」の冒険では、何日間航海しているか「航海日誌」をつけます。ライバルのアブダルとの勝負設定期間は50日。50日以内にどれだけ金貨をかき集めるかを競うわけですな。

 また、ブリッツ君の体力回復も航海日誌にて行われる。というのは、今回、食糧も原点回復薬も何もないのです。その代りに航海日誌に1日付け加える(つまり、何もせずに「休息」する)と体力点+1できる。もちろんその分だけ稼げる期間も少なくなっちゃうけどね。

 

 さあこれで準備完了!カモメの鳴き声が俺を呼んでるぜ(←意味不明)

 暗黒大陸クールの飛沫きらめく内海に、レッツ・ゴー!!

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

 というところでタイタン世界の紹介コーナー。

 今回はタイタン世界の歴史の続きだ。ええと、忘れちゃった人は38日の投稿が前回ですね。そっちを見てください。つまりは、暗黒大陸クールの死せる都で、アホな冒険者たちが混沌の落し子の棺桶を開けちゃったとこから。

 

 実はその前から、ゆっくりと闇の軍勢は力を蓄えていた。

 オークやゴブリン、トロールは辺境地帯で文明世界にちょっかい出していたし、アランシアでは邪悪な魔法使いが死体を操る技術を学び取ったし、クールの巨人山脈では時の為政者が無関心なのをいいことに暗黒勢力が勃興しつつあったし、どくろ砂漠では蛇人が砂地の温度を上昇させる(そしてアランシア全土を砂漠化する)魔法を発展させていたし、カーカバードでは祈祷師や呪術師が自然の力を捻じ曲げて夜と昼を入れ替えたり時間を戻したりしていた。広がり続ける裂け目から、ゆっくりと混沌が世界の中に染み出していたのだ。

 だけど死せる都の一連の事件、混沌の落し子の解放が決定打となった。この時点からタイタンの文明世界は「魔法大戦」という艱難辛苦を否応なしに味わうこととなる。

 

 まずは暗黒大陸クールの趨勢から記述していこう。

 

 魔法大戦の最初の烽火は、死せる都に近かったクール大陸南部のザゴウラだ。

 春になっても空は明るくならず、砂嵐が吹き荒れ、イナゴや蛇の群れが村々を襲った。これは自然の産物ではないと人々が悟った頃、混沌の軍勢がいきなり攻め込んできた!

 混沌の落し子がトロールやオーク、さらには不定形の生き物を引き連れてきたのだ。町は群れ集う汚らわしい軍隊の暴力で滅茶苦茶になってしまった。

 

 あっという間にザゴウラを破壊した後、混沌の軍隊は二手に分かれた。

 一隊は北東に向かい、大陸の中心部にある沃野を不毛の地に汚染させつつ、ケイベシュに達する。そこで北部からのオーク・ゴブリン連合軍と合流してこの街を粉砕した。そしてのたうち這いずりまわるように北東に抜け、港町アリオンを目指す。

 もう一隊は大陸西部で栄えていたクララシュ王国を襲うことにした。既にザゴウラの惨事を知って準備していたクララシュ軍は巨人山脈の金床峠で善戦したものの、ついにこの要衝を突破される。もはや王都シェイキスタは指呼の間にあり、風前の灯火だった・・・。

 

 だがここから善の勢力の猛反撃が始まる。

 アリオンに向かった混沌軍は、コルダの古き森で英雄ブレンダン・ブラッドアックス(後世のブラッドアックス船長とはまったくの別人)の待ち伏せ攻撃を食らった。タフな戦さとなったが、夕方になって血の染まる戦場に立っていたのは、ブラッドアックス率いる人間の軍隊だった。混沌軍は殲滅されたのだ。

 彼は胸糞悪い敵の死体を焼き払った後、急いでケイベシュの救援に向かう。

 だが時遅く、すでにケイベシュは陥落していた。ならばと、ブラッドアックスはさらに肉体の限界まで自軍を駆り立てる。

 歩け歩け!急がないと戦争が終わっちまうぞ!目標はシェイキスタ!

 

 シェイキスタの防衛軍は11日の間、反吐の出るような敵に対して粘り強く抗戦していた。

 そこにブラッドアックス率いるアリオン軍が、灰塵の荒れ野を縦貫行軍して到着したのだ。籠城軍と援軍の挟み撃ちとなった混沌の軍勢は容易に撤退できなくなり、まるで万力に締め付けられたリンゴのように押し潰されていった。

 この地の戦いは更に9日間続き、この地で混沌の軍勢は最後の一兵まで消滅した。しかし一方で王都シェイキスタも甚大な被害を受け、最終的には放棄せざるを得なくなってしまった・・・。

 

 暗黒大陸クールにおける魔法大戦は、各々の陣営にとって非常に高くつくものだった。

 オークやゴブリンは数百年の間、この大陸の支配に関する主導権を失ってしまう。人間は数多の素晴らしい都市と、数千に及ぶ戦士や市民を失った。そして何よりも最悪だったのは、混沌の悪行によって大陸中心部の穀倉地帯が荒廃し、二度と元に戻らない「混沌の荒れ野」と化したことだ。

 クールの前に通称として“暗黒大陸”と名づけられるようになったのは、この凄まじい戦いの後からである。

 

 ・・・と、長くなってしまったので今回はここまで。

 タイタン世界の歴史紹介、次回は魔法大戦におけるアランシアの趨勢です。

 お楽しみに!(^v^)ノ

 

 

 

バンシー号、出航!! --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨20枚】 【獲得奴隷0人】 【航海0日目】

 

 ---ブリッツ船長ってどんな人?

 

 「初めて出会った時はおっかなかったなあ」 「ふらっと現れていきなり前の船長を一刀両断だぜ」 「腹が減ってイラついたから、なんて理由でよ」 「すげえギラついた眼をしていたなあ」 「なんでも昔、雪の魔女をやっつけたって?」 「トカゲ王をぶっ潰したって聞いたよ!」 「元はファングの地下迷宮チャンピオンって噂だぜ」 「あまり昔のことは話さない。たまーに寂しそうな顔を見せるわな」 「剣術は見事。これは間違いないでござる」 「陽気だけど冗談はへたくそダニ」 「金遣いはすっげえ荒いよ」 「ああ見えて女の涙には弱いのな」 「儲けにならないことばかりクビ突っ込みやがる」 「でも、なんだかんだいってやるときゃあやるお人だよ」 「ブリッツ船長こそ海賊王さ!!」

 

 ---以上、バンシー号乗組員15名の証言でした。

 

 ・・・好き勝手言いやがって、まったく!!

 

 え?1人多いって?そう、最後は俺。あっはっは。

 ぃよーう!ひっさしぶりだねえヽ(゚∀゚)

 俺の名はブリッツ。けっこう昔はいろんな事やってた冒険者だった。

 だけどまあ、冒険者って、やっててもなんだか辛いこととか、嫌なことがたくさんあるんだよな。だから今はそんな割に合わないことはやめて、もっと実入りの良い仕事をしている。たくさん金貨を稼げて、酒や女やその他いろんな享楽をじゃんじゃか楽しめる仕事さ。すなわち・・・

 

 か ・ い ・ ぞ ・ く ・ だ 。 てへっ! (*≧∀≦*)

 

 今までメインに暮らしてたアランシアじゃあ、いろいろと厄介な奴らに出会いそうだから(ヤズトロモとかニコデマスとか、その辺のおせっかいな奴らだよ!)過去を隠して暗黒大陸クールの「内海(Inner Sea)」ってところまで流れ流れてきた。

 そこでひょんなことから手に入れた海賊船「バンシー号」を自分のものとして、かわいい15人の手下どもと一緒に暴れまわっている。

 ここらへんはあらゆる悪党、盗賊、強盗、人殺したちの巣窟で、悪徳に塗れた街ではあらゆる犯罪行為が許されるだけでなく、奨励されてもいるのさ。

 海賊稼業ってのもなかなかにおもしれえもんだ!イーヤッハー!!(*`▽´*)

 

 もっとも、金はたまらねえ(あらら)

 結構な数の商船は沈めたんだけどね。分捕った金貨は手下に分配して、残りは賭け事であらかたスッちまうの繰り返しだ。今日も今日とて内海のいちばん北にある街、タク市の賭博場にいるんだけど、俺の手持ち金貨は残り20・・・(´・ω・`)ショボーン

 

胴元「ブリッツ船長、どうすんだい?もうお開きかぁい?」

ブリッツ(さいころを握りしめて)「ううう、ちょっと待った、ええっと、どうしようかなあ」

???「ふふふ、ブリッツ、お楽しみじゃねえか!」

 

 おおっと、ここで俺のライバルの登場だ!

 黒い巻きひげを深々と蓄えた、ギョロついた眼をしたやせっぽちの男。

 「殺し屋アブダル」だ!

 こいつも俺と同じ海賊で、最近めきめきと羽振りが良くなっている。目の上のタンコブってやつよ。歯向った奴の鮮血で染め上げた真っ赤な帆を持つ「ヘイベルダール号」を自慢にしているスカしたアカ野郎さ。

 すでに今日、一晩で金貨300枚あまりをスッちまってる俺は、当然腹の虫が良くなかったわけで。がたんとテーブルを立って奴にメンチを切る。

 

ブリッツ「お楽しみどころか気分は最悪さ」

アブダル「なにぃ?」

ブリッツ「てめえみてえなチンケな野郎が目の前にいるんでな」

アブダル「ふっ、お前、俺に勝てると思ってんのか?」(酒臭い息を吐きかける)

ブリッツ「当然よ」(アブダルの顔面につばを吐く)

アブダル「やるかてめえっ!!!」

 

 そいでもって大ゲンカ(苦笑)

 賭博場の下働きが10人ばかり巻き添え食って死んだところで、「やめっろおお!わしの賭場で騒ぎはやめてくれええぇ!」と、賭博場の胴元が悲痛な叫びを上げ、殴り殴られ青アザだらけの俺とアブダルは引き離された。

 

ブリッツ「ふーっ!ふーっ!!」

アブダル「離せ!あのすばしこい野郎に教えてやる、アブダル様こそが内海で一番の海賊王だってな!!」

ブリッツ「ふざけんな、海賊王は俺様だ!!」

胴元「もういい、わかった、わかったよ!」

 

 タクの賭博場を取り仕切るこの男は、喧嘩の仲裁として、実に魅力的な提案をしてきた。

 『お互いが内海一だと思っているのなら、いっそ腕比べをして、どちらが本当に偉大な海賊か決めればいいじゃないか』だってよ!

 ウホッΣ(゚∀゚ )

 俺とアブダルはたちまちその考えが気に入った。そしてさっそくルールを取り決め、握手をして誓いの杯を交わす。海賊王を決めるグレート・レースの開幕だあっ!

 

 2人はそれぞれ1隻ずつの海賊船に乗り込み、同時にタク市を出港して、南の沖合にあるニプール島を目指す。この島に到着したとき略奪した金貨が多い方を勝ちとする。勝負の期限は50日!!

 

 そして翌朝。タク市の港。

 バンシー号の乗組員の奴らは船長の俺が帰ってくると、次はどこに向かうか聞きたがって囲んでくる。そんな俺の手下は全部で15名。ちなみに名前は・・・

 

 ダグラス(副頭目)  ブルズアイ(甲板長)  メイスン(料理長)

 クリッパー  ジャンセン  ザンバ  ドロクワ  

 ホワイトムース  サンドラ  バイパー  スリングショット

 ロブ・ジョイ  バーンズリー  マサムネ  ルカ

 

 どいつもこいつも、一騎当千の命知らずの親不孝者の豚娘どもだ。

 俺は奴らを一列に並ばせて事情を説明する。

 

ブリッツ「つーわけで、俺はアブダルに勝ちてぇんだ。力を貸してくれるな?」

乗組員15人「サー・イエス・サー!」

ブリッツ「アカのヘイベルダール号にコケにされたぜ?そんなこと許されるか?」

乗組員15人「サー・ノー・サー!」

ブリッツ「もちろん戦利品は、船の修繕費を差し引いた後、生き残った奴で等分だ」

乗組員15人「サンキュー・サー!」

ブリッツ「お前ら豚娘はバンシー号を愛しているか?」

乗組員15「生涯忠誠!命懸けて!闘魂!闘魂!闘魂!」

ブリッツ「海賊を満足させるものは?」

乗組員15「血だ!血だ!血だ!」

ブリッツ「俺たちの商売はなんだ?お嬢様?」

乗組員15「殺せ!殺せ!殺せ!」

ブリッツ「ふざけるな、聞こえんぞ!タマ落としたか!!」

乗組員15「殺せ!!殺せ!!殺せ!!」

ブリッツ「人殺しの顔をしろ!!」

乗組員15Uorhhhhh======!!!」(野獣のような雄叫び)

 

 よーしよし、テンション上がってきたよー!

 港の周りの荷受人が驚いて麻袋落したり、露天売りがクスクス笑ったりしているが、かまわず俺らはお仕事前の通過儀礼を続ける。ま、一種のゲン担ぎってとこさ。これを初めてから、海賊船バンシー号は負け知らずなんだってことで(`Д´)ゞ ビシッ!

 

ブリッツ「行くぞ野郎ども!ダイヤのクソをひねり出せ!!」

 

 俺がそう怒鳴ると、だだだっとバンシー号に乗り込む15人の手下たち。

 バンシー号のメインマストにジョリー・ロジャー(海賊旗)が翻る。

 ブリッツ海兵隊、出航ぉー!!(゚∀゚)

 

 

 

まずはウォーミングアップ --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨20枚】 【獲得奴隷0人】 【航海0日目】

 

 いよいよ勝負開始だ。

 高い石の塔に囲まれたタクの港を出港し、俺のバンシー号はグングン南に進む。風もよし。絶好の襲撃日和ってやつよ( ゚∀゚)

 赤い帆をした殺し屋アブダルのヘイベルダール号も俺の船の脇で波を切り分けて進んでいる。中指を突き立てる俺。貴様らアカどもに負けてたまるか!それから俺は懐から内海の地図を取り出して広げる。

 さぁて、ここからどこに行こうかな???

 

 

1)危険を冒して、思い切ってラガシュ市の沿岸の船を狙う。

2)シセラ砂漠に入っていって、西からの豊かな隊商を狙う。

3)内海を横切って獲物を探しながらエンラキ島へ向かう。

 

 まあ(2)は実入りが少なさそうだから除外。砂漠の隊商なんて、遭遇できるかどうか確率低いもんな。(1)か(3)か・・・これだけいい天候なのに、何もせず船をタラタラ動かすってのはもったいねえな。金持ちがたくさんいそうなラガシュでひと稼ぎすっか!(*゚∀゚)=3

 

ブリッツ「進路東!俺たちの目的地はラガシュだ!!」

乗組員15人「サー!イエス・サー!」

 

 ここで3d6を振る。出目が今の戦力点より下ならラガシュまで5日かかる。戦力点以上なら6日だ・・・(コロコロ)・・・16かよ。

 なんてザマだ!じじいのファックの方がまだ気合が入っているぞ!!!ヾ(。`Д´。)ノ彡

 俺は乗組員たちにそんな激励を浴びせつつ、えっちらおっちら、東の辺境地帯にあるラガシュ沿いにバンシー号を動かした。くっそー!いきなりアブダルにリード奪われちまったなあ!!

 俺らは堅固な町の城壁をじりじりと迂回しながら、パリネ河の河口に乗り入れる。そして内陸部にちょっと遡っていくと・・・わお!豪華な遊覧船、見っけ♪

 

ダグラス「キャプテン・ブリッツ、ひと仕事しますかい?」

ブリッツ「 あ た ぼ う よ ! !( ̄ー+)キラリ」

 

 カモはゆっくりと河を漕いでいるところだ。当然、俺らから逃れられん。集団戦闘だ!さっそくバンシー号を横付けし、ピカピカの兜をかぶった、わずかばかりの護衛兵に襲いかかーるっ!!!

 

【遊覧船 襲撃点8 戦力点6

1R (遊覧船/14)(バンシー号/17) 遊覧船/戦力点-2

2R (遊覧船/17)(バンシー号/21) 遊覧船/戦力点-2

3R (遊覧船/12)(バンシー号/16) 遊覧船/戦力点-2 ←Sunk!!

 

 はーい、無駄な抵抗は、ヨシナサーイ♪

 しょせんはひ弱な金持ちどもの道楽よ。あっという間に護衛兵を粉砕し、俺らは損害なしで遊覧船を制圧した。乗組員や乗客は河にざぶん、ざぶんと、自分から河に飛び込んでいる。俺らに捕まって奴隷にされるよりは、ワニに食われる危険を冒した方がマシってわけだ。

 そのうち遊覧船の内部から火の手が上がり始めた。チキショウ、逃げ出した船主が火をつけやがったな!「さっさと獲物を探せーっ!」そう怒鳴りつつ、俺は剣を片手にズカズカ船室に乗り込んでいくことにした。

 

ブリッツ「マサムネ、俺と一緒に続け!」

マサムネ「承知!!」

 

 ズバッ!ドシュッ!抵抗する、しないにかかわらず邪魔な目の前の船員を斬り伏せ、血飛沫にまみれながら通路を進む。俺の後ろを守るのは剣術が得意な八幡国出身のマサムネだ。

 さあて、煙が立ち込める船内で、錠の下りた2つの扉を見つけたぞ。

 左の扉?それとも右の扉?

 うーんと、右!俺はヤマ勘でドカッと右の扉を蹴破った。

 するとそこは寝室だった。あわてて出ていったらしい形跡で床に散らばっているのは、衣服、空の箱、宗教の祭具・・・そして持ち出し忘れた金の箱!中には金貨98があった!!

 うーっし上出来ぃ!ヽ(* ̄∇ ̄)ノ 俺は煙にむせびながら甲板に出る。もはやこの船はごうごうと炎に包まれて、これ以上獲物を探すことはできない。

 箱を小脇に抱えてバンシー号に戻ってきたら、俺の手下どもはちゃっかり遊覧船の生き残り3をつかまえていた。ほほう上品そうな顔立ちの姉ちゃんじゃねえか。奴隷市場で高く売れるだろうイヒヒヒヒ。最下層の船蔵にぶち込んどけ!!

 

 緒戦の出来としては上々だ。そして長居は無用。

 俺は満足して船首を回してパリネ河を引き返す。ところが内海に出たところで・・・

 

バーンズリー「キャプテン・ブリッツ!軍船だ!!」

ブリッツ「なにい!」

 

 俺らの暴れっぷりに緊急出動してきたラガシュ市の軍船が網を張ってやがった!

 ここでまた3d6。ちっ、あまりよくねえな。出目は15だ。戦力点以上ということは・・・軍船はこちらより早い!

 たちまちバンシー号に横付けすると、俺の船を引っかけ錨でがんじがらめにしやがった。敵兵が乗り移ってきたぞ!こうなったらしょうがねえ、迎え撃て!また集団戦闘だ!!

 

【ラガシュ市の軍船 襲撃点10 戦力点8

1R (ラガシュ市の軍船/12)(バンシー号/20) ラガシュ市の軍船/戦力点-2

2R (ラガシュ市の軍船/18)(バンシー号/20) ラガシュ市の軍船/戦力点-2

3R (ラガシュ市の軍船/15)(バンシー号/17) ラガシュ市の軍船/戦力点-2

4R (ラガシュ市の軍船/17)(バンシー号/19) ラガシュ市の軍船/戦力点-2 ←Sunk!!

 

 返 り 討 ち に し て や っ た ぜ !

 俺らは軍船を撃破し、船に乗り込んで獲物をあさる。金貨は見つからなかったが、奴隷市場で売ればいい値がつきそうな屈強な兵士を5人捕虜にできた。ようっしこいつらも船蔵にぶち込んどけゲヒャヒャヒャヒャ(*゚∀゚*)

 

ブリッツ「ピンク・パンティ越しの前戯は終わりだ豚娘ども。次はエンラキ島に向かうぞ!!」

乗組員15名「サー!イエス・サー!」

 

 

 

エンラキ島の落とし穴 --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨118枚】 【獲得奴隷8人】 【航海6日目】

 

 俺のバンシー号は波を蹴立てて内海を進む。

 ここで3d6・・・出目は7。現在の戦力点以下なので、5日ではなく4日経過しただけでエンラキ島に到着した!よくやった、うちに来て妹とファックしていいぞ!!(・∀・)

 

 さて、エンラキ島は神官戦士団アスール・エル・ダブロが生活している険しい島だ。この聖職者の一団は、石の神々に守られ、戦の神々を武器とし、島の中央にそびえる山の斜面に築いた砦の中で、規律に守られた修道騎士団のような生活をしている。

 もちろん宗教団体が儲かるってのはどこでも同じよ。無駄使いもしないで質素な暮らし、それでいて寄進の金はたんまりだから、溜め込んでいる財宝はデカイ。ハイリスク・ハイリターンってわけだな。

 どうやってここを襲ったものか・・・あの要塞みたいな寺院を真っ向から攻めるのは無理だなあ・・・腕を組んで考えてると「僕にいい考えがありますぜ!」と、乗組員の中でいちばん年下の若干10歳ながら、いちばん知恵の回る少年水兵のルカが、俺に策を申し出た。

 

 ごにょごにょごにょ・・・ふーむ、よし!それでいこうじゃないの!!(*゚ー゚)

 

 俺は目のつきにくい入江にバンシー号の錨を下し、こっそりと神官戦士の砦に向かうことにした。一緒に行く乗組員は老練な甲板長のブルズアイ、投げナイフが得意なジャンセン、それに言い出しっぺのルカだけだ。

 砦に近づくと、相手に見つからないように部下を隠し、俺が戻るのを待つように伝える。

 

ブルズアイ「大丈夫ですかい、キャプテン・・・」

ブリッツ「なあに、任せておきな」

ルカ「僕の計略に間違いはないのだ!」

ブリッツ「・・・と、こいつも言ってるよ」(ルカの頭をなでる)

 

 俺は、先日沈めた遊覧船が掲げていたラガシュ市の旗を振りながら、ゆっくりと砦の門に近づいていった。つまり、俺はラガシュ市からの使者と偽って砦の中に入り込むのだ。

 ルカの読み通り、人を疑うことを知らない神官戦士たちはころっと騙される。そして俺は神官戦士の長である神官長とさっそく面会することができた。ここは高貴な身分を装って丁寧に挨拶しておこう。へへへ。

 

ブリッツ「おお、北の地の真実と英知の守護者、隠れなきアスール・セル・ダブロ一族の偉大なる神官長よ。私は心からの友よりの祝福と知らせを携えてまいりました」

神官長「それは御親切に。お座りになって、茶でもいかがですか?お話はそれから伺いましょう」

 

 まだ若く、上品そうな青年の神官長は、微笑みを浮かべて俺に椅子をすすめる。

 俺は世間話をしてからおもむろにルカの授けた策のまま、用件を話した。ラガシュの市長がこの砦の攻撃を画策しているのですが、幸い、私には屈強な部下がいる、もし報酬をいただければ襲撃を撃退してあげましょう。砦に迎えていただけると幸いですが・・・

 

 俺の部下を砦の中に招き入れたら、そっから略奪開始だぜ。ヒー!ハー!(# ゚∀゚)

 

 そんな企みを腹に隠して、俺は信心深い貴族のふりをする。

 にこやかな笑みを浮かべ、あごに手をやり、しばし沈思黙考する神官長。さあさあ、早く俺らを中に入れろよニヒヒヒヒ!

 だが、くわっと目を開けると、奴は冷たい声でこう言いやがった。

 

神官長「おめでたい男だ」

ブリッツ「なに?・・・うわっ!!」

 

 ガコンッ!!

 神官長は自分の椅子についてあった紅玉を押す。すると俺の足元の床がパカッと開いた。罠にはまった!神官長はルカが考えていたより利口だったのだ。そして奴を騙せると考えていたお馬鹿な俺様は深い縦穴に落ちていく・・・

 ヒューーン、ドサッ!!あたたたた、落下の衝撃で体力点-2だ(><)

 はるか上の縦穴の縁から、神官長がにやにやと軽蔑した笑みを浮かべて覗いている。

 

神官長「薄汚い盗人めが。扉の奥で待つ運命に立ち向かうがよい!」

 

 ちっきしょーめ!(・へ・)

 俺がいる穴の底には4つの扉がある。どうやらそのうちの1つから脱出できるらしいが・・・

 

 「破裂した星印の扉」  「逆三角形の印の扉」

 「車輪の模様が刻まれた扉」  「横になった三日月の印の扉」

 

 なにも手掛かりがない・・・とりあえず車輪の印の扉から開けてみるか・・・

 俺がハンドルに手をかけると、その扉は勢いよく開いた。

 扉の向こうでは、重くて大きくて空中で回転している鉄の車輪があって、縁から剃刀のような刃がシャキインと飛び出す。そして俺の方に向かって飛んできた!!

 このままだと 首 ち ょ ん ぱ うはああっ!(|| ゚Д゚)

 ここで運だめしは自動的に吉。俺は反射で横に飛び退くと、殺人車輪は反対側の壁にビイインンと突き刺さった。そのまんまひねりもなく直球勝負かよ!あっぶねぇなー!!

 

神官長「なかなか素早いな。今度はどの扉を開けるかな?」

 

 うろうろ迷っている俺を見下ろし、楽しそうに哄笑する神官長。

 くそー、ムカつくなあ。じゃあこの扉だ、逆三角形の印の扉。うりゃあ!

 

神官長「あ・・・その扉は・・・!」

 

 えwwwちょwwwww待っwwwwwww

 なにいいいいい!!

 

 

 

神官長を斬り殺し、名剣を手に入れる --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点18/20 運点12/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨118枚】 【獲得奴隷8人】 【航海10日目】

 

 どばああああっ!

 扉を開けた俺に襲いかかってきたのは、噴出してきた何千ガロンもの海水だ。

 うわっぷ!(>へ<。) 縦穴はあっという間に水でいっぱいになる。

 テメエ海賊をなめるなよ!せいっやあ!荒れ狂う水面に顔を出してもがきながら立ち泳ぎしていると、扉の向こうから、何だか黒くて長い生物が2つ、するりと滑り出てきた。

 ありゃあ・・・内海にしかいない恐るべき海棲生物、エルヴリンじゃねえか!

 盲目だが異様に大きい人食い水蛇。俺の体臭を嗅ぎつけたこいつらは、牙をガチガチ鳴らしながらすうっと接近してくる。1匹ずつ迎え撃て!

 

【エルヴリン1 技術点8 体力点6

【エルヴリン2 技術点7 体力点4

1R (エルヴリン1/10)(ブリッツ/16) エルヴリン1/体力点-2

2R (エルヴリン1/10)(ブリッツ/23) エルヴリン1/体力点-2

 何だこいつら、狭苦しいところに閉じ込められてたせいか・・・

3R (エルヴリン1/16)(ブリッツ/17) エルヴリン1/体力点-2 ←KiLL!!

 弱えーじゃん!とっとと片づけてやる!!

4R (エルヴリン2/12)(ブリッツ/19) エルヴリン2/体力点-2

 革をべりべりっと剥いてだな!

5R (エルヴリン2/13)(ブリッツ/17) エルヴリン2/体力点-2 ←KiLL!!

 ハンドバッグにしてやるぞゴルァ(#゚Д゚)

 

 俺は2匹のエルヴリンを立て続けに仕留め、こいつらの死骸の血に塗れながら、ザバァッと這い上がる。縦穴が海水に満たされたおかげで、すでに部屋の床から数10cmくらいまで俺の身体は上がってきていたからな。たやすいもんだ。

 俺様をハメやがった神官長をギロリと睨みつける。俺がエルヴリンに食い殺されるだろうと油断しきっていた神官長は、想像外の成り行きに微笑みが凍りついたままだ。

 

ブリッツ「その胸クソ悪い笑みを消せ」

神官長「う、うわ・・・誰か、誰かいないか!」

側近Aと側近B「神官長様、我々にお任せあれ」(剣を引き抜き、襲いかかる)

ブリッツ「貴様らに用はねえ、すっこんでろい!!」

 

 ご主人さまを守ろうと2人の従者が向かってきたが・・・(ズバッ!ドシュッ!)・・・俺の剣技によって瞬殺でーすハーイ♪ (--

 邪魔者を片付けた俺は、剣にこびりついた奴らの血を舌でぬぐい、薄笑いを浮かべてじりじりと神官長に迫る。もはや自分を守ってくれるものがいなくなった神官長は、腰にさした剣を引き抜き、殺人マシーンと化した俺様に抵抗してきやがった。

 おいおい、いいのか?俺は完全にトサカに来ているんだぞ。そう、激怒したキャプテン・ブリッツの恐ろしさを、貴様の身体に刻み込ませてやるんだぞ。おっ死ね!

 

【神官長 技術点10 体力点8

1R (神官長/16)(ブリッツ/17) 神官長/体力点-2

 まずは右手を切り落とす!

2R (神官長/17)(ブリッツ/20) 神官長/体力点-2

 次は左足だオラオラオラアアア!

3R (神官長/20)(ブリッツ/18) ブリッツ/体力点-2

 「うわああ!」敵が死の恐怖に駆られて滅茶苦茶に振り回す剣が

 偶然に俺の脇腹をヒットしやがった。いてっ。ちっしょうがねえなあ。 

4R (神官長/14)(ブリッツ/16) 運試し吉 神官長/体力点-4 ←KiLL!!

 一気に楽にしてやらアアアア!! (`Д´)

 

 俺の「運任せスマッシュ」が一刀両断、奴の首と胴体を切り離す。ぶしゅーっと血を噴き出しながらエンラキ島の主である神官長はどさっと倒れる。

 俺はやっと微笑みが消えて苦悶の表情になった神官長の首を縦穴に放り込み、唾を吐きつけた。スキンヘッドのおフェラ豚のくせして、ブリッツ様をコケにするとこういう目に遭うんだ、よーく覚えとけ!ψ(*`ー´)ψ

 

 ・・・さて、グズグズしてらんねえ。

 神官長の部下が現れないうちに、手際よくこの部屋を荒らさなくては。

 ほっほー!さっそく金貨110枚の入った小箱が見つかったぞ。それから神官長が持っていた剣・・・こいつも大したもんだ。マラッドの鋼鉄で作られたワザものだ。

 以後、この剣で俺が一騎打ち(要するに普通のFF戦闘)を挑む際には、攻撃点に2点のボーナスがつく!

 イーヤッハー!実に充実感のある仕事だった!!( ̄∀ ̄;)

 さらに部屋を探すと、神官長の椅子の下に隠し戸があるじゃないの。下はらせん階段になっていて、降りていくと荒削りのトンネルにつながっていた。

 俺はそのトンネルを抜け、神官長が殺されてテンヤワンヤの神官戦士団アスール・エル・ダブロの砦を、まんまと脱出する。そして砦の外で待っていた手下達と合流して、そそくさとバンシー号まで乗り込み、矢次早に命令を下して出帆する。

 急げ急げ、グズグズしていると神官戦士どもが復讐にやってくるぞ。さっさと錨を上げてエンラキ島から離れるとしようや!

 しゅっぱあーつ!!(´▽`*

 

ブリッツ「さぁて、次はどこに行こうかなあ?」(地図を広げる)

ルカ「キャプテン、俺の計略は大成功だったっしょ・・・はぶっ!」

ブリッツ(ルカを裏拳でぶん殴ってから)「ダグラス、貴様ならどうする?」

ダグラス「そうっすねえ、トライスタ島の浅瀬あたりで商船を探しましょうや」

ブリッツ「華がねえなあ」

ダグラス「は?」

ブリッツ「短い人生、もっと楽しく生きようや♪」

 

 俺は地図上にある次の目的地を、ダン!と短剣で刺す。

 それを見たバンシー号の乗組員たちは驚きの叫びをあげた。

 

乗組員15「と、と、と、賭博場~???」

 

 

 

カラー市の賭博場でボロ儲け --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点11/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨228枚】 【獲得奴隷8人】 【航海10日目】

 

 そう、今度の目的地はカラー市の賭博場さ。けっこう頭金も稼いだし、これ元手に大稼ぎしようじゃねえか!!(≧▽≦)

 ・・・あら、なんだ?みんなノリが悪いな。なにい?

 

 「これまでも稼いだ金を博打でスッてるじゃないスか」だと?

 「懲りないすね、今度も胴元に巻き上げられますよ」だと?

 「ほんとギャンブル中毒なんだから・・・」だと?

 

 そ ん な こ と 気 に す ん な 。 (´ー`)

 今度こそは博打に勝つ。そんな気がするんだよ!さあ航路を西に向けろ。海賊船バンシー号はカラー市に向かうぞ!!

 というわけで渋い顔して付き合う乗組員をガン無視して、俺はカラー市に船を向ける。ここで恒例の3d6チェックだ。出目は13。戦力点以下なので、6日ではなく5日でカラー市に到着した。

 うほー見えてきたぞ。カラーの港は賑やかで、不潔で、犯罪の巣として有名な自由市だ。まあポート・ブラックサンドほどじゃないがな。

 

メイスン「お頭ぁ、水と食料の積み込みは・・・」

ブリッツ「それを考えるのが料理長のお前の役目だろ。任せた!!」

メイスン「あ、ちょ、待っ・・・」

 

 じゃあ、よろしくやってくらあ!! ε=ε=ε=ε=(; ̄▽ ̄)┛ 俺は一目散に波止場の近くにある賭博場地区へ向かう。ウホッ!するぜするぜ、金の匂いがするぜい!!

 

 まずはバタール競争といこうか。

 こいつは波止場と町の間の細長い砂地で行われる、競走用トカゲのレースだ。スタートの合図とともに縄を解かれたトカゲどもは、ゴール地点で杭につながれているゴブリン目がけて全速力で走っていくわけだ。哀れな犠牲者に最初に牙を突き立てたバタール・トカゲが優勝だ。

 次のレース「カラー市大障害記念」20匹のトカゲが出走する。どれに賭けようかな・・・俺の手下でガラガラ蛇をペットにしてるバイパーが、パドックを偵察してきて「ファジマ」「アウクスピード」「エル・サバック」の3匹が鉄板だと告げる。よーしじゃあその中から・・・

 アウクスピードだ!こいつに奴隷2人を賭けるぜ!!

 レーススタート・・・(ここで1d6を振る。出目は2だ)・・・来い、来い、まくれっ、そうだ大外から・・・イヤッホー!勝ったのは牙一つの差でアウクスピード!ヽ(・∀・)

 さぁその次のG「混沌の荒れ野杯」もいただくとしようか。どうだバイパ-?なになに、走れそうなのは「オマー・シャジ」「バシリスク」「ワジ・ビイン」か。この中から・・・

 バシリスク!こいつに奴隷2人だ。しっかりがんばれよー!!

 レーススタート・・・(ここで1d6を振る。出目は5だ)・・・杭につながれて泣き喚くゴブリンめがけて疾走するトカゲたち。美しい光景だなあ・・・最後の10mでバシリスクが出た。よし、行けっ!おおー見事な噛みっぷりだぁ!優勝トカゲはバジリスク!!

 

バイパー「へへへ、俺の見立てはどうです。キャプテン・ブリッツ」

ブリッツ「上出来だ。俺が垂れたクソからピーナッツを探して食え!」

 

 よーしこれで賭けた分と同額、合わせて奴隷4人を獲得だ。ほら、そこの4人、こっちに来るんだよ。今日から俺が新しい所有者だ!

 

 俺様は意気揚々と次の賭博会場へ向かう。

 来た場所は殴り合い試合のテント小屋だ。幕を開けて中に入ると、意味不明の叫びでわめいている賭博師たちがいっぱいいる。高ぶる俺のアドレナリンうへへへえ。( ゚‥゚)=3

 ここのルールは簡単。11でドツキ合って相手に最初の手傷を負わせた方が勝ち。通常のFF戦闘の一騎打ちを1ラウンドだけ行うわけだな。もし勝ったら、自分が賭けたのと同額の金貨がもらえる。

 俺はズカズカとリングに上がると、胴元に賭け金上限の金貨50をドサっと渡す。おおーっと響くドヨメキ。俺が挑んだのは殴り合い試合のチャンピオン、シセラ砂漠出身のたくましいオーガだ!!

 カーン!四角いマットのジャングルにゴングが鳴り響く。奴はカポーン、カポーンと脇を鳴らすと、鉄の刺の生えたグラブで俺に殴りかかってくるぞ。

【オーガのチャンピオン 技術点11

1R (オーガのチャンピオン/15)(ブリッツ/17) YOU WIN!!

 

 バコッ!俺のカウンタースマッシュでオーガはリングを転げ落ちた。金貨50枚獲得!なんだ張り合いがねえなあ。さあ、俺に挑んでくる奴はいねえか?

 お、来たなぁ?今度の相手は、キシュの西の奥地で捕らえられ、拳闘士として鍛えられた毛むくじゃらの蛮人だ。やっぱり今度も賭け金上限の金貨50枚を賭けて、カーン!殴り合い開始!!

 

【蛮人 技術点12

1R (蛮人/17)(ブリッツ/20) YOU WIN!!

 

 ゴキッ!蛮人の猛タックルをかわし、身体を反転させて脳天にネリチャギをぶち込む。毛むくじゃらのバーバリアンは目を回してひっくり返った。また金貨50枚獲得!いやいや、どーもどーも。照れるなあ。そんなに褒めるなって(*≧□≦)

 俺は賞賛の拍手を浴びつつ、胸を張って殴り合い試合のテントを後にした。

 

ロブ・ジョイ(ひそひそ)「けっこういい調子だな、うちの船長」

バーンズリー(ひそひそ)「ああ、だけどこの後、手痛いしっぺ返しを・・・」

スリングショット(ひそひそ)「・・・食らうのがいつものパターンだけどな」

ブリッツ「あ?なんか言ったか?」

乗組員たち「いえいえ、別に何でもありやせん。(´・ω・)

 

 サイコロの出目がいいせいか、ここまでボロ儲けだ。カラーってのはいい街だなあ(´ー`)

 稼いだ金貨をじゃらじゃら鳴らせ、手下を後ろに従わせつつ、俺は悠々と薄汚い街路を闊歩する。オラオラどけよ物乞いども。キャプテン・ブリッツのお通りだい!

 さてさて、あとやっていない賭博は・・・あ、あれだ、サイコロ賭博っ!!

 

 

 

借金踏み倒して大暴れ --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点11/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨328枚】 【獲得奴隷12人】 【航海15日目】

 

 サイコロ賭博場に入った俺は、うはっ!やべっっっ!!!( ゚Д゚)

 いちばん会いたくない奴と鉢合わせしちまった。昔馴染みの海賊ジアミル・エル・ファズークだ!奴にはけっこう多額の借金をしていたのだ。

 

エル・ファズーク「これはこれは、殺し屋アブダルの競争相手じゃないかね!」

ブリッツ「いや、最初は返そうと思ってたんだけどさ、ついその・・・いつの間にか・・・」

エル・ファズーク「この界隈でブイブイ稼いでいるそうじゃないか。もちろん俺が貸した金も返してくれるだろな?んー??」

ブリッツ「ええっと、どれくらいになってる?俺のツケ???」

 

 ええとね、なになに、本文によると・・・『この男には、賭博で負けた金貨数千枚の借金があるのだ』だってよ。ちょっと待てオイオイオイ((((;゚Д゚)))

 な に そ の 超 過 債 務 !

 ほうらやっぱり調子のってたらロクなことねぇ、とジトーっとした部下たちの視線を浴びる俺様。イタタタタ・・・(><)

 そしてネズミのようなズル賢い顔をしたエル・ファズークは、ここで会ったが100年目とばかりに借金を賭けてひと勝負しろ、としつこく迫ってくる。

 

エル・ファズーク「このわしから逃げられると思っとるのかい?」

ブリッツ「しっつけーな、わかったよ。勝負に乗ってやる!」

エル・ファズーク「サイコロ2つを振ってみな。合わせて7の目が出たらバンシー号はそのまま持ってていいさ。だがな、それ以外の目のときは、あの船はわしのもんだ」

ブリッツ「つまり、出目が7なら、借金は棒引きの帳消しだな?」

エル・ファズーク「もしこの賭けが嫌だと言うんなら、わしの手下が黙っちゃいないぜ」

 

 エル・ファズークの言葉に応えて、たくましい海賊の一団がずらーりと彼を守るように並んだ。

 こりゃあ逃げらんねえなぁ。俺は覚悟をきめてサイコロ2つを握りしめる。7でろ、7でろ、今日の俺はツイてるんだぁ・・・てい!

 あちゃ、出目は6だった(´・ω・`)ショボーン

 

乗組員たち(全員頭抱えて)「うはー、やってもうたぁあああ!!」

ブリッツ「いやあ、惜しかったんだけどなあ」

エル・ファズーク「貴様の負けだ。バンシー号はわしのものだぞ!」

 

 俺の部下たちの悲鳴と、エル・ファズークの高笑いがサイコロ賭博場にこだまする。俺は大人しくバンシー号を乗組員もろとも彼に引き渡す・・・わけないじゃん、バーカバーカ!!o( ̄皿 ̄)o

 

ブリッツ「ジアミル・エル・ファズーク!たとえ地獄に落ちても、貴様などにバンシー号をくれてやるものか!」

 

 そうわめきながら俺は剣を引き抜いて斬りつけーる!

 エル・ファズークは辛くもその一撃をかわし、自分の手下に「仁義を知らねえ若造のタマぁ取っちまえ!」と命令を下した!そーすっと、やる気ムンムンの海賊どもが俺に襲いかかってきたぞ!!

 

ブリッツ「ダグラス、仲間を引き連れてバンシー号に戻ってろ!」

ダグラス「サー・イエス・サー!でもキャプテン・ブリッツはどうするんで?」

ブリッツ「こいつらをじっくり可愛がってやる!泣いたり笑ったりできなくしてやる!」(にやーり)

 

 というわけで戦闘だ。俺の前に立ちはだかるのは、海賊3人、そしてジアミル・エル・ファズークの全部で4人だ。順番に叩っ斬るぞ!!

 

【海賊1 技術点8 体力点4

【海賊2 技術点8 体力点6

【海賊3 技術点7 体力点6

【ジアミル・エル・ファズーク 技術点9 体力点6

1R (海賊1/15)(ブリッツ/24) 海賊1/体力点-2

2R (海賊1/14)(ブリッツ/24) 海賊1/体力点-2 ←KiLL!!

 バシュー!俺の猛攻撃に勢い良く上がる血飛沫。まずひとーり!!

3R (海賊2/12)(ブリッツ/23) 海賊2/体力点-2

4R (海賊2/19)(ブリッツ/22) 海賊2/体力点-2

5R (海賊2/12)(ブリッツ/17) 海賊2/体力点-2 ←KiLL!!

 「ぐはあああ!」2人目の海賊も俺の凶刃の前にひれ伏す。これでふたーり!

6R (海賊3/18)(ブリッツ/20) 海賊3/体力点-2

7R (海賊3/12)(ブリッツ/23) 海賊3/体力点-2

8R (海賊3/15)(ブリッツ/24) 海賊3/体力点-2 ←KiLL!!

 「お、親方、こいつ強え・・・はぐ!」3人目もあっという間に血祭りよっ!!

 

 エンラキ島で手に入れた名剣の力もあって、力の差を見せつける俺様。

 にやーりと笑ってエル・ファズークへ諭すように語りかける。

 

ブリッツ「エル・ファズーク、俺と貴様の仲じゃないか。借金はチャラにしてくれよ、いいだろ?」

エル・ファズーク「ふざけるな!俺がいくら貸したかわかってんのか!お前に返してもらえないと、俺も破産なんだよお!!」

ブリッツ「知ったこっちゃねえよ。なあ、命には変えらんねえだろ、な?」

エル・ファズーク「金返せええキイイイイ!!!」

 

 逆上して俺に刃向かってくるジアミル・エル・ファズーク。しょうがねえな戦闘再開!

 

9R (エル・ファズーク/13)(ブリッツ/19) エル・ファズーク/体力点-2

10R (エル・ファズーク/16)(ブリッツ/19) 運試し吉 エル・ファズーク/体力点-4 ←KiLL!!

 

エル・ファズーク「こ、こんなことが、許されるのかあああ!」

 

 俺の「運任せスマッシュ」をモロに浴び、海賊のジアミル・エル・ファズークはこの世の理不尽さを呪いながら死んじまった。だから言わんこっちゃねえ。バカだなあ(* ̄ー ̄)

 あたりはひどい有様だ。足元にはエル・ファズークと手下たちの死体が転がっている。しかし離れたテーブルのところで賭博をしていた他の船乗りたちは、切り合いが終わったら興味がなくなったというように、また自分たちのテーブルに戻った。

 まあ、こういったことは日常茶飯事なんだろうな。珍しくもなんともないのだろう。

 さて、エル・ファズークの死体を探ると、金貨55枚が入った財布を見つけた!そりゃもちろん持っていきますともさ。俺があんたの遺産を有効活用してやるんだ。感謝してくれよ!

 こうして借金踏み倒しに成功した俺はさっさとサイコロ賭博場を出ることにする。あばよジアミル・エル・ファズーク。あの世ではもっと善人に金を貸した方がいいぜ!

 

 この街では十分に稼いだな。そろそろ潮時だろう。

 カラー市の波止場に戻った俺はさっそく出港を命令する。さあ次はどこに向かおうか?

 水先案内人の噂ではアシュールに流れ込む川の上流に、死の司祭が住む裕福な神殿があるということだが・・・やめとくか。

 けっこうここまで航海日使っちゃってるからな。これ以上の道草はよしとこう。ここは基本のやり方に戻るとしよう。

 

 内海に乗り出して商船を襲うぞ!

 

 

 

聞き分けのいい獲物 --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点10/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨383枚】 【獲得奴隷12人】 【航海15日目】

 

 俺のバンシー号は内海の穏やかな海面を進む。見張りは船の影が見えないかと、水平線から目を離さない。さあここで3d6だ。

 出目は14だった。戦力点以下なので航海日誌は、5日ではなく4日経過でOK。そしてなになに、本文によると『航海日誌の日数は偶数か、奇数か?』だって?航海はこれで19日目だろ、だから奇数だな。そうすると、どうなるかってぇと・・・

 乗組員のなかでいちばん目がいいドロクワが何か見つけたぞ。

 四角い帆を張った大きな商船が水平線に姿を現したんだ!

 

ドロクワ「お頭!右舷!水平線に船!!」

ブリッツ「ようしお仕事だぞ豚娘ども。マスかきやめ、パンツ上げ!」

 

 へへっ、深い喫水線だ。どっさり荷を積んでいるんだろう。おそらくは東の辺境からキシュの港へ向かっているに違いない。全部俺の獲物さ!ψ(*`ー´)ψウケケ

 俺は手下どもを甲板にずらっと並べ、帆をいっぱいに張って最大船速で接近していく。のんびり進む商船にバンシー号を横付けして、相手の船にズカズカと乗り込むのだ。それから剣を構えつつ船長と乗組員をガンつけて脅す。

 

ブリッツ「俺様はキャプテン・ブリッツだ。聞いたことあんだろ」

商船の船長「ひ、ひいっ!あんたが、あの極悪非道な・・・」

ブリッツ「大人しく荷物と乗客を差し出さないと、お前の命も船も、な く な る と 思 え ー っ ! ! 」

 

 俺の大喝でびりびりっと空気が震える。

 へなへなと腰を抜かす哀れな船長。さあ無駄な抵抗はやめてさっさと・・・あれ?(@・Д・@)

 哀れな獲物の反応は意外だった。怯えている乗客の輪の中から1人、ゆらーりと頭巾を被ったローブ姿の男が前に出てきたのだ。

 さっそく俺の手下でけんかっ早いバーンズリーが、こいつの襟首をつかむ。

バーンズリー「なんだてめえ、コラ!」

ローブ姿の男「・・・(何やら文句を呟く)・・・」

バーンズリー「何をぶつぶつ貴様・・・う・・・うわあああ!」

ブリッツ「バーンズリー!」

 

 こいつ、妖術使いだ!

 ローブ姿の男は短い呪文を唱えると、地獄の影男が雲か煙のように召喚された!巨大な漆黒の人型をした“影”は、不注意に近づいていたバーンズリーをがっしとつかまえて押し包むと、エナジーをちゅうううううっと吸収する。

 

ブリッツ「バーンズリー、生きてるか!」

バーンズリー「さ、寒い。寒い・・・ il||li (OдO`) il||li 」

妖術使い「フフフフフ、我が影魔術の餌食となれい!」

ブリッツ「このクサレ魔道士があっ!」

 

 しかし今のままじゃ剣が届かねえか、ちっきしょー、だったらこうだ!

 俺は空中浮遊している地獄の影男を切り裂くため、するするとメインマストに上がっていく。さあこっちに来いよ、サシで勝負をつけようじゃねえか!

 

【地獄の影男 技術点11 体力点6

1R (地獄の影男/14)(ブリッツ/18) 地獄の影男/体力点-2

 俺はくるっとマストに沿って回り、襲いかかってくる影を切り裂いた!

2R (地獄の影男/16)(ブリッツ/18) 地獄の影男/体力点-2

 何だこいつ見かけ倒しか?だんだん身体の黒さが薄くなってきたぞ。

3R (地獄の影男/19)(ブリッツ/23) 地獄の影男/体力点-2 ←Destroy!!

 俺はメインヤードから帆を伝って飛び降りる。くらえっ新必殺技だ!

 

 ブリッツ・ダウンフォール!!

 ズドオオオオンン!俺は自分の落下速度を利用して、ずばっと地獄の影男を切り裂く!影男は身の毛もよだつ悲鳴を上げながら雲散霧消してしまった。闇の世界に帰っていったのだ。

 さあ次は、こんな厄介な怪物を召還した妖術使いを痛い目に・・・って、あら?

 

妖術使い「な、なぜ私を!やめろお、ぎゃあああ!」

商船の乗組員「うるさい、バカなことをするな!」

商船の乗客「相手はキャプテン・ブリッツだぞ!」

商船の船長「お前のせいで巻き添えを食ってたまるかぁ!!」

 

 商船の乗組員や乗客が、あわてて妖術使いを取り押さえる。そして丈夫なロープで腕を縛り上げると、ざぶーん!さっさと舷側から海に放り出しやがった!

 はーなるほどね、無駄な抵抗はしませんてことだ。溺れようとサメに食われようと、こいつは自分たちとは無関係ってか( ̄▽ ̄;)

 

商船の船長(平伏しながら)「あんなたわけ者を乗せていて申し訳ありません!」

ブリッツ「ん・・・まあいいさ。商談再開といこうじゃないか♪」

商船の船長「は、はい、おっしゃる通りに、何でもいたしますぅー!」

 

 商船の乗組員も乗客も、船長の言葉に異存はないようだ。こうして結局俺様は、聞き分けのいい商船から金貨120枚と奴隷2を分捕ることで手を打った。さあお前ら、さっさとバンシー号に積み込め!

 

乗組員15人「 あら ほら さっさー♪ ( ゚∀゚) 」

 

 戦利品を移し替えた後、慈悲深い俺様は、協力的な態度に免じて商船をそのまま釈放してやることにした。

 お次は東の辺境地帯に向かうぞオラオラオラァッ!!

 

 

 

海の水がしょっぱいワケ --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点10/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨503枚】 【獲得奴隷14人】 【航海19日目】

 

 ここで恒例の3d6・・・出目は8。戦力点以下なので6日ではなく5日で到達した。

 東の沿岸は赤茶けた大地だ。草1本生えていない荒れ果てた土地は、その鮮やかな砂の色から「火の海」と呼ばれている。うーむ目算が狂ったぜ、こんなド田舎の辺境じゃあ、金持ちの船どころか漁師の小舟すら通らねえ・・・(´・ω・`)ショボーン

 しょうがねえから河岸を変えようかと思ってた頃合いだ。「お頭あ!お頭あ!!」目ざとい見張り番のドロクワが何か見つけたぞ???

 夕方で太陽が西の水平線に沈むとき、バンシー号のそばの海中で何やらキラッと光ったんだ。

 俺は船を停めて錨をおろすと、もっとよく調べてみるため、乗組員の中でいちばん泳ぎが得意なクリッパーを潜らせた。

 少しするとクリッパーは興奮した顔つきで海中から戻ってくる。

 

クリッパー「沈没船でさあ。浅瀬の海中に横たわってます」

ブリッツ「ほぉ。俺も調べに行こう。案内しろクリッパー」(いそいそと服を脱ぐ)

ダグラス「キャプテンが直に調べに行くのは危険じゃないスか?」

ブリッツ「うっせえな、下に×××が待ってりゃ潜るだろ、コノヤロー!」

 

 沈没船には財宝が隠されているって決まってんだ!というわけで副頭目が抑えるのも聞かず、俺はクリッパーと一緒に海へ潜る。ザッブーン! 

 

 ・・・ほほう。かなり古ぼけた船だな。

 沈(ちん)してから相当年月が経った商船の残骸だ。だが木の板はまだ腐っておらず、船の原形をとどめていた。

 船首と船尾に大きな穴が1つずつ開いているぞ。どちらから入ってみるかって?そりゃあもちろん船尾だよ。だって商船ってのは、大抵後ろの方にメインキャビンがあるものなのさ。当然そこに宝箱もウヒヒヒヒ(^^)

 ところが、船長室の中にいたのは・・・???

 

ブリッツ「(ぶくぶく)クリッパー(ぶく)なんだこの(ぶく)小動物は?(ぶくぶく)」

クリッパー「(ぶくぶく)海の妖精です!(ぶく)かっわ(ぶく)いーなー(ぶく)デヘヘ(ぶくぶく)」

 

 あーめんどくさい、以下(ぶくぶく)はカットね。

 沈没船に住んでいたのは6匹ほどの海の妖精(Nereidだった。水色の肌でエメラルドの目、かわいい少女の体つきをしたおチビちゃんたちは、俺らが入っていくと神経質そうに部屋の片隅に固まり、ぺちゃぺちゃ甲高い声でくっちゃべっている。

 こいつらじゃあ金貨は持っていないだろうなあ。別に戦う必要もないし、バンシー号に戻ろうか・・・と、考えていたそのとき・・・いちばん年長そうな海の妖精(それでも人間なら15歳くらいの年格好だ)が「上の世界の勇敢な冒険者よ!」と俺を呼びとめた。

 

海の妖精「私たちは魔法の生物です」

ブリッツ「見ればわかるよ」

海の妖精「私たちの宝を取り戻すのに手を貸していただけますか」

ブリッツ「でも、そのお宝とやらはあんたらの物になっちまうんだろ?」

海の妖精「それはまあ、そうです」

ブリッツ「うーん・・・ただ働きはちょっとなあ・・・」

 

 ここでまたぺちゃくちゃとミーティングする海の妖精たち。うぉーい早くしろお、こっちはお前らと違って息が続かないんだよお!ヽ(;´Д`)

 お?どうやら相談は終わったらしいな。いちばん年上の海の妖精が、コホンと咳払いをして近づいてきた。

 

海の妖精「わかりました。いとこの風の妖精(Sylphid)に頼んで、あなたの船を世界でいちばん早い船にしてさしあげましょう」

ブリッツ「・・・(●′з`,);ププッ」

 

 お前らみたいな貧弱なお嬢様たちに、そんなことやれるわけないだ・・・

 なんだよクリッパー、袖をつつくな!え?内緒話ヒソヒソヒソ・・・

 

クリッパー「海の妖精の頼みを断ると怖いっすよ!」

ブリッツ「わかったわかった、話だけでも聞いてやるよ」

 

 海の妖精の頼みとはこうだ。

 難破船の下にある洞窟に住むクレルという怪物が、海の妖精族の宝物である「塩の頭蓋骨」を盗んじまったのだ。

 この宝は海の妖精がいちばん大事にしているもので、海の神から授かった貴重なアーティファクトなのだ。「塩の頭蓋骨」は魔法の力によって、世界の海の水を塩辛くし、真水と分ける力が備わっている。何としてもこれを取り返したいんだってさ・・・

 ふーん、海水がしょっぱいのはあんたらのお宝のせいだったってわけか。

 

ブリッツ「 う そ く せ ぇ ┐(´д`)┌  」

海の妖精「嘘なんかじゃありません!」(ポロポロ涙をこぼす)

ブリッツ「帰るぞクリッパー!」

海の妖精「・・・(うるうるうる)・・・」

ブリッツ「うっ・・・」

 

 ま、まあ、ちょうど暇だったしな。もうちょっと付き合ってやってもいいゼ。

 おいクリッパー、お前だけバンシー号に戻って、船長はもうちょっとこの駄ボラに付き合うって乗組員に伝えてこい。俺が上がるまで錨を下しとけってな。

 「サー・イエス・サー!」さっさと水面に上がるクリッパー。そして俺は海の妖精たちに向き直る。

 

ブリッツ「あっしはチンケな海賊ですが、お嬢さん方のお力になりやしょう」

海の妖精「ありがとう!」(ちゅ!)

 

 ・・・(*´∀`*)タハハハ

 依頼の前金代わりに、俺は海の妖精から1本の薬をもらった。飲み干すと・・・おお、水中でも息ができるぞ!ウォーターブリージングのマジックポーションじゃねえか!!

 これで息が楽になった。さあ行こうか!

 クレルってのがどんな怪物か知らねえが、キャプテン・ブリッツ様が刺身にして食っちゃうぞぉ!

 

 俺と海の妖精たちは、船の下にあるクレルの洞窟の入口まで向かう。洞窟は海底に垂直に開いていた。心配そうな海の妖精たちは入口に止めておき、俺だけゆっくりと洞窟の奥に、つまりは深く深く、下に潜っていく・・・

 洞窟の壁に大きな横穴が無数に開いているが、それは無視。道草食わずにさっさと終わらせよう。

 さらに深く降りると、また横壁に大きなトンネルがあった。それも無視・・・深く深く潜る・・・

 ん?洞窟はかなり狭くなってきて、ここから下は50センチくらいの隙間が開いているだけだ。水が濁っているし、もうあまり日の光も通らない。

 うーん、クレルが怪物だとしたら、こんな狭苦しいところにはいないだろう。

 俺は肩をすくめて、さっきの大きなトンネルのところまで上がって引き返し、そっちに向かった。

 まったくなんだってこんな、1枚の金貨にもならないこと・・・ブツブツ・・・

 

 

 

息抜きの甲板大宴会 --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点10/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨503枚】 【獲得奴隷14人】 【航海24日目】

 

 トンネルは意外と長く、海底を曲がりくねって続いている。

 途中には壁や天井、そして床にも、人間の骨やそれ以外の動物の骨が散乱していた。たぶん上の沈没船の屍骸とかなんだろうな。それをクレルとやらがここまで引きづり込んで食っちまったわけだ・・・

 そんないろんな骨の中に、鼻面の長い頭蓋骨と、大きく伸びた腿骨をもった骨格があった。壁からとりわけ白くてきれいな骨が突出している。これはどうやらユニコーンの骸骨らしいぞ。

 俺はそろーっと手をのばして、頭蓋骨に突き刺さっているユニコーンの角を取ろうとする。もし手に入れられれば結構な根打ち物だからなヘヘヘ♪

 運試しは吉。俺はトンネルを崩さずに、頭蓋骨からすっぽり角だけを抜き取った。きれいだ。こりゃあ売り払うのはもったいないな。俺のお守りにしよう。うん、そうしよう。

 縁起良いものを手に入れられて運点+2だ(^v^) こんな海底にラッキーアイテムがあるとは思わなかったな。よーっし勇気づけられたぜ。俺は勢い良く足を動かし、スピードアップしてトンネルを泳いでいく!

 

 海底のトンネルが終わると、大きな岩の部屋に出た。

 ブクブクブク・・・俺以外にもあぶくを発生させている生物が1匹・・・

 デコボコの床で毛ガニのような足を絡み合わせてうずくまっている、とげだらけの甲羅を持ったオケラみたいな怪物が、自分のテリトリーに侵入してきた俺様を、黒く突き出た目でじーっと見つめている。

 こいつがクレルか!

 

???「いかにも、私がクレル」

ブリッツ「・・・!!!」

 

 突然頭の中に染み出してきた声に、俺はびっくりして泳ぎを止める!

 こいつ、脳波で会話できるんだ!!だったら・・・

 

クレル「お前は・・・」

 

 少し交渉してみるか?うまくすれば味方にできて、俺と一緒に戦ってくれるかもしれないぞ!

 

ブリッツ「俺様はブリッツっていう・・・」

クレル「・・・食物だ。ふむむむ、そうだ、食物だ」

 

 断定されちゃったよ(TдT)

 それからクレルは床を蹴って、ごぼおおっと俺に飛びかかってくる。口から飛び出した牙をガチガチ鳴らせながらな。結局、会話できても、脳みその中身はエビやカニとおんなじだコイツ。しょうがねえな、戦うしかねーだろ!!

 

【クレル 技術点8 体力点12

1R (クレル/15)(ブリッツ/20) クレル/体力点-2

2R (クレル/13)(ブリッツ/20) クレル/体力点-2

3R (クレル/12)(ブリッツ/19) クレル/体力点-2

4R (クレル/17)(ブリッツ/19) クレル/体力点-2

5R (クレル/14)(ブリッツ/20) クレル/体力点-2

6R (クレル/15)(ブリッツ/18) クレル/体力点-2 ←KiLL!!

 

 ほい一丁上がり!(*´▽`)

 しょせんはでっかいシャコのような甲殻類、俺の剣技にはかなわない。俺は魚河岸の料理人のようにこいつの脚と頭をぶったぎり、中の肉を取り出し、身を薄くさばいて、醤油とポン酢を添えて・・・いやそれはなし。

 と、とにかく、海底に巣くっていた怪物クレルを退治した!

 そうしてから岩屋の中を捜すと、海の妖精たちが求めていた「塩の頭蓋骨」も見つかる。クレルを倒した証拠の肉片と塩の頭蓋骨を持って、俺は意気揚々と洞窟の入口まで戻った。

 

海の妖精たち「ありがとうキャプテン・ブリッツ!」

ブリッツ「塩の頭蓋骨、確かに返したぜ。これからも海を塩っ辛くしてくんな」

 

 クレルの肉片はもらっとくな。だってさっきつまみ食いしたら・・・すげぇうまいんだ。まさに海老とカニと鯛を合わせたかのようなまろやかな味ジュルルル(≡゚∀゚≡)

 バンシー号の甲板に戻って、手下どもの前にどーんとクレルの脚を出す。料理長のメイスンと手下一の食いしん坊ホワイトムースは大張りきり。塩焼きにして香草をまぶしたらやっぱりうまそうな匂いがぷーんと漂ってくる!

 船蔵のラム酒を出そうぜ。さあ今夜は宴会だ!!♪d(´▽`)b

 

 甲板の上は酔いつぶれたり裸で踊ったりで、大騒ぎだ。最近みんながんばってたからな。たまには息抜きも必要よ。

 いつの間にか宴の場には海の妖精たちも乱入してきて、海面の上でひらひら舞い踊る余興を見せてくれる。月夜にキラキラ飛沫が舞い上がって、ホホーこりゃあきれいだねえ。

 そしてひとしきり宴会が終わった後、海の妖精はお礼にと、約束通り船足を早くする祝福を授けてくれた。甲板長のブルズアイがピュー♪と感嘆の口笛を吹く。「スゲエ!まるで水面を滑ってるみたいですぜ!」

 

 バンシー号は、これから先、航海日数を決める「3d6でバンシー号の戦力点と比べよ」と指示された場合、通常の3d6じゃなく2d6でよくなったのだ。

 

 上出来だ。本日をもって俺たちはウジ虫を卒業したぜ。

 乱痴気騒ぎの夜が明け、昇る朝日に向かって俺はニタリと口元を歪める。これからもっともっと略奪して、内海を恐怖のどん底に叩き落とす。そして殺し屋アブダルを出し抜いて海賊王の称号を手に入れる!

 

 これは我が船バンシー号。船は数あれど我が物は一つ。

 これぞ我が最良の友、我が命!

 

ブリッツ「起きろ豚娘ども!錨を上げるぞ!!」

乗組員15人「サー・イエス・サー!」

ブリッツ「次の屠殺場はトライスタ島の浅瀬だ!」

乗組員15人「アイ・アイ・サー!」

海の妖精たち「お達者で~♪(・∀・`)ノシ」

 

 

 

海賊に葬式はいらねえ --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点11/13】 【襲撃点11/11 戦力点15/15

【獲得金貨503枚】 【獲得奴隷14人】 【航海24日目】

 

 ちっ、時化てきやがったな・・・

 俺は曇天の空を見てから、いらいらして唾を海面に吐く。

 トライスタ島の浅瀬まで4日で到着した(3d6ではなく2d6なので自動的に戦力点以下となり、5日ではなく4日となります)。だが、どうも天候が良くねえ。

 獲物の商船も荒れ模様の天気に恐れをなして海に出ていないようだ。うろうろ無為の時間が過ぎるうちに・・・ポツ、ポツポツ、ザザーーーーーー!

 北の方から降ってきやがった。激しい豪雨だ!!

 ピカッ!ゴロゴロゴロ!!

 雷鳴が轟く。やばいな、大嵐に変わりそうな気配だ。ここで選択肢は2つ。

 

 (1)嵐に乗って南に向かう。

 (2)北に船首を向けて嵐が過ぎるのを待つ。

 

 泣く子と天気には勝てねえ(´・_・`)  

 俺は(2)を選んでいったん北に向かう。若干迂回するがしょうがねえ。嵐をやり過ごさないとバンシー号はバラバラになっちまうからな。

 なになに、ここで1d6か。出目は2。ということはここでさらに、大波に揉まれながら2日経過するわけか。くー、無駄な時間を過ごしちまってるな。嵐が過ぎ去ったら大車輪で稼がねえと、殺し屋アブダルに負けちまうぜ・・・クソっ(A )

 

 船内でみんなジリジリしつつも、やっと嵐が過ぎ去った。空は晴れ渡り波は穏やか。これでタクの港をスタートしてから30日経過だ。ここまでの航海日誌が偶数であれば・・・

 

ドロクワ「キャプテン!船だ!前方のちょい左!!」

 

 見張り番のドロクワが俺を呼ぶ。おっしゃあ!獲物発見!!って、あれは・・・

 特徴ある帆とはためく戦旗。ぐいぐいこっちに進んでくる力強い船速。

 キシュ市の軍船じゃん((((;゚Д゚)))

 その頑丈でいかにもやる気マンマンのマッチョな船体は、バンシー号より一回り大きいぞ。

 

ブリッツ「やべえなぁ。まるでそびえ立つクソだ」

ダグラス「どうしやす、トンズラこきますか?」

ブリッツ「それも手だが・・・ルカ、てめえはどう思う?」

 

 戦うか?逃げるか?俺は部下の中でいちばん知恵が回るルカの意見を聞いてみた。てへへっと頭をかくと、この10歳の坊主はパッと結末を予測する。

 

ルカ「苦戦して仲間は数人失うかもしれないけど、最後は俺たちが勝つよ。だって何もしないで2日間もやいでいたんだもん。こっちは休養十分でさあ」

ブリッツ「勝ったとして、見返りは?」

ルカ「金貨はまず持ってねえ。だけど日ごろ体を鍛えている兵士なら、奴隷市場で高く売れる!」

ブリッツ「ほほう・・・(にやーり)・・・ようし決めた。迎え撃つぞ!」

 

 嵐で足止めされた俺の手下どもは相当フラストレーションが溜まってる。ここで逃げたらバンシー号全体の士気が下がっちまうし、貴重な航海日がまた無駄になる。

 だから戦うことに決めた!奴らから何かしら分捕るぞ!!

 海賊狩りの軍船は素早く近づいてきてきた。訓練された精強な動きだ!甲板の兵士たちが引っかけ錨を投げつけ、がくーん!俺のバンシー号は猛烈な勢いで引き寄せられた。

 んん?あっち側で何やら、隊長らしい男が叫んでいるぞ???

 

軍船士官「掟知らずの海賊ブリッツ!正義の裁きを受けろ!!」

 

 やかましい!首切り落としてクソ流し込むぞ!!!

 大規模戦闘、開始ー!!!(#゚Д゚)

 

【キシュ市の軍船 襲撃点10 戦力点8

1R (キシュ市の軍船/15)(バンシー号/18) キシュの軍船/戦力点-2

2R (キシュ市の軍船/18)(バンシー号/16) バンシー号/戦力点-2

 「ぎゃああー!」「ぐわあーー!」 俺の手下が2人殺された!

3R (キシュ市の軍船/20)(バンシー号/19) バンシー号/戦力点-2

 「ぐふっ!」「こ、こないでえ、ひい!」 あっ、また2人、波間に消えた!!

 

ブルズアイ「4人死んだ!キャプテン、形勢不利ですぜ!!」

ブリッツ「退くな!根性見せろ!!ウラアアアーーーー!!」

 

 俺はエンラキ島の名剣を振りかざし、立ち向かってきた軍船兵士数名を一刀両断にする。そして後ろを守るマサムネも「御免!」とばかりに八幡国直伝の剣術で軍船の士官を斬り伏せる!ぶっしゃあ!元は人間だった肉片があたりに散らばる。

 「ひ、ひい!!」俺らの周りに立ち上る血煙りにひるむ敵兵の腰抜けども。

 よし、波が変わった。

 俺はダッシュして敵船に飛び移り、一気に敵の指揮官めがけて突っ走る。豚娘ども俺に続け!一気にたたみかけろ!!チャーージ!!!!!

 

4R (キシュ市の軍船/17)(バンシー号/18) キシュの軍船/戦力点-2

5R (キシュ市の軍船/14)(バンシー号/18) キシュの軍船/戦力点-2

6R (キシュ市の軍船/15)(バンシー号/19) キシュの軍船/戦力点-2 ←Sunk!!

 

ブリッツ「どうだ、クソ流し込んでやったぞ!あーははは!ひーひひひひ!」

 

 俺は哄笑しつつ、最後の仕上げとばかりに軍船に火を放ち、敵の船長をクビちょんぱにする。そして高らかにその首を掲げ、戦の勝利を宣言した!

 

 勝った!

 

 キシュの兵士たちのうち、勇猛な者はことごとく倒された。炎上している軍船はもうすぐ沈む。戦利品を運び出している余裕はないか。だが、降伏した生き残りの敵兵のうち、5体満足で奴隷として売れそうなのが11人集まった。全て船蔵にぶち込んどけ!

 しかし勝利の代償として、大事な手下4人が死んじまったか。

 地獄に召されたのは・・・

 

 スリングショット。石投げが得意だった。あいつが水面に石を投げると30回くらい水を切ってた。すげえコントロールだった陽気な男。あばよ。

 バーンズリー。すぐ頭に血が上る短気な荒くれ者。まあ、いつかは戦いで命を落とすと思っていたが、こんなに早くその時が来るとはな。地獄ではケンカするなよ。

 ザンバ。黒人の大男。無口だったが力持ちで、みんなに頼りにされてた。帆をたたむ時は疲れ知らずなあいつの独壇場だった。生まれ変わったらまともな百姓になりな。

 サンドラ。手下でいちばん細っこい体つきだった。元はタク市の男娼だった変わり種。女言葉でナヨナヨしてて、余興のたびに道化役で俺らを笑わせてくれた。そうか、お前も逝ったのか・・・

 

 まあ、海賊に葬式はいらねえ。死んだらハイそれまでよ、だ。

 サッサと気持ちを切り替えて、俺らは先に進む。

 次はロック島だ!

 

 

 

巨鳥の巣穴 --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点11/13】 【襲撃点11/11 戦力点11/15

【獲得金貨503枚】 【獲得奴隷25人】 【航海30日目】

 

 部下に犠牲者が出たが、いまさら後に引き返すわけにはいかねえ。

 俺達のバンシー号は内海を南下し、キシュの半島と火山島の海峡にあるロック島に向かう。ここで3d6(だけど海の妖精の祝福を受けたので、2d6)で戦力点以下・・・出目は4。航海日はプラス4日ではなく3OKだ。

 この島は海面から突き出た山そのものといった形で、なかなか船を寄せられる岸辺がない。そうこうして、ウロウロしているうちにさらに2たっちまった。ムキイイヽ(*`Д´)ノ

 山城のようなこの島は、頂上はほとんど雲に隠れ、ふもとは濃い密林に覆われている。時間を無駄にしてブツクサ言い始める俺の手下たち。

 

ジャンセン「こいつぁどうしようもねえな・・・(ばっさ、ばっさ)・・・」

ダグラス「河岸を変えるっきゃねえ・・・(ばっさ、ばっさ)・・・」

マサムネ「ところで、何ゆえこの島はロック島という名でござるか?・・・(ばっさ、ばっさ)・・・」

メイスン「さあて、知ってるか、物知りのルカさんよう?・・・(ばっさ、ばっさ)・・・」

ルカ「えっとね、山の上の方に巣を構えている巨大な鳥にちなんで・・・(ばっさ、ばっさ)・・・」

ブリッツ「ちょっと待て、さっきから、“ばっさばっさ”って、ナニ?(°Д°)

 

 ばっさ、ばっさ、ばっさ!!!

 バンシー号は出し抜けに大きな黒い影に包まれた。しかも猛烈なダウンウォッシュの旋風が吹き下ろされ、船体は木の葉のように揺れる、揺れる!

 

バンシー号全員「わあーーーお!!」

 

 上空だ!空を見上げると、ハゲタカ、いやその数百倍の大きさがある巨大な鳥がやってきた!そいつは船の周りを2回ほど旋回してから、ぎゅいーーーん!と急降下してくる!!

 はいみんなわかりましたね、バンシー号を襲った怪物の正体は・・・

 

ルカ「ろ、ろ、ろ、ろ、ロック鳥だぁ!!」

 

 ここで運試し。あっやべ、出目は6ゾロで凶じゃん。てへっ。

 ロック鳥は爪で俺をつかみ上げ、そのまま舞い上がって俺ごと島の方へ飛び去る!

 

ブリッツ「う、う、うわわわわ!!」

手下11人「お、お、おやびーーーーん!!」

ロック鳥「くわあーーーー!!!!」

 

 どうやら俺を自分の巣に運ぶつもりらしい。「エサみっけ♪」とご機嫌そうなロック鳥。

 そいつぁ冗談じゃねえぞ。俺は剣を抜き、ここが空中であるにも関わらず、めったやたらにロック鳥の胴体に斬りつけることにした。フライドチキンにしてやらあ!!

 だけどちょっと待てよ、こいつをやっつけたら俺も墜落死か?えーいそんなこと気にすんな。

 神様に任せりゃケツに奇跡を突っ込んでくれんだろ!

 

【ロック鳥 技術点11 体力点10

1R (ロック鳥/21)(ブリッツ/24) ロック鳥/体力点-2

2R (ロック鳥/15)(ブリッツ/20) ロック鳥/体力点-2

3R (ロック鳥/14)(ブリッツ/17) ロック鳥/体力点-2

4R (ロック鳥/17)(ブリッツ/21) ロック鳥/体力点-2

5R (ロック鳥/22)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

6R (ロック鳥/14)(ブリッツ/19) ロック鳥/体力点-2 ←KiLL!!

 

 俺はロック鳥の背中によじ登り、深々と翼の付け根に剣を突き刺した!

 うわっぷ!噴出するおびただしい血液が俺の顔に飛び散り、もはや前が見えなくなる。「ぐぎゃおおお!」ロック鳥が絶命の悲鳴を上げているのが耳から聞こえてくるだけだ。

 そして・・・足下がぐらりと揺らぐ・・・それはつまり・・・

 墜ちてる、堕ちてるよ!うっわあああああ!!!

 

 ばき☆ ぼが☆ がこ☆ びし☆ ・・・どさっ

 

 あつー!(><)

 ロック鳥が絶命したのは、運良く島の頂上付近だった。俺は3mくらい落下しただけで、奴が構えていた巨大な鳥の巣に尻餅をついた。

 俺をここまで運んできた巨鳥は、墜落したB-29のように尾羽を突き立ててド頭から密林に突っ込み、ぴくりとも動かねえ。どうやら死んじまったようだ。

 幸い、視界はいいので、沖合にバンシー号が見えた。手下どもがてんやわんやしているのがわかって苦笑する。俺がここで無事なのを知らせられたら、あいつらが救出にやってこれるかもしれないが、いかんせん手段がねえしなあ。

 はてさて、どうやって船まで戻ろっかな。

 山腹を下りて密林に入る・・・のは危険か。どんな生き物がいるかわからねえし、毒虫や毒蛇もコワイ。うーむ。

 おっ!この巣穴は底に穴が開いているぞ???巣を作っているシュロの葉をどけてみると、穴はトンネルとなって、島の地下に続いているようだ。

 よっし、このトンネルに潜りこんでみるべえ。

 

 うわ、なんだこの臭いは・・・!(+д+)

 トンネルを少し進むと、いくつもの死体が転がっていた。身体にはどれも大きくえぐられた傷。どうやらロック鳥に連れ去られ、ここで餌となった犠牲者らしいな。

 めぼしい物がないか死体をあさってみたいところだが、不運なこいつらはどいつもこいつも日銭稼ぎの船乗りっぽいし、あまり実入りは少ないかな。死体から発する腐れ病も怖いし、ここはスルーだな。先に進もう。

 俺は用心深くトンネルを下っていく。上にのぞく巣穴からの光が薄れ、トンネルの周りはやがて薄暗くなっていく。そこで初めて失敗に気がついた。

 しまった、光源持ってねえ!

 着のみ着のままロック鳥に運ばれたからな、火打石すら持ってねーや(´・ω・`)

 とすると、このまま下に嵌り込むのは危険だな。やっぱり引き返そうか・・・と思ったときだ。

 

 不意に、目に見えない、物凄い力の生物が俺の首筋に掴みかかってきた!!

 ((((;゚Д゚)))

 

 

 

穴小人に復讐(ヴェンデッタ)!! --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点14/20 運点10/13】 【襲撃点11/11 戦力点11/15

【獲得金貨503枚】 【獲得奴隷25人】 【航海35日目】

 

 なんだなんだ、いきなり!!

 俺は生存本能でエンラキ島の名剣を抜き、背後から襲いかかってきた奴に斬りつける。

 「おうっ!」まさか刃物を持っているとは思ってなかったのだろう。相手はびっくりしたような悲鳴を上げ、手を放した。

 だが・・・あたりを見回しても真っ暗闇だ・・・どこだ、どこにいる?ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)

 ばちーん!俺がキョロキョロしているうちに、得体の知れない生き物はもう一度襲いかかり、俺の顔を殴りつけた!こ・の・や・ろおおおーーー!!

 上出来だ。目玉えぐって頭蓋骨×ン×してやる!(`ヘ´)

 俺は剣をめったやたらに振り回して応戦する。視界が利かないハンデのため、この戦いの間、俺の技術点は-2ペナルティされてしまうが、それでもこっちの方が技術点は上だ。落ち着いて対応しろ!!

 

【目に見えない生き物 技術点7 体力点6

1R (目に見えない生き物/13)(ブリッツ/19) 目に見えない生き物/体力点-2

2R (目に見えない生き物/17)(ブリッツ/19) 目に見えない生き物/体力点-2

3R (目に見えない生き物/10)(ブリッツ/18) 目に見えない生き物/体力点-2 ←KiLL?

 

 はぁ・・・はぁ・・・やったのか?

 「ぎぃあーう!」相手の悲鳴が上がる。やはりまだ姿は見えないが、もう攻撃してこなくなったので、なんとか相手を撃退できたらしい。

 はたして「目に見えない生き物」とやらがどんな怪物だったのか、光源を持ってないから知るすべがない。そしてこんな暗闇の中に居続けるほど馬鹿じゃない。調べるのは後回しだ。とっとと先に進むことにするか・・・。

 

 トンネルをさらに進んでいくと、薄暗い洞窟に着いた。手探りで確かめると、道は2つ。

 1つは荒削りの階段が下に続いていて、その奥は真っ暗。2つ目は危なっかしい岩棚が上に向かって伸びていて、その奥はこちらも暗闇だ。ふーむ、どうしたもんかな・・・

 だけど俺は早いとこ海岸にたどり着いて、バンシー号で待っている手下たちと合流したいんだ。今までは山の内部をずっと下ってきたわけだから・・・よし、ここも階段を下りてみよう。

 俺は転ばないよう一歩ずつ注意して、そろーっと階段を下りていく。

 すると・・・

 

 明かりだ!(・∀・)

 階段の下の方に松明の灯火が見えるぞ。バンシー号の部下どもが迎えにやってきたのかな?俺はウキウキと近づいて行って・・・いや違う、あれは!

 バッと岩陰に身を隠す!!

 前方の横穴から出てきたのは4匹の穴小人(Troglodyte)だった。ふうう、あぶねいあぶねい。俺は以前、ファングの迷宮探検競技で、こいつらの集団に追いかけまわされたトラウマがあるんだよなあ(『死のワナの地下迷宮』参照)・・・((((;゚Д゚)))ガクブル

 幸い、素早く身を潜めたので、相手はこっちに気づいていない。大きな岩に隠れてそーっと覗いてみると、4匹のうち真ん中の2匹が、重そうな木箱を運んでいるぞ。

 金の匂いがする!(`・ω・´)

 そう直感した俺は、とっさの機転で剣をテコにして、隠れていた大岩をずずっと動かす。そして穴小人どもに向かって転がしてやった!

 

ブリッツ「そうら、ファングの仕返しだ、くらええええ!!」(←八つ当たり)

 

 ゴロゴロゴロと岩が騒々しい音を立てて転がり落ちていく。

 それを聞きつけた穴小人どもは槍を構えて俺の方に階段を上ってくるが、そのおかげで逃げ道もなくなって岩の正面に出ることになった。

 

穴小人ども「うきょ?うききゃ、うきょききいい!!」

 

 自分たちの方に転げ落ちてくる岩の塊を見て、あわてて逃げだす穴小人。ハハッ、だがもう遅い。速度のついた岩はやがて奴らに追いつき・・・

 

 ごばっ☆ばきょ☆ぐしゃ☆べちゃ☆

 

 ・・・ミンチ肉の出来上がりだ。

 愉快痛快、引き潰された者たちを見下して、俺は悦に入って高らかに笑う。

 ギャハハハハッ!見たか穴小人ども!復讐したぞ(ヴェンデッタ)!!(´∀`)

 俺はゆっくりと階段を下り、穴小人の血まみれの肉塊を取り除き、奴らが運んでいたお目当ての木箱をぱかっと開けてみた。うお!

 金貨100が入っていたぞ。ボロ儲けだ!ヽ(・∀・)

 この島でそんなに稼げるとは思わなかったな。予想外のボーナスで俺はにやにやしつつ、ずっしりと重たい戦利品を担いで横穴に入る。

 そして数百メートルほど歩くと・・・洞窟を抜け・・・陽光の下に出た!

 ここは山のふもとの密林の中だ。何とか海岸までたどり着いた俺は、捜索しにやってきた部下どもと出会う。

 

ブリッツ「オイッス!」

ダグラス「キャプテン・ブリッツ、生きてやしたか!」

ブルズアイ「心配しましたぜ!」

ブリッツ「ヘヘヘ、死んでたまるかってんだ。見ろこれを!」(金貨100枚をじゃらじゃら)

手下11人「おおー♪」

 

 さすがキャプテン・ブリッツ。ただじゃ転ばねえ。

 そんな乗組員たちの賞賛の口笛を浴びつつ、俺は意気揚々とバンシー号に戻った。

 さあ、略奪の航海を続けるぞ!まだまだ破壊と恐怖が足りないぜ!!

 

 

 

シュルパック市の奴隷市場 --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点14/20 運点10/13】 【襲撃点11/11 戦力点11/15

【獲得金貨603枚】 【獲得奴隷25人】 【航海35日目】

 

 バンシー号はロック島の海峡を抜け、南の海に出た。

 期限まで残り15日か。どうすんべえか・・・と、地図を広げて今後の進路を考えているときに、甲板長のブルズアイが報告をよこす。

 なんでも、船蔵にぶち込んでいた捕虜たちの健康状態が相当ヤバイらしい。

 ほうほう、確かに最下層で衛生的に良いとはいえないが、食うもの食わせてたし、ちゃんと日光浴もさせてたぞ?

 

ブルズアイ「じゃあ、お確かめになってくだせえ」

ブリッツ「ふむ・・・」

 

 というわけで、俺は今までキャプチャーした捕虜をぶち込んでいる船蔵に下りていく・・・

 

 うわぉ( ° ° )

 

 こりゃアカン。早いとこ奴隷にして売り払わないと、俺らにまで伝染病がうつっちまう。

 ということで俺は、直近で奴隷市が開かれているシュルパック市にバンシー号を寄港させることにした!

 

 ここで航海日数を決める3d6、でも2d6OK。出目は9で現在の戦力点より下だ。6日ではなく5で目的地に着いたぞ。

 シュルパック市は大きくて美しい都だ。俺たち海賊は、ラガシュ、キシュ、マラッドなど、主としてシュルパックの商売相手の都市の船を狙うので、この街は海賊にとって好意的なんだ。

 そして当然、そういうところで海賊たちが戦利品を売り払うわけであり、その戦利品の中には、奴隷もいるってわけさ。

 

 俺たちはバンシー号から獲得奴隷25人を荷揚げし、一列に並ばせて鎖でつなぎ、奴隷市場まで向かう。ほれほれ、歩け歩け!お前らに新しい明日を約束してやるぞ!!(0゜▽゜)0

 奴隷市場は蒸し蒸しした熱気に覆われていた。奴隷はこの場所で衣服をはぎ取られ、買い手側に体の隅々まで調べられるため、奴らが体を冷やさないようにわざと蒸し暑くしているのさ。奴隷よりもご主人様の方が我慢しなきゃならないっていうのも変な話だが、大事な商品が病気でもしたら、その分儲けも減っちまうからな。合理的ではあるな。

 さて、俺の馴染みの奴隷商人は、と・・・おお!いた!

 

ブリッツ「アーク!こっちだ!!」(口笛を吹く)

アーク「キャプテン・ブリッツ!また大口でぞろぞろ連れてきたねえ!」

ブリッツ「元は屈強な兵士から、かわいい召使の娘まで、なんでもござれだ。ようっく見てくれよ♪」

 

 太って快活な男、この商人の名はアーク・ト-クギョー・シャー。俺のお得意さんであり、奴隷専門卸売業者「トークギョー商会」の主だ。アークは俺が連れてきた捕虜たちの顔色と歯並びをキッチリ見定める・・・

 それから頭を掻いて、申し訳なさそうに言ってきた。

 

アーク「1人につき金貨8・・・いや、7枚ってとこだな」

ブリッツ「はぁ?おいおい、そりゃねえよ!」ヽ(  ̄д ̄;)

 

 アークが言うには、先頃シュルパック市とマラッド市の間で戦争があって、多くのマラッド市民が捕虜になった。結果、奴隷がだぶついて売値が下がってきているらしい。仲買人に卸すとしてもそれくらいの値段にしかならんそうだ。

 しょうがねえな、仲買人を通さず自分で売り出すことにしよう。とりあえずそこに奴隷を一列に並べておいて商談だ。なあアーク、俺とお前の仲だ、なんとかならねえかなあ?

 

 (ここで1d6を振り、出目は1だった。そうすると・・・)

 

アーク「あそこで奴隷を品定めしている爺さん、いるだろ?」

ブリッツ「おうおう、けっこういい身なりだな」

アーク「目があまり良くない、なんてことはない、と思うんだが、ね」(ウィンク!)

 

 カ モ 見 っ け ♪ ありがとーう!\( ̄▽ ̄)

 俺の奴隷が弱っているのに気づかない金持ちの老人は、自分では大儲けしたと喜びつつ、奴隷1人につき金貨15枚を支払うと申し出る。ということは25人全員ひとまとめで売り払って、15×25だから、えーとえーと・・・

 

ブリッツ「ルカ、計算!」

ルカ「サー・イエス・サー!・・・金貨375だよ。キャプテン!」

ブリッツ「見事だ!貴様の取り柄を見つけた!」

 

 濡れ手に粟だぜ!俺は老人と契約書を取り交わし、奴隷を全員引き渡す。いやあ旦那、いい買い物したねえ((((^^)ノウヒョヒョヒョヒョ

 この取引に十分満足した俺は、仲介してくれた奴隷商人アーク・トークギョー・シャーに今度一杯奢る約束をして、奴隷市場をそそくさと後にした。クレームが来ないうちにさっさとずらかるぞ!

 

 それから俺はシュルパック市のスラムに向かう。なぜかっていうと船員補充のためだ。ここには金のためならどんなことでもするという男どもがウヨウヨしているからな。

 つまりここでは金貨50枚につき戦力点を1点回復できる。もし戦力点を2点回復させれば13だ。航海日数を決める2d6で、絶対アンパイなわけか。勝負の期限は残り10日だからな、ここからは1日の違いが大きくなるぞ。

 ようっし、金貨100枚使っちまうぜ。こうしてバンシー号の戦力点は13になった。ここで加わった新たな乗組員は2人だ。お前らの名前は何だ、スキン野郎?

 

新乗組員1「ベンソンです、サー!」

新乗組員2「ハリソンです、サー!」

 

 ベンソンとハリソン・・・どうやらこいつら双子らしい。ステレオで応答してきやがる。まあいいやOKOK( ̄ー ̄)

 豚娘ども、錨を上げろ、出港だ!

 戦力を補充した俺のバンシー号は、気合十分に南の海へと乗り出す。風向きもいいカンジだ。お次は三姉妹群島へ向かうとするか・・・

 

 

 

ソンミ島の虐殺 --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点14/20 運点10/13】 【襲撃点11/11 戦力点13/15

【獲得金貨878枚】 【獲得奴隷0人】 【航海40日目】

 

 薄汚い奴隷を全員売却してきれいさっぱり、バンシー号は南の海をひた走る。

 ここで航海日数を決める3d6・・・じゃなくて2d6なら自動的に戦力点より下。5日ではなく4日で三姉妹群島に到達した。期限の50日間が近づいているからな、おそらくここが最後の稼ぎどころだろう。

 名前のとおり、ここは寄り集まった3つの島でできている。バンシー号からいちばん近い島は草木が豊かでわらぶき屋根の村が見える。その隣の島は火山そのもの、数千メートルはあろうかという円錐形の山がそびえている。いちばん遠くに見える島は、砂浜とヤシの木ばかりだ。

 さあて、どこから行こうか?

 ま、Fighiting Fantasyの特性からいって、3つの選択肢のうち1つは絶対BAD ENDが待ち受けているだろうねタハハ(ノ-_-)ノ

 とすると火山島はボツだな。たぶん上陸した瞬間にあぼーんみたいなオチだろう。んー、いちばん近くの手入れが行き届いた村のある島に上陸すっか。

 航海始めてからもう40日以上が経過した。新鮮な食料と水が欲しいところだ。よーっし、パパ、略奪しちゃうぞおー(>▽<)・・・って、あら?

 

ダグラス「歓迎・・・してる・・・みたいですぜ???」

 

 副頭目のダグラスが意外そうに呟く。そう、バンシー号が近づいていったら、数百人の原住民が浜に駆け寄り、太鼓を叩いて迎えてくれたのだ。

 原住民は男も女も色白で、長い褐色の髪を弁髪みたいに垂らしている。俺らが上陸すると

きれいどころの娘が花輪をかけて「エバの祝福のキッスでーす!」(byびっくり日本新記録)みたいな歓迎っぷりだ。いや、わかりにくい例えでスマンが。

 まあ平和裏に交渉できるんなら、その方がいいさ。俺だって好んで人殺しなんかしたくねえ。とりあえず村の長のところに案内してちょうだいよ・・・って、うわわ、押すな、押すなってば!

 原住民は俺らに群がって、熱狂的に踊りまわりながら、村の広場に案内する。そこではニコニコ笑いながら歓迎の言葉を述べる長老が出てきた。

 この島はソンミ島という名で、今日は1年に一度のお祭りらしい。そして、そのおめでたい祭事の日に現れた俺らについて、海神の使いだと思ってくれているようだ。ホントカヨ???

 

ブルズアイ「じゃあ、食糧とか水とか、補給してもらえそうですね?」

ブリッツ「長老さん、お願いできるかい?」

長老「もちろんですともじゃ!どんなことでも手をお貸ししましょう!」

ジャンセン「いーやっはー!」

ホワイトムース「おお、ごーちーそーうーだー!」(じゅるじゅる)

 

 手下でいちばん食いしん坊のホワイトムースが至福の表情をしている。うーん、ありがたいねえ。ここで宴会に突入だあー!

 原住民たちは酒を勧め、陽気な太鼓のリズムに合わせて踊る。ほっほー、こいつは楽しい、楽しいぞ!

 思わず俺らも上機嫌になって、いっしょに踊っちゃうのだった。

 

 わーになってーおーどーろーランラララ~♪

 ヘ(^-^へ)(ノ^o^)ノヘ(^-^へ)(ノ^o^)ノヘ(^-^へ)(ノ^o^)ノ

 

 ふいー、酔いが回ったぜ~。

 俺らは1人、また1人と、踊り疲れて寝てしまう z z z z z ・・・ 

                                              ・・・

                                                  ・・・ハッ!(」゜ロ゜)

 こ こ は ど こ だ ?

 次の日、目を覚ますと、俺たちは全員ひとまとめでオリの中に閉じ込められていた!

 

バイパー「あ、あれ?」

クリッパー「どゆこと~?」

ダグラス「ちょっと冗談が過ぎるぜ、ソンミ島の皆さん!!」( ̄△ ̄#

 

 俺らがぶち込まれたオリの前にいたのは長老だ。昨晩の陽気な表情とは全く別人の、いかめしいツラでこう言ってきやがった。

 

長老「ソンミは聖なる島じゃ。汚れた目でこの地を見た者は、生かしておくわけにはいかんのじゃあ」(にやり)

 

 ほほう。要するにお前らおっ立っちまったわけだ(-_-)

 まんまと一杯食わされた俺たち。長老が有無を言わさず判決を告げる。汚れた魂の海賊どもは、本日の夜、生贄として弓で一斉射殺だとさ。

 

ルカ「どどど、どうしやしょう、キャプテン・ブリッツ~」

ブリッツ「さえずるな!ロブ・ジョイ!!」

ロブ・ジョイ「へいっ!」

ブリッツ「10秒だ!この障害物は10秒でやっつけろ!」

ロブ・ジョイ「サー・イエス・サー!」

 

 ここで運試し。結果は吉だ。俺の手下の中でいちばん指先の器用なロブ・ジョイが、オリの柱が緩んでいる箇所を発見する。そしてそこを、手下全員で必死にゆすると・・・ぼこっ。

 柱はすっぽり抜けた!

 奴らが汚れスキンのザーメン頭だったことには、俺らの武器を取り上げないでいた。

 こんなだまし討ちに対して完全に頭に血が上った俺たちは、それぞれの武器を引き抜き、飢えた狼の如くオリから飛び出す!そして手当たり次第にソンミ島の原住民に報復攻撃を仕掛けるのだ。

 いきなりの反撃に不意を突かれ、平和ボケしていたソンミ島の原住民たち。みんな慌てふためいているぞ。オラオラオラア!バンシー号の逆襲だあっ!

 

【村人 襲撃点7 戦力点6

1R (村人/17)(バンシー号/18) 村人/戦力点-2

2R (村人/16)(バンシー号/22) 村人/戦力点-2

3R (村人/14)(バンシー号/20) 村人/戦力点-2 ←Massacre!!

 

 「焼き払えええええ!」所詮は大規模戦闘などしたことない原住民の男たち。俺らの血に飢えた剣にかなうべくもない。目についた人間を全て斬り殺してから、松明で村の到る所に火をつけることにした。燃えろ燃えろ!ヒャハハハハッ!!

 

長老「な、なな、なんてことおおお!」

ブリッツ「お?てめえ、まだ生きていたか!」

長老「呪われろ!呪われろおおお!!お主はいつか畜生道に落ちるのじゃああ!!!」

ブリッツ「うるせえ!」(首ちょんぱー)

 

 俺は斬り落とした長老の頭部を槍にぶっ刺し、広場の中心に突き立てる。どうだ!ソンミ島はキャプテン・ブリッツ率いるバンシー号が制圧したぞお!

 勝ちどきを上げる俺たち。しかし村の女と子供は散り散りになって島の奥に逃げ込んでしまった。奴隷にしようと思っていたのになあ。ちえ。

 結局この島では、おびただしい死体以外何も手に入らなかったわけか。あーあ。俺らは何事もなかったように、沖合に停泊させていたバンシー号まで戻った。

 そして思う存分破壊しつくしたこの島を後にするのだった。

 

 

 

海賊の宝を横取り --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点14/20 運点9/13】 【襲撃点11/11 戦力点13/15

【獲得金貨878枚】 【獲得奴隷0人】 【航海44日目】

 

 さて、三姉妹群島の中で、もう1つくらい島を回れそうだな。

 火山島はさっき決断したようにスルーなので、ヤシの木の島の方へ行ってみよう。

 つーわけで、俺らはヤシの木島(ブリッツ命名)に上陸する。砂浜は広かったが、奥に進むとココヤシが密生していた。

 「これだけ見事なココヤシなら、立派な実も成ってるはずですぜ」と料理長のメイスン。そーいえば船の食料も残り少なくなってきたんだっけ。ソンミ島では結局何も補給できなかったし、この島に宝物はなさそうだが、食い物でも拾っとくか。そう考えて俺らは島の奥に入っていく。

 するとやがて、意外な光景に出くわした!

 

 島の中央部は大きな入り江になっていて、島の反対側から入ってこれるようになっていたのだ。そしてその入り江に小型の海賊船が停泊しており、岸では俺らと同じような海賊がせっせと何かを埋めている。

 い た だ き だ ! (ミ ̄ー ̄ミ)ニヤ

 こういうときのために申し分ないほどの訓練を受けていたんだ。俺は匍匐前進でずりずりと忍び寄ってから、手下どもに覚悟を決めさせた。

 

ブリッツ「この期に及んでケツまくりたい奴はいるか?」

乗組員13人「サー・ノー・サー!!」

ブリッツ「あの宝物を手に入れようじゃねえか」

乗組員13人「サー・イェス・サー!」

ブリッツ「たとえ人食い族の巨根が粗チンになろうとも、あのお宝は俺たちのものだ!」

乗組員13「殺せ!殺せ!殺せ!」

海賊ども(こっちの雄叫びにギクっとして)「誰だそこにいるのは!」

ブリッツ「チャーーーージ!!」

 

 大規模戦闘だ!俺らは腹の底からわめき声を出して抜刀突撃する。しかし奴らも慌てふためきながら応戦態勢を整えてきた。

 「てめえ!俺らを海賊の手下と知っての襲撃か!!」なんて敵は怒鳴り返してきたぞ。おう、なかなか連携のとれた動きじゃないか。けっこう手ごわいかも!

 

【海賊の一味 襲撃点10 戦力点6

1R (海賊の一味/20)(バンシー号/23) 海賊の一味/戦力点-2

 ハン、お前らの親分なんて知るもんかよ!

2R (海賊の一味/14)(バンシー号/20) 海賊の一味/戦力点-2

 短期決戦だ。火のように攻めるぞ、一気に押せ!!

3R (海賊の一味/17)(バンシー号/16) バンシー号/戦力点-2

 「ぐはあ!」「ひぎゃあ!」あっ、反撃で手下が2人やられた!てめえ!!

4R (海賊の一味/19)(バンシー号/21) 海賊の一味/戦力点-2 ←Eliminate!!

 だけどこれで勝負ありだ!!

 

 俺らは先手を取ったペースのまま押し切り、白い砂浜に赤い血と桃色の肉片が振り撒かせ、海賊どもをバラバラに屠る。

 勝どきを上げろ!バンシー号の勝利だ!

 こっち側は補充水兵のベンソンハリソンが犠牲となったが(短い出番だったな・・・)、それに対して余りあるだけの殺戮でもって応えてやった。

 たぶんヒットポイント0以下、瀕死状態で横たわっている敵海賊の1人に俺は話しかけ、情報収集をしてみる。

 

ブリッツ「貴様、どこの穴で育った海賊だ?」

敵海賊「ブラッドアックス・・・様・・・すまねえ・・・(がく)」

ブルズアイ「ふーむ、どうやらこいつら“ぶらっどあっくす”とかいう首領に命じられて、戦利品を埋めにきた分遣隊みたいスね」

ダグラス「たぶんここは、奴らの秘密の停泊地なんでしょうな」

ジャンセン「仕返しされるかな?」

ブリッツ「だからなんだ?ロブ・ジョイ!!」

ロブ・ジョイ「へぇーい!」

 

 俺様は躊躇せずに奴らの宝箱を分捕る。そして手下の中でいちばん錠前開けのうまいロブ・ジョイの出番だ。彼がお茶の子さいさいとばかりにその箱をこじ開けると・・・金貨112が入っていた!

 いやっほー!(⌒▽⌒)

 俺は海賊の宝を横取りし、なおかつ奴らの船の中をあさって、ニプール島までの航海に十分な食料と水も手に入れた。ここら辺が潮時だな。

 ようっしお前ら船に戻れ、ニプール島に向けて出航だぁ!!

 

 バンシー号は三姉妹群島を離れ、南のニプール島に向け、波を蹴立てて進む。だが・・・

 むう?南からの波が時化てきたぞ。ゴール目前にして嵐の到来だ!!

 ここで3d6じゃなくて2d6、出目は9。戦力点より下だ。先へ進むのがけっこう難しくなるが、幾多の戦いと試練を潜り抜けてきた俺の部下の腕は確かさ!

 期限の50日まであと少ししかない。ここで立ち止まっていられるか!全員が一丸となって櫂を漕ぎまくり、帆を巧みに操作しつつ、嵐の中を突き進む。

 豚娘ども覚悟を決めろ!闘魂!闘魂!闘魂!(`Δ´)

 そして・・・嵐が・・・過ぎ去ると・・・

 

ドロクワ「キャプテン・ブリッツ、見えてきやしたぜ!」

 

 見張り番のドロクワが叫ぶ。水平線に見えてきたのは、略奪勝負の終着地点、南の海にぽっかりと浮かぶニプール島だ!

 おおっと、ここで本文によると、なになに・・・『君はこの冒険の初めの頃、四つの風の王から二つの袋をもらっているか?』・・・だと?

 

 なにそれ関係ねえっしヽ('`)

 

 ということで、ここでは何のイベントも起こらず、俺たちのバンシー号はニプール島で唯一の湾に入っていく。

 やれやれ、やっと着いたかぁ。ここで最後の3d6じゃなくて2d6・・・出目は7。航海日数は5日じゃなくて4OK

 タクの港を出てから合計48日目にして、目的地のニプール島に到着だ!!

 

 

 

ルカとの別れ --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点14/20 運点9/13】 【襲撃点11/11 戦力点11/15

【獲得金貨990枚】 【獲得奴隷0人】 【航海48日目】

 

♪さらばニプールよ また來るまでは しばし別れの涙がにじむ

 恋し懷かしあの島見れば 椰子の葉陰に十字星

 波の飛沫で眠れぬ夜は 語り明かそよデッキの上で

 星が瞬くあの星みれば 加え煙草もほろ苦い ハーコリャコリャ♪ (*^o^*)

 

 目的地に到着して俺の手下どもは大喜びだ。内海の船乗りたちの間で局地的にはやっている流行歌などを合唱して、バンシー号はニプール島に入港した。

 ここは内海と外洋を繋ぐ交易の要所だ。俺らの競争相手だったアカのヘイベルダール号はすでに港に錨を下していた。どうやら殺し屋アブダル本人は約束の集合場所、この島のただ1つの山の頂上にもう出発したらしい。

 ということはヘイベルダール号に残っているのは数人ぽっちの乗組員だけ。思わず襲いかかりたい衝動に駆られるも、ここはぐっとガマンさ。

 この島は海賊に敵対的じゃないが、友好的でもない。派手なことはしない方がいいだろう。

 

 さて、やっと着いたニプール島。ここでまず最初に何をするかというと・・・

 2日間を休息に充てた。そのおかげで体力点+2だ。過酷な航海の垢を落し、気分さっぱりリフレーッシュ!!ヽ(*^。^*)ノ

 こうして俺は期限の50日ぎりぎりまで時間を使ったのさ。どうせケンカするなら冷静にやらないとな。

 さて、そろそろ行くか。山の頂上じゃあアブダルがカリカリして待っていることだろう。

 だけどその前に、ちょっとやることがある・・・

 

 俺はこの島で懇意にしている貿易商人と会う約束をあらかじめしていた。そいつは港町アリオンでそこそこに成功した羽振りのいい男で、最近は魔法も研究して魔術師を自称しているっていうから、頭もそれなりに切れる奴だ。

 まあ、こいつなら、大丈夫だろな・・・

 彼とごにょごにょと内緒話をしてから、桟橋でたむろしている手下どものところに戻る。

 

ブリッツ「ルカ、ルカはいるか!」

ルカ「へい!なんスか、キャプテン?」

ブリッツ「こいつは俺の知り合いの商人だ。アリオンでけっこう羽振りがいい」

アリオンの商人「私の名はアイフォー・ティーニンだ。以後よろしく」

ルカ「はあ・・・?」(首をかしげながら握手)

ブリッツ「で、だ、こいつにも俺は金貨数千枚の借金をしていてな・・・(´д`)」

 

 俺は苦笑いをして頭をポリポリ掻く。どうもウソをつくのは苦手だな。

 

ブリッツ「・・・お前を売ることにしたんだ」

 

 うちの手下の中でいちばん頭が切れる少年水夫のルカは、鳩が豆鉄砲食らったような顔で立ち尽くす。

 

ルカ「ふええええ????」(_;)

アリオンの商人「そういうわけだルカ君。キミは今日から、私の徒弟として働いてもらう」

ルカ「ち、ちょっと待って、キャプテン・ブリッツ!!」

ブリッツ「まあお前なら、何とかなんだろ、あばよ!」

ルカ「ひ、ひどいよおー、うえーーん!!。・゜゜⌒(TOT)⌒゜゜・。」

 

 さあ、そこからは泣き喚くガキをなだめるのに一苦労だ。

 最後は「お前はろくに戦えないウジ虫だ!最下等の生命体だ!貴様の顔を見たら嫌になる!現代美術の醜さだ!」などと罵詈雑言と鉄拳制裁をビシバシ加えてバンシー号からひっぺがした。

 頭をタンコブだらけにしながらもじたばた暴れるルカを、手下全員で押さえつけ、やっとこさ商人の馬車に乗せる。他の乗組員は彼に別れを惜しみつつ、やがてガタガタと馬車は動き始めた。その様はまさに・・・ドナドナドーナー、ド~ナ~♪

 

アリオンの商人「さあ行こうか、ルカ君」

ルカ「くすん・・・くすん・・・えぐ・・・ひっく・・・」

他の乗組員「あばよー、元気でなー!!」

 

 こうして俺は、10歳の少年のルカをバンシー号から引き離したのだ。

 ♪さらばニプールよ また來るまでは~、とくらあ。ヘヘっ。

 

ダグラス「これでよかったんですかね?」

ブリッツ「ああ・・・ルカは機転も回るし計算能力も高い」

 

 こんなドチンピラどもの中に埋もれさせるには惜しい逸材だ。船長としてやるべきことをやったまでよ。ふっ(--;)

 

マサムネ「しかるべき師匠につけば、さらに能力を伸ばせるということでござる」

ブリッツ「まあ俺みたいな英雄にはなれねえけど、まっとうな人生は送れるんじゃねえの」

メイソン「しかしまあ大泣きでしたなあ」

ジャンセン「相当恨まれましたぜ、キャプテン」

ブリッツ「だってさあ、本人に話してもたぶん拒否されただろ。だったらだまし討ちしかないじゃん」

ブルズアイ「いやいや、まあ・・・だけど、ちいっとばかし寂しくなりますな」

ブリッツ「ま、海賊ってのは、あんな子供がやるような仕事じゃねえってことだ」

ダグラス「さて、それで、俺たちはこれからどうします?」

 

 俺はにやりと笑って手下どもに向き直る。

 

ブリッツ「大人の仕事をやるんだよ。ケジメつけにいこうじゃねえか!」

乗組員10「サー・イエス・サー!!」

 

 そう、大人の仕事で、かつ、大人げない仕事。 

 いよいよこの冒険も大詰め、殺し屋アブダルとの最後の勝負だ。どっちが多く金貨を稼いだかお互いに見せつけ合うのだ。

 俺らはバンシー号から獲得金貨990枚を木箱に移し替え、約束した場所に向かってえっちらおっちら山を登っていく。

 そして山の中腹まで来たところで、高い壁に出くわした・・・

 

 

 

ファイナルファイト! --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点9/13】 【襲撃点11/11 戦力点10/15

【獲得金貨990枚】 【獲得奴隷0人】 【航海50日目】

 

 高い壁に沿って歩いていくと、があったぞ。

 門の両側には2体の巨大な石像があって、それらに渡した長い角材から、ぶらーんぶらーんと揺れているのは・・・船乗りの死体だ!

 思わずぎょっとする俺の前でぎいっと門が開いて、黒いローブをだらしなく身にまとった老人が現れた。

 

黒ローブの老人「お前さんもお山を見に来たんじゃな。お山を見たいなら、門番と戦わなくてはならんな。ひゃっひゃっひゃっ・・・」

 

 薄気味悪いジイサンは歯抜けた口を震わせながら甲高い声で笑う。どうしようかな、こいつを押しのけて門の中に入ることも容易そうだが。

 

ブリッツ「その“門番との戦い”ってえのは、先に来たアブダルもやってたかい?」

黒ローブの老人「おおもちろんじゃ。見事クリアして中に入ってったゾ」

ブリッツ「じゃあ、俺もやる!」(^´)

 

 「まったくもう、負けず嫌いなんだから・・・」副頭目のダグラスがため息を吐くが、お構いなしさ。ここから先はミッキー・マウス・クラブのお祝いじゃないんだ。俺だけチキン野郎呼ばわりされるわけにはいかねえ。

 というわけで黒ローブの老人に連れられて、俺は隠し戸の中の闇の中に下りていく。

 下は真っ暗な洞窟だ。俺はそこで剣を取り上げられ、両拳にバンデージの布を巻かれて・・・おいおい、いったい何が始まるんだ???

 「さあ、戦いだぞ!」老人はランプをつける。しゅばっと、洞窟の中が明るくなった。目の前に立ちはだかっていたのは・・・

 

 「ふんがー!」(←怪物) 「うわぁお!ヽ(  ̄д ̄;)ノ」(←オレ)

 

 俺の身長の2倍はあろうかという、一つ目巨人(Cyclopsだ!

 奴も素手だ。そして完全なバーサーク状態で、俺にパンクラチオン(総合格闘技)を挑んでくる。うわあ危ねえ!腰骨ごと粉砕されそうな奴のタックルを、俺は必死によけた。

 ちょっと待てよ、こいつと素手で戦え、だってえ?!

 

ブリッツ「おーい、やっぱ戦い、なし!」(両手で×サイン)

黒ローブの老人「もうだめじゃよ。さっきあんたと同じ海賊に格闘戦で負けたから、そーとー気が立っておる。ノックアウトするしか黙らせる手はないぞウヒヒヒ」

 

 マジカヨー(´o`)

 しょうがねえな、こんな汗臭い荒事はキャプテン・ブリッツの流儀じゃないのだが(←なにをいけしゃあしゃあと)・・・上等だ!ケツの穴でミルクを飲むまでしごき倒してやる!

 俺は拳をポキポキと鳴らし、大豪院邪鬼クラスの身体サイズを持った一つ目巨人に突っ込んでいく。うおりゃああああ!!

 

 この一つ目巨人の体力点は16だ。ここでの戦いは特殊で、俺はどこを攻撃するか選択してから、行く先のパラグラフで結果を見る。その繰り返しで何とか敵の体力点を削って0にできたら、勝利が指定されたパラグラフに進めるらしい。

 さあいくぞ、まずはしょっぱな、俺の攻撃は・・・!

≪ (1)胸にとび蹴り (2)肩を殴る (3)懐に接近してひじ打ち ≫

 (1)!だだだっと突進した勢いでハイキック!巨人の体力点-2だ。だが巨人はうめきながらも大きな手で掴みかかり、ぶわっと俺の身体を宙に持ち上げた!ここからどうする?

≪ (1)バックハンドで肘を打つ (2)脇の下を蹴る (3)手首に噛みつく ≫

 (2)!全身を振り子運動させ、反動で巨人の脇にかかとを蹴り込む!巨人は悲鳴を上げて手を放した。巨人の体力点-2だ。俺は再び地面に降りられた。しかも絶好のポジション、敵のバックをとったぞ!!

≪ (1)腹を殴る (2)ひざの後ろをエルボー (3)背中にとび蹴り ≫

 (1)!俺は素早く力強いボディーを突き刺した。巨人の体力点-2だ。しかし・・・怒った巨人はぐるりと振り向き、俺に強烈なバックハンドブロウ!ぐはっ!視界が真っ赤になり、鼻の奥に血の匂いがこびりつく。俺の体力点-2だ。どっちもふらふらだが、先に地面にダウンしたのは一つ目巨人の方だ。さあ俺は・・・

≪ (1)頭めがけてタックル (2)顎を殴る (3)胸を蹴る ≫

 (3)!俺はローキック一閃、巨人の胸をつま先で蹴り上げた。ポキッと敵のあばら骨が折れた音がする。巨人の体力点-2だ。しかし俺の脚先も・・・あうう、爪ががれて血がにじんでるよ。俺の体力点-2だ。巨人はよろよろと立ちあがり、両手で俺を捕まえようと突進してきたぞ。どうする?

≪ (1)足にとび蹴り (2)みぞおちにとび蹴り (3)目を殴る ≫

 (3)!俺の右拳に伝わるぐんにゃりした感触。そして巨人の苦しそうな悲鳴。俺はカウンターパンチで巨人の1つしかない目を殴りつけた。巨人の体力点-2だ。怒り狂った巨人は俺の脚をつかんで持ち上げた。うわっ逆さ吊りかよ。ここからどうやって挽回する?

≪ (1)下腹を打つ (2)胸を叩く (3)肘を蹴る ≫

 (1)!いわゆる金的蹴りってやつさ。俺が空いている方の脚で巨人の粗チンを刈り取るがごとき一撃をくらわせたのと同時に、巨人も俺の脚に噛みついていた。アウチ!イテエエ!!巨人の体力点-2、俺の体力点-2だ。震える脚で俺は立ち上がり、巨人に正対する。さあ、ここで・・・

≪ (1)胸を殴りつける (2)みぞおちをひじ打ちする (3)胸にとび蹴りする ≫

 (2)!俺は巨人の懐に潜り込み、肘を素早く撃つ!その衝撃に一つ目巨人はよろめいた。巨人の体力点-2だ。しかし敵も拳をめったやたらに振り回し、ばちこーんと俺にアンラッキーパンチが当たる。俺の体力点-2だ。しかもその衝撃でフラフラしているところを捕まえられ、俺は巨人に両手で身体を持ち上げられた。クソ!そうきたなら!!

≪ (1)肩を蹴る (2)脇の下を蹴る (3)バックハンドでひじ打ち ≫

 (2)!クルッと巨人の頭の上で身体を回し、するりと巨人のぶっとい腕を逃れて、俺は地面にスタッと着地した。そしてフットワークステップで息を整えてから、だだだっと突進して・・・

 くらえーブリッツ流星脚ううううう!!!\\(0\0)┌θ☆(#/__)/グヘッ

 はらわたをえぐるような俺様のドロップキック炸裂!巨人の体力点-2だ。そして通算で巨人の体力点は-16!!

 

一つ目巨人「グハアアアアア!」

 

 恐るべき巨人は気絶して地面に倒れた。

 ぜえ、はあ、ハードな戦いだったぜ・・・俺は階段を上って隠し戸をくぐり、誇らしげに地上に出た。「うおー!さすがだぜキャプテン・ブリッツ!!」湧き起る手下どもの歓声。

 へへへ、騒ぐな騒ぐな、俺は門をくぐり、山の頂上へ続くビクトリーロードを一歩一歩踏みしめていくのだった。

 

 この

 はてしなく遠い

 男坂をよ・・・

 

 (未完)

 

 ・・・

 

    ・・・

 

        ・・・いやいや、まだもうちょっと続くから。俺の冒険。

 

 

 

キャプテン・ブリッツこそ海の王者だ! --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点8/20 運点9/13】 【襲撃点11/11 戦力点10/15

【獲得金貨990枚】 【獲得奴隷0人】 【航海50日目】

 

 山の急斜面を登ってニプール島の頂上に着くと、殺し屋アブダルとその手下たちが、イライラしながら俺を待っていた。

 

アブダル「おお、やっと来たな。さて、どちらが腕の良い海賊か見てみるとするか!」

 

 そう言ってアカのアブダルは自分の木箱をえっちらおっちら持ってこさせる。

 かぱっ!アブダルは下卑た笑い声とともに威勢よく木箱を開けた。

 さて、ここでの勝負の仕方は・・・本文によると・・・

 

 『君の得た財宝をアブダルと比べるには、金貨の枚数の10の位以下を切り捨て(たとえば、387枚なら300枚となる)、残った数を2で割る。出た数字の項を開け。出た数字が400以上の場合は400へ進め』

 

 だってさ。俺の獲得金貨は990なので、10の位を丸めて2で割ると・・・

 『400へ進め』と、いうことは・・・ふっ・・・!!

 

 勝 っ た な  (´ー`)

 

 アブダルの金貨の量を見て、奴は所詮両生動物のクソをかき集めた価値でしかないことを、俺は確信する。

 でもちょっと意地悪しちゃおうっと。俺様は演技でわざとうろたえた。

 

ブリッツ「へ、へえ、なかなかの稼ぎじゃねえか・・・」(おどおど)

アブダル「わしはキシュを襲撃したぞ。それにマラッドの軍船も1隻いただいた。この宝を見ればわかるだろう。俺様の勝ちさ!」

アブダルの手下「ぐひゃひゃひゃひゃ!アブダル様は海賊王ぅぅぅぅ!!」

アブダル「さあ、お前の集めた金貨も見せてみろ」

ブリッツ「いやあ、大した額じゃないんだけどさぁ・・・恥ずかしいもんだけど・・・」

 

 まず、小出しに金貨200枚だけをちゃりんちゃりんと自分の木箱から出す。その様を見てアブダルは誇らしげに笑った。

 

アブダル「ほうら見ろ、初めから勝負は決まっていたようなものさ。これしきの獲物で、海賊様でございというのかよ?」

ブリッツ「あ、こっちにもあったわ。忘れてた。てへへ」(⌒_⌒)

 

 さらに金貨200枚をちゃりんちゃりん。アブダルは少し驚く。だけどまだ余裕の態度だ。

 

アブダル「忘れっぽい旦那様だ!もう隠している金貨はないか???」

ブリッツ「そう急かすなよ、なんせ俺様が本気を出して勝負すると、かき集めた金貨もハンパじゃないのさ。なあ豚娘ども、そうだろう?」

バンシー号の乗組員「サー・イエス・サー!」

 

 さらに金貨200枚をちゃりんちゃりん。総計600枚。アブダルの枚数とほぼ同じ。さっきの余裕はどこへやら、アブダルは顔面蒼白で冷や汗をかいている。

 

アブダル「て、てめえ、大人しいツラしやがって、この俺様を騙したな。これで終わりか?これで全部なんだろう?そうだろう???」

ブリッツ「お前みたいなアマチュアと一緒にするなよ」

 

 俺はアブダルをギロリと睨んで酷薄な笑みを浮かべつつ、さらに金貨200枚をちゃりんちゃりん。総計800枚。俺の集めた金貨は、アブダルの集めた金貨よりも完全に上回った。

 アブダルはあんぐりと口をあけ、呆然と立ち尽くす。後ろに控える奴の手下どもも同じ姿勢だ。アー気持ちいい!!(>▽<)

 

アブダル「嘘だ・・・こんな・・・まさか、この俺様が・・・」

ブリッツ「おっと、これはおまけだ」

 

 アブダルの足元に、最後のダメ押し金貨190枚を投げつけた。ちゃりんちゃりん。はい、これで総計990枚!!

 どっちが優れた海賊か、言わずもがなだな。

 

ブリッツ「さあよく見ろ。アカのドン百姓め。バンシー号を敬うと言え!」

アブダル(小声で)「あ、ありえねえ・・・」

 

 プライドをズタズタにされたアブダルはがっくりと腰を落とし、深々と頭を下げた。俺とバンシー号に屈服したのだ。その間抜けな様を見て、俺様の後ろでバンシー号の乗組員がヒャッホー♪と歓声と勝ちどきを上げる。

 内海を見下ろすニプール島の山の頂上で、俺は高らかに宣言する。

 世界の海のどこにいても届くような大きな声で、吠え猛るのだ。

 

ブリッツ「俺の勝ちだ!俺こそ世界一の海賊、海の王者だ!!」

 

 

 

400!そして次の冒険への幕間 --Seas of Blood--

 

【技術点11/11 体力点8/20 運点9/13】 【襲撃点11/11 戦力点10/15

【獲得金貨990枚】 【獲得奴隷0人】 【航海50日目】

 

 かくして海賊同士のグレート・レースは、俺様率いるバンシー号に軍配が上がった。

 俺らはその後、ニプール島で戦勝の大宴会。一週間の乱痴気騒ぎで、稼いだ金貨990枚をほとんど使っちゃった(-*)テヘヘ

 そして「殺し屋」なんてイキがってた負け犬のアブダルは、屈辱と嘲笑に耐え兼ねた部下に見放され、船も借金のカタとなり、着のみ着のまま身体1つで内海を寂しく去っていったそうだ。その後の行方は…俺も知らねえ。まあ、興味もないがね。

 今回の略奪競争はけっこう評判になったらしく「ブリッツ・アブダルの大略奪」なんて後世の歴史年代記に載っちゃうわけだが、まあそれは別のお話。

 内海の一般ピーポゥにとっては、男の誇りのために自らの命を天秤に乗せる俺たちのやり方を理解できるはずもない。

 

 要するに、海賊に恐れをなして、商船が内海を航行しなくなっちゃった(´・ω・`)ショボーン

 

 遭遇する、というか追っかけてくるのは、海賊を敵視しているラガシュやキシュの軍船ばっかりだ。こいつらに向かって「ついカッとなってやった、今では反省している」と言っても許してくれるわけもないし、返り討ちで撃退したとしても、けっこうキツイぜこりゃあ。

 

ブリッツ「しゃあねえなあ。河岸を変えるとすっか!」

 

 俺らは暗黒大陸クールを離れてアランシアまで航海することにした。

 心機一転、かの悪名高いポート・ブラックサンドまで行き着きゃあ、活躍場所も見つかろうってなもんさ。なんたって俺様は海賊王だからな!!( ̄ー ̄)

 ああそうだ。ここまで有名になった「バンシー号」っていう名前も、いろいろ厄介なことになるから他の船名にした方がいいな。

 よし、今日からこの船は「サンフィッシュ号」という名にしよう!

 ヒドラだろうが海蛇だろうが、精強な俺らの手下にかかっちゃあ、イワシやサンマとおんなじよ。嵐もうまく回避して大洋を無事渡りきり、ポート・ブラックサンドまであと5日という海域にたどり着いたときだ・・・

 見張り番のドロクワが地獄からの第一報を届けた。

 

ドロクワ「キャプテン・ブリッツ!前方に船・・・」

ブリッツ「獲物か?商船か??」(ワクワク)

ドロクワ「うんにゃ、俺らと同じ海賊船・・・と・ろ・う・る・号?って、書いてあるみたいだけど・・・」

ダグラス「なんかいやな予感がしやす。避けましょうや」

ブリッツ「うーん、そうだな、とーりかーじ!」

 

 ところが、ところが、だ。

 ピカッ!

 ぐんぐん俺らに向かって突っ込んでくる、巨大な翼竜の翼のように黒い帆を張った海賊船「トロール号」は、いきなり発砲してきた!!

 

ブルズアイ「ドワーフ直製の噴進砲だ!!」

 

 敵船の武装について、とんでもないもん積んでるとブルズアイが脅威に気づいた。

 えっ、それって、俺が以前海の藻屑になりかけた・・・(「恐怖の神殿」参照)・・・トラウマが呼び返されたその直後!!

 ズ ズ ー ン ! 

 メインマストに砲丸が直撃し、ドロクワの肉体が木端微塵となる。バキバキバキ!帆柱が折れた!折れちまった!!バンシー号、もといサンフィッシュ号は前に進めなくなっちまった!!!

 続けて斉射!!ド ガ ー ン ! !

 今度は前方甲板に直撃弾だ。ジャンセン、ホワイトムース、バイパー、クリッパーの4人が為す術なく吹っ飛んで、頭と胴体が切り離されて海に投げ込まれた。舳先に大穴が開き、海水がドバドバ入ってくる。うわあああ、やべえええ!!

 

 (*゜ロ°)ノミアワワワワ

 

 慌てふためく生き残りの俺たち。ええと、まだ無事なのは、俺、ダグラス、ブルズアイ、マサムネ、メイスン、ロブ・ジョイ。立ち向かえ、売られたケンカは買うぞ!!

 しかし、敵は俺らの射程外から砲丸を降り注がせ、サンフィッシュ号は穴だらけのボロボロだ。俺らは火を消すのが精いっぱい。応戦なんかできやしねえって。

 やがて、敵海賊船のトロール号が、すうっと俺らの船に近づき・・・

 ズズウン!頑丈な舳先を船腹にめり込ませた!

 敵の頭目がズカズカ俺の船に乗り込んでくる。こいつは坊主頭で、たくましい身体をしていて、元は上等な品だったらしい紫色の上着を羽織っている。

 

頭目「この俺様の宝を横取りしたのはお前らか?」

メイスン「お、お助け!ヒイッ!!」

 

 ガスッ!逃げ遅れたメイスンの横っ腹に、このおっかない頭目のカットラスがめり込んだ。

 ぶちぶちぶちい!頭目は半ば力任せに哀れなメイスンの上半身と下半身を引きちぎる。そして・・・ぽいっ。海に投げ捨て、肉に飢えたサメどもの餌食にした。

 敵の圧倒的な剣の暴風に、俺らは退却するだけだ。奴隷どもを押しこめていた最下層の船蔵に閉じこもり、扉に閂をかける。バタン!ぜええ、はああ・・・

 だがここからどこへ逃げる?袋の鼠だ!!

 

敵海賊A「開けろおゴルアアアア!!」

敵海賊B「ブラッドアックス様の宝ぁ奪って、ただで済むと思うなよ!」

ロブ・ジョイ「降参だ、降参しますうううう!」

 

 たまらずロブ・ジョイが両手を上げて、船蔵の別の出口から丸腰で飛び出した。

 しかし・・・ドゲシッ!

 

ロブ・ジョイ「ぎゃああーーー!」

頭目「自分とこの親分を見捨てるたあ、腰抜け野郎めが。貴様のような肉棒頭のせいで泥棒がはびこる!」

 

 扉越しに音が聞こえただけだが、どうなったか容易に想像はつく。あーあ、バカな奴・・・

 そしてドゴッ、ガスッ、ゴキッ!!斧やその他の道具で、扉が見る見るうちに打ち壊されていく。突破されるのは時間の問題だ。

 すさまじい破壊力だな。まさに海賊の鏡だわ。えーと、あいつらの頭目の名前、手下はなんて叫んでた?

 ブラッドアックス・・・って、あ!

 三姉妹群島で宝を埋めていた海賊ども!!!Σ( ̄ロ ̄lll)

 

ブリッツ「そっかあ・・・親玉のお出ましかぁ・・・」

ブルズアイ「財宝を横取りされて、相当頭に血が上ってますぜ」

ブリッツ「降参しても、許してくれねえだろうなあ」

ダグラス「やっぱり、ちょっと、ヤリ過ぎちゃったみたいっすね」

マサムネ「それで、どうするでござるか?」

ブリッツ「たはは・・・(-*)

 

 アランシアから遠く離れた暗黒大陸クールの内海にまで、別動隊を遣わして秘密基地を造りに来るんだもん。その勢力たるや相当のものだと、あのとき気づくべきだったな。

 

 だが、もう遅い。

 敵は100名くらいの大海賊軍団。

 対してこっちは、一騎当千ながらも、俺含めて残り4名。

 

ブリッツ「これが海賊の末路かあ。へへへ、あっけないもんだ」

ダグラス「まあ、悪党の最後ってのは、こんなもんでさあ」

ブルズアイ「とりあえず最後っ屁、ぶちかましやすか?」

マサムネ「拙者なら20人までは斬り伏せる自信があるでござる!」

ブリッツ「やれやれ汗臭え終わり方だ。ルカを売り飛ばしてといて、良かったよマッタク」

ブルズアイ「あの小僧、要領よく立ち回りやがって、許せねえ!」

 

 覚悟した俺らは、世渡りのうまい少年水兵を思い出し、一瞬、高らかに、晴れやかに笑う。

 そして 全 員 抜 刀 ! !

 

ブリッツ「ようし行くぜ豚娘ども!最後の商売だ!!」

ダグラス・ブルズアイ・マサムネ「サー・イエス・サー!!」

 

 俺らはバタンと扉を開き、圧倒的な敵の戦力にバンザイ突撃を敢行する!!

 

ブリッツ「チャーーーーーージ!!」

 

 そう、このシチュエーションはね・・・

 マンガちっくに言うなら、もう、こんなカンジだっ!!!

 

 

 

 <ご愛読ありがとうございました。マッコイ先生の次回作にご期待ください>

 

 

 

 えぇー!!(@_@)

 

 

 

【いやいやいや、終わりませんって。ブリッツの冒険は「深海の悪魔」へと、続くぜよ!】

【でもその前に特別編。次はスーパーヒーローもの「サイボーグを倒せ」です!】