恐怖の神殿

 

 

 

 

 

キャラクターコンバート&タイタンの歴史(3) --Temple of Terror--

 

 FFリプレイブログ『Livre dont vous etes le heros(君が英雄になれる本)』は、今日から新シリーズ。ファンタジー物の「恐怖の神殿」(Temple of Terrorがスタートです!

 と、いうことは・・・?(゜∀゜)

 久しぶりにファンタジー編の主人公、ブリッツ君の登場です!!

 今回の敵はマルボルダスという若き悪魔導師。闇エルフに育てられた彼はタイタンの世界征服を企み、どくろ砂漠にある失われた都ヴァトス5つの龍飾りを見つけ出そうとしているのだ。ヴァトスに眠る龍飾りが5つ、彼の手に揃ったそのとき、古の邪龍が復活して彼の意のままになる強大な悪の軍勢が出現するっ!

 それは大変!マルボルダスの野望を止めろブリッツ!おい起きろ、3ヶ月ぶりの出番だからって、あくびコイてる場合じゃないぞっ!!( ̄Д ̄)

 さあ、まずは彼の能力値の確認。前回の冒険「死神の首飾り」終了後、彼の能力値はこうなりました。

 

 【原技術点11 原体力点20 原運点13

 

 ・・・おお、けっこう成長していたんだねえ。

 そしてハウスルールである達成点2点溜まっています(1点で原体力点+13点で原運点+15点で原技術点+1)。これはまだまだとっておくことにしましょう。

 それから前回の冒険で引き継いだ、これもハウスルールの所持金持ち越し1/10ルールですが、前回の「死神の首飾り」は、いちおうブリッツ君の夢オチ的冒険だったため、異世界オーブの貨幣は持ってこれませんでした・・・ので、な・し・よ。

 さらにその前の「雪の魔女の洞窟」で金貨を何枚稼いだか、ぶっちゃけ、もう、覚えていないので、今回、全部リセットしちゃうことにしましょう。

 

 (ええー、というブリッツ君の悲鳴)

 

 ・・・まあまあ。それからもう1つのハウスルールの食料5個制ですが、今回の冒険では、ななな、なんと、原点回復薬が用意されていない!!( ゚Д゚)

 これはキツイ。相当キツイ。やるなリビングストン。ガチの勝負挑む気マンマンだ。

 

 (俺を殺す気か!という、ダチョウ倶楽部の上島のようなリアクションをするブリッツ君)

 

 ・・・わかったわかった。というわけでハウスルールの食料5個制は廃止。今回の冒険から、ゲームブックの指示通りに食料10個制とします。まあブリッツ君は雪の魔女の洞窟から奪った金貨で全部と引き換えに、「食料10個入る魔法のバッグパック」を買った、ということで・・・(何だそりゃ)

 ええっと、あとは・・・

 戦闘ルールはオーソドックスなFFスタイル。特筆すべきものは特になし。

 魔法ルールもありますが、これは冒険が始まったらヤズトロモが授けてくれるので、そのときに使い方を教わることにしましょう。

 

 さああああ、テンション上げてくよおおおおおー!!!!

 ではでは、剣と魔法のタイタン世界に、ゴーウ!!

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

 それではここで、タイタン世界の紹介コーナー。

 ああ、そんなものもあったなあ・・・(遠い目)。

 超絶久しぶりだね。前回は1023日の投稿だからな。もう忘れた人はそっちも見てください。

 ええっと、アトランティスが滅び、イリタリア大陸がアランシアと旧世界と暗黒大陸クールに3分割されて、その後のタイタン世界の歴史だ。クールだけ未説明だったんだよね。

 

=== クール ===

 

 3つに切り取られた大陸の1つ、暗黒大陸クール。

 名前とは裏腹に、ここはけっこう豊かな大地だった。中心地域には広大なステップを有し、初期の頃は素朴な生活を営む採集民や遊牧民が居住していた。

 だが、文明が発達するにつれ、また獲物を採りすぎて少なくなったこともあって、彼らは海岸沿いに町や村を建設し始める。

 最初に出てくる有名な人物はクララシュ銀髪王だ。1510年、彼はこれらの市邑を統一し、クール大陸の西海岸、サソリ沼の南端から剣流川に至るまでの版図でクララシュ王国を造り上げた。

 その後もクララシュは強く静かに栄え、銀髪王の孫にあたるクララシュ3世の時代に、王都を大陸の内部、猫血川の中洲にあるシェイキスタに移した。これがシェイキスタ王朝の始まり。

 それ以外にもクールで栄えた国や地域はいろいろあり、例えば中央平原にあるケイベシュを根拠地としたカーン・ギョルギールを長とした騎馬民族、外大陸との交易で財力を蓄えた港町アリオン、大陸南方の内海と称される地域にも貿易都市が乱立し、それから学問の街ザゴウラなんてのもあった。あとそれから、なんといっても八幡国!!(笑)

 こうしてクールにおける人間の生存圏は拡大していき、シェイキスタ朝クララシュは王国を縦貫する「王の道」なんてのを建設して交易路を整備する。商人や冒険者は絶えずその道を安心して往来していた。結論としては、クールはとても平和な土地で順調に発展していったんだね。

 ・・・ある事件が起こるまでは。

 

 知識の収集を求めて貪欲となったザゴウラの賢者たちは、クールの全てを知ろうとして、また、探検によって人間の版図を広げようとして、大陸全土に冒険者を遣わしたんだ。

 彼ら冒険者たちは業病者の隠れ里(現在、ここは乞食の町シャクルーとなっている)を発見したり、トカゲ兵や、ゴブリンどもと争いを繰り広げたり、果て無きシセラ砂漠にも敢然と立ち向かっていった。

 そのうちの一隊が、クール大陸の南方で、とある場所に踏み込んだ。

 そこは流れが澱んだ汚い川で、彼らはそこを腐敗川と名づけ、さらに東に向かった。

 すると彼らは見捨てられた古い都市遺跡に着いた。そこは猿や鳥はおろか、植物さえも生えていない、生物が全く存在しない巨石群だ。おかしな形の建物はどれだけの年数が経ったものなのか、まるで判別はつかなかった。

 遺跡の中でいちばん大きな建物があった。そこにずかずかと踏み込んでいった冒険者たちは、最奥部で大きくて黒い石棺を見つける。そうか、ここは墓場だったんだ・・・。そう思った瞬間、冒険者たちの脳裏に声が鳴り響いた。

 「墓を開けてくれ!墓を開けてくれ!!」

 まるで自分の意思に関係なく、彼らは石棺の蓋をずらして、開けた。すると棺桶の縁から鱗のある手が伸び・・・

 冒険者たちは恐怖の絶叫を上げる!!

 彼らの前に悪夢のような怪物--どのような姿か歴史書に描写されていない。とにかく恐ろしい姿かたちらしい--が、棺の中で起き上がり、触手を蠢かせていた・・・。

 数ヶ月が過ぎ、半死半生の冒険者が1人、隊商に保護される。

 このおぞましきものが封印されていた都市遺跡の大霊廟から、辛うじて脱出できた冒険者のうちの、最後の1人だ。彼は生き延びるために、弱った仲間を殺して食いながらシセラ砂漠を渡って帰還してたどり着いたのだが、ついに力尽きたのか、事の顛末を話したら死んでしまった・・・。

 

 死せる都と、そこにいた混沌の落とし子の話は、野火のようにクール全土に広がる。

 そして、その噂が大陸西岸のクララシュ王国に達したそのとき、新たな続報も王宮に達した。それは辺境に追いやられていたゴブリンやオークが、装っていた平和をかなぐり捨て、戦争の準備を整えているという報告だ。

 それはクールのみならず、タイタン世界の全てを破滅と業火に巻き込む『魔法大戦』の狼煙となる凶報だった・・・。

 

 というわけで、今回はここまで。次は魔法大戦の惨劇から。

 お楽しみに!(^v^)ノ  (←って、そんな内容じゃねーけどな・・・)

 

 

 

ストーンブリッジのビールを飲み損ねる --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 満月の夜、狼が遠吠えする中、森の小屋で1人の赤子が生まれた。

 その赤子の名はマルボルダス(Malbordus)。口減らしのため母親に捨てられた後、彼はダークウッドの森の闇エルフに拾われ、あらゆる邪まな生き方を叩き込まれた。

 彼は異能を有していた。指を鳴らすだけで植物をしおれさせ、射るような眼差しで獣を意のままに操れる力だ。闇エルフは彼を英才教育し、は自分たちの古代の邪王が用いた、奇怪で強大な魔法をゆくゆくは伝授しようと目論んでいた。

 そして時は過ぎ、マルボルダスは立派な魔導師となった。王族の邪悪な古代知識を受け継ぐまでに成長したことを証明するため、闇エルフたちは彼に最後の試験を課したのだった。

 

 ・・・南のどくろ砂漠へ旅して、失われた都ヴァトスを見つけ出せ・・・

 ・・・都には5つの龍飾りが眠っている。それらを探し出して揃えよ・・・

 ・・・さすれば簡単な呪文を唱えるだけで龍飾りは命を吹き込まれ、5匹の邪龍と変わろう・・・

 ・・・賦活した邪龍たちはお主に仕える僕なり。それに乗り、ダークウッドの森に戻れ・・・

 ・・・その頃には我々も無秩序界より軍勢を召集している・・・

 

 古えの魔法を伝授された後、お主、マルボルダスは、悪の大軍勢を率いることになる。

 誰も阻むことのできぬ死と破壊の波となって、アランシアを蹂躙するのだ!!!

 

* * * * * * * * * * * * * *

 

 ・・・ ・・・ ・・・あらら、もう、画面映ってるの!?やべ!!( ゚д゚)

 

 よ、よう。俺の名はブリッツ。みんな元気?(^v^)ノ

 チアンマイに領地を持ったりしてるけど、いちおう今も現役バリバリの冒険者だ。え?どんなことをしでかしてきたかって?ふふふ、聞いて驚くなよ・・・

 

1火吹山で悪の魔法使いザゴールを討伐。(火吹山の魔法使い)

2サラモニスを脅かすバルサス・ダイアの根拠地に潜入し、奴を暗殺。(バルサスの要塞)

3ダークウッドの森で失われたドワーフ族の秘宝「戦いのハンマー」を取り戻す。(運命の森)

4犯罪都市ポート・ブラックサンドを潜り抜け、手に入れたアイテムでザンバー・ボーンを滅却。交易都市シルバートンの危機を救う。(盗賊都市)

5ファングの迷宮探検競技から生還踏破してチャンピオンとなり、チアンマイに領地を賜る。(死のワナの地下迷宮)

6トカゲ王が支配する魔の火山島で旧友マンゴの仇を討ち、奴隷を解放。ついでにタイガー・ガールのアンセリカも連れてきた。(トカゲ王の島)

7暗黒大陸クールに吹っ飛ばされ、善の魔法使いセレイターをお手伝い。アンセリカの実を持ち帰る。(サソリ沼の迷路)

8氷指山脈に巣食う雪の魔女を滅ぼし、最後っ屁にかまされたデススペルの呪いも退ける。(雪の魔女の洞窟)

9オーブ世界を破滅させるアーティファクト「死神の首飾り」をタイタン世界に持ち帰り、異世界の危機を救う。(死神の首飾り)

 

 とまあ、これだけのことをやってきたわけだ。どーだいすごいだろ。エヘン!!(≧∇≦)b

 さて、そんな歴戦の冒険者たる俺は、オーブ世界を救ってひと段落したところ。野生の金髪娘アンセリカと飼猿のアブーを伴って、ドワーフの街であるストーンブリッジにやってきた。

 俺は以前ここでドワーフ族のために「戦いのハンマー」を見つけてやったからな、けっこう顔パスなんだ。流れ者なのに、ドワーフのみんなはあったかい目で良くしてくれる。

 けっこういろんなことがあったから、自分の領地にあるブリッツ・キャッスルに戻る前に、ちょっと足休めだ。「雪の魔女の洞窟」で苦楽を共にした仲間のドワーフ、スタブと杯を交わすのも楽しみだ。なんといってもドワーフの造るビールは美味いんだ・・・じゅるる・・・

 ところが、そう暢気なことも言ってられなかったんだな(´・ω・`)ショボーン

 

 スタブは歓迎の挨拶もそこそこに、ドワーフ族と一緒に出迎えてくれた、ある一人の老人を紹介した。気短そうにブツブツつぶやいている、白いローブに尖がり帽の太っちょの老人だ。眼鏡をかけたその奥にある目はどことなくやぶ睨みで、変わり者といった印象を与えている。

 あー、この人、知ってる。

 たしか・・・「運命の森」の冒険のとき、俺に使えないマジックアイテムを大量に買わせた魔法使い・・・甘い物好きで、ケチで、口やかましくて一言多い爺様・・・

 

ヤズトロモ「よーぅ、久しぶりだの、ブリッツ殿」

アンセリカ「だれだこのじいさん、ぶりつ?」

ブリッツ「ヤズトロモのおっさんじゃねえか!」

ヤズトロモ「うむ、ま、ちっとばかし困ったことが起こってな。ジリブラン王の御前までついて来るがいい。話はそこでしよう」

ブリッツ「へいへいへーい♪」 ┐(´ー`)

ヤズトロモ「返事は1回でよい!さあ、とっとと歩け!!」

 

 なんだよもう、いつもながら高飛車なジジイだなあ。ツンデレかおめえ。

 こうして俺は、ドワーフ族のジリブラン王と共に(いちおう善に味方している)ヤズトロモが探り当てたマルボルダスの脅威と、闇エルフの陰謀を知ったのだ。ふーむなるほど・・・

 マ ル ボ ル ダ ス か ・・・

 名前の響きからしてとんでもなく悪そうだよ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 ジリブラン王を始めとして、スタブ、ビッグレッグJr.、そして他のドワーフたちは、今にも5匹の龍が降りかかってくるかのように、不安げに空を見上げている。ここで今こそ勇気の見せどきだと、ヤズトロモは杖を振りかざして呼びかけた。

 

ヤズトロモ「友よ、悪いことばかりではない。少なくとも闇エルフとマルボルダスの謀議を、わしのカラスが小耳に挟んだおかげで、このことが前もってわかったのだ。わしらがすべきことは、マルボルダスより先に失われた都にたどり着いて、龍の飾りを破壊できる者を見つけることだ」

 

 アンセリカがキラキラ目を輝かせてヤズトロモの話を聞いてる。

 うっ、何かヤな予感・・・みんな、何で、俺を見てるの??? 

 

ヤズトロモ「皆を救うためになら命も投げ出す覚悟のある、恐れ知らずの若い戦士が必要だ。名乗り出てくれる者はいないか?」

アンセリカ「は・・・!」

 

 俺はアンセリカが手を上げようとするのをビシッとはたいた。しょうがねえなあ・・・

 

ブリッツ「はーい。ここにいまーす」(TT)ノシ

 

 苦笑して手を上げる。ドワーフたちはほっとした顔つきで俺に視線を集めた。

 

アンセリカ「ぶりつ、ぼーけんだ、ぼーけん!」

ブリッツ「ああ、まあ、そのようだ」

アンセリカ「こんどこそわたしもつれてけ!!」

ブリッツ「だーめ♪」

 

 アンセリカを心配させないためにおどけたカンジで返事するが、ここは譲れないぞ。ヤズトロモの顔色を見ればわかる。今度は、けっこう、ヤバイ冒険だ。この世間知らずの金髪娘じゃ、

 ぜ っ た い ム リ 。

 大体どくろ砂漠なんて、ここからはるか南じゃねえか。とてもそんなところまで連れて行ける余裕はない。アブーもだ。お前ら先にチアンマイのブリッツ・キャッスルに戻ってろ!

 

ブリッツ「これ決定!!」 m9( ̄A ̄)ビシッ

アンセリカ&アブー「むきゃー!!!」 ミ,,゚Д゚彡

 

 異議を唱えそうなアンセリカとアブーの前に、割って入ったのはヤズトロモだった。

 

ヤズトロモ「まあまあ、アンセリカ嬢には別の任務に当たってもらう。ドワーフの戦士スタブと、ビッグレッグJr.といっしょにな。こっちもなかなか重要な冒険となるぞ」

アンセリカ「ほんとか!?あんせりか、けっこうつよいぞ!!」

アブー「うきー!」(俺も俺も、と、手を上げて激しく同意)

ヤズトロモ(ニコニコ目を細めて)「ああそうだ。アンセリカの槍はとても役に立つからな!」

アンセリカ「えへへへー♪( ̄▽ ̄)

 

 そしてヤズトロモの爺様は、アンセリカに見せていた仏のような表情から一変させ、ギロッと振り返って俺を睨みつけた。おいちょっと、何だよその態度の違いは、ぶーぶー!ヾ(`ε´)

 

ヤズトロモ「だがまずは、我らが勇者ブリッツ殿に詳しい説明をせねばな。さあ道を開けてやれ。すぐわしの塔へ行こう。出かけるんだ。いろいろ覚えてもらわにゃならんが、ダークウッドの森を抜けてわしの実験室に入るまでは、大して教えてやれんのでな!」

 

 せかせかとストーンブリッジを出る老魔法使いのヤズトロモ。

 俺は慌てて彼の後を追いかける・・・はう~・・・ビールううううう・・・(つД`)

 

 

 

魔法を覚えて、いざ、出発!! --Temple of Terror--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 魔法使いヤズトロモはスタスタ歩く。なんとこの俺様が、ついて行くのが精一杯だ。

 

ブリッツ「ヤズトロモじいさん、息が切れてるぞ。怪物に襲われるのを心配しているのかい?」

ヤズトロモ「ここらへんの魔物たちは、みんなわしの魔法に敬意を払っとるよ。挑戦する勇気のある奴などいるものか!」

 

 とするとヤズトロモが急いでいる理由は、とにかくマルボルダスの機先を制したい、ということか。この大魔法使いがそれだけ焦っているということに、俺は事の重大さをもう一度思い知る。

 そんなこんなのうちに、ダークウッドの森外れにあるヤズトロモの塔に着いた。

 老人の後から螺旋階段を登っていき、塔の最上階の大きな部屋に入る。一度「戦いのハンマー」を取り戻す冒険(『運命の森』参照)で訪れたこともあるが、ここはマジックアイテムの宝庫だ。瓶だの甕だの本だの箱だの、その他奇妙な品物があちこちに陳列されている。

 ヤズトロモは自分の椅子に腰を下ろし(さすがにちょっと疲れた様子だ)、金縁の眼鏡を鼻の上に乗せ、呪文書を開いた。そして俺をジロジロと見つめる。

 そんな鋭いまなざしで見つめるなよ、ちょっと照れちゃう(ノ´∀`*)

 

ヤズトロモ「いつまでもおちゃらけとるな、あほう!」

ブリッツ「ハッ!!(゚ロ゚ノ)ノ」

ヤズトロモ「マルボルダスを打ち負かそうと思う者が、魔法を知らないでは済まされない。お前でもすぐ選べる呪文を吟味しとったのじゃ!」

ブリッツ「は、はあ。さいですか・・・」

 

 俺は内心「うえーΣ(´Д`lll)メンドクサ」と考えてた。魔法かあ・・・。

 ずっと前にサラモニスの柳谷にある魔法学校で習得していた(『バルサスの要塞』参照)んだけど、もうきれいさっぱり忘れちゃったし、俺の性格に合ってないんだよなあ。

 

ヤズトロモ「少しは覚えられるだけの頭がありそうだが、あいにく教えたい10の呪文を全部飲み込む時間はないと思う。言っとくがな、わしに魔法を教えてもらえるのは名誉なことなんだぞ!?」

 

 ホントにひとこと多いジジイだな(-∀ー#)

 まあでも、暗記が少なくてすむんだ。そりゃ手っ取り早くていいやな。

 

ヤズトロモ「危急存亡の折だからしかたない。さあ、始めよう。どれを教えてほしいかね?」

 

 ヤズトロモが「これならお前でも覚えられるだろう」と提示してきた呪文は、次の10種類だ。俺はこの中から4種類だけをマスターできる。定められた体力点を消費すれば(自分の体力点が残っている限り)何回でも使用できるのだ。

 

<開門の術>・・・鍵のかかった戸を開ける。消費体力点2

<眠りの術>・・・人間型生物を眠らせる。消費体力点1

<魔の矢の術>・・・いわゆるマジックミサイル。消費体力点2

<言葉の術>・・・言語を交わす生物と、どんな言葉でも意思疎通できる。消費体力点1

<絵解きの術>・・・ルーン文字などの魔法の記号が読めるようになる。消費体力点1

<光の術>・・・周囲を明るくする。魔法で作られた闇でも有効。消費体力点2

<炎の術>・・・炎を操って壁を作ったり、可燃物に点火して燃やせる。消費体力点1または2

<飛躍の術>・・・身体を浮かばせて障害物を飛び越えられる。消費体力点3

<罠探しの術>・・・行く手に待ち受ける危険な罠を警告してくれる。消費体力点2

<水の術>・・・両手をお椀の形にすると、その手の中に水が満たされる。消費体力点0

 

 この中から選べるのは4つだけか・・・ふむむむ・・・(。・x・)

 まず<水の術>は必須だな。今度の冒険はどくろ砂漠らしいし、消費体力点0ってのもお買い得だ。それに対して<魔の矢の術>のような、戦闘で使いそうな魔法はいいや。剣で何とかなるだろう。むしろリビングストン節炸裂の男泣きトラップを回避できるようなものを・・・えーっと、どれにしようかな・・・

 こうしてさんざん悩んだ挙句、俺がヤズトロモから教わった魔法の術は、この4つになった。

 

 <絵解きの術> <光の術> <罠探しの術> <水の術>

 

ヤズトロモ「なんだかジミーーーーな呪文選択じゃのう・・・」

ブリッツ「いやいや、むしろ、こういう方が役立つのよ」(  ̄ー ̄)

 

 こうして俺はヤズトロモから呪文の発動に必要な詠唱文句と手の印を教わる。もともとこういうのは器用なもんだし、どれも初級の簡単な呪文だから、あっという間に完全マスターだぜ!(・∀・)

 

ヤズトロモ「一分でも時間が惜しい。すぐ出かけることだ。マルボルダスは必ず、自分の企みを覆すお主のことを知るだろう。刺客を寄こすかもしれん」

ブリッツ(肩をすくめて)「まあ、そんなのは返り討ちにしてやるがね・・・それより一つだけ聞きたいことがある」

ヤズトロモ「なんじゃ?」

ブリッツ「俺が失われた都ヴァトスで、マルボルダスを出し抜いて5つの龍飾りを見つけた後、それらをどうやってブチ壊せばいいんだ?」

ヤズトロモ「 ・・・ ・・・ ・・・ 」(無言で目を逸らす)

 

 おいおいおい・・・Σ(´Д`lll)

 実はヤズトロモも知らなくて、その方法をこれから考えるんだってさ。なんだそりゃ。

 今回、俺と分かれて別働隊となったスタブ、ビッグレッグJr.、それとお騒がせ野生娘のアンセリカは、そっちの方の任務なんだって。わずかな手がかりを元に、彼らが首尾よくヴァトスの龍飾りの破壊方法を突き止めたら、ヤズトロモが必ず俺の元に使いをくれるそうだ。カラスだか大鷲だか、森に住む飛行系の使い魔をね。

 

ブリッツ「あっちはあっちで、スタブがいるから大丈夫だとは思うが・・・なあ・・・」

ヤズトロモ「信じるしかない。お前もやるべきことをやるしかない。わしも、できる限りのことをやるしかないのだ」

 

 ヤズトロモは微笑みながら満足げにうなづくと、俺に路銀として金貨25と、食料10個入ったバッグパックをくれる。

 

 さあ、冒険の始まりだ!!(゜∀゜)

 

 ヤズトロモに手を振って歩き始める俺。上空では彼の召使いのカラスが先導してくれる。

 実はこのカラスくん、元は人間で、ヤズトロモに金貨ウン百枚を支払えば元の姿に戻してくれる契約なんだって!

 

ブリッツ「お前もタイヘンだなあ・・・」Σ(´ⅴ`lll)

カラス「うん、俺、早く人間になりたぁーい!!」(つД`)

 

 そんなこんなでカラスの愚痴に付き合いつつ、まずは森を出て鯰川のほとりまでやってきた。先導役のカラスくんはここまでだ。主人に言いつけられたとおり、さっさとダークウッドの森に引き返していく。

 ここから俺は一人旅。はるか南のどくろ砂漠まで、どうやって行こうか???

 

 

 

鯰川を下り、ポート・ブラックサンドへ --Temple of Terror--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 さてここで地図を見てくれ。

 今の地点である鯰川のほとりから、どくろ砂漠までたどり着くには、AB2ルートある。

 

 A. 鯰川を渡り、ズバッと陸路で南下する。

 B. 鯰川を下りポート・ブラックサンドに出て、海路で沿岸地帯に上陸する。

 

 

 歩かないで楽なのはBだな。

 あの犯罪都市ポート・ブラックサンドを経由しなけりゃならないのがちょっと気にかかるが、たどり着いた先の失われた都ヴァトスでは、たぶん、過酷な冒険が待っているに違いない。とすれば、体力点は極力温存しておくべきだ。

 というわけで鯰川に架かっている吊橋は渡らず、代わりに川岸の船着場にいた、古いはしけにたむろっている気の荒そうな男の数人組に、俺は声をかける。

 

ブリッツ「いよう、船長はいるかい?」

 

 荒くれ水夫どもは俺を疑り深そうにジロジロ見ていたが、かなり経ってから「ついてきな!」と答えが返る。

 はしけの船室に通されると、そこにはずんぐりむっくり体型の船長がいた。昔は立派だったであろう衣服をまとっている。船長はぷっと唾を吐いてから、俺に「何の用だ?」とだみ声で尋ねてきた。

 

ブリッツ「ポート・ブラックサンドまで行きたいんだ」

船長「盗賊の都に・・・?あそこの評判は知ってんだろ???」

ブリッツ「・・・(こくこく、とうなずく)・・・」

船長「金を払ってまで行きたいとは、よほど必死か、さもなきゃ頭がおかしいんだ!」

 

 船長はヘラヘラ笑いながら「金貨5枚!」とふっかけてきやがった。そりゃ高いよ!!(・へ・)

 金貨2枚が妥当な値段ってところ・・・いやたしかに・・・でもさあ・・・(けんけんがくがくの値切り交渉)・・・結局、金貨3枚で手を打つことになった。

 俺は船長と握手して船室を出る。さっそく船長が「よーそろー!」と怒鳴ると、ゆっくりと荷物を積んだはしけは川岸を離れ、流れに沿って動いていくのだった。

 ふう、あとはこいつに乗ってればいいや。やっぱ歩くより楽だな。(´∀` )

 客を入れる部屋もないお粗末なはしけだが、太い縄を巻き上げたところに、ちょうど1人分の大きさで横になれるスペースがある。俺はそこに潜り込んで、ウサギのように縮こまって眠りをとることにした・・・ZZZ・・・Oo(。ρω-)オヤスミィ

 

水夫「おい、起きろ、旦那!!」(肩を叩かれる)

ブリッツ「ハッ!」( ゚д゚)

水夫「そろそろ着くぜ、命知らずの都に、よ!!」

 

 どれくらい眠っていたのだろうか、いつの間にやらはしけは目的地寸前まで川を下っていた。

 いかにも不穏そうなたたずまいをした街が、俺の目の前に迫っている・・・きたきたぁ・・・ポート・ブラックサンドだぁ・・・(*´д`*)

 ここに来るのはザンバー・ボーンを倒すため、魔術師ニコデマスに会いに来たとき以来だ(『盗賊都市』参照)。あいつ、今でもあの臭いどぶ川の橋の下に住んでいるのかな???

 まあ、あんなすっとぼけた爺さん、今回の冒険では関係ないや。トロール警護兵のサワベリー&ファットノーズの一件もあったし、この街に長逗留して面倒なことを起こすつもりはない。すぐ南に向かう船に乗せてもらうだけだ。余計なことはする必要なかんべえ。

 はしけは大きなアーチをくぐり、街の外壁の内側に入り込んだ。間もなく水夫たちは船長の指示に従ってはしけを停泊させ、あわただしく積荷を下ろし始める。日が落ちて暗くなる前に、とにかくこの街から出発したいんだってさ。

 

船長「ポート・ブラックサンドで、一晩過ごすほど阿呆じゃねえよ!」

ブリッツ「ハハハちげえねえ。んじゃ、ま、元気で。あんがとよ!」( ̄ー ̄)/~~

 

 俺は船長に約束の金貨3枚を支払い、はしけから離れる。そしてポート・ブラックサンドに降り立つのだった。

 相変わらず胃がムカムカするゴミ溜めの臭いだぜ。それにこの人ごみ!路地にはウジが湧いた死体が投げ棄てられ、その肉をゴブリンが切りとって秤売りしてらあ。相変わらずトンでもねえ街だなあ。Σ(´ⅴ`lll)

 日もとっぷり暮れてきた。さてさて、俺も早いとこ今晩の宿を決めなきゃならんな。

 船長が言ったとおり、この街で夜通しフラフラ歩くことは、自殺行為に近い。追いはぎに「僕、カモでちゅー。ネギしょってまちゅー(=゚ω゚=)と言いふらしてるようなもんだからな・・・。

 

 宿を探して細い通りや路地を歩いていると、ぼろをまとった老人が、ひょいっと俺の前に飛び出してきた。

 

老人「おのぼりさん、宿を探しているのかね?」

ブリッツ「ああ、まあ、そんなところ」

老人「部屋にスープとパンがついて、たったの金貨1のところを知っとるよ」

ブリッツ「マジ!安いジャン!!」∑(・∀・)

老人「よかったら、ついて来なされ♪」

 

 こいつはよかった、助かった!(^v^)

 俺はひょいひょいと歩く親切な老人の後を追い、足取り軽くついていく・・・

 わ け ね え だ ろ が 。ここはポート・ブラックサンドなんだぜ。

 俺はベルトにさした剣の柄に手を置き、いつでも抜けるようにしておく。そして彼の背後にぴったり寄って歩いていく。足音は極力たてずに、な。

 さあ、罠にかけてみな。いつでも食いちぎってやるぞ!!

 

 

 

黒海老亭の一夜 --Temple of Terror--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 傷みの激しい家の前で立ち止まった老人はドアを叩く。すると中から2人の荒くれ男が飛び出して「あり金置いてけやぁぁぁ!!」と、棍棒で襲い掛かってきた!

 や っ ぱ り な 。 あまりにベタな追いはぎの出現に、俺は苦笑しながら剣を抜く。狭い路地だから落ち着いて1人ずつ倒してけ!

 

【追いはぎ1 技術点8 体力点7

【追いはぎ2 技術点7 体力点7

1R (追いはぎ1/13)(ブリッツ/21) 追いはぎ1/体力点-2

2R (追いはぎ1/15)(ブリッツ/18) 追いはぎ1/体力点-2

3R (追いはぎ1/15)(ブリッツ/20) 追いはぎ1/体力点-2

4R (追いはぎ1/14)(ブリッツ/21) 追いはぎ1/体力点-2 ←OverKill!!

 難なく1人目を倒す。「ひいっ!」と怯むもう一人の追いはぎ。

 相手が悪かったな、サワベリー&ファットノーズを屠った剣士のことを聞いてなかったのかい?

5R (追いはぎ2/14)(ブリッツ/18) 追いはぎ2/体力点-2

6R (追いはぎ2/13)(ブリッツ/1ゾロ) ブリッツ/体力点-3

 あ、ヤベ(><) 油断してたわ・・・。

7R (追いはぎ2/14)(ブリッツ/17) 追いはぎ2/体力点-2

8R (追いはぎ2/18)(ブリッツ/16) ブリッツ/体力点-2

 うーん、このラウンドもとられた。さすがはポート・ブラックサンドの盗賊どもだぜ(A )

9R (追いはぎ2/15)(ブリッツ/22) 追いはぎ/体力点-2

10R (追いはぎ2/13)(ブリッツ/20) 追いはぎ/体力点-2 ←OverKill!!

 

 あちゃー、けっこう体力点ロスしちゃったなあ・・・。

 他に襲い掛かってくる奴はいるかと周囲を見回すが、そんなことはない。俺をワナにかけた老人も、いつの間にか姿を消していた。

 俺は急いで追いはぎどものかくしを探り、小さな真鍮の遠眼鏡銀のボタン3を見つける。体力点-5と引き換えにしては小さな儲けだが、まあ、もらってくとするか(´・ω・`)ショボーン

 

 さて、余計な道草を食っちまった。今度こそ今夜泊まれるとこを探さなきゃ。

 俺はいつの間にやら『下駄通り』(って、この世界、下駄があんの???)から『港通り』に入ってきた。あ、この界隈は一度来たことがあるよ。たしかこの波止場に続くところに・・・

 ほうらあった、「黒海老亭」(Black Lobster Inn)だ!(・∀・)

 以前はザンバー・ボーンを倒すためのアイテム収集に忙しくて、素通りだったけどな。だけどちょっと雰囲気よさそうな店だったから覚えてたのさ。

 ぎいっ。ドアを開ける。「いらっしゃーい!」マスターの威勢のいい声が響く。

 その居酒屋は、猥雑な笑いが溢れるタバコの煙いっぱいな場所だった。小汚い連中がテーブルを囲んで冗談を言い合ったり歌ったりしている。ほらな、いい雰囲気ジャン!

 俺はマスターに歩み寄って部屋を取った。ビール飲み放題つきで金貨1枚。さっそく支払い、旅で乾いた喉をビールでゆっくり濡らしながら、探りを入れてみた。

 

ブリッツ「なあ、翌朝、南に出る船を知らねえかい?」

マスター「知ってるかもな。だがポート・ブラックサンドでは、ただじゃ何も教えてくれないぜ」

 

 しょうがねえなあ ┐(゚~゚)┌ 俺はさらに金貨1をビンと指で弾いて、マスターに渡す。 

 マスターは店の奥の壁際にいる席を案内した。そこにいる、はげ頭に絹のスカーフを巻いている男を指差し「ガルゴって名だ」と紹介してくれる。

 ガルゴはひどい傷跡が左耳から顎の真ん中まで伸びた、いかつい船乗りだ。俺をジロジロにらんでから「ウナギ(=わけありの客)だな?」と、ニヤリと笑った。

 

ブリッツ「オイスターベイを越えて、さらに南のどくろ海岸まで行きたい。金ならあるんだ」

ガルゴ「金貨で10枚、食事も欲しいなら船員並みに働いてもらう」

ブリッツ「ちょwwwそれはずいぶんwwwwwww

ガルゴ「 い や な ら い い ん だ ぜ ? 」(じろっ)

 

 うっ。交渉できる相手じゃなさそうだ。あーあ(((;-д- =3

 目指すどくろ砂漠へ行くには、ここは言い値で支払うしか道はない。俺は金貨10をちゃりんちゃりんと渡す。残りはすでに金貨10しかない。くぅー。

 ガルゴはしっかり数えてから立ち上がり、商談成立とばかりに乱暴な握手をしてきた。

 

ガルゴ「日の出の1時間後に出発だ。ベラドンナ号って船で、この店の前の船着場に停泊してる。じゃ、朝にな。俺は船に戻る」

 

 そうニヒルに言うと、彼は手下と一緒に「黒海老亭」を出て行くのだった。

 ふううう、けっこう大散財だったな。俺もこれ以上他の奴にたかられないうちに、さっさと寝るとするか・・・ドン!って、うわ、あぶねえ!!

 俺は酒ビンを抱えた酔っ払いにぶつかってしまった。酒が床にばしゃっと広がる。

 

ブリッツ「気をつけろい!」

酔っ払い「気をつけんのはそっちだ(゚Д゚#)ゴルァ!!

 

 ばきゃん☆

 短気なそいつは海賊だったらしい。いきなり酒ビンで俺の頭殴ってきやがった。体力点-1だってよ。てっめえええ・・・!(◎皿◎)

 俺は金貨を無駄払いしたイラツキを、こいつにぶつけることにした!!

 

【海賊 技術点9 体力点8

1R (海賊/11)(ブリッツ/22) 海賊/体力点-2

2R (海賊/12)(ブリッツ/16) 海賊/体力点-2

3R (海賊/17)(ブリッツ/18) 海賊/体力点-2

4R (海賊/14)(ブリッツ/15) 海賊/体力点-2 ←Kill!!

 

 うらうらうらぁ!!(ノ ゚Д゚) ケンカ見物で盛り上がった酒場の客の歓声の中、俺はこいつを速やかにぶち殺し、どぼーん!と水路に放り込んでやる。

 あ、もちろんその前に、奴がつけていた革袋は自分の戦利品にしといたけどな。自分の部屋に上がってから、その革袋の中を調べてみる。そこには大きな真珠金貨2が入っていた。お、なかなかの儲けだ。へへっ♪

 さて、寝るか・・・

 

 

 

ドワーフ軍船に襲撃されて地獄絵図 --Temple of Terror--

 

【技術点11/11 体力点14/20 運点13/13

 

 うわ、カイー・・・(;´Д`)

 わら布団の中はダニがいっぱいで、背中は湿疹だらけ、いつもより朝早く目覚める。

 もそもそと食料を1つ平らげ(体力点+4)、「黒海老亭」をチェックアウトして明け方の桟橋に出る。ええっと、船の名前は「ベラドンナ号」だったよな。あ、あれだ!

 マストに高々と翻る髑髏旗。やっぱり海賊船でしたか(゚Д゚ )

 まあ、ポート・ブラックサンドに入港している船なんて、海賊船か奴隷船か密貿易船の、どれかしかないわな。俺は観念して踏み板を通り船に乗り込んだ。

 

ブリッツ「あの・・・こんちわ・・・」

ガルゴ「おう、新兵さん、お早いおつきで♪」

 

 昨夜の契約により、彼らが南に運んでくれるまで、俺はこの船の中で水夫として働かなきゃならない。俺の仕事は砲手の補助。戦闘中の弾籠め役だ。何でも昨日、居酒屋のケンカで殺された仲間の代わりだそうだ。

 へえー、そりゃ、人手不足でたいへんだぁねー。(゚ε゚)(←しらばっくれる俺様)

 さあ、出港!!

 

 西の海に出るのはトカゲ王の火山島に乗りつけたとき以来か(『トカゲ王の島』参照)。

 だけどアン時は友人マンゴの操る小船だったけど、今度はしっかりした帆船だから安心だな。なんて思っている間に、午後も半ばを過ぎた頃・・・「右舷後方に船!」・・・見張り台から船員の緊張した声が聞こえてきた。

 とたんにベラドンナ号は騒がしくなる。船長のガルゴが矢継ぎ早に指示を下し、俺も船腹の持ち場に着かされた。同じ大砲に配属された相棒の海賊に声をかける。

 

ブリッツ「なあ、ぶっちゃけ、どうよ?」

下っ端海賊「まじいな。ありゃあ、商船じゃなくて軍船だぞ!船足が速い!!」

ブリッツ「じゃあ俺らは狩る側じゃなくて、狩られる側に・・・」

下っ端海賊「おわ!もう撃ってきやがった!」

ブリッツ「マジかよ、こっちの大砲じゃ、全然届かねええ!!Σ(゚д゚lll)」

 

 どっぱああああんん!

 思いもかけねえ長距離から敵船が発砲してきた。船からちょっと離れて水柱が上がる。

 どっぱああん! どっぱああああんん!! 

 こちらが何もできぬまま一方的に、続けざま水柱がベラドンナ号の左右に上がった。夾差しちまった!つまり、どこまで大砲をぶっ放せばいいのか、こっちの位置を正確につかんだのだ。とすると、次の一斉射撃で・・・

 どごおおおおおおお!!!

 轟音と共にベラドンナ号が激しく揺れる。上甲板に命中だ!火の粉が船腹の俺の持ち場まで降り注いでくる。あら、なんか、床が傾いてる傾いてる、お~い!

 ダメだ、沈むわ。こりゃ((n;‘Д‘))η じゃあやることはひとつ!!

 

ブリッツ「わりい、ちょっと、トイレ!」 ダッシュ!≡≡≡(*--)

下っ端海賊「こら、待て、おいっ!!」

 

 俺を含めて砲手は全員、いっせいに上甲板に出る木の階段に駆け寄る。溺れ死ぬとわかっていて、ここに留まって大砲撃つバカはいないからな。当然それはもう蜘蛛の糸に群がるようなもんで、押し合いへし合いの命を懸けたラッシュアワー・・・クソ、バカ、テメエ、押すな!!

 ここで技術点チェックに成功!いち早くダッシュして駆け寄っていた俺は、何とか甲板に出られた!

 木っ端微塵に四散したガルゴ船長の肉体を踏みしめながら、救命ボートを・・・探すんだけど・・・この船にそんな人道的な設備があるわけないやな(ノ∀`)アチャ-

 というわけで、覚悟して海にスパローダイブ!どぼーん!命からがらベラドンナ号の沈没に巻き込まれず、脱出に成功した。

 

 ちゃぷちゃぷ・・・ちゃぷちゃぷ・・・

 逃げそびれてベラドンナ号と共に沈む海賊たちの呪いの叫びを聞かされながら、波間に揺られている俺様。さて、どうするよおい?

 

1)帆柱のかけらにつかまって軍船から離れる。

2)軍船に向かって泳ぐ。

 

 食料だって水浸しで使い物にならなくなってるんだぜ。この上、漂流なんて冗談じゃねえや。

 一縷の望みをかけて(2)だ。俺は敵意がない姿勢を示しながら、軍船に泳いでいく。この恐るべき軍船に乗り込んでいた水夫どもは、巨大な網で金魚すくいのように俺を拾い上げた。

 

ブリッツ「ε=ε=εヘ(* ´Д`)=3 '`'`'`ァ…」

軍船の船員「これで生き延びたと思うなよ、海のダニめ!!」

 

 濡れねずみの俺は、引っ張り上げられた軍船の甲板で、水夫どもにずらっと囲まれた。

 って、ええ?全員ドワーフだ!( ゚д゚)

 この軍船はなんとドワーフが乗りこなしてたんだ。なるほど、道理で射撃が正確なはずだぜ。奴らの高い技術力ならありえるな。とんでもねえ奴らだチクショウ。

 ドワーフ船長は他にも助け上げた海賊どもを取り調べている。そして哀れな積荷の奴隷でなく、海賊だとわかった瞬間・・・どっぼーん!!

 ぐるぐる巻きに縛ってから海へ放り込んでるよ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 ああっ、俺の方に、やって来た、来たああ!!

 

ドワーフ船長「どうせ貴様も我が身が可愛い海賊だろう!」

ブリッツ「いや違うんだ、俺はチアンマイ領主の剣士ブリッツ。ストーンブリッジから大事な使命を帯びて、南へ旅行中だったんだ!」

ドワーフ船長「だったらなぜ海賊船に乗り込む!?」

ブリッツ「海賊船だと知らなかったんだよう!!・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン」

ドワーフ船長「ふむ、ストーンブリッジから旅に出たと?」

ブリッツ「そ、そうでしゅ・・・(´;ω;`)グシュ」

ドワーフ船長「それなら、ストーンブリッジの王の名前を言ってみろ!」

 

 そういえば、あの王様の名前、なんつったっけ???

 

1)ガリブリン

2)ジリブラン

 

 

 

どくろ砂漠に上陸する --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点18/20 運点13/13

 

 そりゃおめー、ジリブランだろ、ジリブラン。

 俺がしっかりその名を出すと、ドワーフ船長はにかっと笑う。

 

船長「ちょっと脅かしただけじゃ若いの。ブリッツとかいう剣士が、密命を帯びて西の海に出たっちゅうのは、あの薄汚いポート・ブラックサンドにいるニカデマス殿から聞いておるよ。アンタが本人かどうか、確かめたかったのさ」

ブリッツ「それを早く言ってくれよぉ~。ふぃ~」(((;-д- =3

船長「本当のことを言っていたのは認めよう、よそのお人。だがまだ説得してもらわにゃならんことが、たくさんある!」

 

 こうして俺は船室に通された。そこでドワーフ船長や乗組員たちに、今回の任務とその重要性について話して聞かせるのだった。

 マルボルダス・・・失われた都ヴァトス・・・5つの龍飾り・・・

 アランシアの善の者たちに降りかかる危機と破滅を案じて、ドワーフ船長は、直ちに針路を南に向け、どくろ砂漠の沿岸に向かうと約束してくれる。ありがてえ!(゜∀゜)

 

 ドワーフの高度な技術で建造された軍船はグングン帆風を受けて進む・・・

 

 そしてあっという間に2日後、俺はどくろ砂漠の沿岸に着いた!

 船の料理人の好意で10食分の食料を補充し(前のやつは水浸しでみんなダメになってた)、俺はボートで白い砂浜に送り届けられる。

 

ドワーフ船長「ケリリム神のご加護を!命の炉の炎がお主から消え去りませんように!!」

ブリッツ「あんがとよーーーーー!」 ヽ(´ー`)

 

 やれやれ。いろいろあったが、やっと今回の冒険の舞台にたどり着いたな。

 海岸に背を向けて陸地の方を向くと、見えるものは砂ばかり。果てしない砂漠が地平線まで続いている。ここから失われた都ヴァトスを探すのは、そりゃもうタイヘンだわなあ・・・

 ま、でも、なんとかなんダロ!ここまでも何とかやってこれたしな!!( ´∀`)

 こうして俺は海岸から移動する。ここでの選択肢は2つだ。

 

 (1)東すなわち内陸に向かう。

 (2)海岸に沿って南へ歩く。

 

 俺の目的地、失われた都ヴァトスは、沿岸部にあるとは思えない。だってそれなら、すでに船乗りの誰かに発見されてるはずだろ?

 誰も見つけていない都市ならば、めったに人がやってこない砂漠の真ん中にあるにちがいない。だから(1)だ。俺は熱砂を踏みしめ、海岸から離れてどくろ砂漠に入っていく・・・ざっく、ざっく・・・ふう、足首まで柔らかい砂に埋もれるから、けっこう体力使うぞこりゃ。

 

 ぶ~ん・・・

 じりじりと太陽が照りつける中、砂漠を歩いていくと、頭上で異音がすることに気づいた。

 なんだウルセエなあ・・・上を向くと・・・うわわ!スズメバチが巨大化したような昆虫が3匹、俺の上空を飛び回っている!!( ゚Д゚)

 こいつらは針バエというモンスターだ。久々に新鮮な肉(つまり、俺様)を察知して喜び勇んで飛んできたのだ。そしてさっそく3匹とも俺に向かって急降下してきた!!

 なになに、本文によると・・・『<魔の矢の術>を使いたいなら』って、マジックミサイルは覚えてこなかったんだよヽ(`Д´)ノウワァァァン

 というわけで俺は剣を突き出して迎撃する。1匹ずつ順に戦うこと!

 

【針バエ1 技術点5 体力点6

【針バエ2 技術点6 体力点7

【針バエ3 技術点7 体力点6

1R (針バエ1/14)(ブリッツ/15) 針バエ1/体力点-2

2R (針バエ1/10)(ブリッツ/17) 針バエ1/体力点-2

3R (針バエ1/11)(ブリッツ/20) 針バエ1/体力点-2 ←Kill!!

4R (針バエ2/11)(ブリッツ/22) 針バエ2/体力点-2

5R (針バエ2/15)(ブリッツ/16) 針バエ2/体力点-2

6R (針バエ2/13)(ブリッツ/17) 針バエ2/体力点-2

7R (針バエ2/12)(ブリッツ/18) 針バエ2/体力点-2 ←OverKill!!

8R (針バエ3/12)(ブリッツ/17) 針バエ3/体力点-2

9R (針バエ3/15)(ブリッツ/23) 針バエ3/体力点-2

10R (針バエ3/12)(ブリッツ/15) 針バエ3/体力点-2 ←Kill!!

 

 よっしゃ、パーフェクト・ゲームだぜ。これくらいの虫ケラなら俺様の敵じゃねえや。

 剣で叩き落され、地面でジジジジ・・・ともがいている針バエ。俺はそいつらをぐしゃぐしゃっと踏み潰し、さらに歩みを続ける。

 そして30分ほど進むと、おっと、うつ伏せに倒れている人間の死体に出くわしたぞ。

 砂漠民特有の長い衣をまとっているが、その中の肉体は腐ってボロボロでウジ穴だらけだ。どうやら弱ったところを、さっきの針バエにたかられたのだろう。なむなむ・・・(ー人ー)

 あら?こいつ、何か手に持っているな???

 哀れな死体が手の中に隠していた革袋を用心しながら開けてみると、中には小さな黄金のカギが入っていた。どこの扉を開けるカギかわからんが、死人に使い道はあるまい。この俺様が持って行ってやろう。

 しかし・・・覚悟していたことだが・・・とにかくここは・・・暑い!(><)

 

 

 

もう二度と砂漠なんか来ないぞ! --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点18/20 運点13/13

 砂漠の熱気に揺らめく陽炎の中から・・・何かが近づいてくる・・・

 何だあ?ボーっとした頭で見つめると、それはラクダに乗った男だった。まだこっちには気づいていないようだ。どうしよう、接触して情報を得ようか?だけど・・・

 イラストを見ると、なんとなく悪そうΣ(´ⅴ`lll) 

 ひょっとしたら、俺と同じく失われたヴァトスに向かっている、悪の魔道師マルボルダスの手下かもしれないぞ。臆病かも知れないが、ここは余計なリスクを負うことになりそうな予感がする。

 というわけで俺は砂丘の陰に隠れ、相手が通り過ぎるのをじっと待つことにした。

 ・・・行った?うん、向こうに消えた。それでは再び進軍開始!!

 

 お?都合のいいことに空が暗くなってきた。太陽が翳ってきたのだ。今までフライパンの目玉焼きみたいに照り付けられていた俺は、日射病の危険から逃れてちょっとホッとする。さあ、今のうちに距離を稼ごう!

 (ひょおおお・・・ひょおおおおおおおお・・・!)

 うーんなんか、今度は風が吹いてきたなあ・・・なんて思ってたら、あっという間に・・・!

 (ごおおおおお・・・ごごおおおおおおおお!!)

 吠え猛る暴風が砂を巻き上げ、全く前が見えなくなった。こいつはやべえぜ。

 砂嵐だ!

 けほっけほっ( >д<);'.・ 口や鼻の中に容赦なく入り込む砂塵。慌ててタオルを顔に巻くも、目にバチバチと当たる石つぶて。あっという間に体力点-2だ。

 こりゃあダメだ進めねえ。俺は地面に穴を掘り、顔を地面に密着させて辛うじて呼吸を確保する。そしてうずくまるしかない・・・

 

 (ゴオオオオオゴゴオオオオオオオゴオゴオゴオゴゴオゴオオオオ!!!)

 

 うわー、いつまで吹き荒れるんだこの風は・・・(つд・)

 ええっと、ここで運試しだってさ。まあ、最初は運点が13あるので、ここは自動的に吉だな。数時間の足止めをくらったが、ようやく砂嵐がやんだ。うわー身体が砂塵で真っ白けだよ。風呂に入りてえなあ・・・やれやれ・・・あら?

 砂嵐の暴風が砂漠の表層を削り取ったおかげで、何かキラリと光る物が出てきたのに、俺は気づく。砂の中から引っ張りだすと、それは真鍮の鐘だった。何でこんなとこにこんなものが?まあいいや、ザックに入れて持って行くとするか・・・。

 俺は再び東に向かって、灼熱のどくろ砂漠をひたすら歩くことにする。

 

 はあ、ふう、はあ、ふう・・・もう二度と砂漠なんか来ないぞ!

 そう後悔しても後の祭りだ。考えてみたら、こんな過酷な場所を、徒歩で移動すること自体どうかしてるよなハァハァ(*´д`*) 沿岸部に回ったら集落があったのかもな。そこでラクダか何か移動手段を確保しとくべきだったかハァハァ(*´д`*) ああもう、喉がヒリヒリ、カラカラだ。ちょっと休憩、しよう。水分補給だハァハァ(*´д`*) 

 だけどもここでつよーい味方。

 そう、俺には<水の術>があるのさっ!!

 両手をお椀の形にすると、その手の中に魔法の力で水が溢れ出す・・・ごくごく・・・ふぃー!生き返ったぜ!この呪文だけ体力点消費は0なのだ。調子に乗って水をがぶがぶ飲む俺様。我ながらベストな魔法選択だったな。えへへ♪(≧∇≦)b

 しっかしまあ・・・ あ つ い な 。

 「ちょっとは遠慮しろや太陽サンよぉ、ああん?(゚Д゚#)なーんて睨みつけて不平をぶつけても、環境は変わらない。さあ、先に進むか・・・

 

 はあ、ふう、はあ、ふう・・・どれだけ歩いたんだ?

 周りは砂だらけで、ほとんど風景が変わらないから、全くわからねえや。

 相変わらず午後の陽射しは容赦なく照りつけている。30分に1回、定期的に水分補給して、俺はのたのたと歩いて行く。さっさか歩けないのにはワケがある。十分すぎるほど吸収した砂の熱が、俺の靴底を容赦なく焼きつかせるのだ。あ、あつっ!足の裏が火傷しそうだ!

 だけど俺は砂漠を進む・・・ひたすら・・・だってさあ、やるしかないジャン。

 闇エルフと結託してこの世界を我が物にしようとするマルボルダスの野望を止めるのは俺だけだからな。

 奴より先に、なんとしても失われた都ヴァトスへ着かなければ!!

 それにさ、未発見の“失われた都”ってからには、たぶん手付かずの財宝が(n.∀´)ηウエヘヘヘ

 

 ガッツだ、進め、ブリッツ!!・・・おろ?

 気合だけで足を運んでいた俺は、陽炎だらけの砂漠の中に、ぽつんと茶色の天幕を見かけた。砂漠の遊牧民が使うような移動居住式のテントだ。さらには天幕を支える杭の1本に、馬が1頭つながれているのも確認できた。

 ということは、あの中に人がいるってことか。

 俺のコンディションはというと、今のところ水分補給はできてるんだけど、強烈な太陽光線を頭に受けて日射病気味だ。ちょっと吐き気がするのも事実なんだよな。ちょっとあそこで一休みさせてもらうのも悪くない・・・

 そう思いつつ、俺はフラフラと天幕に近づいていくのだった。

 

 

 

アブジュルの天幕でお買い物 --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点12/13

 

 天幕にもう少しで着くかというところで、バッと入り口の布がはねのけられる。中にいたのは、黄色い衣をまとって、金の指輪をたくさんはめた、太ったひげ面のオヤジだ。俺に対して怪しむ素振りを見せず、フレンドリーに肩を抱いて招きよせた。

 

オヤジ「よその人、一休みした方がよさそうだ。わしにもてなさせてくれ。ひょっとしたら、わしの珍しい売り物の数々を買いたくなるかもしれんし!」

 

 彼の名はアブジュルといい、ここで遊牧民やキャラバン相手に交易商を営んでいる。彼は商人らしい目利きで、俺がそれなりの金貨を持っていることに気づいたんだろう。親切に敷物の上へ俺を座らせ、新鮮な食べ物と水を与えてくれた。見事な接待で元気を回復して体力点+4だ。おお、原点まで回復!

 ふう、一息ついたぜ・・・。リラックスした俺にすかさず、アブジュルがにっこり微笑みかけてきやがった。「さて、買いたいものはどれかね、友よ?」

 ここまでされたら、何か買わなきゃなあ。まったくうまい手使いやがる!!( ´∀`)

 アブジュルが(たくさん自慢しながら)俺に見せた売り物は以下の通りだ。 

 

 封蝋(金貨2枚)

 黒メノウでできた卵(金貨3枚)

 甲虫形の象牙のお守り(金貨2枚)

 人魚の鱗をつないだ腕輪(金貨3枚)

 銀の鏡(金貨4枚)

 水晶のカギ(金貨3枚)

 黒檀の仮面(金貨3枚)

 骨でできた横笛(金貨2枚)

 

 全部合わせると金貨22枚か。俺の手持ちは金貨12だから全部買い占めるわけにはいかない。それに失われた都ヴァトスに着いてからも、その街の住民に賄賂や情報料としてちょっとは残しておきたい(そいつらが金貨を使う生物なのか、はなはだ疑問だけど)。

 とすると、ここで払えるのは金貨10枚くらいだな・・・ふむふむ・・・俺はじっくり商品を手に取り、吟味していく。

 よし、決めた。これと、これと、これと、これ!

 

 甲虫形の象牙のお守り 人魚の鱗をつないだ腕輪 水晶のカギ 黒檀の仮面

 

 冒険者の直感で役立ちそうなアイテムを選んだつもりだ。

 俺は4つのアイテムを受け取り、アブジュルに金貨11枚を支払う。残りは金貨1枚だけになっちまったが、まあいいだろう。

 アブジュルは大金を受け取りホクホク顔だ。これだけ上機嫌なら、俺の目的地について何か教えてくれるかもしれないな。俺は雑談を装って情報を聞き出そうとする。

 

ブリッツ「なあ、この辺に財宝が眠る町の噂を聞いたんだが・・・」

アブジュル「ふーむ、お前さんも、失われた都ヴァトスを探してるのかね?」

ブリッツ(ぎっくうう!)「い、いや、そんな名前だったかなゴニョゴニョ(*´д`*)

アブジュル(背中をバンバンと叩く)「いいって、いいって、隠すな!」

ブリッツ「ゴホ、ゲホ・・・!」

アブジュル「砂漠の遊牧民たちの間では、いわくつきの伝説の都だ。名前を知らないものはいないよ」

ブリッツ「じゃあ、アンタも何か知ってるかい?」

アブジュル「残念ながらそこを見つけたものは、誰もいない。だからそこに何が待っているかは、わからない・・・」

ブリッツ「ショボーン━━(´・ω・`)━━」

 

 だけど彼の推測によれば、ここから南に行ったところに、眩いばかりの蜃気楼が見られる場所があるんだそうだ。ひょっとしたら、そこの揺らめく光の中に・・・親切なアブジュルは、そこまでの道筋を記した簡単な地図もくれる。

 

ブリッツ「ありがとう、それだけ手がかりをくれたら十分だ!!」

アブジュル「砂漠の魔物に気をつけろよ。わしの商品があんたの役に立ちますように!」

 

 遊牧民独特の、抱擁して両頬を触れ合わせる別れの挨拶を交わす俺とアブジュル。さあ、ショッピングも終わったし、休養も十分だ!

 俺は天幕を出て再び砂漠に歩みだす。彼の助言をもとにして、次に進むべき方角は南だ・・・

 

 

 

大砂蛇との死闘。そして凍てつく夜。 --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点12/13

 

 商人アブジュルの天幕も、もう見えなくなった。ここから先はまた一人旅なのだが・・・ずずずずずず・・・地面がなにやら嫌な振動をしている。何だ、流砂か?いや違う!!!

 ごばぁっ!! キシャー!!!!

 

 砂がいきなり小山のように盛り上がり、滝のように流れ落ちる。そして中から巨大な長虫の胴体が現れた!大砂蛇だ!!(←砂の惑星デューンにいるような怪物)

 でけえ、体長20mはある。ミミズなんてレベルじゃねーぞヽ(`Д´)ノウワァァァン 

 と、とにかくこいつと戦わないと、食われちゃうことは確かだ!

 

【大砂蛇 技術点10 体力点20

1R (大砂蛇/17)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

2R (大砂蛇/17)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

 どわあっ!つえええええ!!( ゚Д゚)

3R (大砂蛇/16)(ブリッツ/21) 大砂蛇/体力点-2

4R (大砂蛇/16)(ブリッツ/22) 大砂蛇/体力点-2

 よし、流れがこっちに来た! どんどん攻めろ!

5R (大砂蛇/18)(ブリッツ/20) 大砂蛇/体力点-2

6R (大砂蛇/15)(ブリッツ/19) 大砂蛇/体力点-2

 あ、長い尻尾が、俺を狙ってる!!

7R (大砂蛇/19)(ブリッツ/17) ブリッツ/体力点-2

 いてええ!てめええ、もう怒ったぞぉ!!!

8R (大砂蛇/16)(ブリッツ/20) 大砂蛇/体力点-2

 胴体をざくざく斬りつけるも、まだ半分かよぉ・・・(><)

9R (大砂蛇/16)(ブリッツ/18) 大砂蛇/体力点-2

10R (大砂蛇/17)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

  もう疲れたよ・・・

11R (大砂蛇/16)(ブリッツ/21) 大砂蛇/体力点-2

 なーんてな!フェイント!!

12R (大砂蛇/22)(ブリッツ/22) Draw

13R (大砂蛇/17)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

 相手も死力を振り絞って立ち向かってくる!

14R (大砂蛇/15)(ブリッツ/16) 大砂蛇/体力点-2

 奴の体力点は残り4。次で「運任せスマッシュ」使うか?

15R (大砂蛇/21)(ブリッツ/20) ブリッツ/体力点-2

 いやダメだ、まだ冒険の序盤だ。

16R (大砂蛇/21)(ブリッツ/21) Draw

 ドゴーン!大砂蛇の強烈な一撃を、俺はひらりとかわす。くらわないくらわない!

17R (大砂蛇/19)(ブリッツ/20) 大砂蛇/体力点-2

 運点を無駄にできない。地力で決めるぞ、ラッシュラッシュ!!

18R (大砂蛇/17)(ブリッツ/16) ブリッツ/体力点-2

 断末魔のあがきを見せる大砂蛇。くっそ、てこずらせてんじゃねえよ!

19R (大砂蛇/12)(ブリッツ/18) 大砂蛇/体力点-2

 よし、今だ、もらったあ!ずばあああっ!

 

 ジャンプして放った俺の一撃が、大木の幹のような大砂蛇の胴体をそぎ落とす。きしゃああああああ!と金切り声の悲鳴を上げて・・・大砂蛇はじたばたとのた打ち回り・・・そして動かなくなった。やった、倒した!でっかい怪物を切り殺した!!(^o^)

 だけど俺の被害も・・・あら?身体のいろんなとこから血が流れてフラフラなんですけど・・・体力点-14って何ソレちょっとおおお!!

 著者のイアン・リビングストンは鬼だ。エゲレスの鬼じゃああヽ(´Д`)

 と、とりあえずドワーフ軍船で補充した食料を3つまとめ食い。体力点+12にして、残りは7個。ふう、一息ついたぞ。食料10個制にしといてよかったな。だけど原点回復薬はないので、これから慎重に行かなきゃな。

 あ、そうだ。こいつのでかい口にある牙が、とても鋭利で何かの役に立ちそうだ。勝利のしるしとして持って行ってやろう。ぶちっ。俺は大砂蛇の牙を1本切り取った。こんな巨大なクリーチャーをぶち殺したんだ。ひょっとしたら砂漠の部族でコレを見せたら、勇者として認めてもらえるかもしれないぞ。俺は貴重な戦利品をベルトに挟む。

 さあ進もう。失われた都ヴァトスを目指して南に向かうぞ・・・ざっくざっく・・・

 

 砂をかき分けかき分け歩き続けるうちに、太陽が西の地平に沈んで行く。

 茫洋とかすむ地平線に・・・巨大な赤い円が・・・

 おわあ、なんて幻想的な夕陽だ。絶景だぜ。この光景は他じゃ見られないな。「ちょっとだけ砂漠もイイな」と思いつつ野営の準備するんだけど・・・(* >ω<)=3ヘックション!

 気温が急激に下がり始める。さ、さむっ!

 昼間あれだけ灼熱で苦しめられた砂漠が、こんなに夜、温度が低下するとは思わんかった。  え?なになに??『<炎の術>を使うなら』って、選ばなかったわその魔法。<光の術>なら持ってるんだけど。うーん惜しいっ!

 あまりの寒さでガタガタ震えながら、一晩中まんじりとせずに過ごす。あまり眠れなくて体力点-3だ。うひゃあっ(>Д<)

 

 や っ ぱ り 砂 漠 は き ら い だ 。

 

 ブリッツ・キャッスルのぬくぬくベッドが懐かしいおお・・・アンセリカは騒がしかったけどなあ・・・。 なんてブツブツ不平を言っている間に夜が明けた。太陽が地面を暖めてくれるくらいに明るくなったので、俺は旅を再開して南下する・・・しっかしまあ・・・

 Fighting Fantasyシリーズも、だんだんエゲツなくなってきたなあΣ(´Д`lll)

 

 

 

断固たる決意で南下する --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点15/20 運点12/13

 

 砂漠の気温は急速に上がっていき、すでに朝早くながら、いきなり白熱した太陽の下で苦しめられる・・・じりじり・・・あちいいい・・・( - _ - )

 まあ俺には<水の術>があるから、水分補給は心配しないでいいけど・・・しかし、こんな苛酷な環境で、相手のマルボルダスは平気なのかな?失われた都ヴァトスにたどり着く前に、奴がくたばってくれるとありがたいんだがなあ。

 なんて虫のいいことを考えてたら、さほど遠くないところに木立らしいものが見えてきた。そこは大きな鳥が何羽も上空を旋回している。泉か?いいかげん砂だらけの光景に飽きてきたので、俺はそっちの方に近づいてみる。

 やはりオアシスだ。木々が池を取り巻いている。ざぱあっと水浴びしたいところだが、マルボルダスよりも先に失われた都ヴァトスに着きたいし、池の中に怪物が潜んでいる可能性もある。池の水も・・・飲むこともないな。俺には<水の術>があるしな。

 というわけで、ここでは何もしないで南下を続けることにした。

 

 ところが・・・ごつ☆ あらら?(A )

 俺はこの付近にあった、重なり合った大岩にぶつかった。風によって砂が吹き付けられていたから、わからなかったのだ。あっぶねえなあ。その岩を調べてみると・・・

 ぶすっ。岩陰の暗い亀裂の中から出てきたサソリが、俺の手の甲を刺す!

 うわーおっ!!!(°Д°)

 俺は手を振り払ってサソリを踏み潰し、急いで毒を吸い出すが、あだだだだ・・・体力点-4だ・・・ちくしょう!なんてこったい!!

 まだ生きてるが食料で体力点回復した方がいいだろう。サソリダメージをこれで相殺、体力点+4食料の残りは6かあ。失われた都ヴァトスにまだ着いていないってのに、もうこんなに消費しちまった・・・(´・ω・`)ショボーン

 悔しかったのでもう少し調べてみることにしよう。大岩をどけ続けると、その陰に白い木綿の袋を見つけた。さらにその袋を解いてみるとガラスの球体が出てきた。

 その球体の内部に見えるのは、尖った耳を持ち、背中に羽を生やし、黄緑色の服をまとった小さな男だ。つまりは、妖精が閉じ込められている!

 妖精さんは俺を見てすっごく喜んでいる。どうやらここから出してほしいらしい。

 俺は卵を割るような要領で、近くの岩にガラス球をぶつけた。何回か叩くとガラスは粉々に割れ、さっそく小さな妖精が中から飛び出してくる。

 彼は俺の周りを飛び続け、ほとんど聞き取れないほどの高い声でお礼を何度も言う。女フェアリーだったらそれなりに可愛いんだけどな、残念ながら俺が助けたのは男フェアリー。ハチ鳥みたいにキイキイうるさいだけだよ、あーあ・・・(゚~゚)

 

男フェアリー「ありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとうありがとう・・・」

ブリッツ「まあ落ち着きなって。ここから帰れるかい?」

男フェアリー「はい、大丈夫です。お礼にこれを!」

 

 そう言うと彼は幸運をもたらしてくれる光の砂を俺の頭に振りかけてくれる。

 ぱらぱらっ・・・しゅわあああ・・・うーん、あまり効き目があるかどうかわからないが・・・あ、いや、ここで運点+1だってさ。どうやら効き目があったらしい。そりゃよかった!(^v^)

 

男フェアリー「ええっとそれから、ザックと紐を使って、スカーフの代わりになる物をお作りなさい。頭を陽射しから護った方がいいですよ」

ブリッツ「なるほどねえ・・・(器用にこしらえてみる)・・・こんなカンジ?」

男フェアリー「はい、バッチリです!!」

 

 俺は妖精の忠告を聞き入れ、即席のスカーフを作って後頭部を直射日光から保護する。なるほど、こりゃあ楽だ。頭がクラクラするのが薄らいだ感じになる。ふひいい( ´∀`)

 

男フェアリー「ヴァトスはまだまだ先です。がんばって!」

ブリッツ「あんがとよおー」

 

 妖精は手を振って飛び去り、俺は再び南に向けて歩き出すのだった。

 ざっく、ざっく、ざっく・・・熱砂を踏みしめつつ歩いていると、どくろ砂漠はやがて正午のいちばんキツイ時間に突入してきた。

 カアアアア!っと、まるで声で脅かすかのように、真っ直線に降り注ぐ太陽光線。うわーこりゃたまらんわ。俺は両手をお椀の形にしてさっそく<水の術>を使い、湧き出した水をごくごくごくと身体に染み込ませる。

 げーっぷ、そう、俺に渇き死にの心配はない。正午の太陽が見える、あの南に向かうぞ!

 ざっく、ざっく、ざっく・・・容赦なく照りつける太陽。

 ざっく、ざっく、ざっく・・・しかし見渡しても砂ばかり、日陰を提供してくれるところなどない。

 ざっく、ざっく、ざっく・・・『頭にスカーフを巻いているか?』だって?

 はーい、巻いてまーす(´∇`)

 

 だから平気!日射病の心配なく、俺は断固として南下し続ける。悪の魔道師マルボルダスの先を制して、失われた都ヴァトスで5つの龍飾りを見つけるために!

 邪龍を蘇らせる5つの龍飾り。アランシアの善の勢力の危機を救うために、善の魔法使いヤズトロモや、ストーンブリッジのドワーフたちや、それにアンセリカとアブーも、それを破壊する方法をただ今探っている最中だ。解明しだい、俺に教えてくれるんだ。俺が絶対、龍飾りを5つとも見つけ出すだろうと、信頼してくれてるのだ。

 だからここで、俺が弱音を吐くわけにいかないやなっ!進めっ!!(`・ω・´)

 

 ざっく、ざっく、ざっく・・・

 やがて、揺らめく陽炎の中に・・・おお・・・!!

 

 

 

失われた都ヴァトスに入り込む --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点15/20 運点13/13

 

 見えたっ!失われた都ヴァトスだ!!

 

 ゆらゆらと揺れる陽炎を通して、その先に高い石壁が見える。石の塔や建物の屋根も壁の上に突き出ている。間違いない。幻なんかじゃないぞ。俺はとうとうたどり着いたんだぁっ!!

 *・゜゚・*:....:*・゜(゚∀゚)゚・*:.. ..:*・゜゚・*!!!!!

 いや、だが待てブリッツ。まだ何も解決したわけじゃない。冒険はこれからだ。用心深くいかないとな・・・(`・ω・´)シャキーン

 さてどうやってこの町の中に入ろうか?

 近づいて行くと、風に運ばれた砂が壁際高く積もり、半ばこの町に入る大門が埋もれてしまっていた。こりゃあ無理だよ、開かないわ。砂をかき分けるのだけで重労働だしなあ。かといって<飛躍の術>は覚えていないから、石壁を飛び越えるわけにもいかないし・・・おっ?

 門の脇に通用口がある。俺はこっちの木戸を調べてみるが、カギがかかっている・・・ふしゅうう(´・ω・`)・・・<開門の術>も持っていないので、剣でドアをこじ開けるしかなかった。

 

 がりごりっ、がりごりごりっ。

 剣で錠前を斬りつけていると、ドアの向こうからシュウシュウと異音がする。俺が詳しく調べる間もなく、いきなりドアが引き開けられた!な、ななな、何だこいつ?Σ(゚д゚lll

 俺は今まで見たことのない異様な生き物と遭遇する(表紙参照)。鎧を着込んだ人間型の上半身で、片手に剣、片手に盾を持っているが、頭は蛇。口からチロチロと二股に分かれた細い舌を出し入れしている(さっきのシュウシュウ行ってたのはこの音だ)。そして下半身も大蛇のそれで、しゅるしゅるととぐろを解いて、俺に素早く這い寄ってくる。

 とにかくこいつが失われた都ヴァトスを守る兵士で、侵入者を殺そうとしていることは確かだ。俺は剣を抜き、この砂漠の殺し屋、蛇衛兵と対決する!

 

【蛇衛兵 技術点10 体力点10

1R (蛇衛兵/19)(ブリッツ/20) 蛇衛兵/体力点-2

2R (蛇衛兵/19)(ブリッツ/16) ブリッツ/体力点-2

3R (蛇衛兵/16)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

 なんてトリッキーな動きだ!なかなか2本足の敵と戦うようにはいかない。

4R (蛇衛兵/12)(ブリッツ/19) 蛇衛兵/体力点-2

5R (蛇衛兵/15)(ブリッツ/19) 蛇衛兵/体力点-2

 でもなんとか、太刀筋が読めてきたぞ。よし、マムシ酒にしてやる!

6R (蛇衛兵/20)(ブリッツ/19) ブリッツ/体力点-2

 う、くそ・・・てこずると厄介だ。仲間を呼ばれるかもしれん。

7R (蛇衛兵/18)(ブリッツ/20) 運試し吉 蛇衛兵/体力点-4 ←Kill!!

 しょうがない、使うか・・・運任せスマーッシュ!!

 

 ずばっ、どさあっ・・・!!

 蛇衛兵は俺に胴体を真っ二つにされ、血を噴出しながら戸口にごろんと転がる。うーん、使えそうなアイテムは何も持ってなさそうだ。そして俺もこの戦闘で、また3発くらった・・・か・・・

 くっそおお、食料食ったらああ!またまた食料を1つ消費して何とか体力点を2桁の13点まで回復させる。食料残り5個!あと半分!!(゚Д゚ )

 

 俺は、蛇衛兵の死体が転がる戸口を通り抜け、とうとう失われた都ヴァトスの内部に潜入することに成功した。

 今、俺がいる場所は人気のない広場の中央。かつてはバザーとかでにぎわっていたのかな。だけど今は、無人の見捨てられた町だ。しーんとして見渡しても生き物がいる様子はない。

 さて、この町の中から、隠された5つの龍飾りを見つけなきゃならんのだが・・・ふと、広場の反対側に大きな石のアーチが目についた。

 何の手がかりもないんだ。どこから手をつけても大して変わらんさヽ(´ー`)

 そう思ってそっちに近づいてみると、そのアーチから石の下り階段が続いている。階段の下は松明が灯った通路だ・・・って、ええ!

 驚いたな。松明を灯して管理している誰かが、この町にいるわけだ。失われた都ヴァトスは無人ではない?どうなんだろうそこらへん??それともこの松明はマルボルダスが???

 

 いろいろ考えながら、かつーん、かつーん、と、石段を下って行く俺。

 階段の下は南に伸びる地下回廊で、最後の段のところにはちょこんと、鉄の箱が安置してあった。

 いかにも怪しいこの箱をじっくり調べてみるが、罠はない。カギもかかっていなさそうだ。思いきってパカッと開けてみよう。えい!

 おお!中に入っていたのは、ピカピカに磨かれた鉄兜だ。うーん、なかなかの業物じゃねえか。

 被ってみるとしっかり俺の頭にフィットする。これは名鍛冶屋の手による一品で、俺の技術点を+1してくれるのだ(ただし原技術点以上は上昇しないので、このままです)。

 さすが誰もたどり着かなかった未知の都だ。いきなりお宝が道端に転がっていたぜ♪

 この調子で龍飾りも早く見つかるといいな。るんたった (つ´∀`)

 

 と、足取り軽く回廊を歩き始めようとしたそのときだ。

 

 俺はいきなり、ポン、と軽く肩を叩かれる。ぎっくうう!Σ(゚д゚lll

 冒険者であるこの俺としたことが、全く気配を感知できなかった。すぐ近くの背後までそいつは忍び寄っていたのだ。

 この位置関係で、もう逃げることはできない。俺は恐る恐る振り返るしかない。

 後ろの正面・・・だぁ~れ・・・?

 

 (   )(;  )(Д゚; )(゚Д゚;) !!!!

 

 

 

DEATH!死の使者の呪い!! --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点13/20 運点12/13

 そこにいたのは、まさに死の使者(Messenger of Deathというにふさわしい人型生物だった。

 細い身体にぼろをまとい、おぞましい虚ろな目をして、口の中はどろりとした粘液で満たされている。そして、ごぼごぼと音を立てながら、俺を指差し、こう言うのだ。

 

死の使者「デーーーーーーースッ!!!!!」

 

 はあ?( ゚Д゚)

 何だいきなり「~です!」って。最初の方が聞き取れなかったぞ?

 しかし俺が問いただす前に、死の使者はひたひたひたと姿を消してしまった。回廊にぽつんと取り残され、きょとんと首をかしげる俺。

 だがそのうち・・・だんだん・・・不思議にも意味がわかってきた・・・のだ・・・。

 

『死の使者は嗜虐的な殺し屋で、狙った相手に遊戯を仕掛ける。常に君の先回りをして、<DEATH>という言葉を構成している文字を様々な場所に一つずつ置いていく』

 ((( ;゚Д゚)))

『君が5文字全部に出会ってうっかり読んでしまうと死の使者は再び姿を現し、君の身体から生命が抜けていくのを楽しむのだ』

 ((n;‘Д‘))η

『マルボルダスの刺客は龍飾りを探す君の任務に、意地の悪いひねりを加えたわけだ』

 ナンデスト━━━(;´Д`);´Д`);´Д`);´Д`);´Д`)━━━━!!!

 

 ええっとさあ、何回も言ってるけど、今回の俺の任務は、失われた都ヴァトスの中から5つの龍飾りを探し出すことなんだよね。

 つまり、それらしい地点があったら、とにかくそこを調べて龍飾りがあるかどうか確認せにゃならんわけさ。もう、それが今回の冒険の大前提なのよ。

 ところが、こいつは、そんな地点に5つの文字片を仕掛けた。もしD】【E】【A】【T】【H】の5つの文字片を俺がフルコンプリートしたときは、死の使者の呪いが発動して・・・

 

 即 デ ッ ド エ ン ド 

 

 この「怪しいところは調べろ」というゲームブックの王道を、見事逆手にとったワナ・・・

 

 リ ビ ン グ ス ト ン 見 事 な り (><)

 

 きたきたきた、きたよっ!これが逆境だーーー!!

 

 ギャ━━゚+.(≧△≦).+゚━━ ス! ! !

 

 無人の都市に響き渡る俺の咆哮。

 ふう・・・。心臓の動悸が治まる。大声で騒いだら、やっと死の使者に遭遇した恐怖が薄らいできた。ま、まあ、前向きに考えようぜ。とにかく【D】【E】【A】【T】【H5つを全部見なけりゃいいんだよ、見なけりゃな。俺様はズボラでおっちょこちょいだから、1つくらい見逃すだろ。何とかなる・・・だろう・・・な・・・(←涙目)

 

 気を取り直して先に進む俺様。

 やがて、回廊の行き着く先はT字路になっていた。正面の壁には天井から床まで、柄物の帳(とばり)がかかっている。

 やっぱ、この帳の裏側を調べるため、引き開け・・・た方がいいよな。この地点を素通りするよりは。龍飾りが隠されているかもしれないしな。

 だけど待てよ、いきなりこの裏側に、死の使者によって【D】なんて文字片が仕掛けてあったら?

 でもでも、だけどだけど・・・ヽ(´Д`)ノアフーン

 

 ええーいもう、くるならこいやー!・・・おろ?

 俺は思い切って帳を開けた。だが、半ば覚悟した死の予感に反して、帳の裏側は飾り気のない鉄のドアだった。ほーっ・・・つД`)

 取っ手を回してみるとカギもかかっていない。俺はかちゃっとそこを開ける。

 そこは埃だらけの部屋で、壁のあちこちに血がこびりついている。頭上にはバケツが一つ、天井から縄で吊り下げられていた。

 そして俺の目の前に、至近距離で出現したのは、巨大な黒い節足動物・・・大ムカデだ!!逃げられる距離じゃない、俺は即座に剣を抜くっ!!

 

【大ムカデ 技術点9 体力点7

1R (大ムカデ/14)(ブリッツ/20) 大ムカデ/体力点-2

2R (大ムカデ/19)(ブリッツ/19) Draw

3R (大ムカデ/14)(ブリッツ/19) 大ムカデ/体力点-2

4R (大ムカデ/17)(ブリッツ/18) 大ムカデ/体力点-2

5R (大ムカデ/12)(ブリッツ/17) 大ムカデ/体力点-2 ←OverKill!!

 

 気合が乗っていたな。俺は大ムカデをほぼパーフェクトゲームで切り刻んだ!

 さて、この部屋の天井にバケツが吊るしてあるわけだが。こいつをどうしようか。縄を切り落として中を調べてみようか・・・いや、でも・・・でもなあ・・・

 死の使者が中に【E】とか入れていたらヽ(´Д`)ノアフーン

 ああもう、なんてタチの悪いトラップだぁぁぁぁぁ!!(TДT)

 

 

 

にらみ針を新必殺技で倒・・・したの? --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点13/20 運点12/13

 

 ええいっ、男は度胸よ!

 俺はロープを切り、バケツをガラガラと床に引き落とす。

 中身は・・・(どきどき)・・・たくさんの骨くずだった・・・(ほーっ!)。部屋中に撒き散らされた骨をかき集めてみると、あらら、これは???

 龍の形のものがある!そう、俺は隠された龍飾りの1つ、「骨の龍」をゲットしたのだ!!

 イェーッス!└(゚∀゚└) 幸先よいスタートでガッツポーズをとる俺。さあ、残された龍飾りは4つだ。この勢いで先に進むぞ!

 

 この部屋には奥の壁にドアがあり、そこを開けると十字路になっていた。左右の通路はどっちも手がかりになりそうなものは見当たらないので、俺はここをどちらにも曲がらず、中央の通路をどんどん進む。

 50mほど進むと、通路全体が切り取られたような、右端から左端まで溝のように抉りとられた深い穴に出くわした。

 ヤズトロモに<飛躍の術>は教わらなかったので、自力で走り幅跳びしかないわけだが・・・飛び越えられるか・・・ギリギリのところだな・・・

 でも後ろに引き返すのもバカらしい。ここはチャレンジだろう!!

 精いっぱい助走をつけてぇ、ダダダダダダッ、ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!

 ここで技術点チェックは・・・成功!宙に浮かんだ状態は延々と続くが、俺は無事に穴の向こう側に着地した!

 どうでい!こんな穴じゃあ俺を止めることはできないぜ、どんどん進ませてもらうよっ!

 

 地下回廊には相変わらず等間隔で松明が灯されており、おかげで俺は、ほの暗いながらもどんどん通路を進むことができる。

 ずんずん先を進んで行くと、やがて・・・奇妙な生物に出くわした。なんだありゃ?( ゚Д゚)

 通路にぷかぷか浮かんでいたのは、濃い緑色の鱗に覆われたまん丸の球体だ。中央には1つの大きな目が埋め込まれており、俺をじろりと睨みつけてる。

 そして奴は・・・俺のことを・・・敵対者だと感知した!

 体を覆っていた鱗が、ジャキジャキ!!っと棘だらけのウニみたいに変形する!俺は急いで剣を抜いて身を守ろうと・・・あれえ・・・?

 身体が動かない!金縛り状態だ!!(A )

 こいつはにらみ針という恐るべきモンスターだ。中央にある大きな目で敵を催眠術にかけて金縛りにしてから、石化能力を持つ棘をブスっと犠牲者に刺し込む。

 ああ、ふわふわふわと、動けない俺の方に近寄ってくるうううう!やばい、やばいぞー!

 いや待てブリッツ、パニックを起こさずに冷静になれ。奴の目を見ると金縛りになるんだろ。だったら・・・見なきゃいいだけの話だ!!

 俺は両目をぎゅっとつぶって、目くらめっぽうで剣を振り回すことにする。くらえ!新必殺技だ。ブリッツ・ブラインド・アターック!(0)

 ぶぅん・・・ぶぅん・・・ぶぅん・・・どげしゃっ!

 運試しは吉!俺の突き出した剣は、幸運にもにらみ針の目に深々と突き刺さった・・・のかな?目をつぶってるからよくわからんが、とにかく手ごたえあり。でりゃあ!俺はそのまま、剣に突き刺さった(であろう)奴の身体を床に叩きつける。

 やっぱりよくわからないが、なにやらじゅわあっと音がして、強酸のような腐食臭が立ち上っているのは感じられる。よし、それなら今のうちに!!ε=ε=ε=(っ≧ω≦)

 俺は息を止めて、目をつぶったまま回廊をしゅたたたた!と走ってトンズラこいた。

 

 ふううう・・・危なかったな・・・。

 恐るべきにらみ針をラッキーパンチで倒して走り抜け、俺はやっとここで一息つくことができた。ちょっと休憩しようか。

 おや?右手の壁の上の方に、小さな鉄格子がはまっているぞ。

 なんとなく怪しいなあ。冒険者としての本能がざわめく。ひょっとしたらここに、龍飾りが隠されているかもよ!(゜∀゜)

 さっそく俺は剣を持った方の腕を伸ばして、鉄格子をがきょん♪と外した。カラ・・・コロ・・・おお、やっぱり格子窓の向こう側に何かあったみたいだぞ。

 俺は器用に剣を操り、その“何か”を、格子の向こうの凹みから、床に落としてみる。龍飾り♪りゅうっかっざりっ♪ワクワク・・・ドキドキ・・・床に落ちてきたアイテムは???(゜∀゜)

 

 【H】の文字片でした。

 体力点4と運点1を引け。

 ギャ━━゚+.(≧△≦).+゚━━ ス! ! !

 

 この凹みはただの空気抜けで、他には何もない。要するに、死の使者が趣向を凝らして呪いの文字片を仕掛けていたのに、俺は見事釣られて引っかかったわけだ。

 俺はとりあえず食料を1つ消費して、体力点を4点戻す。そして不運を呪いながら、フラフラと先を進むのだった。

 あううう!油断してたーっ!!(;´Д`)

 

 

 

細々と生きるノームと物々交換する --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点13/20 運点10/13

 

 さて、廊下は間もなくT字路に突き当たった。左か?右か?

 どっちも手がかりはないし、俺は当てずっぽうで左へ進む。するとこの通路は鋭く右に折れた。その曲がり角を回ろうとすると・・・おっとと。

 歩哨のトカゲ兵だ。鎧を身に着け、シミターを担いでいる。どうも壁際に積み上げてある袋の番をしているらしい。『<眠りの術>を使えるなら』って、その魔法持ってないんだよね( - _ - )

 なので剣を構えて急襲だ!うらあっ!!ヽ(`Д´)

 

【トカゲ兵 技術点9 体力点6

1R (トカゲ兵/16)(ブリッツ/18) トカゲ兵/体力点-2

2R (トカゲ兵/15)(ブリッツ/22) トカゲ兵/体力点-2

3R (トカゲ兵/18)(ブリッツ/22) トカゲ兵/体力点-2 ←Kill!!

 

 ふう、手っ取り早く倒すことができた。さて、奴が見張っていた袋の中はと・・・ちえっ残念。腹の足しにもならない香料や穀物がちょっとだけ。それなりに金にはなるが、今の俺にはそれよりも食料が欲しかった・・・(><)

 おや、このトカゲ男、ベルトに鉄のカギをさしてやがった。こいつはどこかの扉で使えるものかもしれないな。持って行こう。さあ出発・・・というところで、俺は脚がピタッと止まる。

 こいつ、誰に命じられて、ここを守っていたんだ???

 たしか失われた都ヴァトスは、見捨てられた、無人の町だったはずだよな。マルボルダスの手下なのか?いや、そうでもないようだ。鎧やシミターの磨り減り方を見ると、もっと前からここにいる感じだ。

 とすると、ヴァトスには、こんなトカゲ兵などを従えて命令している権力者がいるんだ。いったいどんな奴なんだろう?味方にできるといいんだがなあ。

 

 先へ進むとまたT字路に出た。よっし、今度も左から行ってやろう。だけど・・・

 ついてないな。廊下は突き当たりだった。だけど行き止まりのところに梯子がかけてあって、天井をくり抜いた穴に通じている。ここは調べてみるしかねえやなっ!(A )

 梯子をたんとんたんと、上がっていく俺様。穴から頭を突き出してみると、そこはらかった小部屋だった。テーブルの上にはたった1本のロウソクが置かれ、部屋の片隅には、ボロボロの衣服をまとった、痩せた小男・・・人間じゃない、ドワーフでもない。こいつはノームだ!

 そいつは俺を警戒して、床にあった木の棒をひっつかみ、戦いの構えをとる。

 まあ、こんな奴1匹片付けるのは楽勝なんだけど、さすがにイジメカッコワルイしな。俺は奴を懐柔してみることにした。

 

ブリッツ「まあ落ち着きな、話し合おうじゃないの」( ´∀`)

ノーム(安堵のため息)「お、俺もそうしたかったんだ・・・」

 

 このノームの名はホッソという。フルネームはホッソ・ボッソトイ・キルーだってさ。ノームってのはおかしな名前だなあ( ̄ー ̄)

 ポツポツと身の上話を聞くところによると、もともとはどくろ砂漠の遭難者だった。砂嵐に巻き込まれ、隊商組んでた仲間とはぐれちまったらしいんだな。で、たまたまたどり着いたヴァトスに、何年も前から住み着いているらしい。見ての通りチビのやせっぽちで、死体をあさるしか能がないが、そのお陰で誰からも注目されずひっそり暮らしてきたんだという。

 どうやらヴァトスには、周りの炎熱地獄からしのげる場所を求める人間や、その他生き物が、結構迷い込んでいるようだ。この町には法もなければ責任者もいない。力のある者なら、たいていのことは思い通りになるんだ。

 

ホッソ「あんたもそのクチだろ?」

ブリッツ「ん、まあな・・・(使命を知られたくないから話をそらして)・・・さっきトカゲ兵がいたんだが?」

ホッソ「ああ、そいつはリーシャの奴隷かもしれないな」

ブリッツ「リーシャ?おいおい、詳しく話してくれよ・・・」

 

 リーシャというのは、最近のヴァトスでブイブイ言わせて、迷い込んだ者どもを束ね、崇拝されている大巫女だ。若い娘ですこぶる美人なんだって!(゜∀゜)

 この付近を隊商が通りかかると食料目当ての襲撃が行われるが、彼女はその指揮をとっている。卓越した魔女で、おかげで襲撃も成功続き。ヴァトスの住民たちの畏怖を勝ち得ているんだそうだ。なな、なんと!そんなお色気娘が、こんな地の果てにいたとはね。これは遭遇が楽しみだぜ!・・・でもやっぱり邪悪だってよ(*´д`*)アウア

 そうだ、ついでに聞いてみよう。「マルボルダスって奴、聞いたことないかい?」しかしホッソは首を横に振った。

 

ホッソ「俺は他人にゃ興味はないんだ。死体をあさって物を手に入れるのに忙しくてな。何か交換できる物を持ってないか?ほら、のぞくと物がうんと近くに見える仕掛けがあるだろ。あんなのと交換なら、損はさせないぜ!」

ブリッツ「それは、こんなのかーい?」(・∀・)

 

 俺はポート・ブラックサンドで追いはぎから分捕った真鍮の遠眼鏡を、みずぼらしいノームの前でぶらぶらさせて焦らしてみる。

 「そう、それそれ!」根っからスカベンジャーのホッソにとって、接近する危険を犯さずに遠くから物を観察できるこのアイテムは、喉から手が出るほど欲しい物だ。手をすり合わせて、興奮してクスクス笑い出す。

 そして彼は、敷物の裏に隠されていた鉄の輪を引き、今までヴァトスで収集した様々な品物を納めていたかくしを俺に公開するのだった。「さあ、どれでもいいぞ、何か1つと交換だ!」

 さて、何と取っ換えてもらおうかなっ♪・・・っと・・・おおっ!!(゚Д゚ )

 ホッソが集めていたアイテムの中には「水晶の龍」があった!探している5つの龍飾りのうちの、1つだ!!!

 俺はあくまで平静を装って「こいつと交換しよう。割に合わないけど、な!」とつぶやくと、さっさと水晶の竜飾りを手に取り、ザックにしまう。代わりに真鍮の遠眼鏡を奴に渡して・・・

 えへへへ、これで2つ目の龍飾り、ゲットだぜ!!( ̄▽ ̄)

 お互いに有益な取引だった。俺はホッソに別れを告げて梯子を降りて、廊下を逆戻り。さっきのT字路を通り過ぎる。

 

 

 

初めて<罠探しの術>が役に立った --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点13/20 運点10/13

 

 こっちの方の廊下は、やがて薄暗い部屋に通じていた。

 そこにいたのは2匹のネズミ男(Were Ratだ。この獣人どもはクチャクチャ口の中を鳴らしながら、ゴブリンの死骸のランチを味わっていた。

 しかしそんな楽しい時間もここまでだ。俺を見ると、ぱっと立ち上がって剣で襲い掛かってくる。ライカンスロープの感染症に気をつけろ、1匹ずつ落ち着いて倒せっ!!

 

【ネズミ男1 技術点5 体力点4

【ネズミ男2 技術点5 体力点5

1R (ネズミ男1/7)(ブリッツ/16) ネズミ男1/体力点-2

2R (ネズミ男1/16)(ブリッツ/19) ネズミ男1/体力点-2 ←Kill!!

3R (ネズミ男2/13)(ブリッツ/21) ネズミ男2/体力点-2

4R (ネズミ男2/9)(ブリッツ/14) ネズミ男2/体力点-2

5R (ネズミ男2/10)(ブリッツ/21) ネズミ男2/体力点-2 ←OverKill!!

 

 ・・・ふう、ま、ファンブルにさえ気をつけてれば、技術点5の敵なんて楽勝だわな( ´∀`)

 ネズミ男の死体をサッサカあさると、1人が金貨3枚と猿の尻尾を持っていた。おお、金貨は助かるなあ。あと1枚きりしかなかったし。猿の尻尾はなんの役に立つかわからんが、ザックに収めて持って行くとするか。

 さて、ここからどこに向かおう?

 この部屋は奥の壁にアーチ状の出口が2つある。左のアーチか、右のアーチか?

 さっきまで左続きだったからなあ。今度は右に行ってみるか・・・お?『<罠探しの術>が使えるか?』だってさ。あるある、ソレ持ってる!!

 俺は早速<罠探しの術>を唱えてみる(体力点-2)。すると、右のアーチは存在しないことが、ピ-ンと頭の中でわかった。ただの壁に絵を描いただけのものだったんだ。そしてこの罠の狙いは手前の地面にあって、落とし穴を隠していたのだ。知らずに近寄っていたら、あの深い穴に真っ逆様だったぜ。あぶねえあぶねえ!

 ヤズトロモにもらった魔法が、こんなとこで役に立つとはな!!(゚∀゚ ) 俺は安堵のため息をついて、左のアーチをくぐるのだった。

 

 こっちの廊下は、また左右に分かれるT字路に出た。しかし右の通路は、床一面にガラスのかけらが散らばっていて、どうにも危なっかしそうだ。よって左に曲がることにする。・・・で、通路の突き当りが、またまたT字路だ。

 なんだよなんだよ(;´Д`) まあいいや。今度は右!

 当てずっぽうで選んだ右の廊下をずんずん進んで行くと、前の方からカタカタカタと、何かが近づいてくる足音が聞こえる。どうしよう、何に出くわすか、ここに留まって見届けるか?

 うーん、それはやめておこう。マルボルダスの手下だったら厄介だ。ちょっとチキンな選択かもしれないが、無駄な戦いはしないに限る。俺は廊下を急いで引き返し、さっきの分かれ道を今度は左に向かった。

 

 さて、こちらの通路を歩くうちに、右側の壁にドアが見えてきた。このドアの戸枠は火に巻かれた恐ろしい怪物の彫刻が彫られている。単なる木の扉じゃなくて、こんだけ凝った形のドアなら、きっと中にあるものも相当な値打ち物だろう。俺は迷わず開けてみるっ!

 だけどそこは、片隅に骨の山があるほかは、何のお宝もない部屋だった(´・ω・`)ショボーン

 いや待て。なんで“骨の山”があるかというと、それはつまり、この部屋に入った者を骨にしちゃった奴がいるわけで・・・

 奥にあった低いアーチの横穴からグルルルル・・・とうなり声が聞こえてくる。そしてそれは、ガウガウガウ!!っと激しく吠える声に変わる。

 そしてパッと部屋に飛び出してきたのは、よだれを垂らした死の犬だ!俺も昔、ザンバー・ボーンの塔の手前で戦ったことがあるが(『盗賊都市』参照)、こいつはムーン・ドッグとも呼ばれる恐ろしい魔犬なのだ。ただの犬ッコロじゃないぜ。技術点も高えええっ!( ゚Д゚)

 

【死の犬 技術点9 体力点10

1R (死の犬/14)(ブリッツ/23) 死の犬/体力点-2

 まずは俺が最初の一太刀。しかし・・・

2R (死の犬/16)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

 がぶうっ、と、反撃の牙が突き刺さる。いでえええ!( TДT)

3R (死の犬/18)(ブリッツ/18) Draw

 返す二撃目を、俺は何とか剣でがちっと受け止めた。調子にノンな!!

4R (死の犬/15)(ブリッツ/23) 死の犬/体力点-2

 よし、見切った。

5R (死の犬/16)(ブリッツ/18) 死の犬/体力点-2

 一気にラッシュで詰めろ!!

6R (死の犬/16)(ブリッツ/17) 死の犬/体力点-2

7R (死の犬/13)(ブリッツ/17) 死の犬/体力点-2

 

 ずばああっと、俺のフィニッシュブローが奴の胴体を裂く。よっしゃ、倒したぜ!!

 しかしここまでで現在の体力点は91ケタ台突入だ。それはさすがにヤヴァイから、ここで食料を2個まとめ食いしよう。体力点+8して、食料の残りは2個!ラスボスはたぶんマルボルダスだろう?それまでもつのかな俺様の身体・・・

 でもまあ、行けるとこまでがんばるしかないか!(←もうやけくそ)

 

 さてこの部屋からは、死の犬が飛び出してきたねぐらの穴に入り込むこともできる。でもちょっと狭っ苦しくて、這っていくことになる。あの獣臭そうな穴に・・・。気が進まないなあ。それになんだか、死の使者の仕掛けた文字片も出てきそうな予感がする ガクガク((n;‘Д‘))ηコワイワァ

 つーわけで部屋を出て廊下に戻り、元の通路を歩くことにした。

 あーあ、戦い損だったなあ・・・ ┐(´д`)

 

 

 

俺の頭は虫ケラ並みじゃなかった --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点17/20 運点10/13

 

 廊下は右に折れた。その曲がり角には・・・おっとと。またトカゲ兵の見張りか?

 いや違う、寝っ転がった人間の男だ。たぶん戦士系だな。うつ伏せに倒れており、血に汚れた鎧を脱ごうともしない。要するに・・・誰かに襲われて・・・死にかかってるんだ・・・。

 だけど生き物の生命力ってのは大したもんで、薄れた目で俺を認めると、呻きながら最後の力を振り絞って剣に手を伸ばそうとしている。ここで俺はどうしようか???

 

 (1)自分の剣で串刺しにするか?

 (2)男の剣を脇へ蹴飛ばしてから話しかけるか?

 (3)またいで先へ行くか?

 

 Goodっぽい選択肢が一つもない(苦笑)

 まあ、それだけ俺の心根はヤサグレちまったということかな。とりあえず(2)のセンでいってみよう。俺は瀕死の男を仰向けに転がして傷口を表にしてみるが・・・

 あちゃー、やっぱ、ダメダコリャ(ノ∀`) 胸部が巨大な鈍器で殴られたみたいに、ぼっこり陥没して骨が肺まで突き刺さってるわ。

 

瀕死の男「お、俺は・・・」

ブリッツ「うん、もう、ダメみたい・・・。何か言い残すことはあるかい???」

 

 ごめんな。慰めても気の毒なだけだ。

 たぶん俺と同じ冒険者、というかトレジャーハンターだったんだろう。この男は、ほとんど聞き取れないほどの弱々しい声で、今まで得た情報を俺に託す。

 

瀕死の男「黄金の骸骨・・・ここのどこかにある・・・石の影に気をつけろ・・・」

 

 そして、口をつぐみ、動かなくなった。

 俺は丁重に遺体を安置し、剣を手に握らせてやる。俺もこうならないように気をつけないとな・・・

 さあ、こいつの言ったことをしっかり覚えて、さらに先に進もう。

 

 まもなく廊下は右に折れ、そこんところの曲がり角に鉄のドアがある。廊下の行く先には、暗がりの中でいくつかの光の点がフヨフヨしていた。

 鉄のドアを開けるか、それとも、あの動く光を調べに行くか?

 うーん、怪しいものから優先していこう。俺はあの変な光を確かめに、慎重に接近していく。そっと、そーっと・・・あっ、そいつらも俺に気づいたらしい。(プィーーン!!)なんだこの羽音?ぷかぷか浮かんでいる光から発されているぞ???

 わかった!漂う光の中央にいたのは虫だ!!こいつは大蛍バエといって、自分の発する光におびき寄せられた虫をパクっと食べちゃう、ずるがしこくて大きな羽虫なんだ!!・・・って、俺の頭も虫レベルだったということか。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 ま、まあ、とにかく戦闘!大蛍バエは3匹いるから順番に倒せ。ただし、もし大蛍バエが攻撃回で勝ったら、1d6を振ること。123が出たら、通常ダメージに加えてさらに電撃ショックで体力点-2されちゃう。まあ、所詮は羽虫だから大丈夫とは思うがなぁ・・・。

 

【大蛍バエ1 技術点5 体力点4

【大蛍バエ2 技術点5 体力点5

【大蛍バエ3 技術点4 体力点6

1R (大蛍バエ1/8)(ブリッツ/20) 大蛍バエ1/体力点-2

2R (大蛍バエ1/10)(ブリッツ/18) 大蛍バエ1/体力点-2 ←Kill!!

 はいはい、まず、いっちょう上がり!!

3R (大蛍バエ2/11)(ブリッツ/20) 大蛍バエ2/体力点-2

4R (大蛍バエ2/8)(ブリッツ/17) 大蛍バエ2/体力点-2

5R (大蛍バエ2/11)(ブリッツ/23) 大蛍バエ2/体力点-2 ←OverKill!!

 ほい、2匹めも片付けたぜ。次!どんどんこいやー!!

6R (大蛍バエ3/9)(ブリッツ/22) 大蛍バエ3/体力点-2

7R (大蛍バエ3/14)(ブリッツ/19) 大蛍バエ3/体力点-2

8R (大蛍バエ3/16)(ブリッツ/17) 大蛍バエ3/体力点-2 ←Kill!!

 うわっとあぶねえっ!(A )

 

 最後はちょっとヒヤっとしたが、まあ、こんなもんだな。俺は手っ取り早く雑魚を倒し、通路を先に進む。

 するとついに、大きな明るい部屋に出た。失われた都ヴァトスの昔の栄華を思い起こさせるような、荘厳な部屋だ(@v@) 何でここだけこんなに明るいかというと、壁の高いところに松明がたくさん飾られているからだ。壁の最上部は内側に傾斜していて、すばらしい金色の天井になっている。見事だなあ。

 さて、部屋の中央には、戦槌を振りかざしている巨大な男の石像があるぞ。向こう側の壁にある地下道の出口にたどり着くには、偶像のそばを通過しなきゃならんわけだ。偶像の右に回るか、左に回るか?

 あ、まて、ピーンときたよっ♪∑(・∀・)  俺はさっきの死んだ戦士の忠告を思い出した。「石の影に気をつけろ」って言ってたよな。

 

 ここのイラストを見ると、松明に照らされた石の影は、確かに左に伸びている! 

 

 だから俺は、戦槌を振り上げた石像の右側を、そーっと用心しながら回っていった。動き出したら、そのデカさからたぶん強敵になるだろう男の石像は、俺の推測どおりピクリとも動かない・・・大丈夫?大丈夫だね?よっしゃー!ヘ(゚∀゚ヘ)

 そうか、さっき死んじゃった戦士はこいつにやられたんだな。奴の影の方に回って、ガツーンと喰らっちゃったわけだ。おかわいそうに・・・(ー人ー)

 こうして無駄な戦いをすることなく、部屋を通過することができた俺様。よかったよかった、俺の頭は虫ケラ並みじゃなかったお!

 さてさて、新たな地下道に入ったけど、今度は何が出てくるのかなぁ?

 

 

 

薄暗い地下道で・・・ --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点17/20 運点10/13

 

 暗い地下道はどんどん下り坂になっていく。

 そして、床が水浸しの部屋にたどり着いた。壁にしつらえた獅子頭の口から水が室内に流れ込んでいるのだ。奥の壁には水面より高い位置に出口があり、そこからまた新しい地下道が続いている。

 下半身ずぶ濡れになっちゃうが、しょうがないかな・・・ ┐(゚~゚)

 俺は肩をすくめ、濁った水に浸された部屋の中にじゃぶじゃぶと入っていった。

 ぬるりっ。へ?( ゚Д゚) 今、股の間を何かが・・・

 そう思った次の瞬間、ジャバジャバーッ!と水面がかき回される。巨大なイカゲソのような触手が、俺の足に巻きついて、物凄い力で水底に引きずり込もうとしてきた!

 うわあーーーお!パニクった俺は剣を抜いてめったやたらに斬りつけるも、この触手はぐにゃぐにゃしてゴムのような感じだから、剣の刃が有効な傷を与えられない。おまけに足元が水苔でぬるぬる滑っているんだからもう・・・ずるっ・・・ああっ!・・・ずるずるずるっ・・・やばーい!

 床に手をつけて必死に踏ん張るが、徐々に水の中に埋まっていく俺様。もう胸まで水に浸かっちゃった。だめだあ。このままじゃ溺れ死ぬぅー!

 と、このときだ。

 俺の右腕が水に没した瞬間、この恐るべき触手怪物が、突然、しゅるしゅるっと戒めを解いてくれた。奴はすくみあがって音もなく水底に消えていく。

 なんだなんだ?どうして助かった???(゚A゚ )三 三( ゚A゚)

 わかった。この腕輪だ!砂漠の商人アブドゥルから買った人魚の鱗の腕輪を、俺は右腕に装着していたんだ。触手怪物はどうもこいつを恐れて、身体を引っ込めちゃったらしい。この怪物、人魚が天敵なのかな?

 ま、まあ、とにかく助かった。それえ、今のうちに!!

 俺は水浸しの部屋を急いで渡りきり、新たな地下道に逃げ込んだ。

 

 そこで分かれ道ですよ。

 今歩いている地下道から、別の道が左に枝分かれしている。直進を続けるか、それとも左に曲がるか?うーん、ここは直進かな。ヤマ勘でしかないけど。

 だが、こっちの方角はまもなく行き止まりでした。アチャ残念(><)

 やれやれ、またさっきの分かれ道まで戻って・・・いや、ちょっと待てよ。行き止まりの壁に凹みがあり、そこには1本のロウソクが灯っている。

 その後ろが、何かキラっと光った。

 凹みに手を入れて、調べてみる???

 

 うっ・・・(A )

 そこにあるのは、隠された龍飾りの1つか・・・

 それとも死の使者の仕掛けた呪いの文字片か・・・絶対、どっちか!

 

 ちょっと待てよお、迷うなあ!!(;´Д`)

 きらっと光ったんだろ、きらっと。ということは金属の何かなんだよな・・・とすれば、龍飾りである確率の方が高いんじゃないか?

 よーし、俺はごくっと唾を飲んでから、慎重に引っ張り出してみる!!

 おお?これは銀の小箱じゃないか。蓋には龍の絵が彫り込まれている。と、いうことは?ドキドキしながらゆっくりと箱を開ける・・・の・・・だ・・・!

 中には銀製の小さな龍の置物が入っていた!俺は失われた都ヴァトスに隠されていた龍飾りのうちの1つ、「銀の龍」を手に入れたのだ!!

 イェーーーースっ!賭けに勝ったぜ!!v( ̄Д ̄)v

 俺はガッツポーズを決める。ここまで見つけた龍飾りは、「骨の龍」「水晶の龍」「銀の龍」で、残りはあと2つ。さっさと見つけようぜオラオラオラア!!

 俺は気合を入れ直してから地下道を引き返し、分かれ道を今度は右に曲がった。

 

 こっちの地下道はずっと遠くまで伸びていた。

 そして薄暗くてひんやりしている。ここが炎暑の砂漠の真ん中なんてウソみたいだ。

 あっ、遠くの方に人影が見えるぞ。そいつはマントを着込み、四角ランプを手に、ひたひたひた・・・と、どんどん遠ざかって行く。

 何か情報をもらえるかもしれないな。俺は親しげに話しかけてみた。

 

ブリッツ「おーい、そこのアンタ!(゜∀゜)

人影「・・・(無視)・・・」

ブリッツ「ちょっと、待てってばあ!!(A )

人影「・・・(完全スルー)・・・」

 

 むか(")

 この有名な冒険者ブリッツ様を、シカトするたあ、なかなか骨のある奴じゃねえかアアン?

 俺はダッシュで奴に追いすがり、肩をつかんで、ぐいっと力ずくで振り返らせた。

 だが・・・ぎゃあああ!!(゚д゚屮)

 そいつは幽鬼(Phantomというアンデッドモンスターだった!

 冒険者の噂話では聞いてたけど、その実物を見て、恐ろしさに思わず後ずさった。しょしょしょ、小便チビっちゃいそうだよ。

 奴の顔は、病的な黄色い皮膚が、頭蓋骨にぴったりと張り付いている。そして眼窩の奥に沈んだ目は、血のように赤い。その赤い目が、俺をじっと、えぐりこむように睨んでくる・・・まるで俺の生命力を吸い取るかのように・・・いやホントに身体から力が抜けてくヤベエヨヤベエヨ(;´Д`)

 え?何だって、文章によると『幽鬼の視線に耐えるには、とてつもない度胸がいる!』だってさ。うおおーっ!!

 技術点チェック!成功っ!!強靭な意志力で、俺は奴の強力な視線を跳ね返した。どうでい、ガンの飛ばし合いなら負けねえぜいっ!ヽ(`Д´)

 だがこれで恐怖が終わったわけじゃない。幽鬼はさらに手を伸ばし、俺に触れようと、ゆらぁりと近づいてきた。な、な、なんかエナジードレインっぽいよ、あの爪!(((( ;゜Д゜)))

 どうしよう。剣で応戦するか?うんにゃ、こいつには魔法の剣じゃないと効かなさそうな気もする。だったら、何かアイテムを使ってみるかあ!?

 俺はザックに手を突っ込む。アンデッドなら銀製品に弱いはずなんだ。さっき手に入れた「銀の龍」・・・はもったいないから、これだ。ポート・ブラックサンドで分捕った銀のボタン!

 って、ただのボタンかよ・・・(><)

 ま、まあ、とにかく投げつけてみろ、てえいっ(=゚ω゚) ---===≡≡≡ ◎ シュッ!

 

 びしっ!(←命中音) ぎゃひいーーーーーー!(←幽鬼の悲鳴)

 

 あら、効いちゃったわ・・・( ゚д゚)

 

 

 

芸術区画で体力回復する --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点17/20 運点10/13

 

 さあ!俺の手元には、銀ボタンがまだあと2つ残ってるぞ。うりゃ!うりゃうりゃ!!

 ( ・∀・) ---===≡≡≡◎

 すくみあがって逃げようとする幽鬼に、銭形平次のように銀ボタンを投げつける俺。それらは見事に命中し、奴は床にばったりと倒れた。そして・・・しゅしゅしゅしゅ・・・数秒足らずでマントの襞に溜まった塵になって消えてしまった・・・。

 こうして俺は、恐るべきアンデッドの幽鬼を撃退したわけだ。いやー、まさかこんなものが効くとわなあ。運点+1だ。

 よっし、テンション上がってきたよー。見つけるぜ龍飾り、出て来いマルボルダス!!( ´∀`)

 

 先をずんずん進むと、地下道はやがてT字路にぶつかった。

 ここはなんだか芸術性の高い区画だな。そこかしこに高度な文明を裏打ちするような、見事な壁掛け壁画がある。松明も明るさが十分で、たくさんの人物が通った形跡もある。

 えーと、左の道は壁画が飾ってあって、右の道は壁掛けがたくさんあるな。どっちに行こうか?

 壁掛けは取り外せてアイテムに加えられそうかな?よし、まずは右だ!!

 

 やはりこっちの道には、壁掛けがたくさん壁に並べられている。どれも大きくてカラフルで、様々な神々が描かれていた。俺はこの中から・・・うーん、どれにしよっか、迷うなあ(´ー`)・・・お、これいいジャン!火の鳥の壁掛けをゲットした!!

 火の鳥の夢には以前命を助けられたからな(『雪の魔女の洞窟』参照)。俺にとっては吉兆とも言える生物だ。

 灰の中から飛び立つフェニックスという、見事な絵柄の壁掛けをくるくるっと巻き、俺は手早くザックにしまいこむ。何かの役に立つときがあるかもな。えへへ♪

 

 そしてさらに廊下を先に進むと、左側の壁にスフィンクスをかたどった豪華な椅子が置かれていた。これもやはり、意匠を凝らした相当な芸術作品だ。売れば結構な金貨になるはずだぞ。もっとも重たくてここから動かせないけどな。

 ちょっと歩きづくめで疲れたし、休憩しようか?

 でもなんかこの椅子、怪しいような・・・実は捕食性のミミックみたいな生物で、座ったらケツがぱっくり食われちゃったりとか・・・それはカンベンしてほしいわ。

 うーん、ここは見なかったふりして通り過ぎよう!

 

 スフィンクスの椅子を通過すると、やがて薬草の強烈な匂いが漂ってくる。廊下を進むにつれてそれは強くなり、通路はやがて三日月形の池に突き当たった。

 池に湛えられているのは、ぬるぬるした真緑の液体だ。壁には真鍮の板が取り付けられており、そこに奇妙な記号が刻まれている。

 えーっと、なになに・・・って、読めるか( ゚Д゚)ヴォケ!!

 これはたぶん、かつてヴァトスの住民が使用していた、忘れ去られた古の文字だ。おそらく、池に溜まっている薬液が、人体にとって有害か無害かを解説しているんだろうが、現代のアランシアで読める奴はもういないだろうな・・・。

 おっと待てよ。俺はヤズトロモのジジイから、使えそうな魔法を教わってなかったっけ?!

 ここで俺は<絵解きの術>をかけてみる。これはルーン文字とか未知の言語を読み解く魔法だ。体力点-1してムニャムニャムニャ・・・わかったぞー!∑(・∀・)

 

 この文字は『飲むな!』と書いてあるんだ。

 

 ごく単純な警告だったんだ。なんだぁ、それだけか(A )

 ちょっとガックリきちゃったけど、まあ、ここにあるのは強そうな薬だから、警告どおり飲むのはやめておいた方がいいな。だけど傷口を洗うくらいならかまわないだろ。俺は池に溜まっているヌルヌルを、戦闘でできた傷にかけてみる・・・。

 おお!傷口がどんどんふさがっていくジャーン!!(゚▽゚*)

 この強力な薬草液は相当なもんだ。液体自体の効き目が強すぎて水筒を変性させちゃうから、汲んで持ち運ぶことはできない。だけどこの場で俺は体力点+4される。ということは、これで原体力点まで回復だ!!

 うっしゃあ、気合十分!やってやるぜえええーーー!!(≧∇≦)b

 

 戦い抜く自信を何とか回復した俺は、廊下を後戻りする。こっちは行き止まりだったので、スフィンクスの椅子と壁掛けの通り過ぎ、さっきのT字路のところまで引き返すのだ。

 そして今度は壁画が飾ってある左の道を進む。

 ここにはどんな絵が描いてあるのかな・・・?

 

 

 

天才絵師マーケグと語り合う --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点11/13

 

 壁画・・・でかい・・・(゚Д゚ )

 長さ20mもある廊下の壁一面に描かれている。それは大いなる戦さの生々しい描写だ。

 おぞましいオークとアンデッドの集団が、人間とドワーフの軍勢を押し戻しているところだ。不死の指揮官は黒い衣で皮膚のない爬虫類じみた頭蓋骨を隠している。そいつの邪悪な緑の目は、壁画から脅すように俺を睨んでいる。手にしているのは1つの箱だ。負けが決まった人間やドワーフの戦士の魂が、その中に吸い込まれていく・・・俺の目も・・・そこに釘付けだ・・・

 

???「僕の作品が気に入ったのかい?」

ブリッツ「ビクッ!」(((( ;゜Д゜)))

 

 びっくりしたなもう。いきなり背後から問いかけてきたのは、耳に絵筆を挟んだ絵師だった。手には絵の具の壺を持っている。落ち着き払った様子で微笑しており、どうやらこの絵に魅了された自分を見て、喜んでいるようだ。

 

マーケグ「僕はマーケグという絵師だ。以後よろしく」

ブリッツ「ああ、俺はブリッツ。握手しようぜ。スゴイねこれ・・・俺にゃあトテモ真似できんわ・・・」

マーケグ「ここみたいな悪の巣窟でほめ言葉を聞こうとはね!君も大巫女リーシャに富を約束されて、おびき寄せられた口だろう?」

 

 作品をほめられたマーケグは、有頂天になってぺらぺらとしゃべりだす。どうやらリーシャのお抱え芸術家らしい。失われた都ヴァトスの支配者であるリーシャは、残忍にもかかわらず芸術愛好家のパトロンなのだ。

 そして、毎年ひそかにアーティストを招いて、壁画や壁掛けや工芸品など、いろんな物を作らせるコンクールを開くんだそうだ。もちろん審査員はリーシャ1人。彼女の決定は絶対だ。

 

マーケグ「・・・そして、優勝者は金貨300を手にし、敗れた者は闇の神の栄誉を称えて生贄にされてしまうんだ」(肩をすくめる)

ブリッツ「おいおい、それは極端な競争だな。大丈夫かよ?」

マーケグ「大丈夫さ。言うまでもなく、僕には優勝する自信があるからね!」

 

 大したもんだな。よく言うぜ!!

 ・・・でもまあそういうプライドが高い奴、俺は嫌いじゃないぜ(^v^) 実際、結構すごい絵、描いてるもんなあ。あ、だけど、ライバルが邪魔に思って、あんたを殺しに来るかもしれないよ?

 

マーケグ「それも大丈夫。僕らはみんな、製作中に身の危害が及ばないように、リーシャから守り指輪をもらってはめてるんだよ」

ブリッツ「へえ・・・ちょっと見せてえ・・・」⊂(゚∀゚*)

マーケグ「だーめ!そうやって、僕から抜き取ろうとしただろ、今???」

ブリッツ「ちえ・・・ケチ・・・」(A )

 

 俺はこの堂々とした芸術家としばし打ち解ける。これまでの冒険とか話してやったら「今度ぜひ絵にしたいなあ!」だってさ。こんな邪悪な場所にいるのにも関わらずナカナカいい奴だなマーケグ。気に入ったぜ!!

 あ、そうだ、ついでに聞いてみよう。「マルボルダスについてなんか知ってる?」と、俺がさりげなく話を振ったら、彼はアゴをさすりながら答えてくれた。

 

マーケグ「うーん、あいにく力になれそうもないな。絵を描いてばかりいるんで」

 

 演技じゃなく、本当に知らないようだ。

 じゃあ、ここから先の地下道や通路の配置とかも、知ってたら教えてくれる?

 

マーケグ「リーシャの奥殿にたどり着くには“黄金の雨”の下を通らなければならない。それだけは知ってるよ」

ブリッツ「黄金の雨ぇ・・・?ま、まさかショ○ベ○じゃねえだろうな」(´ⅴ`lll)

マーケグ「ん、ンン!!」(咳払い)

ブリッツ「いやごめん。ガサツな剣士なもんで。下ネタスマソ」(ー人ー)

マーケグ「探しているマルボルダスって人は、リーシャのお客かもしれないね。僕にできるのは、幸運を祈ることだけさ!」(ハイタッチ!)

ブリッツ「おう、あんがとよ!」(ハイタッチ返し!)

 

 こうして俺は絵師のマーケグと快く別れて、廊下を先へ進むのだった。気のいい奴で話して楽しかったぜ♪ いい情報をもらったな。しっかりメモしとかんとな・・・..._(゚▽゚*)カキカキ

 

 廊下は右に曲がり、道なりに歩いて行くと、やがて閉じられたドアの前に着いた。今までのハイソな芸術区画とは裏腹に、こっちはなんだか薄汚れたおどろおどろしい場所だ。『中からは苦悶の叫びと意地の悪い含み笑いが聞こえる』・・・だってさ。

 うわ、これはやっぱり、あれかなあ・・・Σ(´Д`lll)

 俺は半ば覚悟して、ドアをぱっと開けてみる。

 

 『ドアを開けるとそこは拷問道具でいっぱいの部屋だ』

 

 あーやっぱりなあ。天井から吊り下げられた男がぐったりのびており、上半身裸で覆面をつけた拷問係が、焼きごてを手に弄んでいるところだ。なんとまあベタな情景だこと(苦笑)

 そして拷問者に報復の刃を食らわす俺も、またコテコテな冒険者なワケだがな!

 

【拷問者 技術点8 体力点8

1R (拷問者/15)(ブリッツ/18) 拷問者/体力点-2

2R (拷問者/17)(ブリッツ/20) 拷問者/体力点-2

3R (拷問者/19)(ブリッツ/19) Draw

4R (拷問者/12)(ブリッツ/19) 拷問者/体力点-2

5R (拷問者/14)(ブリッツ/22) 拷問者/体力点-2 ←Kill!!

 

 弱いものイジメしてんじゃ、ねえよっ!!(*`Д´)=)Д゚)

 

 

 

質疑の間で正解的中! --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点11/13

 

 俺は拷問者をさっさと仕留めて、奴のベルトにかかっていたカギ束で、繋がれた男の手枷を外してやった。

 

繋がれた男「ありがとうございます。本当に、ありがとうございますううううう!!」(=人=)

 

 不運なこいつの名前はシッタという。大巫女リーシャの召使だったが、いずれ生贄になってしまうことを恐れて逃亡を企てたらしい。しかし、拷問男にとっつかまっちゃったと・・・

 まあいいってことよ。ところでここから先、何か気をつけた方がいい場所とか、知ってたら教えてくれないか?

 俺は自分の使命を語ると、シッタは目を丸くして興味深く聞き入った。

 

シッタ「私は捕まるまで宝物庫に隠れていたのですが・・・」

ブリッツ「おお!(゜∀゜)

シッタ「・・・そのとき、目の前にいきなりマントを着た人影が現れるのを見ました。顔はチラッとしか見えませんでしたが、それは恐ろしいものでした。金の箱に何かを入れると、また姿を消してしまいました」

ブリッツ「 ・・・ ・・・ ・・・ 」

 

 マントを着た人影ってのは死の使者のことかな?

 金の箱に呪いの文字片を1つ入れたのかもしれない。これは注意しとかなきゃな。

 シッタは俺の同行の誘いを断わり、あくまでもこの都からの脱出を試みたいらしい。「リーシャに復讐など畏れ多くて・・・」だってよ。まあ、好きにすればいいけど、たぶん1人ぽっちじゃあ生き残れないと思うけどねえ(゚~゚)

 まあいいや、幸運を祈る!

 こうして俺とシッタは部屋を出てから、別々の方へ向かうことになった。

 シッタは地上出口へ。そして俺は、龍飾りを見つけ出すため・・・

 失われた都ヴァトスのさらに最深部へ・・・

 

 廊下は間もなく新たなドアにたどり着いた。取っ手を回そうとするとカギがかかっている。うーん、ここでも<開門の術>があったらよかったんだけどなあ。

 しょうがないからスルーして廊下を進み続けようとも思ったが・・・いや待て、この鍵穴に合うカギ、俺は持ってるんじゃないか???

 あっこれだ!小さな黄金のカギ!!

 俺はどくろ砂漠で行き倒れになってた人間の死体から手に入れたアイテムを、ここに差し込んでみる。ピィン!・・・ひ・ら・い・た!!(・∀・)

 中の部屋は床が大理石でできていた。ところが奥の壁に美しい女の顔の頭像が飾られている他は、何もない。ちえっ宝物庫じゃないのかよ。ところが・・・

 

女の頭像「ようこそ質疑の間へ」

 

 うわお、しゃべったああ!Σ(゚Д゚)

 いきなり像の口が動き出し、心地よい声で俺に語りかけてきたぞ。びっくりしたな。

 

女の頭像「最後に口を聞いてから久しい。そなたは私の問いに答える義務がある」

ブリッツ「ぎぎぎ、義務ぅううう?」

女の頭像「答えねば死ぬことになる。答えが正しくば褒美をとらせる。誤っていれば罰を与える」

 

 出ました。 い き な り サ ド ン デ ス (*´д`*)

 

ブリッツ「ちょっと待った、いきなりドンドン話し進めてるんですけど・・・」

女の頭像「さあ、答えるがよい」

ブリッツ「だからちょっと待てってばぁー!!」

女の頭像「美術大会の優勝者にリーシャが与える金貨の枚数は何枚か?」

 

 まったく、なんて一方的なナゾかけだい(・へ・)プンプン!!

 ええっとここで『賞金が金貨何枚か知っているなら、その枚数と同じ番号の項に進め』だってよ。だけど俺は絵師のマーケグと友達になっていて、しっかり正解を知っていたりするんだなあ( ̄ー ̄)ニヤリ

 俺はあらかじめ仕入れていた情報である、コンクールの賞金額を慎重に答えた。

 

ブリッツ「さん・・・びゃく・・・?」

女の頭像「よくやった。そなたの答えは正しい」

ブリッツ「やりい♪」

 

 ところがここで、いきなり像の口から赤い煙が噴出され、俺の頭にまとわりついた。うわちょっと待て、ゴホゲホッ!!。・゚(`Д).

 ちょっとびっくりしたけど大丈夫、窒息はしない。ようやく煙が晴れると、女の頭像はもう動くことなく黙っている。そして俺は・・・お?おお??おおおお???

 『君は運命をその手に握ったかのごとき力を身の内に覚える。技術点に2点、運点に2点加えよ』

 ・・・だってさ!イェーッス!!ヽ(・∀・)ノ もうけたもうけた♪技術点はもともと原点だったから上昇しないけど、ここで運点+2は助かるな。

 俺は意欲も新たにして、部屋を出て廊下を進み続けるのだった。

 

 そして、廊下はとうとう鉄製のドアの前で行き止まりになった。取っ手を回すと中は何もない部屋で、奥の壁にはさらに左右2つのドアがある。左のドアか、右のドアか?

 なーんの手がかりもないしなあ・・・んじゃまあ、右から行ってみますかねえ。

 

 

 

物置の悪鬼、死の使者の罠、そして夜の恐怖・・・ --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 右のドアを開けると行き止まりの物置に通じていた。

 壺、敷物、箱、クッション、櫃などでいっぱいだ。宝物庫じゃないけど、何か役に立つアイテムも有りそうだぞニヒヒヒヒ( ´∀`)

 と、含み笑いしていると・・・うぉっとお!

 大きい壺の中から、いきなり赤い皮膚に角を生やした筋肉質の怪物が、飛び出してきた。そして俺に火の息を吐きかけてくる!

 こいつは悪鬼(Fiendというモンスターで、この物置の番人を勤めていたんだ(って、ファイアブレスで収蔵物を燃やしちゃうけど大丈夫なのか?)

 とにかく戦闘だ!奴の火の息は厄介だぞ。1ラウンドごとに1d6を振り、12が出たら火傷を負って体力点-1しなきゃならないのだ。

 

【悪鬼 技術点6 体力点8

1R (悪鬼/13)(ブリッツ/14) 悪鬼/体力点-2

 火の息はずれ

2R (悪鬼/10)(ブリッツ/18) 悪鬼/体力点-2

 火の息はずれ

3R (悪鬼/11)(ブリッツ/17) 悪鬼/体力点-2

 火炎命中 ブリッツ/体力点-1

4R (悪鬼/9)(ブリッツ/16) 悪鬼/体力点-2 ←Kill!!

 

 アチチ、ちょっと火傷しちゃった。でもまあ体力点-1くらいならな、上出来か。

 さて、物置をちょっと調べてみよう。おっ?箱の1つに、何か入っているぞ。ヘ(゚∀゚ヘ)

 開けてみると、ハートの形が刻まれた黄金のメダルだ。うーん、なんとなく値打ちがありそうなアイテムじゃないか。

 首にかけてみるか・・・じゃら・・・なーんだ、何も起こらなかったよ。へええ。

 

 『君が知らないだけで、実はこのメダルは、生贄に選ばれた者の首にかけさせるために造られた物なのだ。運から1点失う』

 

 。・゚・(ノД`)・゚・。

 

 しかしそんなことも露知らず、俺は元の部屋に戻り、もう1つのドアを開けるんだなこれが。

 こっちは何もない部屋だ。床はモザイク模様で抽象的な図形が描かれているが、向こう側にあるドアの直前の床だけは、メデューサの顔になっていた。

 何も罠がないことを確認して、俺はゆっくりと部屋を横切る。そろーり・・・ふう、渡り終えた。

 あれ?こっち側のドアには小さな箱が取り付けられているぞ。箱の蓋には落とし口が切ってある。ちょうど自動販売機のコイン入れるところみたい。

 ドアにカギはかかっていないが・・・この箱に通行料を入れろってこと、なのかな???

 俺の財布の中には金貨4枚あるし、ここで1枚入れてみるのも・・・((((・_・)

 いやーでも、ムダ使いだろう。このまますぐに通れるみたいだし。後々この金貨1枚で交渉事とかの生死を分けることになるかもしれない。無用な寄付をすることもないな。

 俺はこの箱を無視して次のドアを開けることにした。

 

 ところが、先の通路が真っ暗だ。

 開け放しのドアから光がさしても、先の廊下に入っていかないのだ。魔法の闇か何かで暗黒化されているらしい。

 手探りで進むのは危険だよな。あ、そうだ。ここでいっちょ使ってみようか。

 

 <光の術>!! ・・・ぱあっ

 

 俺は体力点-2して<光の術>を唱える。魔法が魔法で中和され、戸口の外の廊下はまばゆい光に照らされるのだ。よーしよーし!

 だがここで俺は死の使者の術中に嵌っちまった。廊下の突き当たりのドアには・・・

 

 でかでかと【A】の字が書かれた文字片が掛かっていた!

 体力点4を引け。

 ギャ━━゚+.(≧△≦).+゚━━ ス! ! !

 

 あうあう。明るくしたからいやおうなしに目に飛び込んできちゃったのね。奴の仕掛けた呪いの文字片が。死の使者こわいよこわいよママン!!((n;‘Д‘))η

 心臓の動悸を抑えて、なけなしの食料を1つ消費してかっ込む。これで体力点+4。だけどドワーフの軍船であんなに補給した食料も残り1つだけかあ。今回は原点回復薬の「力の薬」ないんだよな。果たして生き残れるかなあ・・・。

 唯一の慰めは、廊下を横切るように膝の高さで渡された刃の罠を見つけたことだ。光があったことで、俺はそれを飛び越して事なきを得る。

 

 奥の部屋は、ロウソクに照らされていて、ひどいカビの臭いがしていた。

 床はいろんなものの残骸で覆われている。腐った食べ物、こびりついた毛、灰、牙、獣糞などなど・・・

 バタン!突然背後でドアが閉まった!!なにいっ!!!

 ぎいっ。そして向こう側の壁にあったドアが開く。

 そっちからのっしのっしと出てきた者は・・・うわ・・・なんだこいつ・・・(A )

 目が1つしかない突然変異の奇形の怪物だ。そいつは銀の棒を振りかざしながら俺に迫ってくる。そして俺に棒の先端を向けると・・・

 

 みゅいーんっ!

 

 奴が手に持っていた銀の棒から白い光の矢が放たれた!

 ドゴン!バチバチバチッ・・・辛うじて俺は回避し、足元の床がぶすぶすと黒く焦げる。おいおい冗談じゃないぞ、あんなの身体に食らったら、大穴が開いちまう!!Σ(´Д`lll)

 こいつは夜の恐怖といい、日没後の失われた都ヴァトスを徘徊するモンスターなのだ。はてさて、このおぞましい怪物相手にどう戦おうか?

 

 剣を使うか?それとも、ザックから何か他のアイテムを取り出すか???

 

 

 

残る龍飾りはあと1つ --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点17/20 運点12/13

 

 剣か?アイテムか?

 うん、あのね、こーいう選択肢がきたら、FightingFantasyシリーズってのは、力ずくは絶対デッドエンドになるのさ。

 ダテに生き残ってきたわけじゃない。俺はザックを下ろして何か使える物を取り出そうとするが・・・みゅいーん!

 うわうわ、危ねえなあ、このやろう!!ヽ(ヽ・A)

 夜の恐怖は容赦なく銀の棒から怪光線をもう1発ぶっ放しやがった。ここで運試しだが、現在の運点が12なので自動的に吉。光の矢は俺の頭を飛び越して背後の壁を溶かす・・・ととと、溶かすぅー!!??(゚Д゚)

 俺の後頭部がじゅわじゅわとスゲエ温度っす。だけどとりあえずアイテムを取り出すタイミングはできた。さあ、何を使おうか???

 

 (1)真鍮の鐘か?

 (2)砂蛇の牙か?

 (3)鏡か?

 

 どれも俺が持っているアイテムだ。光線を跳ね返すから、(3)の鏡かなあ・・・いや待て、あの高熱マイクロ波の前に立ったら、鏡だってぐにゃぐにゃに溶けちゃうぞ。あまりに危険ナリ、却下。とすれば(1)か(2)だが・・・えーい、こっちだ!

 俺は根拠もなくヤマ勘で真鍮の鐘をザックから取り出す。砂嵐のさ中にどくろ砂漠で拾った物だ。そいつを風鈴のようにちりーんと鳴らしてみた。すると!

 

夜の恐怖「 ・・・? ・・・! ・・・ ・・・ ・・・!!!」

 

 夜の恐怖は奇形の手で耳を塞ぎ、声なき苦悶の叫びを発する(そりゃいったいどういう音だよ?)。

 よっしゃ効いたみたいだぞ!奴は銀の棒を投げ出し、その場で小さく縮こまっている。どうやらこいつにとって、真鍮の鐘の音は、ちょうど黒板を引っかくみたいに苦手な周波数のようだ。

 ほれほれ!!チリンチリンチリン!!!ヽ(∀゚ヽ)(゚∀゚ヽ)(゚∀゚)ノ ヒャハハハ~♪

 俺のシツコイ音波攻撃によって、ついに夜の恐怖は床にばったりと倒れ伏してしまった。口から泡を吹いて気絶したみたいだ。ざまーみろっての!

 俺は恐るべきウェポンの銀の棒を手に取る。俺でもあの光線を出せないかな?とか考えて、いろいろいじくりまわしていたら、だ。

 

 ごりごりごりごりごりごり・・・

 

 うっ、なんだ、この音???

 異音がした頭上を見上げると・・・ふげえっ!((((;゚Д゚)))

 

 吊 り 天 井 だ !

 

 どうやら持ち主の手を離れた銀の棒が、魔法によって石の天井の仕掛けを作動させてしまったらしい。このままじゃぺしゃんこだ!!

 どうする、どうする?(A゚ )三 三( ゚A)

 考えろ、考えるんだブリッツ、もしこの銀の棒が、ワナを作動させるキーだとしたら、ストップさせることもできるんじゃないか?よし、やってみよう!

 

ブリッツ「とまれー、ゴマっ!」

 

 俺は銀の棒を天井に向けて掲げてみる。すると、ギリギリっと落ち続けていた天井は・・・ぴたっと止まった!!ひゅー、命拾いしたぜっ!!(^v^)

 だけどいつまでもこの部屋にいてもしょうがない。俺は銀の棒を天井に向けながら、そーっと向かい側のドアに向かう。

 うっ、カギがかかっていたか。でもこの鍵穴は・・・俺は商人のアブドゥルから買った水晶のカギを使ってみる。かちゃりと音がして、開いた、開いた!

 俺は戸口をくぐってから、銀の棒を元の部屋に投げ込む。ちょうど気絶から目が覚めた夜の恐怖だったのだが、再び作動し始めた吊り天井が・・・ずずぅん!・・・哀れにもぺっちゃんこ。へっへーん♪ ┐(´ー`)

 

 後ろから襲われる心配もなくなった俺は、新しく入ったこの部屋をぐるりと見渡す。

 今度の部屋は小さく、家具もテーブルと椅子の2つしかない。椅子の上にはのみと槌があり、木屑が散乱している。向かって左の壁にあるのは・・・

 見事な木のレリーフだ。縦2m×横3mくらい、大きいのにけっこう精密に造られている。どうやら歴史上の一場面で失われた都ヴァトスが大砂蛇に襲撃されているところらしいぞ。

 あらあら、ヴァトスの人たちけっこうパニクッてますねえ。この都にとって、大砂蛇ってのは恐怖の象徴みたいなもんなんだな。大巫女リーシャもこの怪物には勝てないってワケか・・・おっ?目ざとい俺は、このレリーフに仕掛けがあることに気づいた。

 建物の部分を眺めてみると、ごく細い線が屋根のすぐ下をずっと走っていて、屋根が取り外せるようになっているんだ。内側がくり抜かれていて・・・ころん・・・小さい何かが出てきた。

 

 それは黒檀を刻んで作られた龍飾りだった!!

 

 やった!「黒檀の龍」ゲットだぜ!

 俺はにやりとして龍飾りをザックに滑り込ませる。この幸運に運点+1だ。これで「骨の龍」「水晶の龍」「銀の龍」「黒檀の龍」と、失われた都ヴァトスに眠る龍飾りを4つ揃えたことになる。

 マルボルダスの野望を阻止するために、集めるべき龍飾りは、いよいよ残り1つ!!

 

 

 

こっ、殺す気かぁ!! --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点17/20 運点12/13

 

 次のドアを開けると、そこは大きな部屋で、壁に武具がたくさん飾られている。広間のいちばん奥には祭壇が設置された台座。その前にいるのは、黄色っぽい皮膚の男の3人組だ。奴らは焦げ茶色の衣を身にまとっている。

 3人のうちの1人が入ってきた俺に気づいた!

 すると否応なしに首切り用の鎌を手にして戦闘態勢で向かってくる。こいつらは大巫女リーシャに仕える闇の使徒なのだ。

 食料も残り1つだし、余計な戦闘はしないに限るな。俺は口八丁で切り抜けることにした。

 

ブリッツ「いやあ、お仲間に会えるとは!」

闇の使徒1「・・・ほう?君もリーシャ様の下僕なのか?」

ブリッツ「もちろんですとも、麗しき砂漠の聖女へ贈り物を捧げにきたのです!(・∀・)

 

 使い古された言い訳だが通じるかな?ザックを探る俺。だが奴らは、俺が首にかけていたハートが刻まれている金のメダルに目ざとく気がついた。

 

 (これは倉庫で拾った物で、ブリッツ君は知らないが、生贄になる者の目印なのです)

 

 にまーっと笑う3人組。あらら、特にアイテムを見せなくても、仲間と認めてくれたのか。そりゃ手間が省けてラッキーだぜ♪

 

闇の使徒1「これはこれは、はるばるようこそ!」

ブリッツ「いやー、仲間に加えてもらって光栄ですな」

闇の使徒2「どうぞどうぞ♪」

ブリッツ「いやいや、ちょっとそんなに背中を押さなくても」

闇の使徒3「どうぞどうぞ♪」

ブリッツ「押すなよ・・・」

闇の使徒3人で「どうぞ、どうぞ、どうぞ♪」

ブリッツ「押すなってば!」

 

 うーん、なんか嫌な予感がするっ!(A )

 俺は奴らに背中を押されるまま、祭壇に寝かせつけられる。そして、そのうちの1人が厳かに告げた。

 

闇の使徒1「生贄に志願するとは名誉な奴だ。お前の命という贈り物は、さぞかしリーシャ様のお気に召すだろう!」

 

    γ⌒ヽ_ こっ、殺す気かぁ!!

    (#`Д`)   ,,,,,,,   ノノハヾ

    /U U   (´∀` ) (・∀・ ) ンーッ

|~~し | ̄ ̄| ⊂| |  と と .

|___|    ̄  し-J    し-

 

 ダチョウ倶楽部のコントじゃないんだから(´・ω・`)

 闇の使徒は詠唱しながら、しゃきーんと匕首を引き抜き、生贄予定の俺の首筋に当ててくる。やばいやばい、この詠唱はなんだか催眠効果が入っているぞ。意識が朦朧としてき・・・た・・・!

 ここで技術点チェック、うわーあぶねえ出目11だったよ。ギリギリ成功!

 俺は「訴えてやるっ!」と大声でわめいて、奴らのリズミカルな詠唱を自分の頭から締め出す。そして生き残るために剣を抜いた!順番に1人ずつと戦うぜいっ!!

 

【闇の使徒1 技術点9 体力点5

【闇の使徒2 技術点8 体力点6

【闇の使徒3 技術点9 体力点5

1R (闇の使徒1/11)(ブリッツ/18) 闇の使徒1/体力点-2

2R (闇の使徒1/19)(ブリッツ/21) 闇の使徒1/体力点-2

3R (闇の使徒1/14)(ブリッツ/17) 闇の使徒1/体力点-2 ←Overkill!!

 まず1人!リーダー格を撃破っ!!

4R (闇の使徒2/11)(ブリッツ/16) 闇の使徒2/体力点-2

5R (闇の使徒2/18)(ブリッツ/19) 闇の使徒2/体力点-2

6R (闇の使徒2/15)(ブリッツ/15) Draw

7R (闇の使徒2/16)(ブリッツ/16) Draw

 キン、キン、剣と鎌のぶつかり合う音。往生際が悪いぞ!

8R (闇の使徒2/12)(ブリッツ/23) 闇の使徒2/体力点-2 ←Kill!!

 おっしゃあ、あと1人!!

9R (闇の使徒3/17)(ブリッツ/17) Draw

10R (闇の使徒3/17)(ブリッツ/14) ブリッツ/体力点-2

 くっ、こいつ、狂信者ならではの必死の抵抗をしてきやがる。

11R (闇の使徒3/11)(ブリッツ/22) 闇の使徒3/体力点-2

 だが・・・俺の・・・

12R (闇の使徒3/15)(ブリッツ/17) 闇の使徒3/体力点-2

 敵じゃないのさっ!!

13R (闇の使徒3/16)(ブリッツ/19) 闇の使徒3/体力点-2 ←OverKill!!

 どうも取り乱しまして( ´Д`)

 

 何とか俺は ダチョウ倶楽部 闇の使徒の3人組を撃破した!

 最後のほうはグダグダになったが、被ダメージ1発のみで切り抜けられたのは幸いだ。奴らは大したものは持ってない。だが生贄を捧げるための儀式用の匕首は持っていけそうだ。ザックにしまうことにしよう。

 さて、この部屋からの出口は・・・

 祭壇の後ろの壁にアーチ状の開口部があるぞ、そこから出てみるかな。

 

 

 

黄金の雨を抜ける --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点15/20 運点12/13

 

 さて開口部を抜けると、そこは新しい廊下になっていた。突き当たりにきらめく金色の帳みたいなものがあるが、そこにたどり着くまでには・・・なんだありゃ?(A )

 人間の腕をかたどった奇怪な石像4本、交互に壁から突き出ている。それぞれの腕は剣を握っており、何かが近づくとうねうねと動いて斬りつけてくる仕組みだ。要するにロボットアームが並んだベルトコンベアみたいなもんで、侵入者は自動的にスライスされちまうわけだ。

 だけどここを突破しないと、さらに先の区画に行けないしな・・・

 よっしゃ、やるか!(`Д´) 俺は意を決して廊下に足を踏み出し、剣を握った石の腕を1本ずつぶっ壊しにかかーる!!

 

【石の腕1 技術点6 体力点4

【石の腕2 技術点6 体力点4

【石の腕3 技術点6 体力点4

【石の腕4 技術点6 体力点4

1R (石の腕1/12)(ブリッツ/18) 石の腕1/体力点-2

2R (石の腕1/10)(ブリッツ/21) 石の腕1/体力点-2 ←Destroy!!

 第1関門、突破!うりゃ!

3R (石の腕2/13)(ブリッツ/14) 石の腕2/体力点-2

4R (石の腕2/11)(ブリッツ/17) 石の腕2/体力点-2 ←Destroy!!

 第2関門、突破!ほりゃあ!

5R (石の腕3/8)(ブリッツ/20) 石の腕3/体力点-2

6R (石の腕3/13)(ブリッツ/18) 石の腕3/体力点-2 ←Destroy!!

 第3関門、突破!よいさーっ!!

7R (石の腕4/12)(ブリッツ/18) 石の腕4/体力点-2

8R (石の腕3/16)(ブリッツ/18) 石の腕4/体力点-2 ←Destroy!!

 よーっし、ここまでー!!

 

 へへーん、ファンブルにさえ気をつければ、こんな単純な動きを読むのはワケないぜ。俺は慎重に1つずつ仕掛けをぶっ壊していき、石の腕の廊下を通り抜ける。

 こっち側の外れにたどり着くと、金色の帳と思っていたそれは、黄金の霧雨だった。雨は天井にうがたれたいくつもの穴から、床に刻まれた浅い溝に、真っ直ぐ降って液体の膜を作っているのだ。そしてこの廊下は金色の雨の手前で左に曲がっている。

 

 (1)廊下を歩き続けるか?

 (2)黄金の雨を通り抜けるか?

 

 ちょっと待てよ、俺はここで天才絵師マーケグの言葉を思い出した。確か彼は・・・「リーシャの奥殿にたどり着くには“黄金の雨”の下を通らなければならない」・・・と言っていたな。

 つまりこの向こう側にリーシャがいるわけだ。

 よし(2)だ。この雨を抜けてみよう。残る龍飾りはあと1つだけ、ストーリーを先読みすれば、たぶんこの都の支配者である大巫女リーシャが持っているに違いないはずだっ!(`・ω・´)

 

 黄金の雨は水の感触がするものの、俺の身体は少しも濡れない。

 不思議な感覚に戸惑いつつ通り抜けると、そこは贅沢な部屋だった。壁はレリーフや絵画で飾られている。床は磨かれた大理石。低いテーブルやクッションが床のあちこちに散らばっている。典型的な南方風の貴族の部屋だが・・・

 部屋のいちばん奥に、はげ頭で上半身裸の巨漢がいた。だぶだぶの絹のズボンを身に着け、仁王立ちで俺を待ち構えている。しかもしかも、そいつは俺をじろっと睨むと、シミターを抜き、攻撃の姿勢をとって進み出てきたぞ。外殿の奴隷衛兵(mamlūkだっ!!

 

奴隷衛兵「死ねぇ、ゴルァーーーー!ミ,,゚Д゚彡」

ブリッツ「わあーーーーおっ!!(>ω<)ノ」

 

【奴隷衛兵 技術点8 体力点8

1R (奴隷衛兵/14)(ブリッツ/19) 奴隷衛兵/体力点-2

 シャイーン!繰り出してくるシミターを避ける俺。

2R (奴隷衛兵/13)(ブリッツ/19) 奴隷衛兵/体力点-2

 そしてカウンターを叩き込む!!

3R (奴隷衛兵/13)(ブリッツ/22) 奴隷衛兵/体力点-2

 お、なんだ、見かけより強くねえな。コイツ。

4R (奴隷衛兵/11)(ブリッツ/15) 奴隷衛兵/体力点-2 ←Kill!!

 スピード不足だねっ!!

 

 剣の速さで俺さまに勝とうってか、甘いぜ!俺は終始圧倒して奴隷衛兵を攻めたて、奴をぶよぶよした肉片に変えてやる。ざまーみろってんだ♪

 だけども・・・ふう・・・

 相次ぐ連戦でちょっと疲れたなぁ(><)

 失われた都ヴァトスの真っ只中で、本当にここまでいろいろあった。急激な疲労を感じた俺は、テーブルの上に置かれたコップの中の水を喉に流し込む。ゴクゴク、ふう、一息つけたわ。

 

 そしてこの部屋の床にあるのは・・・柔らかそうなクッションだ・・・

 ちょっと休憩・・・しよっか・・・な・・・zzz・・・(つω-`o)

 

 

 

魔力を吸い取られてしまったよ --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点15/20 運点12/13

 

 zzz・・・zzz・・・zzz・・・(゚д゚;)ハッ!!

 いつの間にか眠っちまってたらしい。黄金の雨の向こう側から聞こえてくる鼻歌で目が覚めた。ちょっと休めて体力点+2できた俺は、神経を研ぎ澄まして飛び起きる。

 誰が入ってくるんだ・・・?

 そいつは、白い衣をまとった男だった。金の杯を捧げ持っている。頭のターバンは火の鳥をかたどっており、翼が額にぴったり張り付く形になっていた。どうやら大巫女リーシャに仕える神官といったところだな。

 この神官は俺が殺した奴隷衛兵を目にすると、驚いてひざまづき、胸に耳を押し当てている。

 そしてぶつぶつ呟きながら、再び黄金の雨を抜けて、この部屋を出て行った・・・

 

 ぷはあっ!!(((;-д- =3

 ふかふかのクッションにくるまって気配を隠していた俺は、ここで汗だくになって布団から出る。ふうう、冷や汗かいたぜ。

 あいつが奴隷衛兵を殺した侵入者に気づいたのは確かだ。たぶん警護の兵を呼びに行ったか、もしくはリーシャ本人に注進しに行ったか・・・

 どちらにせよ、ここでグズグズしているわけにはいかねえ。この部屋から出るところは、さっきの黄金の雨の開口部と、奥にあるドアだ。俺は一刻も無駄にせずドアのほうに向かう。

 ちっ、カギがかかってるよ。(-∀ー#)

 <開門の術>は持ってないから、剣で斬りつけるしかないな。ガキ・・・ガキ・・・ガキョン☆よっし開いた!! 

 

 ドアを開けるとそこは廊下で、歩いて行くと突き当たりにドアが2つあった。

 1つには太陽の絵が、もう1つには月の絵が浮き彫りになっている。そしてそれぞれのレリーフの下には、奇妙な記号が記されていた。

 あっこれは以前、三日月形の池のところにあったのと同じ感じだぞ。そう、忘れ去られた古の文字ってやつだ。

 じゃあこれで読めるだろうな。えいっ!<絵解きの術>ーーーっ!!

 俺は体力点-2して呪文を唱えてみる・・・唱えて・・・あれえ?(A )

 

 読 め な い ぞ ?

 

 なぜだ?俺の呪文は間違いなく発動したはず???

 なになに、文章によると・・・『君は知らなかったが、あの黄金の雨が君から魔法の力を全て吸い取ってしまったのだ』・・・だってよ。つまりあの黄金の雨は、魔力を吸い取る防護壁だったというわけか。つまりここから先、俺様はヤズトロモから教わった魔法を使えなくなってしまったのだ!!(゚Д゚ ) 

 まいったなあ。俺が持ってたのは<絵解きの術><光の術><罠探しの術><水の術>の4つだった。まあ砂漠を歩いているときに役立った<水の術>以外はイマイチな効き目だったから、なくても何とかなりそうっちゃあ、そうなんだけどよ。

 俺は肩をすくめてため息を1つ吐く。失ったものはしょうがない。気持ちを切り替えていくか。

 とりあえずここから先に進むには、太陽のドアまたは月のドア、どっちか決めなきゃいけないわけだ・・・太陽か?・・・月か・・・?

 ここ、失われた都ヴァトスは、灼熱のどくろ砂漠のド真ん中だからなあ。太陽の方がなんとなくワナのような気がする。開けたら灼熱地獄とかさあ、そんなところだろ。

 よし、月のドアを開けてみるぞ!

 

 月のドアを開けるとまた廊下。そして別の部屋に続いていた。この部屋の壁は象形文字が刻まれ、中央にある石のテーブルの上には粘土の壺3つ置かれている。

 この壺はそれぞれ色分けされていて、向かって右から白い壺、黒い壺、赤い壺だ。3つとも蓋が閉じてある。

 中に何が入っているのだろうか、それはマルボルダスを倒す魔法のアイテムか?それとも侵入者を撃退する呪いのアイテムか?

 

 またこんなランダム性の高いトリックを

 何の手がかりも無しにヽ(`Д´)ノウワァァァン

 

 ええいっ、とりあえず白い壺から開けてみるぞ!

 白い壺の中には銅の指輪が入っていた。稲妻の絵が刻まれている。俺はこの指輪をおっかなびっくり指にはめてみたんだが・・・何も起こらない。んじゃま、そのまま指にはめておくとするか。

 次は黒い壺だ!

 黒い壺の中には萎びた獣の前足が納められている。大きさは猿の手くらい。なんだかおっかなそう((n;‘Д‘))ηガクガク・・・ぱたん。俺は蓋を元に戻して見なかったことにする。

 こうなりゃ全部見てやろう、最後は赤い壺!!

 すると・・・『壺は空だが君はよくよく運が悪い』・・・て、ええっ、ちょっと待って!

 

 蓋の裏側には死の使者の仕掛けた呪いの文字片【E】が!!

 体力点4と運点1を引け。

 ギャ━━゚+.(≧△≦).+゚━━ ス! ! !

 

 俺は蓋を床に投げ捨てるがもう遅い。へなへなへなと膝をつく。

 ええっと、これで俺が見つけちゃった死の使者の文字片は【H】と【A】と【E】か。5つの龍飾りをコンプリートするのが先か、DEATH5文字をコンプリートするのが先か・・・はううう( TДT)

 ここでなけなしの最後の食料を消費。体力点+4してさっきのショックを相殺させる。だがここから先は体力点を回復させる手段は何もない。ガチで勝負だ。今以上に慎重にいかないとな。

 俺は部屋を横切って奥のアーチに向かう・・・。

 

 

 

悲しいけど、これ冒険なのよね。 --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点15/20 運点11/13

 

 アーチをくぐると明るさも十分な廊下だ。何もかも真新しく、全く汚れがない。いよいよこの都の支配者、大巫女リーシャの居住地域まで来たんだろうな。

 用心深く進んで行くと、廊下は突き当たりになり、そこにドアがある。カギはかかっていない。

 開けてみると何もない空き部屋だ。奥の壁に別のドア1つ、そして床に落とし戸がある。

 落とし戸を開けてみると、地下の暗がりに伸びる階段が続いていた。闇の中からはカビ臭さが強烈に上がってくる。この粗末な階段を下りていくか?

 ・・・うんにゃ、やめておこう。

 黄金の雨のおかげで魔法はもう使えなくなっちゃったから、<光の術>で明るくすることができない。真っ暗闇を手探りで歩くのはあまりにも危険すぎる!

 食料もないしな。見ないフリ見ないフリ・・・( - _ - )

 というわけでこの落とし戸はスルーし、俺は奥の壁にある扉から部屋を出た。

 

 そして・・・正解!

 こっちのドアを開けると、そこは宝物庫だ。わお!(゜∀゜)

 盃や彫像、宝石の詰まった櫃、何百というすばらしい工芸品・・・ひゃっほーい♪ (゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚) 俺はウキウキしながら宝物をあさるが・・・ここで我に返った。

 ちょっと待てよ、失われた都ヴァトスに来たのは、単なる宝探しのためじゃないぞ。

 

 龍飾りを5つ見つけてぶち壊し、マルボルダスと闇エルフたちの野望を阻むためだ!

 

 だから宝物を吟味する時間はとってられないな。さっさと必要なだけ、持って行かなくちゃ。

 俺は手っ取り早く目利きした中で、いちばん見事な工芸品だと思った黄金の骸骨像を手にとってみる。

 うお!ズシリと重たい!!信じられないほどの値打ち物だ!!!

 これ1つだけで今回の命がけの冒険の報酬には十分な値打ちがある。運点+1なんだぞ。ヘ(゚∀゚ヘ)ウエヘヘヘ♪

 さあて次は、この箱の中に何が入っているかなー???

 調子に乗った俺は、次に値打ちがあると思った、黄金の箱を何気なく開けてみる。

 ぱかっ。

 

 あ、ちょっと待った!

 おバカな俺様はそのときになって気づいた。

 拷問を受けてた哀れな召使い、シッタからもらった情報を忘れてたぁぁぁぁぁー!

 

 「・・・そのとき、目の前にいきなりマントを着た人影が現れるのを見ました。顔はチラッとしか見えませんでしたが、それは恐ろしいものでした。金の箱に何かを入れると、また姿を消してしまいました・・・」(byシッタ)

 

 だけどもう、うっかり開けちゃったのよね。時間は巻き戻せないわけで。くるぞぉ-、死の使者の仕掛けた呪いの文字片がぁぁぁぁぁぁー!!(><)

 って、あらっ?

 違った。呪いの文字片じゃなかった。箱の中に入っていたのは1枚の紙切れだ。そこにはなんて書いてあるかというと、ええっとね・・・

 

 『死ノ使者ガ汝ヲ待ツ』

 

 書き付けられたこの赤い字は・・・インクじゃない・・・乾いた血だよ。

 ぞーっ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 紙をビリビリに引き裂いて、あたりをキョロキョロと見回す。

 そうか、シッタが言っていた、金の箱に紙切れを入れた“マントを着た人影”っていうのは死の使者じゃなかったんだ。そのさらに上、死の使者の雇い主だったんだ。すなわち・・・

 

 マ ル ボ ル ダ ス 。

 

 俺の行動は奴に読まれていたわけだ。チキショウ!

 奴にあざ笑われたような悔しさを覚えて、俺は腹立ち紛れに箱を床に叩きつける。なんだか気分がドッチラケだぜ。もうここの宝物庫いいや。出ようっと!プンプン!!(`Д´)

 

 俺はプリプリ怒りながら宝物庫を出て、新しい廊下に出る。

 ここをちょっと歩くと分かれ道だ。左か右か、うーん、こっちだな。何の手がかりもないが左の道を選ぶ俺。

 すると階段の下に出た。この階段を上がっていくと、厚い樫のドアがあって、そこを開けると・・・

 外に出た!!Σ(゚Д゚)

 そう、さしづめ脱出用の秘密通路といったところか。こっちの通路はどくろ砂漠に通じていたんだ。俺はヴァトスの都の壁の外に出てしまったのだ。

 いきなりの眩しい太陽光に目をパチパチさせる俺様。お、こんなところに、足跡がある。都の壁沿いに遠ざかっているぞ。

 

 (1)足跡について行くか?

 (2)階段をまた下りて廊下を逆方向に進むか?

 

 うん、感情的には(1)だよね。黄金の骸骨像なんていう宝物も見つけたし、一刻も早くこの恐怖の都市遺跡からトンズラこきたいのはヤマヤマだけどさあ・・・。

 悲しいけど、これ冒険なのよね。

 と、俺様はスレッガー・ロウみたいに呟いてから、肩をすくめて樫のドアを閉める。

 そしてまた薄汚れた暗がりの中に戻って行くのだ。

 

 リーシャとマルボルダスを倒し、アランシアの平和を守るために!!

  ↑

 (すげえカッコいいじゃん俺。えへへ・・・)

 

 

 

大巫女リーシャと御対面 --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点15/20 運点12/13

 

 さて、再び失われた都ヴァトスの地下道に戻った俺様。

 左の道を歩くと、大理石の上に鉢が置いてあった。そこには山盛りにされたブドウがあり、とっても新鮮でみずみずしく見える。

 これはちょっと、1つ摘まずにはいられない・・・ぱくり・・・むぐむぐ・・・うおお!

 すんごく美味いぞおおおー!!ヽ(≧∇≦)

 『このブドウの栽培には特別な目的があり、なんと、怪我などを治す魔法の成分が含まれているのだ。体力点に4を加えよ』だってさ。イェーッス!!ヽ(・∀・)

 安全だとわかったらガツガツとむさぼっちゃえ。俺は満腹になるまで魔法のブドウを堪能し、めいっぱい元気回復して先に進む!!

 

 廊下の突き当たりはアーチで、黒い帳が下がっている。アーチ上部には髑髏のレリーフだ。あまりにも不吉だが、先に進むしか道はない!でやあっ!!(`Д´)

 俺は帳をバッと開き、中に入る。そこは小さな部屋で、奥に続くもっと大きな部屋の控室みたいな感じだ。

 そしてこの部屋には骸骨男の番兵2体いた。要するにスケルトン、いやもっと強そうだな。ボーン・ウォリアーくらいか。どちらもスフィンクスのような兜を被っている。槍を構えて俺に向き直り、カタカタと話しかけてくるぞ!

 

骸骨男「リーシャ様の居室に入り込んだからには、それなりの訳があるのだろうな。なければ死んでもらう!」

ブリッツ「いやあ、実はリーシャ様に捧げ物を・・・」( ´∀`)

 

 俺は相手を油断させるようヘラヘラ笑いながら、今まで集めたアイテムの中で、いちばん値打ちのありそうな大砂蛇の牙を、ベルトから引き抜いて見せびらかす。

 すると手前にいた骸骨男の方が「その牙をよこせ!」と手を差し出して、食いついてきた。

 だけどわりぃな、ここで言いなりに渡しちゃうほどお人好しじゃないんでね。俺はもう一方の手で素早く剣を引き抜き、奴らに斬りかかるっ!!

 

【骸骨男1 技術点9 体力点6

【骸骨男2 技術点9 体力点8

1R (骸骨男1/16)(ブリッツ/20) 骸骨男1/体力点-2

2R (骸骨男1/13)(ブリッツ/16) 骸骨男1/体力点-2

3R (骸骨男1/12)(ブリッツ/17) 骸骨男1/体力点-2 ←Destroy!!

 奇襲で主導権を握ったまま1体目を屠り、素早く2体目に向かう!

 残る骸骨男は「痛みを知る身体の分際で!」と、槍で猛烈な突きを返してきた!!

4R (骸骨男2/21)(ブリッツ/23) 骸骨男2/体力点-2

 ごわきい!パワーに乗ったお互いの一撃が激突!!だが、勝ったのは俺様さ!!

5R (骸骨男2/16)(ブリッツ/18) 骸骨男2/体力点-2

6R (骸骨男2/14)(ブリッツ/17) 骸骨男2/体力点-2

 よし、いける!一気に決めちまえっ!!

7R (骸骨男2/15)(ブリッツ/22) 骸骨男2/体力点-2 ←Destroy!!

 でやああああーーーー!!

 

 今回の冒険で、会心の戦闘だったぜ♪(^v^)

 気合が十分にノッた俺の剣は、番兵の身体をことごとく骨粉に変える。特に4R目、奴の出目12に対して俺も出目12で返しちゃうんだもんな。インチキじゃないよ、へへへっ。

 さて気持ちを切り変えてっと。奥には・・・いよいよ御対面か(ごくりっ)。

 マルボルダスに与していると考えられる、この都の実質上の支配者、大巫女リーシャ。もちろん悪だろうな。めっちゃイービルっぽい。だけど今まで会ったシッタやマーケグの話だと絶世の美女だとか。なんだかドキドキしちゃうね。

 できれば・・・。うん、できればだけど、さ。

 俺のような実績十分でハンサムな剣士が口説いたらさあ、寝返らせることも可能ではないか、と、思っちゃったりするんだよなあ。斬っちゃうよりもなびかせて、改心させて味方につけたいなあ。もしくは捕虜にしてウヒヒヒ(  ̄ー ̄)

 おっと、よだれよだれ。スケベ心を抑えて・・・と。

 骸骨どもの身体を探るような時間の無駄をせずに、俺はアーチの下を走り抜け、大理石の階段を上がってその先の部屋、リーシャの奥殿に入り込む!!

 

ブリッツ「やあリーシャさん、僕は・・・うわおっ!( ゚Д゚)

 

 う つ く し い ・・・

 思わず息を呑んだ。大理石の柱に支えられた豪華な部屋には赤い敷物が敷かれ、繻子のクッションを積み上げた寝椅子があり、そこにしゃんなりと横たわっている女性がいる。

 こんな過酷な砂漠に住んでいるにもかかわらず、美白の肌、たおやかな黒髪、彫刻のように均整の取れたプロポーション、そしてピュアな顔立ちで謎めいた微笑を浮かべる女。

 そう、彼女こそ、失われた都ヴァトスいちばんの実力者、大巫女リーシャなのだ。予想外の美しさに、あうあうしちゃう俺。くそ、情けねー!(><)

 

リーシャ「私に何用か?」

ブリッツ「えっと、その、うーっと・・・」(見とれてしまう)

リーシャ「どうした!?」

ブリッツ「ええっと、マルボルダスがあ、そのぉ・・・」(しどろもどろ・・・)

リーシャ「つまらぬ下郎じゃ、私の美貌に目が潰れたか、この召使いのように!」

 

 一蹴っスか( TДT)

 口下手で純粋な僕ちゃんでは交渉の余地なし!(←よく言うぜ)

 リーシャはパチンと指を鳴らす。すると奥で控えて彼女をうちわで扇いでいた、たくましい身体だが両目を潰された召使いが、シミターを引き抜いてのっしのっしと俺に向かってくる!問答無用で戦闘だっ!!

 

【召使い 技術点8 体力点8

1R (召使い/11)(ブリッツ/19) 召使い/体力点-2

 だけどもよお・・・

2R (召使い/16)(ブリッツ/20) 召使い/体力点-2

 女をなびかせるのは苦手でも・・・

3R (召使い/14)(ブリッツ/17) 召使い/体力点-2

 野郎相手の剣さばきなら・・・

4R (召使い/13)(ブリッツ/19) 召使い/体力点-2 ←Kill!!

 負けないよっ!!

 

 どうでいっ!

 

 

 

リーシャを追って龍飾りを全て集める --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点19/20 運点12/13

 

リーシャ「ほう!私の奥殿まで入り込んだだけはある!!」

ブリッツ「へっへっへ・・・♪」

 

 大巫女リーシャは驚き、寝椅子から立ち上がる。彼女の手には光沢がある黒い三日月形の祭具があった。あ、なんかアレ、やばそうじゃね?

 

 (1)大砂蛇の牙を持っており、それを用いて戦うか?

 (2)剣で攻撃するか?

 

 ここで必殺アイテムでしょう( ´∀`)

 体力点-14といいう大激闘を経て得たアイテムだ。ここで使わずにいつ使うんだ。俺はここまで温存してきた大砂蛇の牙を、彼女の前にでぇいっと突き出した!!

 

リーシャ「な・・・なんと・・・!!」

 

 ばりぃん!!彼女の手にある禍々しい祭具が、あっという間に粉砕される!

 『通常の武器に対して不死身の彼女の唯一の弱点が、大砂蛇のぎざぎざの牙で攻撃されることなのだ』・・・ああそうなんだ。何のヒントも出てなかったから、そんなこと知らなかったよリビングストン。まあ結果オーライだからいいけどさぁ!

 リーシャの表情はしたり顔から恐怖の色に変わり、だぁっと、寝椅子の後ろにある壁の、隠れドアから神殿を脱出する。

 のがさへんでぇ姉ちゃん!とっ捕まえてふんじばってウエヘヘヘヘε=ε=(*´3`)

 と俺様も後を追おうとしたが、ぴたっと立ち止まった。

 寝椅子の脇に1つの櫃が置いてあったのだ。逃走した彼女はそれを持ち去らずに逃げていった。あいつが龍飾りの最後の1つを持ってたとすれば、たぶんこれが・・・箱を開ける・・・ぱかっ。

 あっ!Σ(´Д`lll) 慌てて目を閉じるぅー!!

 

 だけどもう遅い。櫃の底には死の使者の仕掛けた呪いの文字片【D】!

 体力点4を引け。

 ギャ━━゚+.(≧△≦).+゚━━ ス! ! !

 

 さて、これで俺は【D】【E】【A】【T】【H】の5文字を全部コンプリートしちゃったかな?

 いや大丈夫、【T】の文字片を見ていない。4文字までしか集めていない!

 『君は死の使者を呪いながらも、自分がおぞましい遊戯に勝ち抜いたことを悟る。新たに決意が湧き起こり、君はリーシャを追って戸口を走りぬける!』

 よっしゃああ!追えええええ!!!┣¨┣¨┣¨≡ヘ(o・∀・)ノ┣¨┣¨┣¨

 

 ドアを開けると廊下に出た。

 その廊下の突き当りにある別のドアを開けて、リーシャが逃げていくのがわかる。待てやあああ!逃がすかああああああああ!!

 俺はすぐさま走って追うが、廊下の中央に犬の形をした真鍮の像があった。むむむ?(A )

 もう死の使者の心配は要らない。だから俺は立ち止まり、そいつを手早く調べてみた。像の口に蝶番が取り付けられているぞ。そして左の耳の下に割れ目が・・・そうか、可動するんだこの耳は・・・左耳を引いたら、犬の像の下顎がかぱっと開いたぞ!

 そして犬の口の中にはあったのは、小さな黄金の龍だ。探していた龍飾りのうちの1つだ!

 これで俺は「骨の龍」「水晶の龍」「銀の龍」「黒檀の龍」「金の龍」、5つ全部コンプリートしたことになる。イェーッス!!(≧∇≦)b

 思わずガッツポーズをとりジャンプする俺様。おっと浮かれてる場合じゃなかったな。急いで彼女の後を追えっ!

 

 リーシャが抜け出た戸口をくぐると、また別の廊下になっている。たぶんあの、都の外に通じる脱出口に行き着くハラだろう。待てえっ、リーシャ!!

 俺は先回りするため、またまたダッシュしようとした・・・が・・・待てよ。足を止める。

 別にリーシャはもういいんじゃね?

 俺は5つの龍飾りを集めたんだし、後はこれを壊せばいいんだ。そうすればマルボルダスと闇エルフどもが画策するアランシア破壊の野望は阻止できる。それが今回の冒険の第一目的だったよな。なら、この都の権力者であるリーシャを潰しても意味はない。逃げたい奴はほっとけば、手間が省けるのでは???

 だけど、これらの龍飾りをぶっ壊す方法がわかんないんだよなあ。

 ヤズトロモが別働隊を組織して、俺の旧友のスタブと、ビッグレッグJrと、そしてうちのお騒がせ野生娘・アンセリカが破壊の手段を探りにいっているそうだが・・・

 うーむ、どうしたもんかねえ?

 

???「お~い・・・お~い・・・」

 

 こうして俺が迷っていたときに、リーシャが逃げた廊下の逆方向から、かぼそい男の声が聞こえた。そっちを向くと、ドワーフ1人、四つんばいになって、俺の方に近づいてくる。

 ドワーフの顔は赤く日ぶくれだらけで、熱射病でフラフラだ。俺を知っているらしい、力を振り絞って呼びかけてくるぞ。間違いない、あいつは・・・

 

ブリッツ「ビッグレッグJr.!!」

ビッグレッグJr.「や、やっと追いつきましたな、ブリッツ殿・・・はぁはぁ・・・」

 

 そいつはストーンブリッジのドワーフ戦士、ビッグレッグJr.だった。勇気ある斥候ビッグレッグの遺児、そして俺が勇者ヒーゲナ・ガーイの兜を譲ってやった古強者だ(『盗賊の森』参照)。

 だけどここまでの旅、そしてどくろ砂漠と失われた都ヴァトスの恐怖が、彼の体に確実に忍び寄り、今や命は風前の灯っぽいぞ。つД`)

 俺は<水の術>で彼に新鮮な水を飲ませようとするが、あっそうか、黄金の雨で魔法を失ってたんだ・・・彼の命を永らえることは不可能だ・・・ガク。

 

ブリッツ「元気出せ、何だこれくらいで!!」

ビッグレッグJr.「よかった・・・最期の最後で・・・追いつけた・・・」

ブリッツ「どうだった別働隊の首尾は?俺に伝えたいことがあるんだろ!!」

ビッグレッグJr.「こ、これを・・・」

 

 ビッグレッグJr.は俺に戦槌を渡す。こ、これは・・・ストーンブリッジの・・・

 戦 い の ハ ン マ ー ! ! 

 

ビッグレッグJr.「尊い犠牲と引き換えに我々は学びました。龍飾りを壊すのは“戦いのハンマー”だけです。これで、失われた都ヴァトスの外から見つけた順に、龍飾りを壊すのです・・・そうすれば・・・マルボルダスの野望である邪龍は・・・ぐっ!」

ブリッツ「おい、おい!」

ビッグレッグJr.「復活・・・し・・・ない・・・」(がくっ)

 

 ビッグレッグJr.はそこまで話すと、すうっと力が抜けて、楽な表情になった。ドワーフ言うところの「命の炉の炎」が消えたのだ。勇敢なドワーフに俺は何もしてやることができない。くそう・・・

 いや、できることはある!!

 俺は決意を新たにして「戦いのハンマー」を握りしめた!!

 

 そして廊下を進む。

 やがて突き当たりについた。

 リーシャが抜けたと思われる鉄のドアが開けっ放しだった。

 中に入るとそこは、天井の高い寒々とした部屋だった。飾り気も何もなく、リーシャの姿も見えない。だが中央には深く丸い穴が開いていた。冒険者としての直感が告げる。

 

 俺には、もう、残された時間はあまりないはずだ・・・。

 

 

 

マルボルダスとの大勝負! --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点15/20 運点12/13

 

 骨、水晶、銀、黒檀、金・・・

 この部屋で俺は龍飾りを1つずつザックから取り出し、全部床に置く。5つ並ぶとなかなか壮観だな。そしてしげしげと眺めた。こんなちびっこい彫像に邪龍を復活させる魔力なんて、ホントにあるのかね?┐(゚~゚)

 まあいいや、ヤズトロモの言うことにウソはあるめえよ。俺はドワーフ族の秘宝である「戦いのハンマー」をすちゃっと振り上げる。

 ビッグレッグJr.の最期のメッセージによると、これらを破壊する順番は、失われた都ヴァトスの外から見つけた順だ。すなわち、俺が最初に見つけた龍飾り、「骨の龍」が最初だ!!

 がっちゃあん!

 威勢のいい音とともに「骨の龍」は木っ端微塵になる。へっへっへ♪(^v^)

 あと4つだ。次はえーっと、「水晶の龍」だったはずだよな。えーんやこらっと・・・(ドロドロドロ)・・・おっとお?なんだぁこの音???(A )

 この部屋の中央にある深い穴から雷鳴の音が轟いてくる。俺は「戦いのハンマー」をベルトに戻し、剣を鞘から引き抜いて待ち構える。

 何が出てくるんだ?リーシャか?いや、彼女はとうの向こうに逃げ去った。とすると、ここで俺のやってることを阻むのは・・・

 穴から突然、若い男の頭が現れた!

 魔道師のローブを羽織り、顔はいかにもアタマがよくて切れ者そうだが、にじみ出る表情は悪の権化そのものだ。ういぃぃぃん・・・男の足元の床が次第に上昇し、ついに部屋の床と同じ高さになり、全身が現れた。この登場の仕方はまるで・・・

 

 ももも、森進一???((( ;゚Д゚)))

 いや違う、マルボルダスだ!

 

 演歌歌手のコンサートのような間抜けな登場で呆気にとられてしまい、つい機先を制した一撃をやり損ねてしまったぜ・・・。

 ぽかーんと凝視している俺に向かって、奴はゆっくりと歩み寄ってくる。ハッ!見くびるな!!奴の背後にはバチバチと雷光が煌いているぞ。さすが“嵐の子”と呼ばれるだけのことはある。

 

マルボルダス「私の探している龍をよこせ!」

ブリッツ「やなこった!べーだ!!」(。・`ω´・。)

マルボルダス「ならば、どす黒く焦がしてやろう!!」

 

 奴はそう怒鳴ると手を叩いた。パァァァン!!ビリビリビリィ!!耳をつんざく雷鳴が部屋の空気を打ち砕く。床にも壁にもヒビが入り、俺は目をつぶって耳を押さえずにはいられない。ギガウルサス!!(⊃Д⊂)

 しかし、俺は銅の指輪をはめていた!

 こいつは白、黒、赤と3つ並んだ粘土壺の部屋で手に入れたアイテムだ。俺にも知らなかったが、このマジックアイテムは『護身の指輪』というもので、雷鳴を中和吸収してくれるのだ!・・・って、ああそうなんだ。何のヒントも出てなかったから、そんなこと知らなかったよリビング(以下略)

 と、と、とにかく、奴の凶悪な電撃魔法は、この俺様には通じないぜ!!

 

マルボルダス「気高き闇エルフより授かった私の嵐魔法が・・・効かないだと・・・!!」

ブリッツ「その通りさ、年貢の納め時ってワケだよっ!」(剣を構える)

マルボルダス「(きょとんとして)・・・ねんぐ、とは?」

ブリッツ「あーイチイチうるせぇ野郎だな、おっ死ね!!」

 

 アランシアにない単語だろうがなんだろうが関係ないね、俺は剣を構えて突撃!

 相対するマルボルダスも呪われたレイピアを抜き、軽やかなステップを見せる。俺と違って奴は休養十分で体力点も高いが、技術点は俺のほうが辛うじて1点上だ。手ごわい敵だが「運任せスマッシュ」を叩き込めば十分に倒すチャンスはある。

 これから始まる勝負に、俺は背筋がゾクゾクしている。最後の決戦だ。派手にキメようぜっ!

 

【マルボルダス 技術点10 体力点18

1R (マルボルダス/13)(ブリッツ/1ゾロ) ブリッツ/体力点-3

 ここでいきなりファンブルかよ、おいっ!!

2R (マルボルダス/17)(ブリッツ/21) 運試し吉 マルボルダス/体力点-4

 やっべえな、さっさと決めるぞ、運試しスマッシュ!!

3R (マルボルダス/16)(ブリッツ/21) 運試し吉 マルボルダス/体力点-4

 もう一発だ、よいしょーっ!!

4R (マルボルダス/19)(ブリッツ/19) Draw

 「調子に乗るな!」と、マルボルダスがガキンと剣を合わせる。

5R (マルボルダス/22)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

 そして華麗に回り込まれた!俺の体力点は残り1010vs10のイーブン!!

6R (マルボルダス/18)(ブリッツ/15) ブリッツ/体力点-2

 速いっ!・・・くそ、負けたか!

7R (マルボルダス/17)(ブリッツ/20) 運試し吉 マルボルダス/体力点-4

 俺も負けじと力任せにぶっ飛ばす!この距離は俺の距離だ!!

8R (マルボルダス/17)(ブリッツ/18) マルボルダス/体力点-2

 ずおりゃあ!大きく踏み込んで奴の懐に入り、接近戦で脇腹を裂いた!

 壁際に追い詰めたぞ、奴の体力点は残り4!次で決めてやるっ!

9R (マルボルダス/21)(ブリッツ/18) ブリッツ/体力点-2

 「ぐうっ撃たせん!」奴も必死の抵抗で迎撃の刃を放ってくる。

10R (マルボルダス/18)(ブリッツ/1ゾロ) ブリッツ/体力点-3

 い、い、い、1ゾロー???(゚д゚lll) 俺の体力点残り3!!

11R (マルボルダス/17)(ブリッツ/19) 運試し吉 マルボルダス/体力点-4 ←Kill!!

 よっしゃつかまえた!今の俺の運点は9か。イケルダロ!!

 うなれ剣よ、運任せスマーーーーッシュ・・・運試しの出目は・・・8!!! 

 

 至近距離からの一撃は、深々とマルボルダスの胴体を切り裂いて真っ二つにした。奴は悲鳴を上げる間もなく絶命する。苦悶と驚きの表情を張り付かせたままに。

 けたたましい雷鳴と剣の交わす音が止み、俺の激しい呼吸音以外に聞こえる音は何もなくなった。失われた都ヴァトスの一室に静寂が再び訪れた。かくて・・・

 

 マルボルダスと、そして闇エルフどもの野望は、ぶっ潰してやった!!!

 

 

 

400!そして次の冒険への幕間 --Temple of Terror-- 

 

【技術点11/11 体力点3/20 運点8/13

 

 マルボルダスは倒れ、残りの龍飾りが壊されるのを待っている。俺はストーンブリッジの「戦いのハンマー」を幾度となく龍飾りの上に打ち下ろすのだった。

 そりゃ!ガチャン!そりゃそりゃ!ガチャガチャン!そりゃそりゃそりゃ!ガチャガチャガチャーン!

 こうして、龍飾りは全て破壊された!

 人間だろうと他の生き物だろうと、二度とその力が利用できないようにしてやったぜ。闇エルフはマルボルダスの敗北を知って森陰に引っ込むだろう。俺はアランシアを救ったのだ!うひょひょーい♪ヽ(゚∀゚)

 

 さて、帰ろうか。

 もう砂漠はまっぴらごめんだ。二度と来たくないね!

 幸い、帰り道は行きほど辛い道のりじゃなかった。失われたヴァトスを脱出して、どくろ砂漠の沿岸部に出る。するとかつて俺に援助を与えてくれたドワーフ軍船が出迎えてくれたのだ。

 あとはすいすいと西の海を北上し、赤水川の河口よりさかのぼる。10日もかからないうちにドワーフの町ストーンブリッジに到着する見込みだ。

 終わったなあ。今回の冒険も。ふいいいいい!( ● ´ ー ` ● )

 着いたらまずひとっ風呂浴びて、それからビールだな、ビール!!

 おっとその前に、やることやらなきゃ。ジリブラン王に「戦いのハンマー」を返却して、それからビッグフットJr.の死を報告して・・・そういえばあいつ、最期になんて言ってたっけ?

 『尊い犠牲と引き換えに我々は学びました。龍飾りを壊すのは・・・』とかなんとか言ってたけど、しっかり思い出して王様に伝えないといかんな。なんて考えていたら・・・

 お、見えた。ストーンブリッジだ!!(^v^)

 

 こうして俺はストーンブリッジに無事帰還して・・・

 まずは旧友のスタブと再会した。この誇り高いドワーフは、今回別働隊となり、失われた都ヴァトスに眠る龍飾りを破壊する方法を探っていたのだ。

 そんな暗い顔してどうしたんだい?そっちも無事成功したんだろ?

 だからビッグレッグJr.は俺に龍飾りの破壊方法を託せたんじゃないか。そりゃあ、彼の犠牲は確かに痛ましかったが・・・

 

スタブ「犠牲は彼だけではないのだ。ブリッツ・・・」

 

 ドキリ。心臓を鷲掴みにされたような嫌な感覚が走る。

 彼は悲しみ深い顔で、町外れにある1つの墓まで案内する。墓碑銘にはこう刻まれていた。

 

【勇敢なる槍 美しき乙女アンセリカ ここに眠る 飼猿アブーと共に】

 

ブリッツ(呆然と立ち尽くす)「 ・・・ ・・・ ・・・ 」

スタブ(ひざまづいて)「すまん!わしを斬れ!死に損ないの首を斬り落としてくれ!」

ブリッツ「まあ、いいからいいから・・・話してくれよ・・・スタブ・・・」

ヤズトロモ「それについては私から説明しよう」

 

 突然木陰から現れた白いローブの魔法使いはヤズトロモだ。彼は淡々と別働隊の冒険譚を話し始めた。

 スタブ、ビッグレッグJr.、アンセリカの3名から成る「別働隊」は、やがてブリッツが見つけ出すことを信じて、邪龍を復活させる5つの龍飾りを破壊する方法を探る任務を帯びていた。

 ヤズトロモの見つけた手がかりによると、その方法は月岩山地に潜む妖術使いだけが知っているという。早速彼らは探索に向かい、見事、奴の居場所を捜し当てた。

 だがそいつはとてつもなく邪悪な魔法の使い手だったのだ。

 かの昔、その妖術使いはアランシアに腐敗と疫病を振りまき、一時は王侯貴族の誰も征伐することかなわず、奴は恐怖の大王に成りかけた。しかしついに高名な剣士によって成敗され、そのまま10010年の間封印されていたのだ。

 ヤズトロモはそいつの危険に気づき、急ぎ探索行を中止させようとした。しかし時は遅すぎた。ヤズトロモの放ったおしゃべりカラスが警告を届けるよりも前に、彼らは妖術使いに出会ってしまっていたのだ。

 妖術使いは封印されていた石棺の中から、1つの条件を持ち出した。手がかりを教える代わりに、この蓋をちょっとずらしてほしいと・・・

 

 「マルボルダスなんてひよっ子にてこずっているとはな!いいかよく聞け。龍飾りを破壊できるのは、ドワーフ族に伝わる秘宝“戦いのハンマー”のみ。失われた都ヴァトスの外から見つけた順に、5つの龍飾りを壊せばよいのだ!」

 

 この情報を得た後、別働隊は真っ正直にも約束を守り、石棺の蓋をずらしてしまう。すると身の毛もよだつ哄笑が響き、恐るべき妖術使いがこの世に再び甦り・・・そうになるところを・・・

 

ヤズトロモ「アンセリカが止めたのじゃ。相撃ちでな」

スタブ「見事な槍裁きじゃった。敵のあまりの魔力に腰が抜けたわしらの前に立ちふさがり、“にげろ、ぶりつのとこまで、てがかりつたえろ!”と叫んで、槍を振るい一歩も退かなんだ」

ヤズトロモ「そしてついに奴を滅却させる一撃を放ち、石棺に亡骸を戻した」

スタブ「だがそのとき彼女も、妖術使いの放った最後の呪いを受け、命の炎は消えていたのだ」

ブリッツ「そうだった、か・・・」

 

 どうにも言い表せない感情が胸を締めつける。

 その後もヤズトロモは話を続けるが、なんだか今ひとつ、耳に残らない。

 まるでよその世界の出来事のようだ。彼が言うには、その妖術使いはアンセリカの献身によりいったん封印された。しかしそれは過去のものに比べると不十分だ。早ければ3年以内にも奴の肉体は復活する危険がある。そのときは再びアランシアが恐怖の大渦に巻き込まれることになる。

 

ヤズトロモ「その恐るべき妖術使いの名は・・・ラザッ・・・」「関係ないね」

 

 ヤズトロモの言葉を途中でさえぎる俺。

 彼女の最期にまつわる話をここまで聞いて、なんかもう、どうだってよくなっちまった。世界を救う英雄だとか何とか、舞い上がっていた俺がバカだった。好き勝手に剣を振るってきた代償として、失ったものの大きさに、今気づいた。

 ほんとバカだなあ。今さらわかったって、遅いんだってば。

 墓の前で無言の刻が過ぎる。見かねて、スタブが口を開いた。

 

スタブ「ブリッツ、大丈夫か?」

ブリッツ「なあスタブ、城いらねえか、城?」

スタブ「なぬ?ブリッツ、いきなり・・・」

ブリッツ「コク川の河口に俺の領地があるんだけどさ、経営とかめんどくさくなっちまって、誰かに引き渡そうと考えてたんだ。あんたにならロハで譲ってやるよ」

スタブ「だがおぬしはどうするのじゃ???」

ブリッツ「さあて、ねえ・・・」

 

 肩をすくめて荷造りを始める。もうどうだっていいや。

 ここには居たくない。一刻も早く、どこかに行きたい。

 

ヤズトロモ「待て、お前は果たすべき役割があるのだ!」

ブリッツ「その果たすべき役割は、俺でなきゃ、ダメなのかい?」

ヤズトロモ「自暴自棄になるなブリッツ!」

ブリッツ「何で?いつも??俺が???」

ヤズトロモ「 ・・・ ・・・ ・・・ 」

ブリッツ「じゃあな、あばよ」

 

 埋められぬ喪失感までザックに詰め込んで、ストーンブリッジを身一つでフラフラ出て行く俺様。

 どこかに行くあてもないが、今の気分なら、野垂れ死にするのも悪くはない。こんな馬鹿野郎にはお似合いの結末さ。へっ。

 

 こうして・・・流れて流れて・・・1年後・・・

 

 俺は、とある海で、海賊になっていた。

 

 

 

『海賊船バンシー号』に続く】

【でもその前にSF編。次は『宇宙の連邦捜査官』です】