死神の首飾り

 

 

 

 

 

キャラクターコンバート&タイタンの歴史(2) --Talisman of Death--

 

 というわけでFFリプレイブログLivre dont vous etes le heros(君が英雄になれる本)は、今日から新しい冒険です。ファンタジー世界に戻りまして『死神の首飾り』に突入です!!

 

 この本の作者はジェイミー・トムスン&マーク・スミス。FFシリーズも巻を重ね、開祖であるI・リビングストンやS・ジャクソンではなく、彼らの創造物に影響を受け始めた作家がGamebookを執筆する世代になりました。

 ちなみに、今回の冒険の舞台はタイタン世界ではなく「オーブ」(Orbという世界です。神様の名前や世界観がビミョーに違ってきますが、まあ、タイタンもオーブも、どっちもファンタジー世界ですから、いつものノリで冒険していこう。

 本来「死神の首飾り」の主人公は、オーブの神々の召還によって地球から強制次元転移させられた“君”なんだけど、当ブログのリプレイではタイタンの冒険者ブリッツくんが、「雪の魔女の洞窟」の最終局面、火吹山の山頂で見た夢時間ということにしております。その方がキャンペーンぽいし、新しいキャラ作るの面倒だすぃー・・・(ノ´∀`*)

 

 そそ、それではキャラクターコンバート!!

 能力値を原点までリセット。そして達成点を1点獲得。しかしこれは5点溜めて原技術点を上昇させたいから、とっておくのだ。というわけで能力値は前回と変わらず。【技術点11/体力点20/運点13でスタートします。

 ルールの確認。うむうむ、オーソドックスなFFスタイル。あ、ハウスルールにより食料5個制ですからあしからず。原点回復薬は、やっぱり体力点MAX「力の薬」1ビンにしときましょう。

 おや?ルール説明によると、最初っから「たいまつ5本」「火打ち石」も持っているってさ。これらも初期装備品に加えておきましょう。

 それからハウスルールの所持金持ち越しなんだけど、これは今回、なーし。だってブリッツ君の夢オチのお話だから、前回の獲得品を換金するのはちょっと変だ。なので今回だけ特別に金貨0からスタートゥ!

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

 ではここで(今回はオーブ世界の冒険にもかかわらず)毎回恒例、タイタン世界の紹介コーナーだ。

 前回は、アトランティスの暴虐が神々の怒りを買い、最初の大陸「イリタリア」が3つに引き裂かれたところまで話しましたな。この地殻変動で人類は少なくとも500年は文明が後退し、神罰で廃墟にならなかったのはドワーフが山ン中に作った町くらいだった。

 それでも各大陸に散らばった人間たちは、ゆっくりゆっくりと、再び文明を構築していく。アトランティスの海没後350450年くらいに、各大陸の沿岸部で定住が進み、村が町となり、町は都市となり、やがて小国家が産声を上げる。

 今回は、大陸分割されたあとのそれぞれの大陸、アランシア旧世界の行く末について、それぞれ覗いてみよう。暗黒大陸クールについては、次のお楽しみということで・・・。

 

=== アランシア ===

 

 再出発した小国家の中で、西アランシアの初期の覇権を握ることに成功したのは、その名も文字通りアランシア国だ。首都はカーセポリス(現在のポート・ブラックサンド!)で、旧暦1601年にコロス帯剣王によって創始されたこの王朝は剣王朝と称されていたから、北方の非人間種族相手に武断統治を行っていたんだろう。他にも大陸中央のフラットランドではゴールドラン国が東西の交易を保護していた。そして、はるか南方のアランティスの首都ケインレッシュ・マでは、やはり南海交易から爛熟した文化を誇りつつ、魔法使いを多く輩出するようになっていた!

 そもそも魔法はエルフの領分だったのだが、人間の5人の学者が、アランティスの奥地で数人の学者がとても古い(それこそ世界が始まったくらいに建てられたような)寺院遺跡「アラナス」を発見した。アラナスは古代の3人の魔術師の霊によって守られていて、それらの霊は、訪れた学者たちに自らの知識を伝授した。で、彼らはすぐさまこの高等魔法の断片に飛びつき、ゆっくりとではあるが自分たちのものにしていった。

 こうした運動は1690年代に始まり、1712年には魔術師エリダンシスがサラモニスに招かれ、ヨーレの森の柳谷魔法学校を設立する。当時、魔法使いは最先端のカッコイイ職業で、どこの王国でも歓迎された。さっきのケインレッシュ・マやサラモニスだけではなく、カーセポリスや、ガル・ゴールドラン(ゴールドラン国の首都)にも魔法学校はあったらしい。

 この時代に戦乱はあった。しかしたいていは、王宮のお抱え魔術師が争いの当事者を無人の荒地に送り込んで決闘させることにして、敗者に適当なペナルティを課して手打ちにした。よってこの時代、膨大な流血は起こっていない。とにかく重要なのは、魔法がオークやゴブリンの脅威を減少させていたことだ。彼らは魔法使いを怖れて夜にうろつくこともはばかるようになっていた。

 こうした強力な魔法のパワーに守られて、比較的アランシアは平和な時代を謳歌していたといえよう。

 

=== 旧世界 ===

 

 旧世界はアランシアやクールよりも孤立した位置にできた大陸のため、かなり独特な文化が形成された。この大陸の中央には人跡未踏のモーリステシア山地があるため、人々は沿岸部の平野に居を構えることになる。

 その中で順調に発展したのは、統一者レギュラスによって1498年に発足した八都市の連合体、ガランタリア国だ。首都は今もなお栄えているロイヤル・レンドル。この国は勢力を伸ばしていく過程で、ごつ岩山地において、大陸分割より数世紀も前から神秘魔法を研究してきた冥府魔術師団と遭遇する。王権による“文明化”と魔法による“自主自尊”の勢力争いは熾烈を極めたが、どうやら痛み分けに終わったらしい(双方とも勝利を主張しているが)。

 ガランタリア以外にも、大陸の各沿岸地域で国家形成が進んでいる。ブライス、ラドルストーン、フェンフリィ、アナランドなどだ。このうち特にブライスは好戦的で、ガランタリアと覇権を争ったり、小国ラドルストーンに侵攻したりなど、様々なトラブルを引き起こしている。だが、衝突が起これば文化の交流も起こるのも確かで、ガランタリアを筆頭として交易路は次第に拡張し、やがて大陸全体を覆うようになっていく。

 南方のアナランド国はそんな交易の旨みを享受した国のひとつで、さっきの北方の国々の騒乱から一歩離れて着実に国力を蓄えてきた。しかし豊かな地盤は、逆に隣接する無法地帯のカーカバードレンドルランドに潜む怪物や盗賊連中の注目をひきつけてしまう。そして突然、アナランドは四方八方から、ならず者の略奪者たちの襲撃を受けてしまうのだ。この大混乱状態を脱するまでに40年の長きく苦しい時期を味合わなければならなかった。

 やっとこさ略奪者の勢力を鎮圧したアナランドの王アークル14世は、もうこんなことがないようにと、国土全体を防壁で囲ってしまう計画を立てた。これが有名な「アナランドの大塁壁」で、工事は1845年に始まり、盗賊や怪物の来襲を撃退しながら続けられ--巨額な予算で国が破産の危機に瀕したため--130年目で中止された(アナランドの歴史では「完成した」と公に記している)。でもまあ、実効性はさることながら、この巨大建造物が文明世界の威光を示したのは確かだ。アナランドは秩序を取り戻し、再び交易経済による富の蓄積に集中できるようになった。

 こうして旧世界でも、全ての物事は通常通りうまくいっていたと言えるだろう。

 

 ・・・ふう。ここまでかなり長くなってしまったので、残る1つの大陸、クールについては、次回にまわすことにしましょう。お楽しみに!!

 それでは『死神の首飾り』のスタートです!(^v^)ノ

 

 (タイタン世界のいろいろな地図を見たい方はこちらのサイトがオススメだよ!)

 

 

 

トレード要員にリストアップされちゃった --Talisman of Death--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 ブリッツ・・・ブリッツ・・・。起きろ、運命の戦士よ!

 

 ・・・ ・・・ ・・・ ブリッツは火吹山の山頂でぐっすり眠っていた。彼が目覚めることは決してない。君の冒険は終わった・・・って、おい!

 

 うるせえなあ!誰だ俺を起こすのは!!(>Д<)

 あら?どこだ、ここ???

 

 俺様はブリッツ。タイタン世界じゃあ名うての剣士で知られていて、チアンマイに城も持ってる。今回、氷指山脈にある雪の魔女の洞窟に忍び込んで、魔女を倒してお宝ゲットして突破したはいいが、魔女のデススペルの呪いにかかっちゃったんだよ。で、それを解くために<癒し手>の試練を受けている最中だったんだ(詳しくは『雪の魔女の洞窟』を読んでクレ)。

 そんで呪いを解く最終試練、火吹山の山頂で日の出を待っていたら、眠り草にやられちゃってぐっすり熟睡中・・・だったはずだ。

 

 ああそうか、だから今は夢の中なわけね。でもイヤにリアルな夢だな・・・

 

 ここは雲間にそびえる白い城のやぐらの上だ。緑のビロードの長椅子に俺は横たわっている。周りはまるで大海原のような青空。

 俺を起こしたのは、胸壁に止まっていた、つややかな金色の羽を持っている小鳥だった。小鳥は首をしゃんと立てて、転がすような澄んだ声で(人間の言葉で!)話しかけてくる。

 

小鳥「ようこそ、運命の戦士よ。おやおや、狼狽めさるな。あなたはまだ危険な目にあっているわけではないのですから」

ブリッツ「ええっと・・・ここは?俺は火吹山にいたんじゃ???」

小鳥「残念ながら、ここはあなたの住んでいるタイタン世界から、はるか遠く離れたところ。ここはオーブ(Orb)の世界。そしてあなたは今、神々の園にいるのです」

 

 (*´д`*)( *´д )(  *´)(  )(゚   )(Д゚  )( ゚Д゚ )ハァ?

 

 そうかついに雪の魔女の呪いは、俺の脳にまで回っちまったか・・・ガク(><)。

 だがそんなショボーンとしている俺をそのままにして、金色の小鳥はパタパタと螺旋階段の方に飛んでいってしまう。俺も慌ててその後を追いかけたら、そこは大きな部屋だった。「よくぞいらした」と俺を出迎えたのは2人の人物だ。

 1人は、様々な色が明滅するローブを身にまとった女性。だが、その顔はのっぺらぼうで、目がない!彼女は近寄ってくる。うえっ薄気味悪い。でも目を背けられない・・・あら?彼女の顔を覗き込むと、そこには俺が映っていた。大寺院の中で戦っている俺、壁に囲まれた街を脱出する俺、密林の中で悪魔に囲まれている俺・・・。首筋がゾクッとする。これは、来るべき冒険の予知イメージなのだと、本能で悟った。

 もう1人の人物は、老人から子供まで、様々な年齢に変身し続けてひとときも留まらない男だ。彼の声はソフトで年齢を感じさせない。

 

変転の神「我々があなたをこのオーブの世界に呼んだのは、この世界のバランスを転覆させようとする試みを、あなたに防いでもらいたいと考えたからじゃ。遠いところでこの世界のバランスが崩されようとしておる。あなたがそのバランスを回復する役目を担うのです」

 

 そ ん な こ と い き な り 言 わ れ て も 。 (´・ω・`)

 

変転の神「それはこの神々の園に住む我々ではできないこと。我々はオーブに混乱を招く敵と戦うことができないのじゃ」

 

 神 様 に で き な い な ら 、 俺 だ っ て ム リ っ ス 。 ((((;゚Д゚)))

 

変転の神「だから、人間を我々の道具として使うことにした。もちろんあなたがその使命に成功するかどうかはわからないのだが・・・」

 

 ね ぇ ち ょ っ と 、 聞 い て る ? (><)

 

 どうやら俺のあずかり知らぬところで事態は動いているらしい。

 俺の立っている床は、いつの間にやらオーブという世界の、精密な地図になっていた。いや、地図というより、よくできたミニチュアだ。畑を耕す農夫や、街道を歩いている行商人が見えるほどだ。尖塔を持った城、馬上にまたがる騎士に付き従う兵隊、殺し屋や盗賊が隠れる塔がいっぱい建っている奇妙な街・・・。

 のっぺらぼうの無眼の女神が、俺に近づく。そのローブの色は深海の群青色だ。そして俺の唇にそっと触れて、こう告げる。

 

無眼の女神「さあ、あなたをオーブ世界の地上に下ろすことにしよう。もしもあなたが死神の手に落ちてしまったら、我々としては助ける術はない。どうか、我々をがっかりさせないように」

ブリッツ「誰の手に落ちる、だって?」

変転の神「任務に失敗したら、タイタン世界には戻れない。つまり二度と目覚めることはない」

ブリッツ「ちょっと待て、これは俺の夢の中の話だろ??」

 

 キョトンとする神様2人。

 

無眼の女神「誰がそんなことを言った?」

変転の神「我々はこのたび、タイタンの神々と、英雄の無償交換トレードを結んだんだ」

ブリッツ「━━━━(TДT)━━━━!!

無眼の女神「そしてロガーンの推薦で、君はここに派遣された。我々は代わりにタイガー暗殺拳の使い手を送ってやった」

変転の神「多分やつの冒険は永遠に表に出ないだろうがな。なにしろ絶版本だからな」

 

 やめてくださいこれ以上はコアな方々しかついてこれないです。

 

変転の神&無眼の女神「とにかく、君はこのオーブの世界で、冒険するのだ!!」

ブリッツ「あーーーーれーーーーーー!!!!」

 

 次の瞬間、俺は地図の上に黒く口を開けた魔窟に、情け容赦なく突き落とされる。

 ちえっ、なんだよもー!ヽ(`Д´)ノ 自分の運命が弄ばれたことに怒りも覚える。しかし、まずはどんなことをしても、このオーブ世界で生き残らなければ!

 オーブの世界がどんどん近づいてきて、否応なく俺は巻き込まれて・・・

 

 意識を失った。(マジかよ!)

 

 

 

追い詰められた冒険者パーティ --Talisman of Death--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 ( ゚Д゚)ハッ!ここはどこだ?

 

 ・・・どうやらさっきのは、イカレタ夢ってわけじゃあ、なさそうだ。

 目覚めた俺は、丸天井を持つ部屋の中にいた。この部屋には窓がひとつもない。だがこの冷んやりとした雰囲気は、俺も知っている。これだけはどこの世界でも変わらない。ここは地下室だ。それも地中のかなり奥にある、ダンジョンのまん真ん中だ・・・。

 はるか上の天井にたいまつが点いていて、鈍い光を照らしている。前方に大きな入口、後ろの方にはアーチ門が2つある。

 

 ピカッ!ぐわおおおお!ドンドコドンドコ・・・

 

 突然前方で閃光が走り、恐ろしい吠え声と戦太鼓の音が聞こえてきた!

 俺はビクッとするが、ベルトに剣を刺しているのを確認してホッとする。いざとなったらこれで戦うとして、これからどうしようか・・・弱っちゃったなあ。いきなりオーブの世界の危機とか言われてもよお、俺にどんなことができんだよお・・・(;´Д`)

 

 タタタタタタタッ・・・

 

 お?この近づいてくる足音は何だ?誰かが駆けてこっちに向かってくる。暗闇だからどんな奴かわからない。どうしよう?後ろのアーチ門から逃げようか?

 いや、逃げちゃダメだ!(うわなつかしのフレーズ)

 まずはここがどんな世界で、どんな危険があるか、誰かに教えてもらわなきゃ。一人ぼっちはイヤいやーん(>△<) というわけで用心のため剣は抜いておくが、俺はこの部屋で誰が来るのか待ちかまえることにする。

 ドキドキ・・・ドキドキ・・・ズズン!え、何、今の音???『見回すとアーチ門が2つとも、大きな石の扉で閉じられてしまっている。君はワナに嵌められたのだ』・・・って、ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!! 

 いきなり冒険の出だしから袋のネズミになった俺様。そんな途方に暮れたところに、前方の入口を通って、この部屋へやってきたのは・・・

 

 うーむ、なんかぞろぞろとやってきたぞ。

 鎖帷子をつけ、クロスボウを構えて部屋を鋭く見回す女戦士。

 ピカピカの銀の鎧に身を包み、光り輝く剣を握り締めた背の高い騎士。

 金色のローブを着込み、黄金の仮面をつけた魔法使い。

 鎧の上に赤い十字架をつけたコートを着込み、メイスをぶら下げた骨太の僧侶。

 こりゃああれだ。典型的な冒険者パーティのお出ましってやつだ。いいなあ仲間がいてよお。俺はこの世界に一人ぼっちでクスン(つд・)

 てなわけで俺も仲間に入れてもらおうと、先頭の女戦士に近寄る。やあ、俺はブリッツ。けっこう役に立つ剣士だぜ。だからアンタタチといっしょに冒険してあげても、よ、よろしくってよ!(←何そのツンデレ口調)

 そのとき、さっき聞いた咆哮が前方の入口から響いてくる!4人はビクッとして後ろを振り返った。うーんそうか、彼らは怪物どもの軍団に追っかけられて、ここまで逃げてきたっぽいぞ。

 

僧侶「くそ、ここで行き止まりか!」

騎士「もうすぐあいつらに追いつかれてしまうぞ!」

魔法使い(俺に気づいて)「ん、誰だ、お前は!」

ブリッツ「よ、よお、なんだかタイヘンみたいね・・・」( ;´・ω・`)

女戦士「お前は何者だ?この邪悪なものたちでいっぱいの魔窟で、いったい何をしている?」

 

 そ れ は 俺 が 聞 き た い 。 (苦笑)

 

 ええっとですね。俺はブリッツといって、異世界からやってきた剣士なんです。タイタン世界とオーブ世界の間で神様同志が英雄の交換トレードを結んでですね、それで俺は強制ワープしてここに来ちゃったのですが、って、こんなこと言っても信じる奴がいたら、俺はそいつを尊敬しちゃうよ。は、ははは・・・

 女戦士は俺の話を聞いてポカーンとしている。4人全員が信じられない表情をしていた。そりゃそうだ。だが、ここで僧侶は何やらむにゃむにゃと神聖呪文を呟く。どうやら俺が嘘を言ってるかどうか、見破ろうとしているのだ・・・そして彼の結論は・・・

 

僧侶「これは真実の話じゃよ。心の底から本当のことを話しておる!」

魔法使い「ならば我々はどうすればいい?出口はふさがれてしまったし、今の私の力では、念力で外に連れ出せるのはたった一人だけだ」

騎士「おそらく、この戦士は、我々の使命を全うさせるために神々が遣わした者なのでは?」

女戦士「そんな都合のいい話があるもんか!これは敵のワナ・・・!?」

 

 ここでまた唸り声と太鼓の音。どんどん近くなってくる!

 この冒険者は善のパーティらしい。何か手助けした方がいいのかな・・・。4人は早口で何やかやと、俺の処遇について議論している。あのさあ、どっちにせよ、早く何かした方がいいよ。見たとおり、この部屋って寸詰まりの袋小路だしい(A )

 

女戦士「・・・反対!!」

僧侶「わしは自分の呪文の効果を信じる。賛成」

魔法使い「どうせこのままでは、我々の任務は失敗だ。最後の賭けに出よう。賛成。」

騎士「私もオーブの神を信じる。賛成。・・・13だ」

女戦士「オーライ、わかった、わかったわよ!」

 

 女戦士は両手を上げてあきらめる。どうやら結論は出たらしい。

 僧侶が俺に近づいてくる。そして物語を語り始めた。かすかな希望、そして最後の望みであるこの俺様に、ゆっくりと、諭すように。

 

 「昔々のことだ。“ルーンの都”で死神の使徒たちが、ひとつの首飾りを作った・・・」

 

 

 

死神の首飾りを託される --Talisman of Death--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 こうして、僧侶は恐るべきアーティファクト「死神の首飾り」(Talisman of Deathの物語を話し始める。俺はただ、その声音に耳を傾けるだけだった・・・ゴクリ・・・( ゚д゚)

 

◎“ルーンの都”で死神の使徒が作った「死神の首飾り」、それはいつの日か死神をこのオーブに招き寄せる道具である。そして、そのときが近づいている。

死神が来臨したら、あらゆる生命が死に絶える。ただ死神の使徒だけが、アンデッドとなって存在を許される。

◎オーブの世界は全てが死者の灰色の影に呑み込まれ、自然界のバランスも永遠に崩されたものになってしまうだろう。

◎だがここで、神聖なる一団のシラカブの賢者たちが、この事態を防ごうと努力した。死神の首飾りを使徒たちから奪取すべく「十字軍」を編成したのだ。

◎使徒たちの首領“姿なき王”は、この魔窟の奥深くに死神の首飾りを隠していたのだが、そこに我々は入り込み、奪い取ることに成功した。

◎しかしその十字軍も今や、我々4人が生き残っているのみ・・・

 

 僧侶はここまで一気に話すと、コートの下から首飾りを取り出す。ルビーに髑髏を彫りこんだ黒曜石の飾りがつけられている。そう、これが死神の首飾りだ。僧侶は俺にそれを手渡した。

 

僧侶「君にこれを渡そう。オーブの民、みなに代わってお願いする。この首飾りを持って君の使命を果たしてくれたまえ。これを壊すことは不可能だ。しかし、君が自分の世界にこれを持ち帰れば、もはや死神の威力がこのオーブの世界に届くことはなくなるだろう」

 

 なるほど、そういうことか!

 よーくわかったよ。つまり俺が元のタイタン世界に戻るときに、こいつも持ってっちゃえばいいんだ。そうすればオーブの世界は安泰になる。だって死神はオーブ世界の神様だから、呼び出す道具をオーブから違うところへ持ってっちゃえば、どーやったって、ちょっかい出せない!

 そのために俺が異世界から呼ばれたんだ!!

 あったまいいーなあ。オーブの神様ってのは。あ、だから神様なのか。

 よーし!お安いご用さ。このブリッツ、立派に死神の一味から逃げ切って、この首飾りをタイタンに持って帰っちゃおうじゃないのっ!!(^v^)

 俺は覚悟を決め、首飾りを受け取る。首にかけるとそれは冷たく、そして重く感じられた。

 あ、でも・・・

 

ブリッツ「俺たちここから出られないじゃん(´・ω・`)ショボーン」

魔法使い「それは大丈夫。私が今、君に魔法をかけてやろう。地上に出るためのテレポートの呪文だ」

僧侶「地上に出たら、西に向かい、学問の都“荒れ野のグレイギルド”まで行きなさい。その都で、君は自分の世界に戻る道を見つけることができるはずだ」

ブリッツ「そりゃありがたい!じゃあ、あんたらもいっしょに・・・」

 

 魔法使いは悲しそうに首を振った。もうこの魔法は、あと1回、1人分しか運べない。え、ということは、あんたらはどうなるのさ。ま、まさかそんな!

 

ブリッツ「俺だけ助かって、あんたらはここで玉砕かよ!」

騎士「それも、また、よし!」

ブリッツ「おいおいおい、なんとかできねえのか。そうだ、俺も戦って血路を開くとか・・・!」

女戦士「無理よ!簡単に言わないで!ここまで何人死んだと思ってるの!!」

ブリッツ「くっ・・・やってみなきゃあ、わからねえじゃんよぉ!」ヽ(`Д´)

 

 ぐうぇあーーーー、ぐおおおお!ドンドコドンドコ!!いよいよ間近に迫ってきた闇の軍勢。涎の滴る音までハッキリ聞こえそうだ。少なくとも敵は100・・・いや、200はいる。対してこっちは4人。俺を入れても5人。

 あ、こりゃあマジで死ぬわ。(TT)

 でもでも、だけどだけど、俺だけ生き残るってのも・・・。

 なおも躊躇している俺に向かって「我々を決して失望させないでくれたまえ。さあ、この金貨もとっておけ。きっと役に立つことだろう」と、晴れやかな表情で僧侶が告げた。

 そして、俺は彼から金貨10枚の入った袋を受け取る。所在なげにうろうろと4人を見渡すが「頼んだぞブリッツ!」とみんな笑っていた。あの無愛想な女戦士までも微笑んでいる。オーブの世界の平穏を守る礎になることに、満足して死ぬ覚悟だ。

 こうして彼らは俺に最後の希望を託した。そして俺のやることはひとつ。

 生き残ること。そして死神の首飾りとともに元の世界へ戻ること。

 そう、俺はここで死ぬわけにはいかない。わかったよ!へっ、世界を救うなんてでっかい仕事に比べたら、金貨10枚なんて安い依頼金だなあ。だけどやってやるさ!!

 

 魔法使いがテレポートの呪文を唱え始める。

 だがそのとき・・・とうとう・・・ついに・・・

 恐ろしい怪物たちの一団が、この部屋に押し寄せてきた。ダークエルフとケーブトロールどもだ!!

 

女戦士「来たぞ!」

騎士「うりゃああああああ!」

僧侶「神の栄光あれ!!」

 

 冒険者たちは圧倒的な闇の軍勢へ果敢に立ち向かう。しかし俺は何もできず見守るだけ。魔法使いがテレポートの呪文を唱え終わるのを待っているだけだ。くそっ!

 それでもさすがは歴戦の十字軍。チームワークはなかなかなもんだ。騎士が光り輝く剣を振り回し、ケーブトロールを2体まとめてぶった切る。女戦士もクロスボウを連射してダークエルフを次々と仕留めていく。僧侶が献身的に治癒呪文で彼らの怪我をリカバリーする。おお、なかなかやるじゃん!これならなんとかなりそうかも。がんばれみんな!!( ´∀`)

 しかし・・・

 ひしめくダークエルフとケーブトロールのいちばん奥に・・・

 巨大な黒い影がある。それはボーッと大きく広がっている。そして、その影は巨大な悪魔の形となって高らかに吠え猛った!言葉にできないほどの一喝で空気がビリビリと震え、恐怖で俺らは凍りつく!!!

 僧侶が、ぽとりと、メイスを落とし、ただひとこと呟いた。

 

僧侶「すがた・・・なき・・・おう・・・」

 

 次の瞬間、ダークエルフの魔法の稲妻が女戦士の胸を刺し貫いた。

 56体群がったケーブトロールが騎士を鎧ごと引き裂いた。

 巨大な悪魔の影の両拳が僧侶の頭をつかまえて、ぐしゃっと粉砕した。

 魔法使いが呪文を唱え終わった。彼は体力を使い果たして昏倒した。

 

 そして俺は、地上にテレポートされた。

 

 

 

オーク&ダークエルフ軍団に取り囲まれる --Talisman of Death--

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 うわ、まぶしいっ!(>Д<)

 次の瞬間。俺は目もくらむような陽射しの中にいた。俺が立っているところは、巨大な大地の割れ目の口のところだ。これが十字軍の戦士たちが言っていた魔窟の入口なんだろう。ここまでテレポートで飛ばしてくれたのだ。自らの命と引き換えに・・・。

 俺は首にかけた死神の首飾りを手でなぞる。世界を破壊する凶悪なアーティファクト。これを守るために彼らは・・・・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン

 お前たちの犠牲、決して忘れないからな!!

 

 さあ心を切り替えろ。急いでここを離れよう。うだうだしていると敵の邪悪な軍勢がやって来ちまうぞ。ええっと、僧侶の話だと、地上に出たら西に向かって学問の都グレイギルドに行けばいいんだよな。

 俺は太陽の位置を確かめて、西の方角を向く。そっちはところどころに樹木が生え、密林のある緑の丘が広がっている。ルートは2つだ。あの森の中に入るか、それとも森を迂回して、開けた平野をまっすぐ進むか・・・うーん・・・

 森の中は厄い魔物が出てきそうだなあ。それに比べて見通しのよい平野なら、敵が接近してきてもすぐわかりそうだ。よっしゃ、平野を進もう。もちろん用心しながらね。

 

 というわけで俺は岩肌が露出した荒野を横切ることにする。しばらくすると・・・あう!(゚Д゚ )

 邪悪の軍勢が俺の方に向かってくるのがわかった。

 しかも2方向から包囲されている!

 南から来るのは、唸り声を上げて飛び跳ねているオーク軍団。全部で20人。みんな三日月刀を振り回して、鎖帷子には紫色の爪が紋章として描かれている。

 北から来るのはダークエルフ軍。オークより数は少ないものの、身のこなしはしなやかで、鋲で飾られた鎧を着込み、鈍く輝く黒い長剣を持っている。どっちもまだ遠くにいるが、ものすごいスピードで俺に迫ってくる!!

 しくった!森のほうに行けばよかった!あっちなら余裕で身を隠せたんだ。まあ今から後悔してもしゃあない。どっちと戦うか、俺は急いでシミュレーションする・・・かちかち・・・ちーん!

 

◇オークに立ち向かう→120じゃかなわない→八つ裂き→DEAD END 

◇ダークエルフに立ち向かう→魔法の稲妻でバキューン→なんじゃこりゃあ!→DEAD END

 

 どっちもだめじゃん(泣)。

 いや、ひとつ手はある!ここは死神の首飾りを守り抜くのが第一だ。十字軍の冒険者たちの犠牲を無駄にするわけにはいかない!この俺様の最終必殺技だ!!

 にーげーーろおーーーー!!!!≡≡(;´Д`)

 

 ぜえぜえ、はあはあ・・・

 丘の頂に着いた。見下ろすと、両方の一団は南北からほぼ同じくらいの距離で俺に接近してくる。ああっ、挟み討ちだああーーー(TДT)

 南側の斜面にオーク(うひゃっほうひゃっほう!)、北側の斜面からダークエルフ(しゅたたたたた!)。さあどうするんだブリッツ。丘の頂上で隠れるところなんかねえぞ!

 うー・・・うー・・・(><)

 

 こ う な り ゃ や け だ 。 突撃ィー!!ヽ(`Д´)

 

 俺は剣を振りかざして南の斜面を駆け下りる。まだダークエルフより、オークのほうが戦いやすいと思ったからだ。奴らオツムのデキは悪いからな。

 うりゃああーー十字軍に栄光あれエエエーーーー!

 まさか獲物がぶち切れてバンザイ突撃するなんて思ってなかったんだろう。俺の予想外の抵抗にオークどもはわたわたしている。スキあり!俺は手近にいた3体のオークから片付けることにする。1体ずつ順番に戦え!

 

【オーク1 技術点5 体力点6

【オーク2 技術点5 体力点4

【オーク3 技術点7 体力点7

1R (オーク1/7)(ブリッツ/17) オーク1/体力点-2

2R (オーク1/12)(ブリッツ/18) オーク1/体力点-2

3R (オーク1/11)(ブリッツ/15) オーク1/体力点-2 ←Kill!!

4R (オーク2/11)(ブリッツ/16) オーク2/体力点-2

5R (オーク2/12)(ブリッツ/18) オーク2/体力点-2 ←Kill!!

6R (オーク3/15)(ブリッツ/18) オーク3/体力点-2

7R (オーク3/13)(ブリッツ/16) オーク3/体力点-2

8R (オーク3/16)(ブリッツ/16) Draw

 む?3人目は意外と手強いな。ひょっとして?

9R (オーク3/11)(ブリッツ/16) オーク3/体力点-2

 やっぱりそうか!こいつ、オーク軍団のボスだ。

10R (オーク3/17)(ブリッツ/14) ブリッツ/体力点-2

 いってえ!もう怒ったぞーーーーゥ!!

11R (オーク3/10)(ブリッツ/22) オーク3/体力点-2 ←OverKill!!

 どりゃああああ!!(゚Д゚#)

 

 どうやらオーク3は軍団を指揮する首領格だったらしい。ずんばらりっと俺がそいつを斬り伏せると、残りは烏合の衆で士気崩壊だ。「うきょー、うきょー!!」と、尻尾を巻いて逃げ出した!

 よし、このすきに!

 俺は駆け下りた南側の斜面から、丘の麓をぐるっとまわる。するとシダの密生する谷間が広がっていた。

 うん、ここにとりあえず身を隠して、ダークエルフの奴らをマクことにしよう。

 

 かさこそかさこそ・・・

 

 

 

ダークエルフ包囲網を突破セヨ --Talisman of Death--

 

【技術点11/11 体力点18/20 運点13/13

 

 やがて谷底に辿り着いた俺は、湧き水がぶくぶくと泡立っている池を見つけた。

 ふう、ここまで駆け通しだったから、喉がカラカラだ。周りに敵がいないのを確認してから、俺はそろそろと池に寄って水を飲むことにする。

 よいしょっと。ちょっとだけ腰を落ち着けるとするか。

 ここは、こぶのついた柳の枝が水面にしだれ落ちている場所で・・・ふああ・・・(_ _).ZZZ・・・ってちょっと待て、何でこんなトコでイキナリ眠くなってんだ???

 ここで運試し。まあ、運点13だから自動的に吉だわな。見上げると、柳の幹から大きな緑色の目玉2つ、俺をじっと見つめていた!

 この柳の木、実はとんでもねえ怪物だった!俺を襲った奇妙な眠気は、こいつが発していた睡眠ガスだったのだ。俺が恐怖からじりじりと後ずさると、この不吉なお化け柳は、自分の枝を伸ばして打ち据えてくる!!

 うわお。さすがにデカイ樹木だ。技術点はたいしたことないが体力点高いなあ・・・めんどくせえ戦闘になりそうだ・・・┐(´д`)

 

【お化け柳 技術点8 体力点20

1R (お化け柳/16)(ブリッツ/20) お化け柳/体力点-2

2R (お化け柳/17)(ブリッツ/20) お化け柳/体力点-2

3R (お化け柳/12)(ブリッツ/18) お化け柳/体力点-2

4R (お化け柳/17)(ブリッツ/16) ブリッツ/体力点-2

5R (お化け柳/19)(ブリッツ/20) お化け柳/体力点-2

 

 奴の枝を4本ほどバッサバッサと叩き折ったところで戦闘は終了。お化け柳はヴォ~と低いうめき声を上げ、攻撃をやめて枝を引っ込めた。

 この隙に俺はさっさと引き上げようとするが、やっぱ喉は渇いたままだったし、最後に池の水を一口だけ・・・あら?あらら?なんかさっきより美味しくなってない???∑(・∀・)

 そう、俺が伐採した枝が池に落ちて、水に樹液がブレンドされていたんだ。そしてお化け柳の樹液には傷を治す力があったのだ。おおー!

 そうとわかればやることはひとつだ。俺は急いで切り倒した枝から奴の樹液を集め、即席の体力回復薬を作る。これを使うと、1回に限り体力点+4できるのだ。タダじゃ転ばぬのが一流の冒険者ってもんさ!!(^v^)

 さてさて、樹液は十分集まったな。それではお化け柳の谷を去ろう。俺は谷間をぬって流れている小川に沿って西に向かう。もうダークエルフどもはいなくなったかな・・・?

 

 まだうじゃうじゃいたりしてヽ(´Д`)ノアゥア

 

 黒い鎧に身を固め、おっそろしい形相のダークエルフどもは、さっそく俺の臭いを嗅ぎ分けた。そして俺のいる方向を捕捉したら、まるで飢狼のように無駄のない身の動きでこっちにシュタタタタ!と向かってくる。

 あー、しつこい!!(>△<)

 俺は川沿いを急いで走って逃げ出すが、奴らは野外追跡に長けた天性のレンジャーだ。やがては追いつかれてしまうだろう。さあ、どうする、どうするよ・・・?

 

 (1)川の土手に沿って走る。

 (2)川に飛び込み、数メートル水の中を走り、対岸の土手に上がる。

 (3)やぶの茂みに隠れる。

 

 まったく、ダークエルフのあのしつこさ、うちんとこの居候の野生娘アンセリカを思い出すなぁ。ブリッツ・キャッスルで「つれてけー!」と騒ぐあいつから逃げて、村の酒場に出かけるときは、いつもどうしてたっけ?ええっと、彼女に臭いを嗅がれないように行方をくらますときは・・・そうだ!こうしてたぞ!!( ´∀`)

 俺は(2)を選び川の中にざぶーん!と飛び込んだ。そしてじゃばじゃばと川の流れに沿って100mほど進み、もういいだろうってところで対岸に上がる。そう、水の中に入ることで臭いを断ち切ったのだ。案の定ダークエルフどもは、もうこれ以上俺を追跡できない。うろうろと後ろの荒野で右往左往しているようだ。

 へへへ、ザマあみろ!俺の逃走能力は極限まで鍛え抜かれてるのさっ!!(←あんまりイバることではない)

 

 ・・・ ・・・ ・・・ふう。

 走った走った。もう足がクタクタだ。

 だけど、これでどうやらダークエルフ包囲網は突破できたかな?さあ早いとこグレイギルドっていう街に入らなきゃ。

 俺は荒れた草原を突っ切って、再び西に向かっていくのだった。

 

 

 

女騎馬武者隊に捕らえられる --Talisman of Death--

 

【技術点11/11 体力点16/20 運点12/13

 

 荒野を西に進む俺は・・・ため息をついた。はう。ついてないな。

 別のダークエルフの一団が急いで俺に向かってくる。完全戦闘モードだ。このだだっ広い野外では、身を隠すものなど何もない。重い足を引きずりつつ迎え撃とうと剣を抜くが・・・あふう。疲れがひどい。体力点-2だ。

 絶体絶命の俺様。このルートは全くどーにもならねえな。うーむ、いちばん最初に森を抜けるルートなら良かったのか。でも今さらアフターフェスティバルだぁぁぁぁ(*`Д´)

 ところが・・・俺の後ろのほうから・・・

 

 ドドドッ  ドドドッ  ドドドッ  

 

 何だこの音?あっわかった。馬の蹄の音が風に乗って轟いているんだ。

 振り返ると、そこには20騎ほどの騎馬武者がいた!それも全員女だ!!おおっ!ワルキューレみたい。カッコイーぜ!!(゚∀゚ )三 三( ゚∀゚)

 女武者たちが凛々しく荒野を疾駆してくるのを見て、ダークエルフたちは撤退した。かなり彼女たちを怖れているみたいだ。あるいは無駄な戦闘をしたくなかったのかな?

 まあとにかく、助かっター(つ´∀`)

 

 俺は騎馬武者が近づいてくるのを待ち受ける。

 彼女たちは飾り鋲付きの皮鎧で武装しており、俺の周りに円陣を作るように馬を寄せてきた。

 あらっ包囲されちった。みんなの表情は陰気であまり友好的じゃない様子。な、なんか、ヤバめかな。「やあ、助けてくれてありがたう( ゚д゚)ノ」と、とりあえずあいさつ。

 だが彼女たちはノーリアクション・・・あうう、沈黙が痛い・・・いや、隊長らしい女兵士が馬を下りて、スタスタとこっちにやってくると、厳しい口調で詰問してきた。「この荒野の片隅で、たった一人で何をしている!?」だってさ。

 さてどう答えようか???

 彼女たちの厳しい目つきを見ていると、真っ正直に冒険の使命を話しても信じてもらえなさそうだ。俺は別の世界からやって来た正義の味方ブリッツ様だい!なんてのもなおさら。

 うーん、ここは、オーブ世界の人間の振りをしといたほうがいいかもな。死神の首飾りのことは、今はまだ隠しておこう。というわけで俺は背筋を曲げ、卑屈な目つきで臆病な商人に成りすます。お得意の口八丁で切り抜けろっ!

 

ブリッツ「わわわ、私は隊商のオーワ・レテルンダーでございますですハイ・・・」

女隊長「ほう?レテルンダー商会とな?」

ブリッツ「ハイさようで。私どもの隊商はダークエルフどもに襲われて全滅してしまいました!あっしは最後の生き残りだったんでゲス。アーくやしい!でもあなた方が来てくれたおかげで助かったぁフハア(*´д`*)

女隊長「おべんちゃらはいい!(ぴしっ!)」

ブリッツ「はう!しゅいませーん」

女隊長「して、お前の隊商はどこから来たのだ?」

 

 いいっ!(。A 。 )

 そ、そんな質問、予想外っスよ。オーブに来てからまだ数時間の俺様が、どれほどの地名を知っているというのか!いや知らない!(←反語表現)

 あーうー、しどろもどろになる俺様。ずいっと女隊長が近寄ってくる。残りの騎馬武者は槍の穂先をまっすぐ俺に向けて警戒を解かない。やっべーな、こりゃ・・・

 

女隊長「どうしたレテルンダー?何で黙っている???」

ブリッツ「ええっと、待ってくださいねー、通行手形によると・・・どこから来たかというと・・・」

女隊長「もういい!言わんでもわかっている。たぶんお主は“予知の塔の町”から来たケチな行商人だ。いやはや、助けるだけ無駄足だったわ!」

ブリッツ「そ、そうです。おいらがやって来たのは“予知の塔の町”からです!イヤー立派だったな予知の塔は。あははは!!」

女隊長「 そ ん な こ と あ る は ず が な い だ ろ う 」

 

 女隊長は目をキラーンと光らせ、ニヤリと薄笑いを浮かべる。

 しまった!ハメラレタ━━━(;´Д`);´Д`);´Д`);´Д`);´Д`)━━━━!!!

 

女隊長「予知の塔の町はグレイギルドの西にある。方角からすると、お前はそこから来たのではなく、そこへ向かっているのだ」

ブリッツ「 ・・・ ・・・ ・・・ (;´Д`)

女隊長「怪しい奴め、お前を逮捕する!」

 

 相手が騎馬武者20人では分が悪すぎる。抵抗してもムダか。というわけで俺は逮捕されてしまいました(´・ω・`)ショボーン

 俺は女騎馬武者たちに取り囲まれて武装解除された。ここで剣を奪われてしまい技術点-2だ。あーう!命より大切な、ぎ、ぎじゅつてんがぁ~~~(大号泣)

 そしてロープで後ろ手に縛られ「そこにいるエルビラの後ろに乗れ」と、否応もなく若い娘の騎馬武者の後ろに座らされる。エルビラとかいう娘は、俺を自分の馬に乗せるのが見るからに迷惑そうだ。

 

エルビラ「ば、ばか、そんなくっつかないでよ!(赤面)」

ブリッツ「しょうがねーだろ!身動きとれねえんだから!・・・しょっと」(彼女の尻を触っちまった)

エルビラ「きゃあっ!この、スケベ!!(ばち~ん!)」

ブリッツ「いってええ!座り直しただけだろぉ!!」

エルビラ「殺されたいの?乗せてあげるだけで感謝なさい!フーンだ!」

 

 なんて萌えツンデレ系ラブコメちっくなシチュエーションが起こるはずもなく(笑)、俺を捕らえた騎馬武者の一団は黙りこくったまま、寂しい荒野をひたすら西に進む。これが現実。ううう、お尻痛いよう。腹減ったよう。

 日が暮れるまで馬に乗り続ると、やがて街を囲む大きな壁が見えてきた。そして警戒厳重な巨大なアーチに近づくと。そこで俺は馬から下ろされるのだった。

 

ブリッツ「なあ、ここはいったいどこの街ですかい?」

女隊長(阿呆を見るような冷たい目で)「学問の都グレイギルドも知らんのか?」

ブリッツ「え!マジ?」∑(・∀・)

女隊長「我々はお前をホーカナ様のところへ連れて行く。ホーカナ様はお前にいくつか質問をなさるだろう・・・」

 

 俺は労せずして、いつの間にか目的地に着いちゃったわけだ。

 虜囚の身の上だがな・・・イイ(・∀・д・)クナイ! 

 

 

 

死神の首飾りを奪われた! --Talisman of Death--

 

【技術点9/11 体力点14/20 運点12/13

 

 「きりきりと歩けい!」ってなカンジで、俺は後ろ手に縛られたままグレイギルドの街に入る。ここはムーアゲートという大通りで、建物は大きく、明るい灰色の石造りで荘厳だ。書物や巻物を抱え、空色のトーガを着た賢者や教師たちが、俺を珍しそうにジロジロと眺めてやがる。

 さんざん引きずりまわされた後に、今度はストアストリートという区画を歩かされる。ここは市場みたいだな・・・それからガードストリートに入り、右に折れ、灰色のずんぐりした建物のところで一行は停止した。

 どうやら女騎馬武者たちの監視所らしい。俺は背中をドスンと押され、中に入らされた。

 

 そこにいたのは、背が高い黒髪の女だ。黒の外套を着ているが、その裾の間から長剣の柄が覗いている。彼女が身につけている装身具はどれも高価そうなもので、どうやらたいへんな権力を持っているようだ・・・。

 彼女はつかつかと俺に近寄り、自己紹介する。

 

ホーカナ「わらわがホーカナじゃ。フェル=キリンラ寺院の最高位の巫女。そしてこの者ら偵察隊の長官であるぞ。お前はとても奇妙な芝居をしていたようだな?」

ブリッツ「は、はあ・・・」

 

 くそっ。やっぱりオーワ・レテルンダーという偽名はバレバレだったか。(><)

 このホーカナとかいう高飛車な中年女が、まだ自分の味方なのか敵なのかわからない。だが冒険者のカンが俺に告げる。直感した。

 この女、なんか、ヤバイ(A ) 

 俺は無意識のまま、胸にかけてあった死神の首飾りをぎゅうっと握りしめた。だがその微妙な仕草を、ホーカナは見逃さなかった!

 彼女はコクリとうなずく。するとそれを合図に、周りにいた女兵士たちが俺の手足をいきなり押えつけた。あ、ばか!やめろお!!Σ(´Д`lll)

 

 ぶちぶちっ☆ 死神の首飾りが引きちぎられる!

 

 そして死神の首飾りは、女兵士からうやうやしく彼女の元へ捧げられた。それを手にしたホーカナは、はじめはハッとする。それから・・・黒曜石に彫り込まれた髑髏をゆっくりと指でなでつつ・・・「ほ、ほほっ、おーっほほほほほほほ!!!」甲高い笑い声を上げた!

 

ブリッツ「返せ!それは俺のものだ!!」

ホーカナ「ほほう、ならばこれがどういうものか、ご存知か?」

ブリッツ「う!ぐっ・・・(言葉に詰まる)」

ホーカナ「言わなくともよい。わらわは知っておる。完全に!」

 

 俺は背筋に冷や汗が走った。

 ホーカナは、死神の首飾りが何を意味するのか、どんな役割を果たすのか、完全にわかっている!

 破滅の予感で口の中がカラカラになる。俺はかすれた声で、ゆっくりと彼女に尋ねた。

 

ブリッツ「だったら“それ”を、どうするつもりだ?」

ホーカナ「お前に答える筋合いはなかろう・・・くふふ・・・」

 

 女兵士たちに押えつけられながらも、ぐっと彼女をにらむ俺様。その視線を巫女のホーカナは蛇のように詰めたい目でにらみ返す。中心点に火花が散り、ヒリヒリするような緊迫した空気が監視所の中を支配する・・・

 だが、先に緊張を解いたのはホーカナの方だった。「こんな小物は相手してられぬ」といった風情で、くるっと背中を向ける。

 

ホーカナ「さて、わらわはこれから寺院に行くことにする。この愚か者は外に放り出してしまえ」

女兵士たち「かしこまりました。偉大なるホーカナ様!」

ブリッツ「愚か者じゃねえ、俺様の名はブリッツだ!タイタン世界からやってきた剣士だぞお!覚えときやがれ(゚Д゚#)ゴルァ」

女兵士たち「ホーカナ様の御言葉は絶対なり!」(ぐわし!と押えつける)

ブリッツ「あ・・・ばか・・・クソっ、放せ、放せよおお!!」(ずるずると引きずられる)

ホーカナ「ほーっほほほほほ!愚かなブリッツとやら、礼を言うぞ!この死神の首飾りをよくぞ持ってきてくれた。わらわの元に!!」

 

 ホーカナの嘲笑を浴びつつ、俺は女兵士どもに担がれて彼女の前から退けられる。じたばたするが剣も無くしているのでどうしようもない。えーいチクショウ!

 ・・・こうして俺は彼女たちに引きずられるまま、監視所から叩き出された。べちゃっ。俺の身体は地べたに転がされ、監視所の扉がバターンと閉められる。

 

 俺は死神の首飾りをなくしてしまった!

 

 どうすりゃいい?

 

 この異世界の街で、俺は味方もなく、武器もなく、一人ぼっちであまりにも無力だ。

 

 どうすりゃいいんだよ・・・。

 

 次に何をすればいいかわからず、途方に暮れたまま、俺はグレイギルドの街路をフラフラと歩き出すのだった。やっべえ。最悪の事態かも・・・(゚д゚lll

 

 

 

邪悪軍団にマークされたブリッツ --Talisman of Death--

 

【技術点9/11 体力点14/20 運点12/13

 

 とりあえず落ち着こう。

 俺は空地に腰掛けて、ザックから食料を取り出して1つ食べる。ぱく。もぐもぐもぐ・・・体力点+4だ・・・。

 ふう。俺は一息ついて、考えをめぐらす。

 死神の首飾りを奪い取った巫女頭ホーカナが仕えている神は、フェル=キリンラとか言ってたな。俺はオーブ世界に全く詳しくないので、フェル=キリンラがどんな神様かわからない。願わくば死神に連なるイービルの神様じゃありませんように。そうすれば世界の破滅も免れるのだが。

 ・・・まずは武器だな。うん、そうだ。

 首飾りをホーカナから取り返すにせよ何にせよ、技術点9じゃあ、何にもデキねえ。というわけで俺は、それらしい名前のスミスストリート(鍛冶屋通り)に出てみることにした。

 

 キョロキョロ・・・あったー!(゜∀゜)

 ブリキ屋の隣に武器屋がある。そこでは筋骨たくましい男が汗だくで剣を鍛えていた。ここでの剣の値段は金貨7枚。よし、手が届く値段だ!!

 俺は手にとって振り回してみて、いちばんバランスのよい剣を選び、武器屋に代金を支払った。これで俺の技術点は+2だ。原点まで戻ったぞ!(^v^)

 ちょっと心強くなった俺。少しだけ気が軽くなり、口笛を吹きつつスミスストリートを歩き出す。せっかく異世界につれてこられたんだ。観光気分で歩くとするかな。グレイギルドの名物は・・・っと。

 

 ふと気づくと、スミスストリートの店並が途切れた寂しいところに来ていた。街路の片隅には頭巾を被った乞食がうずくまっている。

 俺はそいつと目を合わさないように通り過ぎようとする・・・だが、その乞食は、俺が通ったときにグワッと立ち上がった! 

 俺は反射的に飛びずさって剣を構える。奴の頭巾の中の顔は、どんなのかというと・・・いや、顔がない!真っ黒な中に、石炭が燃えているような光る目が2つあるだけだ!

 なんだこいつ・・・((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 そいつは俺に対して、しゅうしゅうと空気の漏れるような声でこう言ってきた。

 

亡霊「お前さんは死神から逃れられると思っているのかい?」

ブリッツ「あんた、死神の・・・?」

亡霊(こくんとうなずく)「さあ、首飾りをよこしなさい」

ブリッツ(肩をすくめる)「首飾りはねえよ。奪われたんだ。ホーカナとかいうおっかねえババアにな!」

亡霊「嘘をつけ!」

 

 亡霊は突然に爪で攻撃してきた。あう!手の甲を傷つけられた。不思議なことに冷たい痺れが広がっていく・・・ええっと文章によると『技術点1と体力点2を失う』だとお!くそ、エナジードレインかっ!せっかくさっき回復した技術点がぁ~(><)

 さあ、生き残るために、俺は死神の使徒と戦わなくちゃならねえ。こいつの能力値はそれほどでもないが、ダメージを体力点-2ではなく-3で与えてくる。油断するな!

 

【死神の使徒 技術点7 体力点7

1R (死神の使徒/16)(ブリッツ/20) 死神の使徒/体力点-2

2R (死神の使徒/18)(ブリッツ/21) 死神の使徒/体力点-2

3R (死神の使徒/13)(ブリッツ/13) Draw

 がきん!俺の熱い剣と奴の冷たい爪が交錯する。ぎりぎりっとつばぜり合いだ。

 ブリッツ「だから俺は持ってねえって言ってんだろう!」

 死神の使徒「そんなことは関係ない。お前が召喚されたことが問題なのだ!」

 ブリッツ「・・・っ!!」

4R (死神の使徒/10)(ブリッツ/20) 死神の使徒/体力点-2

5R (死神の使徒/12)(ブリッツ/15) 死神の使徒/体力点-2

 

 俺は何とか手傷を負わされないまま、こいつにとどめの一撃を浴びせる。だが・・・手ごたえがない・・・ひゅうううう・・・ふぁさっ。

 突然起きた強い風のほかは、灰色の外套が地面にくずれ落ちたのみだ。それ以外は物音ひとつせず、ただの街路に俺は突っ立っている。

 ふー(A )

 薄気味悪い遭遇に俺はため息をひとつつく。気持ち悪いなあ。どうやら俺は死神にマークされているらしいぞΣ(´ⅴ`lll) 死神をオーブ世界に呼び出す「死神の首飾り」はすでに俺の手元にはないってのに、これからもけっこう厄介なことになるらしいな。

 俺は奴の同類が他にいないか注意深く辺りを見回す。そして安全なのを確認してから、用心しつつ今度はシルバーストリートを歩いてみることにした。

 結局、市内観光なんてノンキなこと言ってられないらしいな。やれやれだ・・・ ┐(´д`)

 

 

 

宝石屋ツヨーイ(・∀・) --Talisman of Death--

 

【技術点10/11 体力点16/20 運点12/13

 

 ここは何も知らねえオーブ世界にあるグレイギルドの街だが、道歩く人を見ると治安はよっぽどいいな。ポート・ブラックサンド(『盗賊都市』参照)よりはよっぽどマシだ。

 なーんて思いながらシルバーストリートを歩いていく俺。だが、そこで・・・

 俺の冒険者として鍛えられた耳は、男たちのささやき合う声を捉えた。風のいたずらか、壊れた下水管を通って、あのボロ家から伝わってくるぞ。おれは聞き耳をそばだてる。

 

盗賊1「じゃあ、決行は今夜か?」

盗賊2「ああ!根こそぎ奪うぜ。あの宝石屋の売りもんを!!」

盗賊3「店主が抵抗したら殺してもかまわねえよな、な?」

盗賊ども「ぐーふーふーふーふー♪」

 

 たはは、やっぱり治安は良くなかったみたい。こういう奴らはどこにでもいるよな。 ┐(´ー`)

 チンケな盗賊の3人組が、この通りの曲がり角にある宝石店に押し込み強盗しようと相談中なのを、俺は聞いちゃったんだ。

 さて、どうしよっか?タダでさえ死神の使徒に俺は狙われているし、これ以上面倒ごとに関わるのもカンベンなんだが・・・でも、ここで犯罪を聞かなかった振りして宝石店を見殺しにするのも、ちょっと寝覚めが悪いよなあ。

 よし、知らせておくとするか(`・ω・´)シャキーン

 

 俺は先回りして宝石店に入る。

 そこでは、見るからに中年太りで片眼鏡をかけた宝石店の店主が、カウンターの後ろにある大金庫にカギをかけているところだった。俺を見ると愛想よく話しかけてくる。これからの修羅場など思いもよらずに・・・

 

店主「残念ですがねお客さん、あいにく今日は閉店ですわ!」

ブリッツ「いやあ、そうじゃなくて」

店主「じゃあ何です?逆に手持ちの宝石を買い取ってほしい、とか?」

ブリッツ「そうでもなくて・・・あんた、狙われてるぜ」

 

 一瞬にして店主の表情が険しくなる。そして、俺がそう言った瞬間だった。

 

盗賊ども「おとなしくしろお!金目の物、出しやがれええ!!」

 

 剣を振りかざしたさっきの盗賊3人組が、店に押し入ってきた!

 へっ、お早いお着きで!俺は舌打ちすると、カウンターを飛び越え、店主を守るポジションに立ちはだかる。だが、奴らの行動は連携がとれていた。イタチ顔をした盗賊の1が、俺の脇をすり抜けて店主に襲い掛かる!

 しまったっ!!(゚Д゚;)

 あれじゃあ間に合わない。店主が生き延びられるかどうかどうか気になるところだが、俺はまず、自分の正面にいるならず者2人と戦わなきゃならない。順番に相手しろっ!

 

【盗賊1 技術点6 体力点7

【盗賊2 技術点5 体力点6

1R (盗賊1/11)(ブリッツ/19) 盗賊1/体力点-2

 がきん、どかん!

2R (盗賊1/8)(ブリッツ/16) 盗賊1/体力点-2

 俺の背後で戦っている店主と、3人目の盗賊が気になる・・・

3R (盗賊1/12)(ブリッツ/13) 盗賊1/体力点-2

 店主、やられちゃうだろうなあ・・・

4R (盗賊1/14)(ブリッツ/1ゾロ) ブリッツ/体力点-3

 あて!そんなこと考えてたらファンブった!集中しなきゃ!!<