雪の魔女の洞窟

 

 

キャラクターコンバート&タイタンの神話(2) --Caverns of the Snow Witch-- 

 

 というわけで、そろそろ夏真っ盛りの8月に突入いたしますが、ブリッツ君の冒険は身も心も縮み上がる北の氷指山脈へ。『雪の魔女の洞窟』のスタートです!!

 

 まずはその前にキャラクターコンバート。

 能力値は原点までリセット。そして達成点を1点獲得し、これは原体力点の上昇に使う。結果、彼の能力値はこうなりました。あそうそう、前回の冒険でグロナールの祝福効果により原運点が上昇していますのでヨロシク。

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 体力点が20点到達!これでどうにかスタミナ面は解消できるので、これからは5回分の冒険を何とかこなし、原技術点の上昇に充てたいと思う。まあ、生き残ればの話だが・・・。

 そしてルールの確認。今回の著者はイアン・リビングストンで、彼らしいオーソドックスなFighting Fantasyスタイルに戻りました。体力点+4の食料はハウスルールにより5個。原点回復薬は体力点用の「力の薬」1服分持って行くことに。魔法はナシよ。

 所持金はどうなるかというと・・・サソリ沼で手に入れた宝の中で金になりそうなのは、スミレ石が金貨30枚、金の鎖が金貨10枚、クモの護符が金貨5枚、<友情><繁茂>の魔法石が各金貨5枚。こんな感じかな。しめて(金貨55枚)+(もともとあった金貨28枚)÷108.3初期所持金は金貨8からスタートだ!!

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

 さてそれでは、タイタン世界の紹介コーナー。創世記の続きだ。前回は6/26に掲載しているから、約1ヶ月ぶりだね。

 

 平安極まる「神の時代」にも、知らぬ間に恐怖が忍び寄っていた。それは言うまでもなく悪神の“死”と兄弟たちの悪企みだ。

 ある夜、“死”とその兄弟たちは、月の神を捕らえ、タイタンに上らぬようにした。おかげで地表は真っ暗闇。その闇に乗じて、彼らは盗んだ土塊から形成した“混沌の生き物”を世界に放ったんだ。クモの王アーハロゲン、トカゲのバジリスク、巨大海獣ビヒモス、ガーゴイル、さらにハシャクという神なんかは、自分が創った生き物であるオークを世界の影の部分に配置し、勝手に繁殖するようにしてしまった。

 そして夜が明けたときタイタンの神々は恐怖した。地表では自分たちの作った人間、エルフ、ドワーフ、その他の動物たちが、その怪物たちに大虐殺されていたのだ。

 ショックを受ける天の王宮。そこに間髪いれず“死”、“疫病”、“腐敗”、スラングやタニットやハシャクのような下位神、さらには様々なデミゴッドまで、醜悪で残忍な悪の神々がオールスターでやってきた。なぜか彼らは大きな袋を担いでおり、それはもごもごと動いている。

 “死”は慇懃無礼な挨拶を他の神々に行うと、袋の中を開けた。何と中に入っていたのは、策略の神ロガーンだったのだ。“死”は言った。

 

「この神は何とも間抜けな奴で、遠くの異界に首を突っ込んで、ちょっと変わったものに出会ったらしい。それは新しい神だ。諸君、私は君たちにこの新しい神、“時”を与えよう!!」

 

 そうしてもうひとつの袋を開けると、中から転がり出てきたのは、、最初は生まれたてのような子供、そのうち中年の荒れた皮膚になり、やがてしわだらけの老人の肌になり、絶えずおびえながら自分の姿を変転し続ける神様だった。これこそがタイタンに現れた新しい神の“時”だ。

 さらに“死”は神々を脅し続ける−−タイタンの地表全土を我のものにすることを認めよ。そうしないと、全宇宙に“時”を放ってしまうぞ。“時”の存在意義は新しいもののために、古いものを置き換えることだ。そうなったら、不死はもはや存在しなくなる。神々ですら私の力に屈する。つまり「死ぬ」ことができるようになる!−−と。

 もちろん、脅迫された神々の答えは「いやだ!そんなことはさせないぞ!」と誇り高く拒絶した。悪の神々は交渉が決裂すると荒々しく天の王宮を出て行った。かくして「最初の戦い」が始まることになった。

 

 「最初の戦い」の顛末は、伝説によるとこうだ。

 

 悪の神々は異界で作り出した“混沌の生き物”の軍勢を率いて、天の王宮に突撃した。しかし、天の王宮はもぬけの殻だった。相手の神々は来るべき戦いに備えてタイタンに下り、善の軍団を編成していたからだ。

 二つの軍勢はタイタンの地表、広い、とてつもなく広い草原で対峙することになった。

 悪の軍勢は、総大将の“死”、双子の兄弟の“疫病”“腐敗”、さらに蛇、狼、バジリスク、クモ、不定形のよくわからん怪物。空には堕落したコウモリやハゲタカの群れが飛び回っている。雑兵は武装したオークやトロール、ゴブリン。しんがりを勤めるのはシス、イシュトラ、マイユール、レレム、ヴラドナなどの「魔王子」だ。魔王子は戦いの切り札となる捕らえた“時”の周りをがっちりと固めていた。

 対する善の軍勢は、主神タイタン、スロッフ、スーク、ガラナ、その他偉大な神々。さらには人間、エルフ、ドワーフの兵士たち。ケンタウロス、ライオン、トラ、もう存在しない高貴な動物たち。

空にはホークロード率いる鷹の軍団が舞い、しんがりには太陽神グランタンカの僕で「竜王」を拝命した金竜キラニラックスだ。

 

 戦いは骸骨戦士の角笛で開始された。悪の軍団の奔流を善の軍団が押し返し、上空では魔法が炸裂する。両軍とも多大な死傷者を出しながら、何度も、何度も、両軍は激突した。

 そして、そのうち転回点が訪れた。“死”とその兄弟たちが力を合わせた悪の波動がスロッフを討ち、彼女の肌は哀れにも焼き焦げさせたのだ。

 それに対し善の軍団は報復した。彼女の姉のガラナ、竜王キラニラックス、グランタンカから発射された猛烈なる稲妻だ。善のパワーを秘めた稲妻はものすごい威力で、敵の軍勢をまっすぐ、まっ二つに切り裂いた。光の通った跡は一切合切、何もかもが蒸発してすべからく残らない。

 そしてその光線は悪の軍勢の最も奥まで届き、幽閉されていた“時”を直撃した!!!

 宇宙中に雷鳴が轟いた。その破壊の様に恐れおののいた悪の軍勢は士気が崩壊し、散り散りに列を乱して逃げ去ってしまった。善の軍勢は己の持つ最終兵器で勝利したのだ。

 しかし“時”もまた、ばらばらに吹き飛ばされた。タイタン中に撒き散らされた。こうしてタイタンの住む生き物全ては、「死ぬ」ことが義務づけられてしまったのだ。

 

 戦後処理として、大神タイタンに捕えらえた悪の神々は、虚空の異界へと追放された(最初彼は悪の神々を抹殺するつもりでいたが、「それでは“死”のやろうとしたことと同じである」とスロッフから助命嘆願されたことにより、追放刑に軽んじた)。

 それから善の神々は、自分たちの美しい創造物に「時間」というひどい苦痛と災いを与えたことを恥じながら、タイタンを去った。

 今や彼らは、毎晩天上からこの世界を見下ろしている。星座という姿で微動だにしないが、何とかこの世界を“時”の影響から守ろうとしている。彼らは神であるがゆえに不滅だが、定命の者たちは常に歳をとり、寿命にしたがって死ななければならない。ガラナやスロッフによって守られている種族のエルフとドワーフは、ロガーンの作り出した人間に比べて、その守護により少しの間は長く生きられる。でもやっぱりいつかは墓に入らなければならないのだ・・・

 

 というわけで今回はここまで。

 ブリッツくんが無事生還できたら、これに引き続いて、神々が去った後のタイタンの歴史を語ることにしよう。

 それでは氷雪たなぶく北の大地へ!!(^v^)ノ

 

 

 

前哨砦を襲った怪物 --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 俺は今、猛烈に後悔している。だって・・・

 めっさ寒いんだもーん━━━━(TДT)━━━━!!

 ここはお国を何百里、アランシア北部の氷指山脈近辺。隊商ビッグ・ジム・サン率いる6台の荷馬車とともに、のろのろと旅している途中だ。

 目的地は山脈の麓にある前哨砦。ビッグ・ジムの話では、そこには北辺に住む民が様々な値打ち物を持って取引に来るらしい。毛皮、マンモスの牙の彫刻、エトセトラ・・・

 ビッグ・ジムに付き合って、何でこんな雪の中を歩いているかっていうとだな。俺がトカゲ王の火山島で拾ってきた小娘アンセリカ(元タイガー・ガール)の生まれ故郷がここら辺で、名うての毛皮猟師が父親らしい、だったら感動の親子の対面を見るのもうれしいねえ、そこまで無事に送り返してやるよ。という理由だ。

 それから北の特産品と俺の領地で生えるアンセリカの実(『サソリ沼の迷路』参照)を交換して、貿易で一儲けするのも悪くはねえなあ、という理由もある。

 だけどおめー、その前に凍死しちまったら、何にもなんねえだろ!!ヽ(`Д´)ノウワァァァン

 

 俺 が 甘 か っ た 。

 氷指山脈が、これほどの寒さとは思わんかったよ。ぶるぶるぶる・・・。

 ところがアンセリカは、物心ついてから初めて故郷の氷雪を見たもんだから大はしゃぎだ。「あれなに?あれなに?」としょっちゅうビッグ・ジムを質問攻めにしては、閉口させている。なるほど奴隷商人によってここから連れ去られた時は、推定では3歳のときだったもんな。ここで目にするほとんどの物が初体験ってわけだ。

 対して俺と、飼猿のアブーは、毛皮を2枚重ねにしてもブルブルブル・・・ガチガチガチ・・・(><)

 

 俺たちは今、凍結湖の前で小休止している。果たしてこの湖に張った氷が、荷馬車の重さに耐えられるかどうか、ビッグ・ジムの仲間たちが慎重に測っているところだ。俺とアブーは相変わらず幌馬車の中で凍えている。ううっ、さみい・・・

 そこに幌をぶわっと開けて、アンセリカが入ってきた!

 

アンセリカ「ぶりつなさけない!ゆき、しろ、やま、こおり!!(喜んで駆け回る)」

ブリッツ「あーやかましい!閉めろそこ!風が入ってくんじゃねえか!!」

ビッグ・ジム「ほっほっほっ、元気のいい嬢ちゃんだのお♪」

 

 ビッグ・ジム・サンは、ふさふさとしたあごひげを生やした大男の老人だ。パイプをふかしながらのんびりしているように見えるが、よく光る青い目は絶えず地平線に走らせている。動くものがいないかどうか、キャラバンを襲う脅威がないかどうか、常に警戒しているのだ。

 この齢までこんな過酷な自然の中で商売やってきたわけだからな。俺なんかの青二才じゃ到底及ばないほどの雪国の知恵が詰まっている。

 そんな彼だから、北の空の向こうから微かに聞こえてきた音も、決して逃しはしない。

 

プァァァァ・・・プァァァァ・・・プァァァァ・・・

 

アンセリカ「びっぐじむ、あれなに?なんのおと?」

ブリッツ「狩りの角笛・・・みてえだな・・・?」

ビッグ・ジム「・・・(険しい目つきをしている)・・・」

ブリッツ「おいおい、なんかヤバイことか?」

ビッグ・ジム「前哨砦から聞こえたようだ。お前さん、行って見てくれ。厄介なことになるかもしれん。急いで戻るんだぞ」

 

 こうして俺は、ビッグ・ジムに言われたまま、先行偵察で前哨砦に向かった。そして数時間後、現地に着く。

 うわあ・・・全滅だあ・・・(;´Д`)

 雪は血に赤く染まり、木の小屋は全て叩き潰されている。男たちは身体をずたずたに引き裂かれて死んでおり、彼らの武器である斧を握るヒマもなかったのか、無造作に地面に落ちていた。

 犠牲者の中にアンセリカの父親くさい毛皮猟師はいないようだが・・・おわ、でっけえ足跡!!前哨砦を襲った怪物は、とにかく巨大だってことがよくわかった。

 俺は急いでビッグ・ジム・サンの元に引き返し、見てきたものを報告する。商いの相手を失ったビッグ・ジムは、前哨砦を過ぎてさらに奥地の交易所へキャラバンを向かわせることを、直ちに決断するのだった。

 だがそれは、怪物の脅威に怯えながら旅することも意味する・・・

 

 夜になった。今や誰もが神経質になり、円陣の中央に大きな火が焚かれ、外に動きをうかがう見張りが立てられる。だが、隊商の仲間たちの顔色は冴えない。士気は最悪だ。そのうちビッグ・ジムが俺様を呼んだ。

 

ビッグ・ジム「このままじゃあ商売上がったりだ。アンセリカちゃんを父親に遭わせる前に、わしらがまいっちまう。かといって売り物持って帰ったら、隊商仲間の恥さらしだ。お前さん、怪物を仕留めてくれないかね?」

ブリッツ「いいけど、俺の腕は高いぜ?」

ビッグ・ジム「いくらだ?」

ブリッツ「んーと、金貨50枚」

ビッグ・ジム「!!!ちょっと待て待て・・・」

ブリッツ「俺はこれでもファングの地下迷宮を突破したチャンピオンだぜ。寒さに震えているだけの世間知らずな貴族のお坊ちゃんとでも思ってたのかい?」

ビッグ・ジム「わかった、わかった、支払うよ!だが後金払いだ。怪物の仕留めた証拠と引き換えだ!!」

ブリッツ「OK♪商談成立だ(・∀・)

 

 こうして俺は翌日、朝早いうちに出発した。今回の任務は、前哨砦を襲った雪山に潜む怪物を仕留めることだ。

 ま、運が良ければ今日中にも戻れるんじゃねえの?

 目端が利いて何かと役立つ飼猿のアブーも連れて行くことにする。彼なりに狭い馬車の中は退屈だったのか「うききっ♪」と喜んで俺の毛皮のフードの中に潜り込んできた。

 え?アンセリカ?誰が連れてくかあんな好奇心満載のムダ元気娘。こっちの身がもたねえよ。つーわけで無言で放置。彼女が気づいたときは後の祭りだった。

 

アンセリカ「ぶーりーつー!ずーるーいー!!つーれーてーけー!!!(`д´)

 

 そんな彼女の恨みの雄たけび(いや、雌たけびか?)が、後にしたキャラバンの宿営地から響いてくる。こういう仕事は一人でちゃっちゃと片付けるに限るネ。俺は彼女へこれ見よがしに手を振ってやる。やーいやーい(´ー`)ノシ

 そうしてから、再び降り出した雪の中を踏みしめて歩き出す俺様。

 えーと、まずは第一発見ポイントだった前哨砦へと進んでみようか・・・

 

 

 

雪狼を返り討ちにする --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点13/13

 

 再び前哨砦に戻ってくる。

 だが、降り積もった雪で死体は覆われ、怪物の足跡も隠されてしまっていた。

 とすれば、氷指山脈を登っていくしかねえな・・・と、俺はざっしざっしと雪を踏み分けて山腹を登り始める。足が膝まで埋まるから、けっこう重労働だ!!

 

 やがて足が止まった。クレバスに出くわしたのだ。だが氷の橋もクレバスにかかっている。うーん、どうしようかな・・・氷の橋を利用してクレバスを渡るか?それとも迂回するか?

 こんこん。叩いてみると、氷の橋はけっこう幅が広くてしっかりしているのがわかる。そりゃあ、渡っている途中に崩れたら一巻の終わりだが・・・だけどさあ・・・

 オープニングから間もないこんなところで、即デッドエンドもないだろう!(・∀・)

 というわけでいささか希望的観測のもと、俺は氷の橋を渡ってクレバスを越えることにした。だって迂回するのメンドクサイんだもーん。足が疲れるしさあ。

 だけどやっぱし氷だし、けっこう滑りやすいな。ここでさっそく運試しだ。俺のスタート時の運点は13だから、自動的に成功!

 そろそろーっと足を運んで、俺は氷の橋を渡り終えた♪(^v^)

 「うきゃき!」フードの中にいる猿のアブーも手を叩いて喜ぶ。さあ、先に進もう。

 

 ところがそんな得意満面な俺をあざ笑うかのように、風が吠え猛りだす。だだだ、大自然の前では、人の力など無力だとでもいうのか≡≡(;´Д`)

 

 頭を低くして風上に向かって歩く俺。

 ところが・・・ゴウゴウと響く風の音に混じって、なにやら別の音が・・・グルル・・・ガルルル・・・こいつは・・・狼の唸り声だっ!!!(◎皿◎)

 くそ!体毛が白の保護色だから視認しづらくて、ここまで接近するのを許しちまった。ぼわあっと粉雪を舞い上げながら、2匹の真っ白な雪狼がいきなり俺の前に現れ、襲いかかってくる!

 体毛は純白なくせに、こいつらの目は血のように真っ赤で、敵意むき出しだ。どうやら今回の冒険の初戦闘となりそうだ。順番に片付けていくしかないな。俺はすらっと剣を抜く。アブー、フードの中に隠れてなっ!

 

【雪狼1 技術点7 体力点8

【雪狼2 技術点7 体力点7

1R (雪狼1/13)(ブリッツ/19) 雪狼1/体力点-2

 きゃう!予想外の抵抗を見せた俺に、雪狼が驚いた叫びを上げる。

2R (雪狼1/15)(ブリッツ/20) 雪狼1/体力点-2

 だが慣れ親しんだ雪の上で、奴は動きのギアを上げてきた。

3R (雪狼1/17)(ブリッツ/20) 雪狼1/体力点-2

 まあそれでも俺の敵じゃねえがな。

4R (雪狼1/19)(ブリッツ/20) 雪狼1/体力点-2 ←Kill!!

 へへ、けっこうやるじゃねえか!2匹目かかってこいや( ゚Д゚)ゴルア!!

5R (雪狼2/13)(ブリッツ/20) 雪狼2/体力点-2

 こいつはさっきの奴よりも弱そうだ・・・っとと、あぶねえ!!

6R (雪狼2/18)(ブリッツ/20) 雪狼2/体力点-2

 がちーん!渾身の牙の噛みつきを、俺は剣で受け止める。

7R (雪狼2/16)(ブリッツ/18) 雪狼2/体力点-2

 そしてくるっと器用に剣を持ち替えて、奴の空いた脇腹に一撃!

8R (雪狼2/13)(ブリッツ/20) 雪狼2/体力点-2 ←Overkill!!

 ま、こんなもんじゃなーい(´∀`)

 

 多少攻め込まれる場面はあったものの、終始優勢に戦闘を進めた俺は、2匹の雪狼を返り討ちにして斬り伏せた。

 もちろん前哨砦を襲ったのが、この獣でないことは明らかだ。あの足跡はもっと巨大で人型だったもんな。大方前哨砦で流された血の匂いに引き寄せられて・・・ま、そんなところだろう。

 こいつらは何も持っていない。だから俺は雪狼の死骸を放っといて、逆巻く雪の中を再び歩き続ける。ふうふう、勾配が急になってきた。なかなか前に進まねえなあ。

 やれやれ、この先、どんな獣が待ちかまえているやら。ひょっとしたら追加報酬もらわんといけないかもな。

 

 あーあ、どんどん吹雪いてきたぜ・・・(><)

 

 

ホワイトアウトの恐怖 --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点12/13

 

 吹雪は凄まじい。強風に煽られて逆巻く雪塊。寒いというより、痛い。

 痛い、寒い、痛い、寒い、痛い、寒い、痛い、寒い・・・

 この繰り返しで意識が朦朧としてきて、周りの視界は完全にホワイトアウト。うー、どーすりゃいいんだこりゃ。

 剣を使って雪の中に風除けをこしらえるか?いや、それはマズイ。ここで小休止しても凍死する危険がある。立ち止まらずに身体を動かすんだ。進めブリッツ!

 しかし天候は・・・中国の海賊版コミックの効果音のように・・・「轟〜!!」

 

『気温はとっくに氷点下に達し、吠え猛る吹雪は君を骨まで凍えさせる。君は何とか歩き続けようとするが力を消耗するばかりだ。体力点2を失う』

 

 あれ、この場所は、来たことがあるよエヘヘ(。A 。 )(←寒さで発狂寸前)

 やはり立ち止まって、剣を使って風除けを・・・吹雪が止むまで待つか?いやいや、だめだ。これはワナだ。八甲田山だ。眠ってはいかん!

 す・す・め〜!!

 ヽ(`Д´)ノヽ`Д´)(`Д)( ヽ`)(  ヽ どさっ。

 

『寒さは耐えがたいほどだ。手も足も感覚を失い、危険に見舞われても剣をつかめないのではないかと君は思う。吹雪がようやくやんだ頃には風除けを作るべきだったことがわかる。片方の手が凍傷になってしまったのだ。』

 

 大自然をナメてました・゚・(つД`)・゚・ ウワァァァン

 ここで運試し。現在の運点は12なので自動的に吉ですハイ。幸いにも凍傷にかかったのは俺の利き腕でない右の方だった。だが、氷指山脈の吹雪が俺に赤黒い爪痕を残して行ったのは間違いない。技術点1と体力点3を失う。

 だが他に選択肢はなかった、と信じたい。某登山マンガの主人公のように、俺は「泣くな、目玉が凍る!」と自らを戒め、まだ生きているので先に進む。ここでビッグ・ジム・サンの隊商に引き返したら面目丸つぶれだからだ。

 見せてやるぜ冒険者魂を!チキショー!!

 

 そんな俺の前で、山腹にくっつくように建てられた小さな木造の小屋が見つかった。屋根には雪が高く積もり、巨大な氷柱がぶら下がっている。足跡が小屋から出て山腹を登っていったみたいだ。中に人は・・・いないみたいだな・・・。

 足跡をつけていきたいところでもあるが、もう俺の身体は芯まで凍っちまって、ポキンと折れそうだぜ{{{{(+ω+)}}}} 飼猿のアブーも凍死寸前だし、俺も片腕が凍傷なので手当てをしたい。ここは小屋の中でちょっと休ませてもらおう。

 よっこいしょっと。俺は体当たりをかまして、凍りついた正面の戸を開けて中に入った。

 

 中は一間しかなく、罠道具や毛皮や袋といった毛皮猟師の持ち物が置かれている。

 毛皮猟師!(゜∀゜) ここはアンセリカの父ちゃんの棲み処なのかもしれん。最近使用された形跡のある料理道具。炉の灰はまだ暖かい。鍋の中には冷えたシチューが入っている!

 俺は薪をくべて、シチューを温め直して喰っちゃうことにした。アブーもいっしょに、もぐもぐもぐ・・・うまぁい。うますぎるよぉぉぉーーー⊂(゚∀゚*)ウマー

 生き返る俺とアブー。身体に暖かさが戻り、力が蘇るのを感じる。体力点+3だ。

 さあ元気を取り戻したぞ。毛皮猟師の後を追おうじゃないか。アンセリカの身元が判明するかもしれないし!

 ここから出発する寸前に、目端の利くアブーが「うきゃ!」と俺の注意を引き付けた。見るとベッドの下にいくつかの武器がある。中でも仕様がしっかりしているのは、戦槌(ハンマー)槍(スピア)だ。

 俺はこのうち槍の方を自分の持ち物に加え、小屋を出ることにした。そして毛皮猟師(であろう)足跡を辿りながら、再び山腹を登る。

 

 だんだん空気が薄くなってきた。標高が相当上がってきたみたいだ。

 そして、ある場所に辿り着いた俺が、雪の中で見た光景は・・・!!!

 

 

 

殺人獣イエティを始末する --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点10/11 体力点18/20 運点11/13

 

 希薄な高地の大気にあえぎながら(体力点-1俺が見たものは・・・

 

 力尽きて大雪原に膝をついた一人の毛皮猟師。

 そしてその前で、鋭い爪と牙で彼を切り刻むことに成功した、恐るべき殺人獣・・・雪男(イエティ)だ!

 毛皮猟師は、今まさに断末魔の悲鳴を上げ、雪の中にうつぶせに倒れてピクピク痙攣している。雪男はしてやったりと凶暴な咆哮を上げ、温かい肉の食事にありつこうとしていた。あまり時間はない、奴を倒すぞ!

 俺は「うらーーーー!」っと雄叫びを上げ、奴に突撃していく・・・って、ちょっと待てってば。俺さ、今、片腕凍傷じゃなかったっけΣ(゚д゚lll)ガーン

 やばいやばい、あいつ強そうだよ。だってヒグマより一回り大きいくらいだもん。どう見積もっても技術点10オーバーじゃね?

 だから俺はぴたっと立ち止まり、もっと賢い方法を探す。

 ここでアイテムチェックだ。『君は槍を持っているか?』うん持ってる。毛皮猟師の小屋で手に入れた物だよな。そしてさらに・・・『利き腕が凍傷になっているか?』大丈夫!さっき運試しに成功してるし!!(^v^)

 というわけで俺は、まずは戦いを有利に進めるため、槍を投げつけることにした。腕を後ろに引いてぇー、でえいっ!!( ゚Д゚) ---===≡≡≡ −−−→

 なになに、ここで1d6なのか。出目は2だ。1以外ならどうなる・・・?

 

 ひゅーーーーーん    どすっ!

 

 ストライクだぜっ!!槍の穂先は雪男の毛深い胸に突き刺さった。怪物は苦痛に吠えるものの、まだ倒れない!そして怒り狂って俺にドスドスと向かってくる。急いで剣を抜けブリッツ。ここから本番だ!!

 

【雪男 技術点10 体力点9

1R (雪男/16)(ブリッツ/17) 雪男/体力点-2

 おわ!深傷を負わせてこの能力値か!技術点は互角じゃねえか!!

2R (雪男/18)(ブリッツ/20) 雪男/体力点-2

 奴の鋭い鉤爪をかわし、大木のような脚に斬り込む。どりゃ!

3R (雪男/12)(ブリッツ/14) 雪男/体力点-2

 痛さに吠える雪男。スキありだぜ、今度はもうひとつの脚だ!

4R (雪男/12)(ブリッツ/18) 雪男/体力点-2

 必殺の「運任せスマッシュ」する?いや、相手の出目が不調なので、ここは自力で倒そう!

5R (雪男/16)(ブリッツ/17) 雪男/体力点-2 ←OverKill!!

 紙一重でカウンター!ぐしゃあああああっ!!!!

 

 雪原に赤い血が吹き飛ぶ。雪男は倒された。ふうう、出目がよかったな。運に助けられた。

 たぶんこいつが前哨砦を襲った怪物だったんだろう。毛皮には様々な人間の衣服の切れ端がついている。

 だが、まさか狩られる側の人間に、こんな手ごわい奴がいたとは思わなかっただろうな。

 へへっ♪

 

 っと、こうしている場合じゃねえやっ Σ(゚Д゚)

 

 俺は急いで毛皮猟師の元に駆け寄る。彼は金髪碧眼の男で、齢は40歳くらい。そうか、そうだな。年恰好はぴったり合う。たぶん彼がうちんとこのタイガー・ガール、アンセリカの父ちゃんか・・・?

 だが、もう、あぁあぁ、だめだこりゃ・・・(><)

 雪男の凶悪な一撃は、完全な致命傷となって胴体を切り裂き、どぼどぼと彼の内臓を噴き出させていた。 

 せめて最期は楽にさせてやろう。俺は毛皮猟師のかたわらにひざまづき、彼をそっと仰向けにした。ん?何事か、口をパクパクと動かしてるぞ?遺言かな??

 

 聞くだけ聞いてやるか・・・。

 

 

 

アンセリカの父、最期の頼み --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点10/11 体力点17/20 運点11/13

 

 毛皮猟師の遺言、というか最後の情報提供は、こんな話だった。

 

○自分は人生の大半を山で過ごし、獣を狩って生計を得ていたが、ここ5年間は伝説に謳われる『水晶の洞窟』(Crystal Caveを探し回っていた。

○この洞窟は『雪の魔女』(Snow Witchの棲み処である。彼女は美しいが邪悪な魔法使いであり、そして自らの邪な力を利用してアランシアに氷河期をもたらし、絶対支配者になろうとしているのだ。

○洞窟の入り口はこの山の上にあり、彼女に魅せられた家来が続々と集結している。昨日、私はまったくの偶然から隠されていた入口を見つけることができ、目印として毛皮の切れ端をぶら下げておいた。

○私は水晶の洞窟に潜入し、故郷の山々の平穏を乱す者たちを倒そうと考えていた。しかしそこに行く途中で、不運にも雪男に屠られ、己の望みは費えようとしている・・・

 

 ここまで話すと「ごふっ!」と血反吐を出す毛皮猟師。それから俺の手を握り、涙ぐんで懇願する。

 

毛皮猟師「頼む・・・洞窟に入り魔女を始末してほしい・・・邪悪な信徒から指導者を奪うのだ・・・。伝説では・・・そこに・・・魔女の棲み処に・・・莫大な財宝が・・・氷づけで・・・」

ブリッツ「ああ、ああ、わかったよ。おっさん」

毛皮猟師「・・・眠って・・・それが俺の・・・礼金代わりに・・・」

ブリッツ「わかってるって、行ってやるさ、水晶の洞窟。任せてくれよ。それより・・・」

毛皮猟師「・・・??・・・」

ブリッツ「あんた、奴隷商人に連れ去られた娘がいなかったか?」

毛皮猟師「なぜ・・・それを・・・???」

ブリッツ「あんたと同じ髪と瞳を持ってるから、すぐにわかったさ。3歳で生き別れた、右太ももに雪狼の噛み傷がある、かわいい娘だ。立派に育ったぜ」

毛皮猟師「(目をくわっと見開き)おお、おおおお!」

ブリッツ「彼女をここまで連れてきて、すぐそこで待っている。だから・・・」

毛皮猟師「ありがとう、あり・・・が・・・」

 

 猟師はいきなり手に力をこめたかと思うと、音もなく雪の中に崩れこみ・・・死んだ。

 もうちょっとだったのにな、くそう!ヽ(`Д´)ノ 俺はほろ苦い思いとともに雪を掘り、彼の死体をていねいに埋葬する。そして、ふと考えた。

 

 さて、これからどうしようか???

 

 雪男を倒した証拠を持ってビッグ・ジム・サンに戻れば金貨50枚。だが、氷指山脈に眠る「水晶の洞窟」には、氷づけの莫大な財宝が眠っている・・・か・・・。

 つい弾みで言っちゃったわけだが、さっき、毛皮猟師にも約束したしな。

 へへへへへっ♪

 なぜか口元が不敵に笑っている俺。こういう噂、ほっとけない性格なんだよな。やっぱ冒険者だしー。よーし、決めた!!━━(((-( ( (゚∀゚) ) )-))) ━━

 

ブリッツ「アブー!」

アブー「うきっ?」

 

 俺は急いでメモを取り、アブーに結びつけた。こいつをアンセリカとビッグ・ジムのもとに持って帰ってくれ。お前ならできるだろ?

 俺の賢い飼い猿は、お安い御用だ、とばかりに「うきゃ!」と敬礼をする。そして俺の足跡を逆に辿りながら、とてとてとてーっと消えていった。

 俺がアブーに託したメモはこうだ。頼むぞ、しっかり届けてくれよ!!

 

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toびっぐ・じむ

 砦ヲ襲ッタ怪物ハ雪男。俺様ガヤッツケタ。旅ノ道中モウ心配ナシ。

 報酬ノ金貨50枚ハあんせりかニヤッテクレ。

toあんせりか

 オ前ノ父、見ツケタガ、雪男ニ殺サレテイタ。墓ハあぶーニ聞ケ。

 俺ハ彼ノ遺言ヲ引継ギ、雪ノ魔女ノ洞窟ニ向カウ。マタ後デ会オウ。

fromぶりっつ

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 ま、こんなもんでわかるだろ!さあて、ではここから再出発だ。「雪の魔女の洞窟」か。何だかゾクゾクしてきたぜ!!(^v^) ところが、そこで突然・・・

 

 ずどどどどどどどどっ

 

 あら?何この音?

 はるか上の方で地響きが聞こえる。ええっと、この雪山斜面でそんなウーファー効かせた重低音ということは・・・それはつまり雪崩だってばよ!ちょっとちょっとー!!ΣΣ(゚Д゚;)

 

 ずどどどどどどどどっどどどどどどおおどおおお!!!!! 

 

 ここで運試しは・・・吉だ。雪の層が滝の如く山を崩落ちていく。だが、それは俺がいる隣の尾根だった。ふいー。びっくりしたなあモウ。まるで俺の決意を萎えさせるかのように、グッタイミングな雪山の仕打ちだ。

 

 だ、だけど、負けないよっ!!!v( ̄Д ̄)v

 

 

 

魔女の洞窟に潜入開始! --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点10/11 体力点17/20 運点10/13

 

 雪崩を運よく逃れた俺は、じわじわと山肌を上り詰めていき、ついに「こりゃあムリでしょー」という絶壁にぶち当たった。しゃあねえなと斜面を回り込むように歩くと、山の二つの峰の間の峡谷を埋めている氷の壁が見える。氷河だ。

 その真っ白な氷の中に・・・おお、あれは!

 毛皮の切れ端キタ━(゚∀゚)!

 あれこそ毛皮猟師のつけた目印だ。心臓を躍らせながら俺は注意深く氷河に下りていき、毛皮の切れ端がある辺りを、入口など見えないがまっすぐ進んでみる。

 

 すすっ。

 

 不思議なことに氷の壁にぶつからずその場を通り抜け、俺は氷をくり抜いて作られた長い地下道の中にいた。なーるほど、氷河の中でこの場所一帯だけは、雪の魔女の幻覚魔法の目くらましだったってわけか。

 カツコツと足音を響かせながら氷の床を用心深く歩いていくと、やがて左右に分かれるT字路に出くわした。どっちを向いてもキラキラ光る氷の壁しか見えない。(☆△☆)

 んじゃまあ、当てずっぽうで右から行ってみますかね。

 

 右の地下道は小さな洞穴に通じていて、そこで行き止まりだった。洞穴の中央には真鍮の鉢が乗った氷の台座がある。

 鉢の中には黄色い液体と木の玉杓子が入っている。

 液体を・・・飲むか・・・?

 それなりの能力値は消耗してるんだよな。もし薬だとしたら、ここで回復できるのはありがたい。だがもし毒だったら???でもこんな入口に毒はおかんだろう。だが悪知恵の働く魔女なら・・・いやいや・・・うーむ、悩む。どうしたもんかな(*´д`*)

 えーい、男は度胸だ。ここは飲んでみるか。 ぐびっ

 ・・・どんなカンジ??? ヘ(゚∀゚ヘ)

 

 『液体は君の身体をポッと火照らせ素敵に暖めてくれる。君が飲んだのは雪の魔女が部下に寒さを感じさせぬためにこしらえた魔法の薬だったのだ』

 

 やたー!っていうか、割りと部下思いなのね雪の魔女様(笑)。

 ポカポカになった俺は体力点+3だ。さらに!この液体を腕に塗りこむことにより凍傷も治ったぜ。技術点が原点まで回復だ! 

 ふぁいとぉー・いっぱあああつ!!!タウリン1000mgを飲んで元気回復した俺は(←うそ)、洞窟を元に戻り、地下道入口を通り越してそのまま左の地下道を歩き続ける。

 

 すると地下道は右に曲がっている、そこを曲がろうとした俺は・・・うわっととと!

 色白の長身の男とぶつかりそうになった。男は白いマントを着てフードを目深に被っている。ってことは雪の魔女の邪悪な信徒の一人だな。

 フードの奥に尖った耳が見える。どうやら山エルフらしい。いや、魔女の信徒なら闇エルフかもしれんな!

 騒がれると厄介だ。ここは先手必勝とばかりに、俺は問答無用で剣を抜いて不意打ちで襲いかかる。とりゃあ!ヽ(`Д´)

 相手は「君は・・・侵入者!」と鋭い声を上げ、マントを後ろではらって剣を抜く。ありゃあ、顔の肌の色はダークエルフじゃなかったよ。普通の山エルフだ。でもやっぱり魔女の味方してんなら、悪だろ、悪!

 

【山エルフ 技術点6 体力点6

1R (山エルフ/9)(ブリッツ/16) 山エルフ/体力点-2

2R (山エルフ/8)(ブリッツ/18) 山エルフ/体力点-2

 山エルフの体力点は残り2、へっ楽勝だぜ。さっさと片付け・・・あらあ?(_)

 

山エルフ「やめてくれ、殺さないでくれ!」

 

 かなわないと見たか、傷ついた敵は完全に戦意喪失して、剣を落として命乞いを始めやがった。ええっと、どうしよう。こういうときはどうすればいいかな?ちょっと迷っちゃうな。

 そして俺は・・・

 

 

 

「服従の首輪」の呪い --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点10/13

 

 俺はこの山エルフの命を助けることにした。

 なぜかって?本当に洗脳済みの邪悪な信徒なら、こんなところで命乞いなんかせず、死ぬまで戦うと思ったからさ。ところがそうじゃなく、奴は(エルフらしい)理知的な口ぶりで降参しやがった。

 ま、俺を油断させて騙そうと企んでいるのかもしれないが、もしそうでも技術点に相当差があるから、何とかなんだろ・・・というわけで、俺は剣を鞘に納める。

 命拾いした山エルフは礼を言いつつ、切れた息のまま床にへたり込んだ。なんだろう・・・?彼の首筋に・・・?

 俺の視線に気づいた山エルフは言う。

 

山エルフ「服従の首輪だ」

 

 その金属の首輪は、薄闇の中でぼおっと不気味に光っている。山エルフは自分の運命に対して皮肉な薄笑いを浮かべながら、言葉を続けた。

 

山エルフ「思い通りに働かせるためのものだ。僕が死んだら首輪も力を失うが、それも雪の魔女には知れるから調べに誰かをよこすだろう」

ブリッツ「じゃあ、あんたは・・・」

山エルフ「エルフは、僕のような山エルフであっても、自ら進んであの忌まわしい魔女に仕えることだけはしない」

ブリッツ「悪かったな、すぐその首輪を・・・」

 

 うんしょっと!・・・だめだ、剣で斬れねえや。ということは、この呪いを作った張本人を・・・そこまで俺が悟ると、山エルフはこくっとうなずく。

 

山エルフ「あいつを殺して僕たちを自由にしてくれ。僕を襲ったことは恨んではいない。知らなかったのだから無理もない。僕のマントで変装して、この地下道をまっすぐ行け。分かれ道に出たら右の道を行くんだ。」

ブリッツ「(てきぱきと着込みつつ)わかった、ありがとう」

山エルフ「僕はちょっと休ませてもらうよ・・・」

 

 俺は白マントを手に入れて肩に羽織った。そして代わりに、俺の毛皮のマントを哀れな山エルフに与え、なるべく居心地のいいように寝かせてやる。それから握手して彼と別れ、地下道を先に向かうのだった。ちきしょうめ!

 雪の魔女め、なんて邪悪な真似を!!(≧ヘ≦)

 

 俺は間もなく山エルフが言っていた分かれ道にたどり着いた。ここは忠告どおり右の地下道に入っていく。

 すると、前方左手の壁が一部途切れていた。歩み寄って覗き込むと・・・くんくん。何だあこの臭い。例えるなら、犬にやる残飯のような・・・???(A )

 ここは台所だ!中では一人の原始人が、後ろで煮立っているシチュー鍋に入れる鹿肉の下ごしらえをしている。そしてそいつを怒鳴りつけているのは、料理長のノーム。こいつは白い前掛けをつけて木の匙を振り回し、キーキーわめいている。

 こいつらは俺に気づいてなさそうだし、素通りしようと思えばできるのだが・・・

 だけど料理番ならそんなに戦闘能力はないだろう。頭悪そうな原始人はともかく、ノームは脅せば情報が手に入るかもしれないぞ。(・∀・)

 そう考えて、俺はずかずかと、この粗末な台所に入っていった。

 

 

 

ノーム料理長の私物を検査する --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点11/11 体力点20/20 運点10/13

 

 突然ぬーっと現れた俺に対し、仕事場を邪魔されたノームは怒鳴り返してきた。

 

ノーム「出てけ!晩飯ができるのは2時間も先だぞ、鐘で知らせるから!!」

ブリッツ「は、はいい、すんましぇーん・・・(><)」

ノーム「とはいえ、相当くたびれた様子をしてるから、この古くなった菓子でよければやるよ」

 

 床にカビだらけの菓子をコロン、と転がし、尊大に手を振るノーム野郎。

 むかっ( ̄皿 ̄;;

 なめんな!俺は貴様みたいなチビに施しを受けるほど、落ちぶれちゃいないんでぇ!俺が剣を抜くと、ノームは後ろにいた原始人「殺せ!」と命じる。原始人はむふー!と鼻息荒く立ち上がり、肉斬り包丁で俺に向かってきた!!

 

【原始人 技術点7 体力点8

1R (原始人/15)(ブリッツ/16) 原始人/体力点-2

2R (原始人/14)(ブリッツ/19) 原始人/体力点-2

3R (原始人/11)(ブリッツ/20) 原始人/体力点-2

4R (原始人/10)(ブリッツ/19) 原始人/体力点-2 ←Kill!!

 

 しょせんは素人のコック見習いだろ、楽勝だぜ!俺は原始人の身体を切り刻み、シチュー鍋の中に叩き込んだ。絶命して動かなくなったまま茹でられる原始人。

 だが、ボディガードを殺された料理長のノームは「ひいい!誰かぁーーー!!!」と助けを呼びに洞穴から逃げ出してしまった。

 さあ時間がないぞブリッツ。奴が援軍をつれて戻ってくる前に、急いでこの場所を調べろ!

 

 戸棚は鍋、釜、椀、匙でいっぱいだ。だが1つだけ鍵のかかった戸棚があり、俺はそれをバキイン☆と剣でぶち開ける。

 中に入っていたのはノームの私物らしい。銀の笛、青と黄色の輪が描かれたルーン文字の棒、しおれた薔薇、<カエル族の秘儀>と記された革装丁の古い本・・・以上4アイテムだ。

 

 とりあえずは時間がかかりそうな本を読んでみよ・・・ぎゃうっ!!

 チッキショー、焦っていたからヘマをした。本を閉じてあった留め金をはじくと、隠された毒針が俺の指に突き刺さり、俺に体力点-4のペナルティを食らわす。うわーお!!(TдT)

 だがこれにめげず、本を開ける俺。中には何も書かれておらず、ページをくり抜いた穴に金鎖のついた護符がしまってあった。ヒスイでできたカエルの護符だ。俺はとりあえずこれを首にかけてみる。すると・・・

 やるぞやるぞムハー!c⌒っ *・∀・) ってなカンジでやる気がみなぎってきた!!

 そう、これはカエル族に伝わる「勇気の護符」だったのだ。ここで技術点+2であるが、結局技術点は原点なので上がらん。まあそれでも得したアイテムには変わらないので、俺はこれを首から下げていくことにする。

 

 次に調べてみたのはルーン文字の棒。どれどれ、なんて書いてある???

 ・・・ わ か ら ね え (苦笑)

 サラモニスの魔法勉強時代にかじったくらいなので、ルーン文字の知識なんてわずかしかないから、こんな流麗なのは・・・ううう・・・読めん!!

 とりあえず今はザックにしまい、後で読める奴に読んでもらうことにしよう。

 

 それから銀の笛か。

 俺は息を吹き込んでみる。ぴろりろぴっ♪陽気な音色が流れてきた。おう、まだ使える使える。ザックに入れていこう。

 

 最後にしおれた薔薇だ。といってもここは寒冷地だから「・・・新鮮な薔薇もこの通り」というカンジで、しゃりしゃりと崩れる・・・って、昔のCMじゃねえんだってば!!

 おう?くんくん・・・指に残った薔薇の匂いは思いのほか香ぐわしい。ふうう、なんか落ち着くなあ。これはあれだな、アロマテラピーだよ。ローズヒップの香りってやつ???( ● ´ ー ` ● )

 俺はここで体力点+3だ。やりい!さっきの毒針による体力点ペナルティを、ほぼ取り返したぜ!!

 

 さあ、調べるもんは調べた。とっととこの台所を出て、地下道を先に進もう。

 ずんずん進むと、地下道はやがて左に折れる。そして遠くから、なにやらブツブツと声が聞こえてきた・・・

 

 

 

縦穴にはまったドワーフを助ける --Caverns of the Snow Witch-- 

 

【技術点11/11 体力点19/20 運点10/13

 

 地下道は大きな洞窟の入口に通じていた。

 そこにいたのは、魔人の像にひざまづいている邪悪な信徒が10人。全員ともに頭巾に覆われた顔を氷の床に押し当ててほんにゃらはんなら〜♪と詠唱をしている。

 ちょっと敵が多いな・・・大げさな騒ぎになる前に通り抜けたいところだ・・・(・へ・)

 だがラッキーなことに、俺は山エルフから譲ってもらった信徒専用の白マントを着ていた。そして運試しも成功!!

 魔女の家来たちに侵入者と疑われることなく、俺はそーっと彼らの傍を通り抜けられる。走るとバレちゃうからな。あくまで平静を装って歩く。スタスタスタ・・・。

 そして洞窟の向こう側に伸びていた地下道に入り込むことができた。ふううー。

 

 左の地下道はじきにT字路に着いた。右か左か・・・ん?ちょっと待て、左の方から「誰かいないかー!」と助けを求める声がしてくる。じゃあそっちに言ってみよう。左!

 

 地下道は縦穴の縁で行き止まりになっていた。声はその縦穴の底から響いてくる。

 俺が覗いてみると、冒険者姿のドワーフが、奈落からよじ登ろうと必死にもがいていた。そいつは「服従の首輪」はつけていない。俺と同じ“よそ者”か?

 彼が必死によじ登ろうとするも、縦穴の壁は凍っているから滑ってしまい・・・ぺたっ、ずるずるずる・・・ぺたっ、ずるずるずる・・・可哀想に、なかなか脱出できない。

 低身長は悲しいねえ(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ

 あ、いかん、その無様な格好をせせら笑っている俺に、ドワーフが気づいたぞ。俺に向けてこう怒鳴ってくる。

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