サバイバル
サバイバル



毎年、ウチの両親は田舎に帰っている。

5年前までは一緒になって行っていたが

庭の水遣りをしなくてはいけない事や

ペットの世話をとかも理由もあって

ここ最近では留守番を任されている。

それはオイラにとって
好都合であった。

何故か言うと親戚が多いため

正月には
借金取りのように

沢山の子供たちがお年玉をせびってくる。

一度試してみるといい。これは悪夢だ!



両親が田舎へ出発する日

どうせ予定が無いからと昼過ぎまで寝てた。

寝過ぎて
頭痛が起きる程にね

オイラは小腹が空いたので冷蔵庫を開けた。

その後、信じられない光景を目の当たりにした。

『レタス』『角煮』『味噌汁』

一つ一つにシールが貼ってある。

どうせオイラは物を探す事の出来ないお子ちゃまですよー!

と心の中で叫んだ。完全にナメられているかどうかは

未だに定かではない。そして指定のシールが貼っている物を食べた。



親が出発する前日に留守番を生活する上での生活費を貰った。

余ったお金は返してと言われたので

全部使った事にして、そのお金を着服する考えを思いついた。

越後屋並みの、したたかな考えである。

ある程度、冷蔵庫に食材が残っていたので

人参をドレッシング漬けにして食べる事にした。

意外と自分の中ではヒット作だったので

二日間ぐらいはこれで持たした・・・

次の日、冷蔵庫の物を減らしては

節約してる事がバレると踏んだオイラは

スーパーで試食をしようと車を走らせ向かったのであった。



店では大体、こう構成されてるであろう。

野菜、果物→鮮魚→精肉→惣菜 と・・・

オイラはこの順番通り、試食する事にした。

一巡目は良いが、次となると危険性が高まり

店員の目が気になるようになる。だから

品物を手に取って、誤魔化したりしてた。

精肉のコーナーは最高でサイコロステーキを用意。

今日のメインディッシュである。(試食)



そして留守番生活最終日、ここまで良く頑張ったと

自分にご褒美として、
まともな食事をする事にした。

チラシを見て特売をやってる店を探す。

何処も安い!目移りがする。それからある一店のお店に決め向かった。

プラ〜っと、食品売り場を見渡し今晩のメニューを考える。

丁度その頃、タイムサービスをやっていてお肉が安くなっていた。

迷わずお肉を
4〜5人前を買いあさり、その場を去った・・・



家に到着して風呂へ入り

上半身裸で料理を始める。(さすがに下はねぇ・・・)

って言っても只、焼くなんだけどね・・・

大きいフライパンを出し、一気に4〜5人前を焼く。

やり方が悪いのか肉が厚いのか分からないが

全然、焼けず悪戦苦闘をしていた。

そしてオイラは普段、出来ない事をやろうと思い

豚肉を生に近い状態食べまくった。
(良い子は真似をしちゃいけないよ)



どうでしたか?この生活?言葉で伝えただけなので

凄さはそこまで感じませんが

ハッキリ言って
サバイバルです。

下手したら死者が出るでしょう。(笑)

まともな留守番生活が出来ないまさかど22歳でありました。