教習所物語
教習所物語



オイラが教習所に行き始めたのは

高校3年生の冬休みからだった。

普通、誕生日の3ヶ月前からだったら行けるのだが

学校は私立だったので厳しく冬休みからでしかダメだったのだ。

しかし、その頃は学校で
お馬鹿な事をやってばっかで


残り掃除ポイントを減らすのに精一杯だった・・・


クラスで最高の50ポイント を毎日のように消していったのだ。

そんな状況の中でも掃除が終わった後、教習所に行っていた・・・



最初にやるシュミレーションのやつでゲーセンに置いてあるのみたいのがあるんだけど

そのシートに座ったら、非常に窮屈だったので下げようとしたら

間違って
リクライニング
のレバーを引いてしまい


『ギャ〜〜〜ァァ!!!』と大声で叫んでしまった。


だけどこんな事は序幕に過ぎない。

当時は4段階まであって、1〜2段階が所内、3〜4段階が路上と分かれていた。

最初は所内でスピードも遅いし、簡単な事ばっかだから

楽に行くだろうっと考えていたがそれが大きな間違いだった

始めの教習は、ATだったので何も恐れず行って

幸先の良いスタートを切ろうと思ったが

ブレーキを左足踏んでいたので(本来なら右)

教官に怒られ精神的にショックを受け、運転が雑になっていた。

普通だったら、もう1回復習項目としてやらなければいけないのだが

教官
『運転は慣れだから押してやろう』と言ってくれた

結果オーライで何とか進んだがあまり良いスタートではない。



次からはMTの時間、不安だらけで車に乗った。

オイラは一辺に2つの事が出来ないので

ギアとハンドル操作の両立が難しかった。

危うく
コースアウト しそうになる時もしばしば・・・


エンストなんてお手のもんだった。

もう同じ教習を何回やっただろうか

そんな調子で何とか進んでいったが

同期の人たちの中にはもう路上に入った人もいる。

どんどん先へ行かれてしまう不安、もう途中で投げ出そうと思った。

でも、ここまで来たら今までの苦労は何だったの?

って感じだったのでもう嫌々ながら行っていた。とても辛かった。

教習の時なんか、教官には
『また、オマエか?』 って呆れられるし


やっとの事で修了検定は何度か落ちたが無事に合格し

路上に進む事が出来た。この時は嬉しくて
スキップして家に帰ってたっけ・・・

ステップアップしたのは嬉しいが、路上に出ると平気で道路を飛び出してくる人もいる

それならスピードを落とせばと考えたが大渋滞になったらどうしようとか

頭がボンバってしまうぐらい悩まされた。

ドキドキしながら、ついに公道へ・・・・・

しばらく走っていると
前から車が迫ってくる

なんと
逆走をしていたのだ。

自分の運転に怖さを知ったが、
それに気付かない教官も教官・・・


学科の方で応急処置を行なった

これは女の人と
キス出来るちゃうんか?って思ったのはオイラだけでないハズ

そんな期待もあったが
男の人と当たったらヤバイな・・・とも感じていた。

しかしやるのは人形模型だった。(当たり前の事なんだけど)

やり方を教えてもらい、いざオイラの番

気道の確保を行い、両手を胸に当て強く押した。

そしたら
『バコッ!!!』と鈍い音が・・・

どうやら強く押しすぎたらしい。

一番処置してもらいたくない人NO1である



なんやかんやでやっと卒業を迎えた。

期間としては9ヶ月ぐらいは行っていたなぁ・・・

とても長くて辛かったけど、今としては良い思い出♪

人って諦めなければ何でも出来るなって感じたよ。(大袈裟?)

どれだけ苦労したかって言うと卒業までの
オーバー数は20を超えていた

原簿のハンコを押す欄なんかほぼ埋まっていた。

それを教官が見て、
情けででハンコを押してくれた時もあった。

あぁ・・・どれだけ教習所に貢いだんだろう。