ヤマアジサイの

装飾花の形

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ヤマアジサイの花形|装飾花の形|花の色栽培

,装飾花の形にも、多くの変異が発見されています。

 装飾花も基本的には、ガク・花弁・雄しべ・雌しべからできていますが、種子を作る性

 質を失っているので装飾花と呼ばれます。単なる飾りではなく、おそらく昆虫を引きつ

 け、受粉の機会を増やす役割を持っていると思います。装飾花にも花粉は、あるので

 雄花としての働きはありそうです。


 写真:左・ツキガタニテマリ、右・ヤマアジサイ野生種

 装飾花の花弁のように見える部分は、ガクが大きく発達したものです。本来の花弁

 は、装飾花の中心部にありますが、花弁が開くとすぐに脱落してしまうので気付かな

 い人が多いようです。  

 ここでは、装飾花の形・ガク片の変異を見てみましょう。

a,ガク片の数のちがい:ヤマアジサイのガク片の数は、普通4枚ですが、3枚、5

 枚、6枚になっている装飾花も時々見られます。ある程度安定してこのような数のガク

 片が見られると品種の特徴になります。


 左:田の字ヤマアジサイ(ヤマアジサイブルー)、右:ミヒラダイセン


 アキシノテマリ

b,一重と八重:ガク片の数がさらに増えると「八重の装飾花」となります。八重の装飾

 花では、花弁・雄しべ・雌しべなどがガク片に変わってガク片の数が多くなります。した

 がって、八重の装飾花には、花弁などがありません。一重の装飾花では、ガク片が1

 〜2枚多くなっても中心に花弁や雄しべ雌しべがあります。

 *八重の装飾花でも退化した雌しべを持つものはあります。ミカタヤエなどでは、勢い

 がよいと装飾花に正常な花を持ちます。


 左:ミカタヤエ、右:フジノタキ

c,丸弁・剣弁・細弁・匙弁(スプーン弁):ガク片の先が丸い、尖る、ガク片が細い

 などガク片には、大小、太細、長短さまざまな変化が見られます。ガク片の周囲が立

 ち上がりスプーン状になる品種もあります。ガク片の形により、装飾花の輪郭が三角、

 四角、星形、円形、十字形、光彩形などさまざまに変わり、花から受ける印象も大変

 違ったものになります。

・丸弁


 左:オオニジ、右:アカクラアマチャ

・剣弁


 左:クレナイ、右:ミヤマヤエムラサキ

・十字形・光彩形の装飾花


 左:ミヤビ、右:キザワノヒカリ(オトメノマイ)

・匙弁(スプーン弁)、貝咲き、へら咲きと表現される


 左:貝咲き丹後、右:四国ヘラ

d,鋸歯(きょし)の有無と形:ガク片の周囲に見られる切れ込みを鋸歯といいます。

 ガク片の周囲は、普通ななめらかで鋸歯はありません。鋸歯を持つ花では、鋸歯の大

 小、尖った鋸歯、丸い鋸歯、鋸歯の多少などが品種の特徴となります。


 左:ベニガク、右:フジナデシコ

e,大輪・小輪:装飾花の大小は品種の特徴の一つ。


 左:オオツルギ、右:ダイセンマル

f,ガク片がつながり盃状になる:合弁花のような状態になる品種があります。


イヨノサカズキ

g,平咲き・椀咲:ヤマアジサイのガク片は、普通平らに開くが、品種によりやや椀状

 にとどまるものがあります。


 左:プレジオサ、右:ミハギニシキ

h,その他

@脈が目立つガク片:脈が凹凸となってめだつ品種があります。


ベニガク:準備中

A中折れのガク片:ガク片が縦軸にそって外側に折れ曲がる品種があります。


 アキシノテマリ

B子持ち花:八重のガク片の間から小さな装飾花が出る。


 左:コモチシチダンカ、右:コチョウノマイ


 アヤ