ミドリヤマアジサ

ファイトプラズマ感染症による緑花

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現在、開花初期から一貫して緑色の花のアジサイ品種はない。

緑花は、ファイトプラズマと呼ばれる病原菌の感染で花が葉と同じ緑色になった葉化病という病気。
この状態自体は物珍しく、充分鑑賞価値がある。しかし2〜3年で衰弱枯死すること、他の株へ伝染することから処分した方がよい。

時に販売されていることがあると聞くが、間違っても買わないように注意!

もとの品種名不明。

箱根・強羅公園アジサイ展、2004.6.18.

ここに上げた3枚の写真は、アジサイ展会場のディスプレーに使われていたもの。もとの品種は異なるようだ。
箱根・強羅公園アジサイ展、2004.6.18.    箱根・強羅公園アジサイ展、2004.6.18. 

*葉化病
細菌より小さいファイトプラズマの感染により、花を構成するガク、花弁、雄しべ、雌しべなどが緑色になる病気を葉化病と呼ぶ。アジサイ以外でも同様の病気が知られている。

一見魅力的な緑色の花になるので販売されていることがある。

ファイトプラズマという極小の病原菌が、細胞内に寄生することによって起きる植物の病気である。病気の植物は、しだいに衰弱して数年で枯死する。治療法はなく病気の株を焼き捨て他の株への感染を防ぐ。

感染は、吸汁性の昆虫により媒介される考えられているが、アジサイ類の媒介昆虫は、今のところ不明。感染株を切ったハサミや感染株との接触でも感染すると考えられるので注意する必要がある。

治療法は今のところ無い!!焼き捨てるのが良策。

販売されている例:

品種名「アジサイ グリーン」として販売されている。この品種はファイトプラズマの感染によってできたものであることが販売業者により明記されているめずらしい例です。業者の説明では新たな感染や枯死はないとしていますが詳細は不明です。

「アジサイ グリーン」の実物は見たことがありませんが、写真で見る限りヤマアジサイではなくガクアジサイ系の品種と思います。



神奈川県・箱根・強羅公園、2007.6.13.

この部分の花壇は病気が蔓延して全滅状態。箱根・強羅公園、2007.6.13. 始めは緑色のシミのようだが、病状が進むと完全な緑花になる。花形もそれに伴い変化することが多い。鎌倉古陶美術館、 2007.6.6