ヤマアジサイ他・品種名一覧表

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品 種 名<<種 間 雑 種>>・新用語など:50音順

名称 系統記号 産地 備考 出典・初認など
あ行
青トカラアジサイ 交雑品種

「トカラの空」の旧名。トカラアジサイとヤマアジサイの交雑選抜種。愛媛県の育種家が育成した。「花は青〜薄紫、一重ガク咲き。円弁ナデシコ弁平開、緩やかな鋸歯がある。両性花は青。葉は円味がありアジサイ似(販売用写真に基づく)」

撮影した株はやや形質が異なる。実生繁殖をしているのか、若木のためかは不明。撮影した株は四角い装飾花、弁重ならない、葉は光沢があり、鋸歯鋭くトカラアジサイ似。

青色素はヤマアジサイから。栽培条件で赤くなるかも?

アジサイ市場05
青花コガクウツギ 九州英彦山 コガクウツギとヤマアジサイの自然雑種か? 幸園芸店05
アスペラ×タマアジサイ X 英国、Mark Fillanが作出 Hydrangea aspera(中国) x H. involucrata タマアジサイ(日本)との種間雑種。装飾花白、両性花紅紫色、雑種強性で壮大 Heronswood Nurseryのホームページ
アマギコアジサイ 静岡県天城山 コアジサイ×コガクウツギの自然雑種。装飾花はない。天城山系で牧野富太郎により初めて確認された。六甲山や広島県奥滝山峡などでも同様の雑種が自生しているようだ。 図鑑263
伊予小紋 愛媛県伊予 装飾花のないコガクウツギ、両性花は青かピンク、ヤマアジサイとの自然交雑種と言われる。希に装飾花をつけることがある。 図鑑282
伊予の小絞り 愛媛県 装飾花の無い品種、「伊予小紋」に酷似。「伊予小紋」とは別品種との事だが区別点は未確認。ヤマアジサイとコガクウツギの雑種とおもはれる。 大船07
伊予の五月雨:イヨノサミダレ X 愛媛県伊予 ヤマアジサイとコガクウツギの自然雑種と考えられる品種 日本00春
伊予の雫:イヨノシズク X 愛媛県伊予 ヤマアジサイとコガクウツギの自然雑種と考えられる品種 大船03
オクタマコアジサイ × 東京都奥多摩 チチブアジサイの別名、奥多摩コアジサイの名が一般に使われている。コアジサイとガクウツギの自然交雑種と考えられている。装飾花はない。コアジサイより栽培しやすいと言われる。
か行
ガクウツギ雑種

ガクウツギ雑種の情報をあまり聞かない。ガクウツギxヤマアジサイ、ガクウツギxコガクウツギ、ガクウツギxコアジサイなどで未発見の魅力的な雑種はのだろうか。

*チチブアジサイ=オクタマコアジサイは、コアジサイ×ガクウツギの自然雑種と考えられている。

ガクウツギ×コガクウツギ、ガクウツギ×ヤマアジサイかと思われる個体の写真が「熊本のヤマアジサイ(白石哲士氏)」のサイト内にあるがはっきりしない。流通している品種も無いようだ。コガクウツギでは自然雑種とされる個体が各地で発見されて、品種として流通していることと比べふしぎなこと。コガクウツギの雑種の中に埋没しているのかもしれない。

桂夢衣:カムイ 京都府立桂高校

2003年品種登録、常山アジサイ(中国産)×ちちんぷいぷい桂の地球(ほし)。Dichroa x Hydrangea属間雑種。花は両性花のみで青色。紅葉性常緑。ジョウザンアジサイDichroa febrifuga Lour.

桂高校の片山一平先生のお話では、常山×アジサイでもアジサイ×常山でも通常の交配方法で種子および苗を得ることができるそうです。

花03秋別冊
清澄サワアジサイの交配種 日本 キヨスミサワアジサイの紅覆輪の性質を導入するためハイドランジア(西洋アジサイ)との交配が行われ、いくつかの品種が成立している。
群馬県園芸試験場の新品種開発 × 計画的な新種間雑種の作成 セイヨウアジサイとカシワバアジサイ・アナベル・ツルアジサイなどとの種間雑種から、新品種を開発中、販売に至っていない。トキワアジサイ×セイヨウアジサイからの選抜3品種を2005.3.13.品種登録出願。常緑、1〜3月という超早咲きの新タイプアジサイ。2007年1月頃鉢花として店頭販売の予定という。ヤマアジサイTOPから、「種間雑種作成への取り組み」の項へ移動して下さい。詳しい紹介があります。
コアジサイ雑種 自然雑種としてアマギコアジサイ=コアジサイ×コガクウツギ、チチブアジサイ・オクタマコアジサイ=コアジサイ×ガクウツギなどが知られている。いずれも装飾花はない。有馬温泉で発見されたという装飾花のある雑種は残念ながら見ていない。
コアジサイ中性花付き 兵庫県有馬温泉 コアジサイ×コガクウツギの自然雑種 図鑑265
コガクウツギ雑種 コガクウツギxヤマアジサイの雑種は「瀬戸の月」「ダルマ」「伊予の五月雨」「五家の荘」など魅力的な品種が多数知られている。コガクウツギxガクアジサイ、コガクウツギxエゾアジサイの雑種は聞かない。交配した人はいないのだろうか?残念
五家荘ヤマアジサイ 熊本県五家荘 ヤマアジサイ×コガクウツギの自然雑種。丸弁、一重ガク咲き 図鑑92
さ行
三倍体品種 ハイドランジア(西洋アジサイ) 「ブルースカイ」という装飾花が巨大輪額咲きの西洋アジサイは三倍体であるという。アジサイ類の染色体数は2n=36であるが、ブルースカイは54でDNA量も1.5倍であるという。したがって基本数18の3倍体と考えられる。似た品種名の「スカイブルー」とは別品種。 藤井敏男(みつる植物研究所)等 
四季咲きヒメアジサイ 来歴不明 ヒメアジサイの1型。春から伸びた茎に秋から冬開花 図鑑64
シロバナヒメアジサイ 鎌倉栽培品 ヒメアジサイの白花変異 図鑑66
新アジサイ ヨーロッパで改良されたアジサイが輸入され在来のアジサイと区別して、「西洋アジサイ」「ハイドランジア」この名が使われ定着したた。主にガクアジサイ系を中心にした改良種。一部エゾアジサイ系、ヤマアジサイ系の血も入っていると言われる。その後日本で交配育種された品種も、この名称で呼ばれ、不自然だと言われていた。
最近、「ジョウザンアジサイ」「タイワントキワ」などを交配した全く新しいアジサイの作出や「ヤマアジサイ」の形質を強く出した品種の作出もあり、従来の枠に収まらなくなって、「ニューアジサイ」「新アジサイ」などの名称も使われるようになった。タキイ種苗のカタログなどにその例がある。
スプリング エンジェル ピンク エレガンス 群馬県農業技術センター作出

冬アジサイシリーズ3品種の1つ。品種登録申請済み、トキワアジサイと西洋アジサイの交配選抜種。常緑性で非休眠性のため温度があれば1〜3月に開花。淡ピンク八重額咲き。店頭販売予定はH19年1月頃。H19年2月9日近くの花屋で販売されていた。5寸鉢1600円位。澄んだピンク色額咲き、丸弁丸い鋸歯がある、装飾花のガク片数は5〜10位だった。ラベルには冬アジサイ・スプリングエンジェルシリーズとしてピンクエレガンス・ブルーエレガンス・フリルエレガンスの3品種が上げられていた。

登録時の説明には『「トカラアジサイ」に「チャーミングブルーリング」を交配して育成されたものである。』とある。

群馬県農業技術センター05
スプリング エンジェル フリル エレガンス 群馬県農業技術センター作出

冬アジサイシリーズ3品種の1つ。品種登録申請済み、トキワアジサイと西洋アジサイの交配選抜種。常緑性で非休眠性のため温度があれば1〜5月に開花。淡ピンク一重額咲き。店頭販売予定はH19年1月頃。* H19年1月25日出荷のニュースをラジオで聞きました。東京荻窪市場にも入荷しました。3品種とも2月までに出荷されるようです。

登録時の説明には『「トカラアジサイ」に「チャーミングブルーリング」を交配して育成されたものである。』とある。

群馬県農業技術センター05
スプリング エンジェル ブルー エレガンス 群馬県農業技術センター作出

冬アジサイシリーズ3品種の1つ。品種登録申請済み、トキワアジサイと西洋アジサイの交配選抜種。常緑性で非休眠性のため温度があれば1〜4月に開花。淡青一重額咲き。店頭販売予定はH19年1月頃。

登録時の説明には『「トカラアジサイ」に「チャーミングブルーリング」を交配して育成されたものである。』とある。

群馬県農業技術センター05
西洋アジサイ ヨーロッパで改良されたアジサイが輸入されこの名が定着した。「ハイドランジア」も同じ意味で使われる。主にガクアジサイ系を中心にした改良種。一部エゾアジサイ系、ヤマアジサイ系の血も入っていると言われる。その後日本で交配育種された品種もこの名称で呼ばれ、不自然だと言われていた。
最近、「ジョウザンアジサイ」「タイワントキワ」などを交配した全く新しいアジサイの作出や、「ヤマアジサイ」の形質を強く出した品種の作出もあり、従来の枠に収まらなくなって、「ニューアジサイ」「新アジサイ」と言う名称も使われるようになった。タキイ種苗のカタログなどにその例がある。
瀬戸の月 愛媛県伊予 ヤマアジサイ×コガクウツギの自然雑種、装飾花は淡青色、環境によりピンク。丸弁大輪、一重ガク咲き 図鑑280
装飾花付きコアジサイ × コガクウツギとコアジサイの自然交雑種と言われる。
た行
ダブル咲き 四国 仮名。コガクウツギとヤマアジサイの自然交雑種。「瀬戸の月」に近い花で八重咲き。安定悪く一重のことも多い。 アジサイ市場05
ダルマ 高知県 仮名。コガクウツギとヤマアジサイの自然交雑種。「瀬戸の月」を小型にしたような姿。薄青か薄ピンク、丸弁一重ガク咲き。3弁花が多い。雑種ではないノリウツギの矮性品種にもダルマという品種がある。 アジサイ市場05、紫陽花の庭05
チチブアジサイ 東京都奥多摩 別名:オクタマコアジサイ、この名が一般に使われている。コアジサイとガクウツギの自然雑種と考えられている。装飾花はない。コアジサイより栽培しやすいと言われる。
津江の幻 大分県中津江村 装飾花、両性花とも淡青、一重ガク咲き、円弁、弁は少し重なる。コガクウツギとの自然雑種かもしれない。 幸園芸店05
トカラの空 交雑品種

旧名「青トカラアジサイ」。トカラアジサイとヤマアジサイの交雑選抜種。愛媛県の育種家が育成した。「花は青〜薄紫、一重ガク咲き。円弁ナデシコ弁平開、緩やかな鋸歯がある。両性花は青。葉は円味がありアジサイ似(販売用写真に基づく)」

撮影した株はやや形質が異なる。実生繁殖をしているのか、若木のためかは不明。撮影した株は四角い装飾花、弁重ならない、葉は光沢があり、鋸歯鋭くトカラアジサイ似。

青色素はヤマアジサイから。栽培条件で赤くなるかも?

アジサイ市場05
土佐の月 X 雑種 コガクウツギとガクアジサイの交雑品種と思われる。円弁一重ガク咲き、ガク片には低い鋸歯がある。 阿波園07
ドリーム 加茂花菖蒲園作出 ヤマアジサイとガク系との交雑品種。濃いピンク底白小輪、青味がかることも。一重ガク咲き。この頃ヤマアジサイも交配親として使われることが増えた。「キヨスミサワアジサイ」の紅覆輪形質、「伊予の薄墨」の特異な色形質、ヤマアジサイの小型形質などが利用されている。 サカタ05
な行
ニューアジサイ ヨーロッパで改良されたアジサイが輸入され在来のアジサイと区別して、「西洋アジサイ」「ハイドランジア」この名が使われ定着したた。主にガクアジサイ系を中心にした改良種。一部エゾアジサイ系、ヤマアジサイ系の血も入っていると言われる。その後日本で交配育種された品種も、この名称で呼ばれ、不自然だと言われていた。
最近、「ジョウザンアジサイ」「タイワントキワ」などを交配した全く新しいアジサイの作出や、「ヤマアジサイ」の形質を強く出した品種の作出もあり、従来の枠に収まらなくなって、「ニューアジサイ」「新アジサイ」などの名称も使われるようになった。タキイ種苗のカタログなどで使われている。
仁淀交雑 高知県 仮名。コガクウツギとヤマアジサイの自然交雑種。葉に薄い斑が入る。読み「ニヨドコウザツ」 アジサイ市場05
は行
ハイドランジア ヨーロッパで改良されたアジサイが輸入され、在来のアジサイと区別して、「西洋アジサイ」や、欧米で使われるアジサイ類の分類上の属名 Hydrangea から来ている「ハイドランジア」などの名称が使われ定着した。主にガクアジサイ系を中心にした改良種。一部エゾアジサイ系、ヤマアジサイ系の血も入っていると言われる。その後日本で交配育種された品種もこの名称で呼ばれ不自然だと言われてきた。最近、「ジョウザンアジサイ」「タイワントキワ」などを交配した全く新しいアジサイの作出や、「ヤマアジサイ」の形質を強く出した品種の育成などもあり、従来の枠に収まらなくなっている。「ニューアジサイ」「新アジサイ」が一部で使われている。タキイ種苗のカタログなどはその例といえる。
ヒメアジサイ 古品種 エゾアジサイ×ホンアジサイ? 図鑑59
斑入り葉品種 Y

ヤマアジサイの葉に斑が入る変異品は各地で多数発見されている。斑の入り方もさまざまだが開花時期に斑が薄れるものが多い。品種名が付けられているものも多い。

斑入り品種でも斑のない枝がよく出るので、切除する必要がある。放置すると斑のある枝が負けてしまい斑のない株になることも多い。

ヤマアジサイでは斑入り品種に、伊予錦・クレナイ錦など○○錦と着けることが多いが、佐賀錦はその例外で斑入り品種ではない。

品種の例:土佐神楽、伊予テマリ錦、伊予錦、伊予冠雪、九重山=霧の三彩、弥彦、黄金駿河、釜無山、黄冠、黄斑七段花、エゾアジサイ白斑散り斑、エゾアジサイ白散り掃け込み斑、紅冠雪、

冬アジサイ 群馬県農業技術センター作出

トキワアジサイと西洋アジサイの交配選抜で作出した品種群。常緑性で非休眠性のため温度があれば1〜3月に開花するので、「冬アジサイ」・スプリングエンジェルシリーズの名で3品種が2007年1月から販売されている。3品種は「ピンク エレガンス」「フリル エレガンス」「ブルー エレガンス」

登録時の説明には『「トカラアジサイ」に「チャーミングブルーリング」を交配して育成されたものである。』とある。

弁咲きコアジサイ X? コアジサイとガクウツギの雑種か? 大船07
ホソヒメアジサイ 宮城県 枝細く、輪もやや小さい 図鑑65
ま行
ミドリヤマアジサイ・緑花ヤマアジサイ

花がたいへんきれいな緑色になる病気。一部で観賞用に増殖し販売もされている。感染力もあり、感染株は数年で枯死するという。アジサイ園・アジサイ花壇の中にはこの病気が蔓延し全滅状態の所もある。

感染は剪定の時のハサミについた病原菌によることが多い。ガクアジサイ系・ヤマアジサイ系・エゾアジサイ系を問わず感染罹病する。

峰の雪:ミネノユミ X 熊本県 コガクウツギとヤマアジサイの雑種と思われる。淡青一重額咲き、ガク片やや幅広、重なる、少数の鋸歯出ることあり。両性花も淡青色。装飾花、葉とも一見ヤマアジサイ的な感じ。 大船06
や・ら・わ・行
八房性 矮性で非常に枝分かれが多くなる性質。多くの樹木で知られているが、しばしば花を着ける性質を失っている。ヤマアジサイでも八房性のものが、野村博民等により大分県で発見されている。「岩の白露」最も矮性、花を着けない。「小糸」貧弱だが花を着ける。共に一般には流通していないようだ。
葉化病

花がたいへんきれいな緑色になる病気。一部で観賞用に増殖し販売もされている。感染力もあり、感染株は数年で枯死するという。アジサイ園・アジサイ花壇の中にはこの病気が蔓延し全滅状態の所もある。

感染は剪定の時のハサミについた病原菌によることが多い。ガクアジサイ系・ヤマアジサイ系・エゾアジサイ系を問わず感染罹病する。

鹿鳴館 京都府立桂高校 「オタフク」アジサイと「桂」の交配種、アジサイに近い樹形、ガク咲き白花、貝咲き 花02秋
ロゼア 古品種 ヒメアジサイの別名、ヨーロッパへ導入されこの名で呼ばれた。日本では青く咲くがヨーロッパでは土がアルカリ性のため赤く咲くことが多い。そのためヨーロッパではローズ色の花からロゼアと名付けられた。 図鑑62

系統記号凡例
E:エゾアジサイ、G:ガクアジサイ、GU:ガクウツギ、H:ヒメアジサイ、KG:コガクウツギ、N:ノリウツギ、T:タマアジサイ、TR:ツルアジサイ、X:種間雑種、Y:ヤマアジサイ

*出典の項:「図鑑・・・」の・・・の数字は本の中の写真番号です。


ページの作成者: 川島 榮生 日付: 2002年7月2日.
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