| PIC電圧計 | |
| PICマイクロチップのA/D変換機能を活用したデジタル電圧計を作成した |
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| 1.回路図 バージョンT A/Dコンバータを搭載した最新高性能チップのPIC16F819を使用した ACCの電圧(11〜15V)を20k+30kΩVR/10kΩにより分圧し、リファレンスはVdd(実測値 5.28V)として、10bitのADリザルトは上位8bit(ADRESH)を利用する これにより分圧する前の元電圧レベルでは0.1Vステップにて測定するようにセットすることとなり、メンドーな変換計算を省略しダイレクトで表示させている(0.1V変化するとADRESHの値は"1"変化させるようにしている) 測定範囲は、下は7V位から最大25.5Vまでとしており、7セグメントLEDへはダイナミックで表示させている ポートBの同時出力合計MAXは100mAであるため、1ポート当たり12.5mA以下となるようLEDへの制限抵抗は470Ω (このとき出力電圧を5.7V(MAX)とすると約12.2mA)とした。(各ポートのシンク/ソース最大電流は25mA) 車の電圧測定は、ひとつの目安で良いことから高い精度を要求しないため、このような仕様で実用上十分と考える |
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| 2.ユニット 3端子レギュレターは出力1AのTA7805Fを採用した |
3.7セグLED(裏面配線図) 7セグLEDは、PARA LIGHT製カソードコモンの2桁(C-552SR)と1桁(C-551SR)とを組み合わせて3桁表示としている |
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| 4.各セグメントの配置図 リード線に対するセグメントの配置 シングル(1桁)だとコモンラインが上下の中央2カ所に出ている |
5.表示部7セグとドッキング 2層構造(クリアランスは11mm)としてコンパクト化させるとともに、チップのソース書き換え頻度を考慮し、差し込みコネクタにより結合させ、脱着も容易にできるようにしている 上側の基板はスルーホールで右の余り部分はカットする |
6.チェック サーキットテスタにてチェック&校正する 車載使用が目的であることから、小数第一位表示で十分だ ダイナミックによる7セグLEDの点滅は83Hz |
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| 11.車室内へインストール センターアンダーボックス右サイドに取付穴(φ3.3)を2個開ける |
12.リベット止め ETCユニットを先に取り付けた後、ブラインドリベット(φ3.2)を打って固定 |
13.正面視 電圧表示は常に表にある必要がなく、チェックするときだけボックスを開ければスマートで良好だっ |
| 14.インプレッション等 作業時間はトータルで約6時間(ソースの開発時間除く)、パーツ代は約¥2k 30分程度の長時間、駐車場にてエンジンを停止したままテレビ等を見ている機会があり、冬場では電圧降下が気になるところでした。 今回のコレは単なる電圧計ですが、初めて使用するPIC16F819の練習として作成したまでです。 PIC16F819は多機能チップであるため、LVPをオフにしないとRB3ポートがデジI/Oにならないなどコンフィグによる設定が多くなっており面食らったことや、ADコンバータを搭載しているPIC12F675とはADCONレジスタ内のGO/DONEビット位置等細部で微妙な違いがあり、最初は作動しない原因を探し出すのが困難でしたが、これらを克服し、とても奥が深い割に低価格でお気に入りチップの1つに加わりました。 v(^ _ ^ ) バッテリーは目一杯大型化していますが、必要な場合は電圧を監視することにより、エンジンを停止して無線を運用していたり、長時間安心してテレビ等を見ていられるようになりました。 |
| おまけ |
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表示方法の例 パターンA /0.5Vステップ @ ACCが11V未満だと赤を点滅させる A ACCが11V〜11.5V未満だと赤を点灯させる B ACCが11.5V〜12V未満だと緑を点滅させる C ACCが12V〜12.5V未満だと緑を点灯させる・・・エンジン停止中の無負荷 D ACCが12.5V〜13V未満だと青を点滅させる E ACCが13V以上だと青を点灯させる・・・・・・・・・・・エンジン始動中、正常発電であればコレ パターンB ○ フルカラーLED1個を上記パターンで作動させる パターンC ○ 同色3個で電圧の高低により点灯個数を1〜3個へ変化させ、要充電電圧以下だと点滅させる&点滅回数・周期を変化させる |
| 15.チープ&コンパクトバージョン ACCの電圧をA/D変換し解析することに変わりはないが、表示部を簡素化したチビッコ版の「電圧目安計」である 表示は3個のLEDとし、配置するLEDの色や点灯方法を工夫する |
16.ユニット 写真は4WDモニターのユニットであるが、A/D→LED表示の基本は同一である |
| PIC電圧計 U |
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| 17.回路図 バージョンU 部品点数削減モデル (図上にマウスポインタを置くと画像を切り替えます) @ 7セグLED用のドライバートランジスタを省略し、電流をPICのポート(RA2:RA4)へ直接吸い込むようにする A 外付けオシレータを廃止し、内蔵オシレータ(8MHz)を利用するようにする 改良するためには、電流を吸い込ませるポートRA2:RA4について、1ポート当たりの最大電流を25mA以下に抑えることが必要であり、7セグLEDの電流制限抵抗を8本すべて470→910Ω(以上)へ変更しなければならない これによりLED1セグ当たりの電流は6.4→3.3mAとダウンすることから若干暗くなることが考えられる また、自動車に搭載する場合、変化する電圧範囲は11〜15Vであることから中央の桁が”8”を示すことは無いので同時にLEDは最大7個点灯することとなり、1ポートで受ける電流は3.3×7個=23.1mAが最大となる(Vddは5.0Vとする) 仮に、910Ωではなく手持ちの都合から1kΩを選択した場合、1セグ当たりの電流は3.3→3.0mAとさらに低下することとなるがこの程度であれば見た目に明るさは変わらないでしょう ただし、オシレータを変更するため及びRA2〜RA4の出力形態をソース→シンクとするためにはバージョンTのプログラムを変更する必要がある 【AD変換による実電圧と表示電圧との相関関係】 本設定における入力ポート(RA0)での電圧と7セグ表示数値との関係(測定域における理論上)は次式による y : 表示数値, x : RA0電圧 とすると、 y = 5.1x (RA0電圧 x=5.00 (V)のとき、表示数 y=25.5) 自動車用バッテリ電圧の変動範囲は、12.5±1.5V (11〜14V)として、 中心電圧『12.5』と表示させる場合のRA0電圧 xは、 x=y/5.1 =12.5/5.1 = 2.451(V) 2.451は12.5の19.6%であることから、分圧比は1対5.1、つまり分圧抵抗は10kΩ/41kΩとなる なお、上記の式等は、プログラムソースにおいて決定しているところであり、クロスチェックとして実測により確認している |
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| 18.3桁7セグLED 発光色は赤色、品番はC-533SR 寸法は、19×25×8(リード線除く) 少し小さい (\200) |
19.裏面 品番最初の『C』はカソードコモンであることを表している |
20.3桁ピンアサイン これはダイナミックドライブ用に設計されていることから、配線の手間が一部省略できる |
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| 21.ダイナミックドライブのしくみ 例えば、『12.5』を低速(0.5sec間隔)で表示させるとこのようなイメージになる 複数桁の7セグLEDにおいて、1桁ごとに順番で表示させる「ずいずいずっころばし」戦法をダイナミックドライブ(動的表示)と呼んでいる これを高速で繰り返すと人間の目には残像として、あたかも常時、複数桁が表示されているかのように認識されるのである このメリットは、それぞれのLEDを常時点灯させる場合よりも格段に少ない接続ライン数で済むことからドライブするポート数を節約できることや、大幅な省電力化を可能にする点である ビデオで7セグLEDを撮影した時ちらつきが出るのは、ビデオが撮影している1秒当たりのフレーム数(15〜30fps)によって高速で絵を捉えていることから、残像の影響を受ける時間が極めて短いためである 一方、写真を撮影した場合きっちり全桁写るのは、カメラのシャッタースピードより遙かに早い速度で点滅させているためである |
22.ユニット 部品点数を削減した分、小型化が可能となった 3端子レギュレータを保護するため入力電圧を制限する抵抗(120Ω1/4W)を追加した ユニット全体での消費電流が計算上25mA程度(実測平均値17mA)であることから、この抵抗により約3V(約2V)ドロップさせる L78L05ACZであれぱ最大入力電圧は30Vなのでこの制限抵抗は省略しても構わない もし、レギュレータがC-MOSタイプだと、最大入力電圧が12Vというものもあるので注意 重要:リファレンス電圧はVddとしていることから、レギュレータは安定して5.00Vに近い値を出力するものを選択しなければならない |
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| 23.校正 サーキットテスタを睨みつつ、分圧の可変抵抗により校正してやる 11〜15Vの範囲内であれば、誤差は概ね±0.1V レギュレータの性能により、若干、揺らぐことはあるが、車両側の電圧は遙かに大きく変動するため結果的に全く影響なし |
24.基板をカット 右側未使用部の基板をカットし小さくしておく 接続した電源の電圧をそのまま測定してしまうだけという、極めてシンプルなものである この仕様による測定可能範囲は、9〜23.5V |
25.7セグLED&PICを外した状態 LEDの取付は、9mm高のソケットでかさ上げした差し込み式とし、このスペースへLEDへの制限抵抗を配置している 製作時間は約3時間、パーツ代は概ね\0.8kってところ |
| 26.インプレッション等 LED1セグメント当たりの電流は約3mAですが、これはお世辞にも明るいとは言えません。 表示を明るくするためには、PIC16F819には未だRA1/OSC1/OSC2の3ポートに空きがあることから、これらを入力ポートとして利用し7セグのカソード側を各2ポートで受けるようにすることにより電流を2倍にする方法が残されています。 |
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