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  エアコン カットオフ システム
     加速時エアコンをオフにし、アクセル全閉の減速時及びアイドリング時のみエアコンのコンプレッサーを作動させる
1.回路図
  スロットルポジションセンサーの電圧を読んで、全閉付近の電圧によりコントロールしリレーをムーブしてやる
  コンパレーターのフィードバックを110kΩとすることによりヒステリシス量は約0.3V(0.9Vを超えるとエアコンカット、0.6Vを下回るとエアコンオンにセッティング、全閉時は0.55V(いずれも実測値))としている

2.ユニット
  使用したリレーは2回路だが、手持ちの都合故、小型の1回路1接点でOK

3.ACスイッチのパラレル線を出す
  フラットワイヤーの上から4番目と下から5番目がACスイッチに直結している
  ここにリレーの接点を繋ぎオン/オフしてやる(なんとも原始的ではあるが簡単だ)
4.メインスイッチ取付
  作動コントロールとして、ユニット中のリレーへの電源は、スイッチを介して別途供給することとし、コラム左へ取り付けた(上側のトグルスイッチ、下はハザード2回点滅プッシュスイッチ)
5.スロットルポジションセンサー信号抽出
  エンジンコントロールコンピューターの最下段に位置している
  #24「白に赤」がスロットルポジションセンサーからの信号ポートである

出典:電子技術マニュアル

6.接続してセッティング
  コンパレーターの基準電圧について、トリマー(VR1)を調整しリレーのムーブポイントを決定する
  タイラップにて固定して終了  
7.回路図2:PIC12F629利用
  単に内蔵されているコンパレータを使用しているのに近い…
  ヒステリシスは外部抵抗によりセット
  標準電圧はVRCONレジスタでセット、0.23Vステップとなるため少々荒い
  エアコンスイッチに流れる電流等を測定してみたところ、約30μA、電位差は160mVであったのでトランジスタで直接、スイッチングを行うこととした


8.コンパレータ部
  CMCONレジスタをアクティブにセットする
  リファレンス電圧(Vref)は内部にて設定できる(外部でもOK)

9.PICユニット
  この12F629は単純な処理を行わせるのには内部RCオシレータを利用できるなど使い易い
10.FJ1#5
  FJ1#5「緑」がエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチ作動用リレーのマイナス側で、ここの電圧がLoレベル(0−1.5V)になるとコンプレッサー駆動用クラッチがオンになり、エアコンが作動を開始する

出典:電子技術マニュアル

11.FJ1#5「緑」
  助手席足下左のキックボードを開けた奥に潜んでいるコネクタ

12.マグネットクラッチ信号
  ここから青い分岐ラインを接続する

13.回路図:PIC A/Dバージョン
  A/Dコンバータを利用したPIC12F675バージョンを作製してみた
  元の回路に対し、GP4ポートをアナログ入力としてVTA信号を接続しただけであり、PIC12F629/675共通に使用できるようにしたもの
  コンパレータの電圧刻みは荒いが、A/Dを利用することにより約0.02V(=5/256)ステップとすることができる

14.改良ユニット
  GP4に20kΩの抵抗を取り付けただけである
  VTAのスロットル電圧は、今回の実測では0.56-3.42Vを示した
  また、Vddの実測値は4.99V、エアコンクラッチリレーがオンの時のFJ1#5は0.68V
  今回追加したGP4への接続ラインは黄色の太線(長くしてある)


15.インプレッション等

  作業時間は5時間程度、パーツ代は¥1k未満である。
 
  使用してみると構想どおりの作動を実現でき、一定以上アクセルを開けている間はエアコンの作動を止めるため、加速時に加速力は低下しないので快適です(エアコン作動では約5PS食われる)。
  2ストの如く、エアコンの負荷がある低速時からスロットルを開けたときのパワーの盛り上がり感から受ける変化が大きくなったことから、一層パワフルになったように感じられます。
  また、減速時にはエンジンブレーキの方向で作用します。
  当然、エアコンをガンガンに効かせたいときには本システムはオフとし、少し冷えた後に同システムを作動させるという使用形態でバッチリです。
  これまでは加速の度に手動でACスイッチをオフにしていたため、このシステムでエアコン作動中のパワーダウン・加速のもたつきは解消されました(燃費にも若干有利でしょうか…)。

  コンパレータバージョンではヒステリシスのみの対応であることから、クイックにスロットルを開けると追従できず反転してしまいますが、PICバージョンでは反転してもエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチの作動信号を読んで、正常な状態に戻すようソースにて対応しています。


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