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  緊急制動表示灯 (実験中)
     急制動時の減速度等に応じ制動灯を高速点滅させる緊急制動表示灯の機能を付加させた
1.Emergency Stop Signal 回路図
  新基準として追加される「緊急制動表示灯」について、基準に適合するよう作動要件を満足させた場合において、全ての制動灯を高速点滅させるようにする

  緊急制動表示灯とする場合に要求される主な作動条件は、
   @ 車速が50km/hを超えていること
   A 車体の減速度が6.0m/s2以上であること
   B 車体の減速度が2.5m/s2以下となった場合には点滅作動を停止させること
   C 点滅は全ての制動灯及び補助制動灯を同期させること
   D 点滅周期は3〜4Hzであること(for 電球式制動灯)

  【減速度要件への対応】
  加速度センサー KXM52-1050モジュールにおいて、加速度を電圧値として吐き出させ、PICのA/Dで受けるようにする
  Vdd=5Vとして、オフセット(ゼロGのとき)はVdd/2=2.5V、1.0V/Gとなることから、減速時には2.5V未満が出力される

  減速度が6.0m/s2以上で点滅作動させるようにするということは、1G=9.8m/s2であることから計算上、このモジュールからの出力電圧が1.88V以下において点滅を開始させれば良いこととなる
  また、減速度が2.5m/s2以下であることは、同電圧が2.24V以上となりこのとき作動を停止させるようにする

  ○ KXM52-1050モジュールのピン接続
   PSD : パワーシャットダウン → Vddに接続する
   Parity: パリティ…内部EEPROMのパリティチェック用 → 無接続
   SelfT : セルフテスト → GNDに接続する

  点滅周期は3〜4Hz(=180〜240回/分)の範囲でなければならないことから、中間付近の200回/分(=約3.3Hz)を設定目標とし、点灯時間150msec/消灯時間150msecにセット

2.KXM52−1050モジュール
  測定範囲は±2G、3次元(3軸)の加速度を測定可能
  加速度に対応した電圧を出力する、2.54ピッチのDIPに変換されたモジュールである

  1モジュール \0.8k也

  このモジュールの出力電圧の立ち上がりレスポンスが若干遅いため、PICのソースにてAD変換の開始タイミングを1msec遅らせるようにした


  なお、”G”(ジー)は、重力加速度の単位として用いている

3.ユニット
  上部に寝ているトランジスタ等は回路図中にはなく、別の用途に利用しようと付加したものだが結果的には未使用

  加速度モジュールには方向性があるため、この場合、Y方向のみを活用していることから写真上部方向が車両の進行方向となるよう設置しなければならない

  リレー容量は8A以上の1b接点(ムーブすると開く(OFF))か1c接点のものとして、OMRON G6C-2117P(1a1b,12V 8A、コイルの抵抗720Ω、約\0.4k)を選択し、接点容量に十分な余裕を確保するためパラでダブル装備することとした

4.制動灯の配線加工
  助手席左下のスカッフプレートを取り外したところに後方への配線群がある
  ここを通る「緑に白」の太いラインが制動灯への配線である

  電流は8A程度流れることから、ノーマルラインの太さは1.75mmではないかと見受けられる

  同ラインをカットし、平型端子を装着した状態

5.ユニットへの配線延長
  制動灯のラインからユニットへ配線(黒)を接続する

  ラインは余裕を持たせ、2.0mmを使っている

6.車速解析回路
  【車速要件への対応】
  車速が50km/hを超える場合には『OutS』からHiレベルを出力させ、緊急制動表示灯の作動条件に加える

  車速パルスカウントは、500msec間で16パルス以上のときGP1を出力させる設定とした

7.車速解析ユニット
  車速感応ウインカーの車速解析ユニットを利用し50km/h超信号を出力させることとした

8.ユニットの設置場所
  ユニットを車両に取り付ける場合は、基板の水平性を保つことが必要
  もし水平でないと、重力の影響を受けてしまう

  助手席下DVDナビのドライブユニット上にベルクロにて装着することとした

  
9.ユニットを入れたケース裏
  ベルクロテープのオス側を貼り付けた

  夏場の車室内高温に対応するため、耐熱性の高いものを選んでいる

10.配線&装着完了
  基板上中央部のスイッチは、車両前方向にスライドさせてオンするとアースに落ち、テストモードが起動するように一部改良している

  このスイッチは、内部プルアップさせたGP2端子とGNDとの間に接続している


11.ブザー追加
  作動中であることを音でモニターできるようケースの外側にブザーを追加(青色部)

  リレーがムーブしている間、ブザーが鳴る

12.ブザー単品 SMB-12
  消費電流は8V時 4.8mA (12V MAX 12mA)
  音は「ミ゛ー」という感じ、良くはないが発振回路内蔵で電圧さえかければ鳴る(240円)


13.ケースへ取り付け
  ケース横へ3.2mmの穴を開けてビスで取り付ける

14.側方から
  配線はダイレクトで基板へハンダ付けした
15.ユニットを戻して完了
  音は悪いが、これで運転中の緊急ブレーキ時でも作動状況を音で認識できるようになった


16.インプレッション等

  作業時間は合計5時間程度、パーツ代は約¥2.5k(車速解析ユニットを除く)。

  緊急制動信号として急制動時の減速度による信号を採用しています。

  テスト走行において、高速からガツンとブレーキをかけると、「パシパシパシッ!」とブレーキランプが点滅し、試作機として一応、設計どおり正常に作動することを確認しています。

  高速走行時の安全性が高まり、もし作動するようなことがあればこれを見た後続車は何事かと驚くことでしょう。


  【ブザー追加】 2008年4月
  ケースに入れたリレーの作動音では作動状況が分かり難いので、リレーのムーブ時にブザーが鳴るように改良しました。

  ○急な下り坂だと、重力加速度がプラスされることから、大した減速度は発生していないにもかかわらず作動してしまうことがあります。


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