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  車速感応ウインカー
     車速が70km/hを超えるとウインカーの点滅回数をノーマルの85回/分から115回/分へ切り替えるようにした
1.回路図 A:車速解析部
  タイヤが1回転するときスピードパルスは4パルス出力されている、との未確認情報に基づき、タイヤの動荷重半径(311mm)から車速が約7km/hの時、タイヤは毎秒1回転すること等から計算し、車速が約70km/hにおける500msec当たりの発生パルス数は20パルスであるとしてソースを組んだ
  ソースでは、タイマーゼロ(TMR0)を利用し、プリスケーラーを最大の256にセット、オシレーターはPIC12F629内蔵の4MHz、TMR0のイニシャルをD'61'とすることで1タイムオーバーフロー時間を約50msecに設定した
  このタイマー割り込みが10回発生する約500msec(MPLABのシュミレーターストップウオッチ計測で499.35sec)の間に入力GP3が何回Lo→Hiに立ち上がるかをカウントし、20回以上であればGP0及びGP1にHiレベルを出力させている

2.ユニット A
  車速(スピードパルス:SPD)を7414(SN74LS14N)を通して綺麗なパルスに変換し、PICの入力ポートGP3に送っている
  基本的な考え方と回路はシフトアップポインターと同じである

  タイヤの動荷重半径が若干異なる等実車のスピードメーターに合わせてパルスのカウント数を設定してやる(約70km/h=23パルスとして現物合わせのソース対応)


3.回路図 B:フラッシャー部

  ノーマルのウインカーリレー(フラッシャー)ユニットに代えて当ユニットを装備する

  ウインカーの点滅デューティ比は50%とし、点滅時の1パルス長(目標)は、

 LoSpeed時:706msec(点滅回数はノーマルと同じ85回/分)
 HiSpeed時:522msec(115回/分)

とした

  リレーRL1&RL2は、右側ウインカーリレー及び左側ウインカーリレーとしてそれぞれ前後のウインカーバルブ等を直接駆動するため、 50W(4.5A)以上に対応するものを選んだ




4.ユニット B
  こちらのユニットはウインカー連動ミラーの1号機(試作)として作成したものに入力部を追加するなど一部を変えた流用品
  リレーは2極2aのG6B-2214Pを使用している(少々クリック音が煩いが、5A30Vをそれぞれパラで接続し開閉部に十分な余裕を持たせている)

5.フラッシャーユニット
  ステアリングコラム右下のボックスを外すとその奥にある
  フラッシャーユニット左隣のリレー(黒)はフロントフォグランプリレー
6.ノーマルユニット(ケース)
  サプライヤーはデンソー
  点滅回数は85回/分

  EECの認証をイギリスで取得されていることを示す表示もある(→ 「e11」)

7.ケースサイド表示
  部品番号とウインカーバルブの最大許容負荷らしき記載がある

  このユニットは部品の共通化が図られ、殆どのトヨタ車に供給されている(¥4k也)
8.本体
  ケースを開けるとリレーが2個並んだカタチで出現した
  リレーは左右用各1個の構成

  電球をLEDへ変更した場合、2個のリレー左にある銀色の導線(シャント抵抗)の長さ(抵抗値)を変えることで、ハイフラッシャー化を防止できる
9.基板部
  考え方はよく似ている回路のように見受けられるスタンダードなものだが、最も異なる点は、負荷が変わると点滅回数を変える機能があること(球切れがあるとハイフラッシャーになる ← 新レギュレーション要求事項)

写真をクリックすると拡大します
(114kB  1250×750ピクセル)

10.仮接続して作動確認
  車速解析部を2段に接続し、ノーマルユニットと入れ替える

11.点滅イメージ
  70km/h以下である場合には、ノーマル状態と同じ
12.ハイスピード点滅イメージ
  70km/hを超えるとハイスピードとなる


13.インプレッション等

  作業時間はトータルで約5時間、パーツ代は約¥2k

  方向指示器の点滅回数は、毎分60〜120回であることと規定されており、ノーマルでは85回/分(設計値)となっています。
  また、作動させた場合には一定の周期で点滅するようにしなければならないことから、点滅中に車速が設定値(約70km/h)を跨いで変化してもこれに影響されることなく、点滅を開始する直前の速度条件により周期を決定させており、その点滅中の周期は一定を保つよう設計しています。

  ハイスピード作動時を約70km/h以上、115回/分としたのは、若干の余裕を設けたものであり、市街地走行ではノーマルと同じくし、高速道路等ではハイスピード点滅をさせ、高速走行時のウインカーの被視認性を向上させることを目的としています。

  ノーマルのフラッシャーユニットの時定数を形成するRかCの値でも変えてやれば簡単に点滅回数を可変できるのかとも思い、フラッシャーユニットを開けてみましたが、ノーマルもワンチップマイコンらしきものを使用し点滅回数の設定はソース上で設定しているかのようで、迷わずフラッシャーユニットも自作しました。(この方が低コストでコントローラブル)

  ウインカーリレーの通過電流は片側5A程度であることから、SSR(ソリッド・ステート・リレー)を使用してリレーにはあるクリック音を無音化したユニットを作成してみても面白いかもしれませんね。(同乗者はケッコー、ウインカーの「カッチっカッチっ…」で目を覚ましたりしませんか?)



  車速感応ウインカーU
1.車速解析部

  従前と同じものを利用する
  
  設定した車速以上になった時、ハイスピード信号としてPICのGP1からHiレベルを出力させる

  余っている各ポートへ、異なる複数の車速判別信号を出力することも可能
2.ウインカーコントロール部
  既存のワンタッチウインカー回路に対し、ハイスピード信号をGP3で受けるように変更

  今回の違いは、ウインカーリレーはノーマルを使用し、このハイスピード信号を受けた時、GP0/GP1への出力はベタな一定信号ではなく、パルスにすることでウインカーをハイスピードで作動させようとするもの
  要するに、ウインカースイッチを手動でオンオフを繰り返し操作することで、ウインカーを早く点滅させていることと同じ

5.インプレッション等

  作業時間はトータルで約1時間、追加パーツは配線等。

  車速が約70km/hを超えると、「パッパッパッ」と約115回/分のハイスピードで点滅し、レーンチェンジは爽快です。

  ウインカー電球をLEDへ交換すると、電流過小の球切れ判定によりハイフラッシャーになりますが、今回の考え方を応用し、ノーマルの85回/分となるようワンタッチウインカーでパルスを出力してやれば簡単に防止できます。


3.スピードアナライザーユニット
  車速70km/hの設定は、500msec23パルスとして様子見の設定

  1パルス当たり約3km/hステップとなる

4.新ユニット(ワンタッチウインカー
  ハイスピードウインカーの点滅回数設定の目標は従前同様115回/分とし、出力するウインカーパルスは、計算上オン時間約200msec、オフ時間約320msecに暫定
  この時間は、現物をカウントして微調整し、結果的にはオン時間205msec、オフ時間350msecとした(時間はMPLABのシミュレータによる)

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